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開会挨拶

障害者放送協議会 事務局長・財団法人日本障害者リハビリテーション協会 常務理事 片石修三

 

皆様、おはようございます。障害者放送協議会は、現在21の障害者関係団体で構成され、情報のバリアフリーや著作権の問題の改善・解決に向けて取り組んでいる組織でございます。私は日本障害者リハビリテーション協会に所属しておりますが、私どもの協会が放送協議会の事務局を務めているということで、私が事務局長として簡単にひと言ご挨拶申しあげます。

障害者と情報問題について、今日はそれぞれ詳しい方がお集まりですので詳しいことは申しあげませんが、著作権の問題は大変大きな課題でございます。著作物をはじめ、テレビ等の放送すべてに関わってくる問題でございます。著作権の問題は、徐々にではありますが解決の方向に一つひとつ前進はしております。しかし、視覚障害、聴覚障害、さらには学習障害、多くの方にとって課題は残されています。

これからも放送協議会としては著作権の問題、情報バリアフリーの問題に取り組んでまいりますが、改めて著作権の問題について現状、問題点、また著作権者側の立場というものもどういうものなのかを理解しながら、一度議論してみてはどうかということで今回のセミナーを企画いたしました。長い時間を要するかもしれませんが、できるだけ地道に一つひとつ解決していかなければならないと思っております。

本日は著作権問題はじめDAISYや情報問題に大変詳しい河村様をはじめ、著作権者側の立場におられます作家の阿刀田様、それから図書館関係者の常世田様、視覚障害関係者として岩井様、そしてLD(学習障害)関係者の井上様、各分野の代表的な方々に登壇していただくことになりました。感謝を申しあげます。

また今回のセミナーに当たりましては、独立行政法人福祉医療機構より、支援をいただくこととなりました。ここにお礼を申しあげまして、大変簡単でございますが、開催の挨拶とさせていただきます。

本日ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございます。今日は午前中で終了いたしますが、中身の濃い時間となりますことを期待しております。どうぞよろしくお願いいたします。