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平成19年度 DAISYを中心としたディスレクシアキャンペーン事業
シンポジウム DAISYを中心としたディスレクシアへの教育的支援 報告書

開会挨拶

挨拶を行う片石修三氏の写真

片石 修三(財団法人日本障害者リハビリテーション協会 常務理事)

おはようございます。今日はシンポジウムに参加いただきましてありがとうございます。

DAISYのシンポジウムは昨年も私どもの協会で開催させていただきました。ちょうど日本でDAISYが開発され普及し始めてから約10年経過したと いうことで、昨年は、10年ということもありますので総括のシンポジウムを開いてはどうかということで開催いたしました。昨年は当初のDAISYの 発端となりました視覚障害の方々、それから知的障害、精神障害、そしてディスレクシアなどの学習障害の関係者の方々にお話しをいただき、 議論をさせていただいたところでございます。

今回は、その中で今後最もDAISYの活用が期待される分野ではなかろうかと思われます、読み書き障害、ディスレクシアに焦点を当てて関係者に お集まりいただいて議論してはどうかと思って開催させていただきました。

特に教育的支援ということで開催させていただきましたけれども、今回の機会を通じまして、DAISYのディスレクシアへの教育的支援が進んで いくことはもちろんでありますが、中には本人、または家族自身がディスレクシアであること、またそういうことがあることをまだ知らない方も たくさんいるのではないかと思います。そういう当事者の方はもちろん、教育に携わる方、または行政、それから幅広く市民の方にディスレクシア を知っていただく機会になれば、なおうれしいと思っております。

今回も大変興味のあるお話しをいただけます方々にお集まりいただきました。講演いただける方、パネルディスカッションに参加していただける 方々、それぞれすばらしい方々にお集まりいただきました。登壇いただく方々には、お引き受けいただき感謝を申し上げます。

最後になりましたが、先ほど司会の方からお話がありましたが、今回のシンポジウムは昨年に続きまして独立行政法人福祉医療機構が、DAISYを 活用してのディスレクシア等に大変理解をいただき、助成をいただきました。そのことをご報告申し上げまして、簡単ではありますけれども、開会 の挨拶とさせていただきます。今日一日、どうぞよろしくお願いいたします。