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ボスニア・ヘルツェゴビナの現状

Sanela Osmanagic(サネラ・オスマノジッチ)
ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエボ 視覚障害者図書館
アシスタントマネージャー

要約

ボスニア・ヘルツェゴビナ視覚障害者図書館の写真を紹介しながら、同図書館の活動、地位、財務状況と発展についてプレゼンテーションを進める。

ボスニア・ヘルツェゴビナ視覚障害者図書館は、1972年に視覚障害者のための専門機関として設立された。視覚障害者図書館は、適切な技術(点字、CDおよびオーディオ技術)を利用して、視覚障害者に図書文献を提供している、ボスニア・ヘルツェゴビナで唯一の機関である。同図書館には、点字図書とオーディオ図書が合計10,050冊所蔵されている。ボスニア・ヘルツェゴビナに住む5,000人の視覚障害者のうち、1,050人が同図書館を利用している。

ボスニア・ヘルツェゴビナ視覚障害者図書館には、サウンドスタジオが2部屋と点訳室があり、CD、オーディオカセットテープ、点字アルファベットによる図書や、CDや往復90分のオーディオカセットテープ2本 に録音された科学、文化・芸術専門雑誌を出版している。サラエボ在住、在学の視覚障害児童は、同図書館の≪児童コーナー≫を訪れる。図書館では、このような子供たちが図書館に来る際、そして図書館から学校へと戻る際に、車で送迎している。また同図書館は、サラエボに一人で住んでいる病気の視覚障害者の家に、車で図書を配達している。

プロフィール

1972年ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボで生まれる。サラエボで小学校8年間と高校を修了。政治大学で学位を取得。ジャーナリスト。ボスニア・ヘルツェゴビナ視覚障害者図書館に12年間勤務。既婚で娘一人。