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国際セミナー
「障害者権利条約」制定への世界の最新の動き

挨拶 

財団法人 全日本ろうあ連盟 常任理事 高田 英一

西日本で初めて、障害者の権利条約にかかわる、国際セミナーをここコミュニティ嵯峨野の全国手話研修センターで開催でき、大変嬉しく思っています。
障害者権利条約では一部の関係者をのぞき、障害者にもまだよく知られていないこと、また、お盆前の月曜日ということで、参加の方々が少ないのではないか、と案じておりました。しかし、たくさんの参加者を得てセミナーを開くことができ、お礼申し上げます。

現在、国連本部では条約草案作りが進められており、そこに、私たちが直接参加して、行動できるのが一番よいが、まだ私たちにとっては、国外などで活動する場合費用など大変な面があります。
幸いにして、日本政府は、国際社会における大きな存在です。また、目標は、障害者権利条約制定という、社会正義の実現ですから、政府さえその気になれば、世界の国々、国連に大きな力を発揮できるでしょう。
ですから、みなさん、国の中にいますが、この条約に関わり、知識を深めて論議し、国民的な支持をいただき、政府をバックアップしていきたい。それこそまさに日本障害フォーラム(JDF)準備会の果たすべき役割だと思い、今回のセミナーが条約実現を目指す運動発展の起爆剤になるよう、今後も努めたいと思います。

尚、この施設は、昨年9月に全日本ろうあ連盟、全国手話通訳問題研究会、全国手話通訳士協会を母体として発足した、バリアフリーの研修施設兼ホテルです。
また、ここ嵯峨嵐山は京都屈指の史跡をほこる観光地でもあります。これを機会に、コミュニティ嵯峨野の施設が、聴覚障害者、手話通訳者のみならず、障害者全体の研修と観光のお役に立てればうれしいと思います。

終わりになりましたが、お忙しいところご出席頂きました八代議員はじめ、お越しいただいた講師の方々に厚く御礼申し上げます。
また全国からおこしいただいた方々、ありがとうございました。さらに、この集会を主催して頂きました日本障害者リハビリテーション協会、協賛の日本障害フォーラム(JDF)準備会、また、後援の福祉医療機構に厚くお礼を申し上げ、私のご挨拶とします。