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視覚障害者図書館および情報サービス事業の資金調達および管理システム:国際事例研究

第一部:概略報告書

序論

本プロジェクトは、12カ国における、視覚障害者およびその他の印刷字を読めない障害がある人々に対する図書館サービスの提供に使用されるさまざまなモデルを調査することを目的とし、国際図書館連盟(IFLA)、英国図書館および英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)の委託により実施された。

本研究は、管理、資金調達およびサービス提供のシステムのモデルを中心に進められた。さらに、よりよいサービスを提供するうえで、現在存在する障壁と、政策および組織の変更を推進する要因についても検討された。本研究の概要全文は、本報告書第三部付録Aに記載されている。

以下の対象国は、その大部分が経済先進国であるが、経済発展の段階や、社会的、政治的および文化的多様性を幅広く網羅するよう、諮問団によって選択された。

  • オーストラリア
  • カナダ
  • クロアチア
  • デンマーク
  • 日本
  • 韓国
  • オランダ
  • 南アフリカ
  • スウェーデン
  • イギリス
  • アメリカ合衆国
  • ベトナム

残念ながら、このうちの一カ国、ベトナムについては、事例研究全体に必要な十分な情報を得ることができなかった。このため、本報告書は11カ国における研究に基づいている。

本報告書の第一部には分析の要約を、第二部には国別の事例研究を、そして第三部には、次に示す内容以上に詳細な、研究方法に関する付録を掲載している。