いちご農家 都竹(つづく) 大輔さん
障がい者の雇用を志して
私は、障がい者の就労を支援する取り組みを始めました。
もともと、私の妻は「障がい者を雇えるような農園にしたい!」と夢を語っていました。一方で私は、相づちは打っていましたが、なかなか実現には至りませんでした。
とあるキッカケから、彼らに働く場所が限られているという現状を知り、試しに施設に通う発達障がいの子どもたちを農園に招待することにしました。農園見学の最後に「いちごの出荷箱作り」を1人ずつやってもらうと、箱が完成した時にはとてもキラキラした目をしていました。私はこの目にやられました。ちなみに子どもたちと言っても、20歳前後の青年です。
今では、この取り組みに共感する仲間が増え、近所のいちご園の方と一緒に活動を続けています。一歩引いてしまいがちな障がい者の雇用ですが、地域や職種を超えて市全体のやさしいまちづくりとして広まっていくといいなぁと思います。
市報常陸大宮年