音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

国際セミナー「障害者権利条約制定への国際NGOコーカスの活動について」

【資料】 RI(リハビリテーション インターナショナル) 

2005年6月1日現在 

 RI(Rehabilitation International)は1922年に設立された、障害原因の予防、リハビリテーションおよび障害者の権利を推進すること などを目的とした国際団体。そうした目的実現の一環として、1980年代憲章および2000年代憲章を策定し、その国際的普及に務めている。 加盟団体は76の国と地域から約140団体(政府機関、当事者団体を含む、国内民間団体および国際専門団体から構成)で、本部はニューヨークにある。 RIは障害分野で国連の諮問に対し、意見を述べる障害関連国際団体のひとつ。また、障害者の機会均等化に関する基準規則(スタンダードルール) の特別報告者を支援する専門家パネルに代表を送っている。 RIはIDA(国際障害同盟)にも加盟している。

 日本では独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構と財団法人日本障害者リハビリテーション協会が加盟している。

 RIは世界を6つのブロックに分け、それぞれに地域委員会がある。日本はRIアジア太平洋地域委員会に含まれる。他には、 アジア太平洋地域、アフリカ地域、アラブ゙地域、ヨーロッパ地域、ラテンアメリカ地域、北米地域である。

 現会長は、マイケル・フォックス氏(オーストラリア)、事務総長は、トーマス・ラガウォール氏(スウェーデン)である。

1. 専門委員会 
RIには現在7つの専門委員会がある。(保健・生活機能、教育、雇用・就労、社会、ICTA:イクタ:International Commission on Technology and Accessibility:住宅・交通・機器、レジャー・レク・スポーツ、組織)。
2. RI諸会議 
RIは4年に一度世界会議を各地域持ち回りで、またアジア太平洋、ヨーロッパ、および中東などで地域会議を地域内各国持ち回り で4年毎に開催し、障害原因の予防、リハビリテーションおよび障害者の権利推進に関する国際的交流・情報交換をはかっている。 2002年には大阪でアジア太平洋障害者の十年最終年記念大阪フォーラムの一環として第12回RIアジア太平洋地域会議が開かれた。
3. 国際シンボルマーク(ISA:International Symbol of Access)
RIの活動のひとつに、国際シンボルマーク(ISA:障害者が利用できる建築物、施設であることを明確に示す世界共通のマーク) の推進がある。現在世界で使われるこのマークは、1969年にRIが今のデザインを採択し、使用にかかわる最低基準を示したもの。日本では 日本障害者リハビリテーション協会が管理をまかされており、使用指針も作成している。