支えよう、東北の仲間たちを! みんなの絆と力で みやぎ支援センターニュース 「ゆい」No.19 日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合対策本部・みやぎ支援センター 2011年6月11日 仙台市太白区・萩の郷第二福寿苑内(5月1日より) 022-244-6965(TEL・FAX) メール:jdf.miyagi@gmail.com ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/JDF_shienhonbu.html 今日で震災から3ヶ月。仮設住宅の建設・移転が進んでいるものの、避難所生活を続けられえている方々がまだまだたくさんみえます。又、各地域で少しずつ障害者支援事業所が再建・再開の動きを見せています。その中で、JDFみやぎ支援センターが行っている取り組みの一部をお伝えします。 訪問累計(6月10日現在) ●JDFの訪問で1343人の障害のある方と対話● 市町村名 合計、 宮城県人口 2,346,290、 身障手帳所持者 79,262、 療育手帳所持者 14,925、 精神保健福祉手帳所持者 9,705、 被災地域の障害者数合計、 支援センターの対話人数、 宮城県全域の障害者数合計 103,892、 沿岸部自治体の障害者数 53,511、 4月16日時点 116、 6月10日現在 1,343。 (社福)夢みの里へ行ってきました   素敵な法人にお会いしました。理事長は菅原桂子さん。法人名は夢みの里。宮城県石巻市の法人です。同法人ではグループホーム3カ所が津波で被災しました。また、自身も避難されていました。自家が流失した職員もありました。止むに止まれず遠方への引越しにともなって退職した職員もありました。そのような中、利用者でない障がい児のあずかりや困っている老人の仮住宅での支援をされています。いずれも無償支援です。経費の一部は日本財団の助成を得てしのいでおられます。困っている時に地域の役に立とうとする姿をかいま見ました。被災したグループホームの改修はJDFを通して「難民を助ける会」の助成を受けられていました。大きな法人が地域をしっかりと分担して支えらている宮城のなかで、草の根の力で児童・成人・老人や障害の有無を問わず受け入れられている法人におあいしました。5年前、NPOで保育所からの出発、昨年社会福祉法人化をされています。エネルギーがあふれています。 写真:被害を受けた「夢みの里」内部(左)・再開した「夢みの里」 (中央)菅原理事長と西川事務局長 ☆地球村がテレビに出ました☆ 被災後、JDFとして作業所再建、作業所の日中活動支援で関わっている(社福)山元町社会福祉協議会 山元共同作業所『工房地球村』の様子が 6月10日夕方TBCテレビ「Nスタみやぎ」にて放映されました。5月9日に再開し、笑顔で作業をしている様子を支援センターの皆で視聴し元気をもらいました。今後も一緒に楽しいひと時をすごしていきたいと思っています。 ☆河北新聞(平成23年6月10日)より☆ 東日本大震災後、耳の聴こえない方が避難を呼び掛ける地域の防災無線を聞き逃したり、車いすの方の避難が遅れたりしたことを反省とし、9日に民主・自民・公明3党は障害者への情報伝達に不備があったことを受け、障害者防災対策の義務付けを基本法改正で合意した。まだまだ障害をもった方々のニーズがたくさん上がってくる中で、地域であたりまえの生活がおくれるような障害者福祉制度ができることを願いたい。 事務局は、今 ○6月7日・・・名取市佐藤係長へ面会(「被災された障害のある人たちの支援と今後の復旧・復興を支えていくための情報提供について」の提出) ○6月8日・・・支援センター宮城の会合(ゆめ風基金) ○6月9日・・・(社福)夢みの里 訪問 ○6月10日・・・SELP協東北ブロック会議(山形) ●支援活動に参加した支援員から● 自分は6/4(土)に宮城支援センターに現地入りしました。翌日、現地視察ということで、実際に被災された地域をみさせて頂き、ただただ驚きました。当たり前のことですが、被災された方々の心情は外部の人間にはとても計り知れないものだと思います。震災から約3ヶ月経ちましたが、今でも避難所、役所など大変な状況が続いています。自分に出来ることは、今までの支援を次につなげることと、今回の経験を戻ってからもしっかりと伝えることくらいしか出来ません。 JDFとして一週間、巡回訪問や電話での再開調査の活動をさせて頂き、何かほんの少しでもお役に立てていたのであれば嬉しく思います。(東京都 二宮祐貴さん) 私は、現在の千葉県八街市に住む前に、気仙沼市の幼稚園で9年間勤務していました。震災のあったその日からどうする事が良いのか、自分で何をするべきなのか、居ても立っても居られない思いで毎日過ごしていました。そんな時、JDFのボランティア募集はとてもありがたかったです。6月6日(月)〜11日(土)まで東松島市のひまわりデイケアセンターで6日間、生活支援のお手伝いをさせて頂き、ほんの少しですが、必要とされ活動ができた事、心から感謝しています。大変な役割を黙々として下さる事務局の皆さん、同室の元気な3女との充実したミーティング、寝る時間を惜しんで本当にありがとうございました。またぜひ来ますネ。その時はまたよろしくお願い致します。 (千葉県 畑山寿賀子さん) 障害のある方のよりよい地域生活を再建していくために今は人が必要です。 ぜひご協力をお願いします! まだ支援員が足りていない状況です。業務内容としては、以下のものがあります。 (1)みやぎ支援センター支援員― 被災地避難所・福祉事業所への訪問による、ニーズの掘り起こし、具体的なニーズへの対応 (2)みやぎ支援センター事務局員― 電話相談、ニーズへの調整・対応、会計、備品・生活管理、庶務、支援員・車両管理等の調整、広報、活動報告・記録管理  (3)みやぎ北部支援センター支援員― 気仙沼、南三陸地域の避難所訪問・生活状況の把握・ニーズ調査など