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日英セミナー「障害者のための社会的な仕事と雇用の創出」

来賓挨拶

レズリー・ヘイマン
ブリティッシュ・カウンシル駐日副代表/英国大使館教育アタッシェ

こんにちは。日英セミナー「障害者のための社会的な仕事と雇用の創出」にお招きいただき、ブリティッシュ・カウンシルと英国大使館を代表してご挨拶できることを感謝いたします。

障害者の権利擁護と支援は、21世紀の社会にとって大きな課題であり責任でもあります。英国ではこの課題を非常に重要視しています。我が国の障害者差別禁止法は障害者が直面している差別をなくすことを目的としています。この法律により障害者は雇用と教育の場で権利を得ることができます。

英国では精神障害者及び知的障害者の雇用機会を拡大するために様々な努力がなされました。しかしながら、法律はこの課題に取り組むためのひとつの方策でしかありません。それぞれにふさわしく安定した仕事を見つけるための支援と援助を提供するためにやるべきことがたくさんあります。障害者と障害を持たない人を雇用する適切なエンタープライズを立ち上げることもその一つです。

多くのことが今まで成し遂げられてきました。しかし、まだやるべきことはたくさんあります。このような分野に関し、日本のように真剣に取り組んできた国からその経験を学ぶことがたくさんあります。

1999年に設立された日英高齢者・障害者ケア開発協力機構は、2国間の協力関係の重要な基礎を提供しています。本日「障害者のための社会的な仕事と雇用の創出」というテーマで開催される日英セミナーを通して、2国間のコラボレーションを進めていくことができることは非常に幸いです。

このセミナーは対話の始まりに過ぎず、さらなる話し合いや協力的な活動がこのあとも続いていくことを期待しております。

このセミナーを開催して下さった日英高齢者・障害者ケア開発協力機構に心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。