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国際セミナー「知的障害者の自立、社会参加及び就労ースウェーデンから学ぶ」

プロフィール

藤井 克徳/Katsunori.Fujii
きょうされん常務理事
Executive Director, Kyosaren

本人の写真

1949年・福井県生まれ。現在、東京都小平市在住

職暦

1970年 都立小平養護学校(肢体不自由)勤務(教諭となったのは1975年度)
1981年 共同作業所全国連絡会(現在のきょうされん)事務局長、同上兼職しながら
1982年 都立小平養護学校退職、あさやけ第2作業所(精神障害者共同作業所)施設長
1994年 同上退職、第2リサイクル洗びんセンター(精神障害者通所授産施設)施設長
2005年 第2リサイクル洗びんセンター退職、きょうされん常務理事に専念

現在に至る

現職

きょうされん常務理事、社会福祉法人きょうされん常務理事、日本障害フォーラム幹事会議長、日本障害者協議会常務理事、埼玉大学非常勤講師、WI(ワークアビリィティインターナショナル)理事、(財)日本精神衛生会理事、ヤマト福祉財団評議員(2005年6月~)日本精神保健福祉政策学会評議員、(財)ナイスハート基金評議員、総合リハビリテーション研究大会常任委員、ICF日本協力センター運営委員、国際障害者年ナイスハート基金評議員、社会福祉法人ときわ会理事、かがやき福祉会評議員、月刊ノーマライゼーション編集委員、日本障害者放送協議会副代表、NPO日本障害者放送統一機構理事、小平いたわりの会顧問

主な資格
肢体不自由教育養護・訓練教諭・精神保健福祉士

主な審議委員等(2004年度以降)
障害者の就労に関する有識者懇話会委員(厚生労働省関連、2004年8月~9月)
厚生労働科学研究分担研究員(厚生労働省関連、2003年4月~2005年3月)
東京都地方精神保健福祉審議会委員(2003年10月~)
内閣府・中央障害者施策推進協議会委員(2005年5月~)
NHK有識者懇談会委員(2005年6月~)

主な著書
ひろがれ共同作業所(1987年、共著)、みんなの共同作業所(1997年、共著)
精神障害者の福祉とリハビリテーション(1999年、共著)、わが国に生まれた不幸を重ねないために(2004年)

この一年間の主な論文等
「障害者自立支援法案」の国会審議と障害者施策の課題(社会福祉研究、2005年10月号)


インガー・メスタトン/Inger.Mesterton
ヴェスタブロプラン・デイ・センター所長
Head of Unit, Västerbroplans Day Center

本人の写真

1944年生まれ。技術専門高校卒業後、建築技師として働く。結婚して4人の子供の母親になる。子供たちと過ごすことはとても重要だと考え離職。子育てをしながら、両親が働いている子供たちを日中預かったり、夜は学校の清掃をしたりして家計を支える。その間夜間コースで経学済、心理学、哲学を学ぶ。1980年、子供たち全員の卒業を機に、大学でソーシャル・サービスを学び、高齢者のためのホームケアをコーディネートする。その後、ストックホルムにある大きなサービスホームのマネージャーを務める。1989年、Tabyデイセンターの所長を務める。1994年、LSS法が施行され、スウェーデンの全てのデイセンターは地方自治体の管轄下になる。2002年、ヴェスタブロプラン・デイ・センター所長に就任。


レイフ・アルム/Leif.Alm
サムハル社 経営管理部次長
Deputy Director, Management Secretariat, Samhall AB

本人の写真

1973年 ストックホルム大学社会学部卒業(哲学、ソーシャルワーク専攻)

1973年 精神科にてソーシャルワーカーとして勤務
1974年~1976年 国立労働市場審議会
1977年~1979年 労働省(上級行政官)
1978年~1979年 サムハルを創立するための政府準備委員会事務局
1979年~現在 サムハルで様々な役職を務める。サムハル次長、取締役会主事。

