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講師紹介

チャパル・カスナビス氏

Chapal Khasnabis

現職:WHO(世界保健機関)の障害とリハビリテーションチームでCBRの推進を担当。

プロフィール

1979年、インド・ムンバイのAll India Institute of Physical Medicine & Rehabilitation の義肢装具エンジニアリング学部を卒業。その後、インド社会福祉省下の国立身体障害者研究所(National Institute for the Orthopaedically Handicapped)に創立メンバーの一人として参画し、バイオ・エンジニアリング部長まで務めた。15年間の在職中に義肢装具分野の学位取得コースを創設。1994年に退職し、モビリティ・インディア(Mobility India)というNGOを設立。大きな成功を収めている。モビリティ・インディアは今日では特にアジア、アフリカの途上国の障害とリハビリテーションに関する重要なリソース・センターになっている。

多くの国際NGOに協力し、ネパール、バングラデシュ、スリランカ、モンゴル、ベトナム、ガイアナ、シエラレオネなどを含む多数の途上国で援助活動を行った。

現在は、WHOの障害とリハビリテーションチームで福祉機器の普及にも取り組む一方でCBRガイドライン作成に尽力している。

ジョナサン・マラトモ氏

Jonathan Maratmo

現職:インドネシアのCBR開発研修センター(Community Based Rehabilitation Development and Training Center CBRDTC)代表

プロフィール

・学歴:インドネシアSebelas Maret Universityの特殊教育学部を卒業

・1994−現在 中部ジャワとジョグジャカルタの農村部においてCBRプログラムを運営

・2004−現在 東チモールにてCBRコンサルタントおよびトレーナー

・2005−現在 アチェ津波災害後のCBRコンサルタントおよびトレーナー

・インドネシア障害児協会員(Indonesian Society for the Care of Disabled Children)

・インドネシアCBR連合会員( Indonesian CBR Alliance)

・日本、中国、タイ、フィリピンおよびインドネシアのCBR研修ワークショップに参加

武智剛人(まさと)氏

現職:独立行政法人国際協力機構(Japan International Cooperation Agency)

人間開発部高等教育・社会保障グループ社会保障課 ジュニア専門員

プロフィール

・2000年 約4年間民間病院で理学療法士として勤務

・2004年 約2年間、青年海外協力隊としてシリアの脳性麻痺センターへ理学療法士として派遣される。同国で行われていた個別専門家の「CBR地域に根づいたリハビリテーション事業推進」にも参加、CBRを経験する。

・2006年 帰国後民間病院にて理学療法士として勤務。

・2008年 7月よりJICA人間開発部社会保障課にジュニア専門員として所属。

現在に至る。

中西由起子氏

現職:アジア・ディスアビリティ・インスティテート(ADI)代表

プロフィール

幼児の際のポリオにより障害をもつが、普通校で教育を受け、聖心女子大学外国語学科、および大学院英文科を卒業。同大学院研究室に勤務していた際にボランティアでリハビリテーション・センターの英語クラブを指導したのが障害分野に入るきっかけとなった。国際障害者年日本推進協議会(現日本障害者協議会)を経て、DPI(障害者インターナショナル)アジア太平洋事務所で域内の障害当事者団体の結成・組織強化に努め、ESCAP(国連アジア太平洋経済社会委員会)社会開発部では、ブータン、ラオス、ネパールなど6カ国の後発開発途上国におけるCBR普及を行う。

現在は、アジア・ディスアビリティ・インスティテート(ADI)の代表としてアジアでの地域に根ざした活動を推進するために、韓国、タイ、フィリピン、マレーシアなどの障害者の自立生活研修を続けている。活動は、JICA(国際協力機構)を通して中東、アフリカにも及んでいる。また障害と開発の問題を立教、放送大学、東大大学院で教えている。今後はDPI日本会議などと協力して、障害者の権利条約をいかに途上国の障害者と推進していくのかが課題となっている。

小俣典之氏

現職:FHCYアジア障害者パートナーズ代表理事

プロフィール

国立東京水産大学水産学部増殖学科(現、国立大学法人東京海洋大学)卒業後、国立秩父学園保護指導職員養成所児童指導員科修了。1983年より横浜市福祉職職員。横浜市松風学園(知的障害者施設)、横浜市南福祉事務所保護課・福祉保健サービス課を経て1998年に横浜市を退職。一方、現在の(特活)FHCYアジア障害者パートナーズの前身団体の運営委員として1987年より活動。1993年より代表。法人化により2002年より代表理事。2001年より現在の(特活)横浜NGO連絡会(ネットワーク型NGO)代表。法人化により2006年より理事長。神奈川県民際協力基金審査員、NGOかながわ国際協力会議委員などの委嘱を受け従事。2006年より外務省NGO相談員。障害分野NGO連絡会(JANNET)財務・組織委員長。

沼田千簱子(ちよこ)氏

現職:社団法人 日本発達障害福祉連盟理事・事務局長

プロフィール

1988年日本精神薄弱者福祉連盟(現発達障害福祉連盟)に国際協力事業担当として入職。JICA集団研修事業「知的障害福祉コース」リーダー、CBRコーディネーター養成事業プロジェクト・マネージャー、ホンデユラス自閉症児療育技術移転事業プロジェクト・マネージャー。現在は、カンボジア農村における「地域住民による知的障害者支援事業」に取り組んでいる。1999年より現職。日本福祉大学大学院国際社会開発研究科修了。開発学修士。

 

進行役紹介

・松井亮輔((財)日本障害者リハビリテーション協会副会長、法政大学現代福祉学部教授)

9:30〜12:30(「CBRの国際的動向とインドネシアからの実践報告」)ファシリテーター。

・上野悦子((財)日本障害者リハビリテーション協会国際部長)

13:40〜15:40(「日本のCBR支援」)ファシリテーター。

・寺島彰((財)日本障害者リハビリテーション協会参与、浦和大学総合福祉学部教授)

15:55〜16:50(質疑・ディスカッション)ファシリテーター。