障害者のための図書館へのアクセス-チェックリストの紹介

ディスレクシア、聴覚障害者のための部門

・ ディスレクシア向け録音図書その他の資料を置いた部門を中央に配置

・ 色つき（見やすい黄色）で、触知できるこの部門への誘導ライン

・ 明確な標識

・ 明るい読書灯のある居心地の良い座席区域

・ 視聴覚図書を補完するテープレコーダー、CDプレーヤー、DAISYプレーヤーその他の装置

・ 拡大鏡、ライト付き拡大鏡、電子読取装置、有線テレビ（ＣＣＴＶ）

・ ディスレクシアおよび認識障害者向けのスクリーン・アダプター付きコンピュータとソフト

メディア形式

・ 障害者向けの特別なメディア形式

・ コンピュータ

障害者向けの特別なメディア形式

・ 録音図書、録音新聞、録音雑誌

・ 大型活字図書

・ 読みやすい図書

・ 点字図書

・ 字幕または手話付きのビデオ/DVD図書

・ 電子図書

・ 触れる絵本

コンピュータ

・ 車椅子での利用に適応させた専用コンピュータ端末

・ 運動障害者向けに適応させたキーボードまたはキーボード・オーバーレイ

・ 画面読み上げプログラム、拡大、合成音声の機能を搭載した専用コンピュータ

・ ディスレクシア向けのスペルその他の指導ソフトを搭載した専用コンピュータ

・ コンピュータの技術サポート（できれば現場で）

・ 利用者にコンピュータの使い方の指導ができるスタッフ

サービスとコミュニケーション

・ スタッフの訓練方法

・ 障害を持つ図書館利用者への特別サービス

・ 障害を持つ図書館利用者への情報提供の方法

・ 情報を分かりやすくする方法

・ ウェブサイト

・ 障害者団体や障害者個人との協力方法

スタッフの訓練方法

・ 障害者をスタッフ会議に招き、図書館利用者としてのニーズについて話してもらう。

・ 電子メールその他によって、特定の障害者グループへの図書館サービスに関する情報をスタッフに定期的に配布する。

・ 新しいスタッフ向けのオリエンテーションやオリエンテーション・パッケージに特別な利用者グループへのサービスについての情報も含める。

障害を持つ図書館利用者への特別サービス

・ 来館できない人向けの宅配サービス

・ 病院や介護施設に入院・入所している人への支援サービス

・ ディスレクシアの図書館利用者向けの読書サービス

・ ディスレクシアの図書館利用者向けの定期的な相談サービス

障害を持つ図書館利用者への情報提供の方法

・ 視覚障害者向け

・ 聾者および難聴者向け

・ ディスレクシア向け

・ 身体障害者向け

・ 認識障害者向け

情報を分かりやすくする方法

情報を分かりやすくする方法

・ 明確で簡潔な短い文を書く。

・ 外国語の使用を避ける。

・ 段落やテキストブロックの間に十分に余白をとる。

・ 挿絵は本文と同じページに載せる。

・ 本文には暗い色、背景には白か淡い色を使用する。

ウェブサイト

・ デザインは論理的でナビゲートしやすくする。

・ 子供向けウェッブページをアクセシブルにする。

・ 本文の拡大、フォントおよびコントラスト、行の長さ、行間スペースの変更を行うソフトを提供する。

・ pdfやdocに代わるフォーマット、できればプレーンテキスト(.txt)形式で提供する。

ウェブサイト２

・ コンテンツとデザインを分ける。体裁やレイアウトを指定するスタイルシートを使用する。

・ ウェッブサイトに検索機能をつける。

・ フレームや表を使わない。

・ 動く挿絵や本文を使わない。

・ 本文には相対サイズを使う。

・ 本文に音声を添える。

障害者団体や障害者個人との協力方法

・ 様々なプロジェクトへの正式な協力依頼

・ 合同の「ブレーンストーミング」会

・ 計画済みの図書館の活動

・ 団体や図書館利用者個人と将来の構想について話し合う定例会議

・ 障害を持つ図書館利用者向けの図書館、コンピュータなどの利用方法に関する指導

・ 討議グループ、合同開発プロジェクト、共同のメディア窓口

著者のメールアドレス

Gyda Skat Nielsen
メール: gskatn@mail.dk

Birgitta Irvall
メール: birgitta.irvall@tpb.se