音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

開会挨拶

湯澤 茂男(財団法人日本障害者リハビリテーション協会 事務局長)

皆さん、こんにちは。日本障害者リハビリテーション協会の湯澤です。

本日は、「読みの困難な児童・生徒に向けたDAISYによる支援」講演会にご参加いただき、ありがとうございます。

日本障害者リハビリテーション協会は、十年来、DAISYの開発、普及に取り組んでまいりました。最初は視覚障害者のために開発されたものですが、今日では、様々な障害のある方々が情報や知識を得るための有効な手段としての開発・普及が行われており、とりわけ読み書きが困難なため学習に支障をきたしている児童、生徒に活用を広げていくことが大きな課題となっております。

教科書のDAISY化については、著作権問題が解決したことは大きな前進であります。とは言え、DAISY化技術の習得等の課題があり、DAISY版教科書の普及はまだ進んでいません。

今般、この講演会では、DAISY版教科書製作、提供の活動を中心に、現状について情報共有を図り、パネルディスカッションのテーマにあるように「どのようにしてDAISY版教科書を普及していくのか」と題しまして、モンタナ大学障害学生サービス部コーディネーター 渡部テイラー美香さんをコメンテーターに迎え、日本における普及の課題、解決策等を探るべく、開催することと致しました。

年明けという、まだ生活リズムの感が戻らない時期ですが、事例報告並びにパネルディスカッションに登壇される皆様には、この場をお借りして感謝を申し上げるとともに、今回の講演会に参加されました多くの皆様方に少しでも有意義なものとなるよう、更には学習障害の方々のDAISY活用促進の一助となれば幸いと思っております。

最後になりますが、この講演会は、「独立行政法人福祉医療機構」様のご支援をいただいて開催の運びとなりましたことを皆様にご報告し、併せてお礼を申し上げ、簡単ですが開会の挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願いいたします。ありがとうございました。