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国際セミナー「知的障害者の自立、社会参加及び就労ースウェーデンから学ぶ」

あとがき

財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
国際セミナー事務局

2005年10月23日(日)、全社協・灘尾ホールにて「知的障害者の自立、社会参加及び就労―スウェーデンから学ぶ」をテーマに中央競馬馬主社会福祉財団の助成を受け、国際セミナーを開催いたしました。障害・福祉関係、保護者の方々、学生の方々、企業の方々など参加人数は約300名でとても盛況でした。知的障害者の社会参加及び就労を支援する活動で成果を挙げているスウェーデンから専門家を2人招聘し、ヴェスタブロプラン・ディセンター所長のインガー・メスタトン氏からは、LSS法(一定の機能障害を有する人々に対する援助とサービスに関する法律)とその法律に基づいた知的障害者の日中活動について、またサムハル社経営管理部次長のレイフ・アルム氏からは、障害者2200人を雇用する国営企業サムハル社における活動と知的障害者への就労支援についてお話をいただきました。

日本の知的障害者の自立、社会参加・就労の現状については、きょうされん常務理事の藤井克徳氏や社会福祉法人訪問の家知的障害者通所更正施設「朋」施設長の生田目昭彦氏、社会福祉法人ゆめグループ福祉会ゆめ工房の利用者である三橋正明氏から報告がありました。

これらの講演と報告を受けて、国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所障害福祉研究部長の河村宏氏を加えた全員でのパネル討論となり、会場からの質問票などにも対応しながら、テーマについての意見交換が行われました。

間もなく日本で自立支援法が成立するというタイミングの中でのセミナーとなり、社会福祉制度の先進国であるスウェーデンの取り組みを学び、今後の方向性について参加者の方々と考える機会を持つことができました。

本セミナーのご報告が日本での障害者の方々の自立、社会参加また就労の推進に少しでもお役立てれば幸いです。