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点字図書

点字は、印刷字を読めない全盲および重度の弱視の人のための改変手段である。点字は全盲の若きフランス人、ルイ・ブライユ(Louis Braille)によって開発された。先天性の視覚障害者と、後天的に視力を失った人とでは、大きな違いがある。高齢者が視覚障害者になった場合、点字を教えるのは難しいかもしれない。彼らはオーディオブックの方を好む。

インクルーシブな社会においては、視覚障害者以外の人も読める点字図書の製作が重要なポイントとなる。これはおもに子供たちに関わることである。NLBは綴じ込みつきの本を数冊製作した。挿絵のページとテキストのページとの間に綴じ込んだ透明なプラスチックのシートに点字を印刷する。これらの本は、目が見えない子供に読み聞かせをしたいと考える、目が見える親に適している。点字図書の挿絵を描く場合は、さわる絵にしなければならない。

上記のように、全盲および重度の弱視の人のための図書の製作は、おもにNLBが担当しているが、新しい技術を試すときなど、場合によっては、「すべての人のための図書」財団が支援することもある。字を大きくしたり、語間・行間スペースを大きくしたりと、点字図書を改変する場合も同様である。

さらに、ピンディスプレイがあれば、視覚障害者は現代技術により、PC上で電子点字図書を読むことができる、と付け加えておくべきであろう。電子点字図書はまた、音声に変換することもできる。