読みやすさについて-わかりやすくしていますか?アクセシブル・ライティングのためのメンキャップ・ガイドライン
アクセシビリティに向けての第一歩
読者を知ること
対象となる読者や彼らの能力及びニーズについて考えることは、アクセシブルな情報を生み出す手がかりとなる。
適切な情報
対象となる読者に適切な情報は何かを考える。重要な情報を特に明確にする一方、混乱させるような不要な細部を削除する。常にわかりやすい英語を使う。
大人向けに書いていることを忘れない
使用する単語やイラストが不適切で稚拙な場合、誰のニーズにも合わない。しかし、もしうまく書ければ、誰もが「アクセシブルな」バージョンを好むことがわかるだろう。
読者を巻き込む
創造の過程で可能な限り読者を巻き込む。出来るだけ初期の段階で知的障害者の助言やアイデアを求める。
進んで“必要なことは何でもする”
メンキャップが情報を利用しやすくするためのアイデアを人々に求めるとき、この言葉をしばしば使う。「必要なことは何でもする」とは、メッセージを理解させるために様々な形態を使うことを意味する。
- 同じ情報を、文書、録音テープおよびビデオにするとよい。
- メッセージを説明するのに最適な用語、イラストまたは写真を時間をかけて探す。
- 時には必要なイメージを探しだすことが出来ずに、自分自身で絵を描いたり写真を写したりしなければならないこともある。多数または外部の読者のための文書は一定の基準を満たす必要があるが、個人または小グループと一緒に仕事をする場合、全てを一流かつ専門的に行う必要はない。自分自身で録音テープやビデオを作成してもよい。
- 知的障害者の介助者用の補助具を提供する。拡大写真、イラストおよびOHPは討議の時理解の助けとなる。最近のメンキャップ全国総会選挙の際、グループ討議で手作りの投書箱のような小道具が使われた。知的障害者のニーズを熟知している介助者や専門家に助言を求めるとよい。