2002年からワーカビリティ・ヨーロッパの理事を努める。また、2003年からは障害者のための労働市場プログラムの賃金補助調査に専門家として携わる。


三橋 正明氏/Masaaki.Mitsuhashi
社会福祉法人ゆめグループ福祉会「ゆめ工房」
Social Welfare Corporation Yume Group Welfare Organization

本人の写真

白鷺養護学校を卒業してゆめ工房へ。発送班、パソコン班を経験し、現在は発送班のリーダーとして活躍。実行委員会に参加。休みの人の確認や、電話かけ、仕事の交渉を担当。現在は寮生活を送る。将来の夢は、結婚をして両親のように仲良く暮らすこと。


生田目 昭彦/Akihiko.Namatame
社会福祉法人 訪問の家 知的障害者通所更生施設「朋」施設長
Director, Social Welfare Organization Homon-no-Ie Tomo

本人の写真

茅ヶ崎市赤羽根在住。
昭和59年3月 江戸川学園豊四季専門学校卒業(社会福祉実務課)

職歴

昭和59年4月 社会福祉法人かしの木会「くずは学園」(入所更生)生活指導員
昭和61年4月 社会福祉法人訪問の家知的障害通所更生施設「朋」生活指導員
平成11年4月 社会福祉法人訪問の家「横浜市桂台地域ケアプラザ」所長
平成16年4月 社会福祉法人訪問の家 知的障害通所更生施設「朋」施設長

その他社会活動

平成11年9月 横浜市介護認定審査会審査委員
平成12年3月 認知症(痴呆性)高齢者グループホーム外部評価調査委員
平成14年12月 社会福祉法人「杜の会」評議委員、監事
平成15年8月 横浜市地域福祉計画策定委員会第1分科会委員
平成15年8月 横浜市栄区地域福祉計画策定委員会作業部会委員
平成16年8月 横浜市小規模多機能サービスあり方検討委員会委員

河村 宏/Hiroshi.Kawamura
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所障害福祉研究部長
Director, Department of Social Rehabilitation, Research Institute,
National Rehabilitation Center for Persons with Disabilities

本人の写真

東京大学理学部卒業。1970年から1997年まで東京大学総合図書館に勤務。(財)日本障害者リハビリテーション協会情報センター長を経て、2003年7月から現職。
DAISYコンソーシアム理事、WAI/W3C常任委員、GLADNET理事、世界盲人連合技術委員会委員、アジア太平洋障害者センター支援委員、障害者放送協議会委員。
すべての人が共有する知識と情報のデザインを追及し、諸活動に従事。情報アクセス権と著作権の調和を目指した活動に取り組む。また、ソーシャルインクルージョンの立場に立ち、緊急時の障害者への情報支援及び、国際協力に尽力を注いでいる。

LSS法について
何らかの機能障害をもつ人々への支援及びサービスに関する法律で1994年に制定された。各地方自治体が機能障害を持つ人々に日常必要なサービスと情報を提供しなくてはならないと述べている。
この法律は以下のグループに適用される。

1条
(1)知的障害、自閉症患者、または自閉症と同様な状態の人
(2)成年期に外部からの事故、または身体的疾病により脳に障害を受け、恒久的な知能機能低下を負った人
(3)普通の状態ではなく、多くの扶助またはサービスがないと、一般的な生活を送ることが極めて困難な重度心身障害を持っている人

サポートとサービスの方法については以下に明記されている

9条
(1)心身障害者に助言と個人的援助
(2)パーソナルアシスタント(専属介護者)制度
(3)付き添い(同伴)サービス制度
(4)コンタクトパーソン(友人)制度
(5)家族介護交代サービス制度
(6)ショートステイ制度
(7)12歳以上の就学児の短期養護
(8)障害児及び若年障害者の家庭ホームと特殊住宅
(9)成人障害者のための特殊住宅
(10)労働就業年齢にありながら、仕事がないあるいは職業教育を受けていない障害者の日常生活

2004年10月の報告によると、各地方自治体から提供されたLSS法によるサービスを受けた人は合計52,900人に上る。
※LSS法の訳は、「スウェーデンの社会サービス法/LSS法 馬場寛他 樹芸書房1997年5月」を参照しました。