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国際セミナー
「障害者権利条約」制定への世界の最新の動き

閉会の挨拶

日本身体障害者団体連合会会長、日本障害フォーラム準備会代表 兒玉 明

 本日は午前に八代英太衆議院議員、また国連ESCAPの長田こずえ専門官、外務省の小川秀俊首席事務官をはじめ各分野での専門家の皆さまのご臨席をたまわり、権利条約に関する国際セミナーを無事開催することができました。本セミナーは西日本地域で初めての試みで、大変有意義な内容を学習することができました。心からうれしく思っております。
 本日のセミナーの中でもお話のありましたとおり、権利条約の制定に関する特別委員会での審議は重要な局面を迎えようとしております。私たち自身の権利条約であると確信をもって宣言できる条約を完成させるべく、さらなる相互連携と結束を図りつつ、一般市民の皆様方のご協力を賜りたいと思っております。皆様方の引き続き積極的な情報提供に努めていく必要がございます。

 第4回特別委員会は、8月23日からニューヨークの国連本部でいよいよ始まります。また、その後も10月には、本日ご臨席の長田こずえ専門官が中心となってバンコクのESCAP本部でびわこミレニアムフレームワークの評価会議が、また、中国の蘭州では、障害者の貧困軽減ワークショップが相次いで開催される予定です。
 一方、わが国では、権利条約制定への流れを受け、現在は準備会となっていますが、JDFの正式発足が本格化しようとしております。そうした意味でも、本日のセミナーをステップにしまして、さらなる活動につなげていきたいと存じます。
 最後になりますが、地元で開催準備にご尽力いただきました全日本ろうあ連盟の高田英一常任理事に心からお礼を申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。