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公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会創立50周年及び
全国障害者総合福祉センター開設30周年

祝辞

 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会が創設50周年を、全国障害者総合福祉センターが開設30周年を迎えられ、常陸宮殿下並びに同妃殿下のご臨席のもと、記念式典が盛大に開催されますことを心よりお喜び申し上げます。
 日本障害者リハビリテーション協会は、昭和39年の設立以来、リハビリテーションに関する調査研究やこれに携わる従事者、関係団体等の人的・知的交流を行うとともに、国際リハビリテーション協会の窓口として、日本全国の障害者団体と国際関係団体との連携の強化にも寄与するなど、障害者リハビリテーションの振興のため、多岐にわたるご尽力をいただいております。
 また、全国障害者総合福祉センターにおいて、全国の福祉センター職員向けの研修会を開催するなど、障害者の支援に携わる職員の資質向上にも一貫して取り組んでこられました。
 こうした長年にわたる活動を支えてこられた関係者の皆様のご努力に心から敬意を表するとともに、改めて深く感謝を申し上げます。
 厚生労働省では、障害のある方々を支援するため近年様々な制度改正に取り組んでいます。昨年からは障害者総合支援法がスタートし、地域生活への支援の一層の推進に取り組んでいるところです。また、政府としても本年1月に障害者権利条約を締結し、2月から発効しているところであり、条約の趣旨を踏まえ、障害の有無に関わらず互いに人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に向け、更なる取組が求められています。
 私としましても、障害者の自立と社会参加、共生社会の実現に向けて、関係者の皆様方の御意見をお伺いしながら、障害福祉施策の一層の充実に努めてまいりたいと考えておりますので、引き続き、皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会及び全国障害者総合福祉センターが今後ますます発展されますとともに、お集まりの皆様方のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

平成26年9月24日
厚生労働大臣 塩崎 恭久