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障害分野NGO連絡会(Japan NGO Network on Disabilities:JANNET)

解説

1992年に開催された、国連・障害者の十年最終年国民会議の「国際協力」の分科会で、約20団体が障害分野の国際協力・交流活動とその課題を紹介したのがきっかけとなり、1993年に設立された。主にアジア太平洋地域で、障害分野で国際交流・協力を行っている、日本の民間団体のネットワークである。情報交換と経験交流を主な活動として、各団体の活動に役立てるための研究会や研修会の開催、毎月のメールマガジンの発行を行っている。

研究会や研修会では、途上国の障害者のおかれた現状への理解を深めるためにはCBR(地域に根ざしたリハビリテーション)を理解することが不可欠であるという認識から、CBRをテーマにとりあげてきた。さらに、CBRが展開されるコミュニティ、そして地域社会開発へ、と関心が広まってきた。最近では、障害と開発分野の実践で著名な専門家をバングラデシュから講師として招くなど、バングラデシュで行われている開発に障害を組み入れる活動を理解することに焦点をあてた研究会などを続けている。その会員である日本障害者リハビリテーション協会は、事務局を担うことでJANNETに積極的に協力している。

会員は、障害当事者団体、支援団体、専門職団体、保健ワーカー対象の研修を行う団体など、多様なメンバーから構成される。2007年4月現在の会員数は、団体37、個人会員28人である。