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国連第2回「世界自閉症啓発デー」開催

2009年3月31日(火)ニューヨーク 執筆:iSeek

今年の「世界自閉症啓発デー」が4月2日に開催されます。「世界自閉症啓発デー」は、早期の発育年齢に影響を与えるこの障害に対する認識を高めるため、総会が実施を義務付けているものです。

2007年12月、総会は国連決議A/RES/62/139により、「世界自閉症啓発デー」を年中行事とするよう決定しました。 昨年は初の開催記念として世界中で数々のプログラムが行われました。

今週、各国支部を通じて広報局(DPI)は、この日を記念するため市民社会団体と連携し、国連本部及び別の場所で数々の活動を行います。

1週間にわたるプログラムでは、広報局の”人権と自閉症”に関するNGO担当は自閉症の経験を理解するための説明会、講演、著者によるイベント、音楽演奏などを開催します。

以下のような特別イベントが行われます。

  • 4月1日(水)午後6時 広報局の「著者に会う」シリーズで、著名な科学者、教育者、動物専門家であるテンプル グランディン博士が、自閉症についての講義を行います。 会議室4  質疑応答あり。Autism Society of America主催のサイン会も開催されます。
  • 4月2日(木)午前10時15分~12時15分 広報局のNGO担当主催、”人権と自閉症”に関する説明会 DHLホール  精神障害者権利の専門家、加盟国、市民社会と学会の代表者が講演者として登壇します。このイベントではUNTV制作の自閉症に関するドキュメンタリーの上映も行います。
  • 4月2日(木)10時30分 チリ政府代表団及び広報局の後援を得たAutism Speaksは、国連事務局のビジターズロビー南端で自閉症の解明と、このミステリアスな障害がより人々に理解されるための戦いを象徴する、オノ・ヨーコ絵画展を開催します。国連広報局長赤坂氏が開会挨拶と司会を務めます。
  • 4月2日(木)午後6時 広報局の後援で音楽グループのSing SOSは、”スペクトラムの歌(Songs of the Spectrum)”という、自閉症の経験をミュージカルパフォーマンスで演じます。DHLホールにて
  • 4月3日(金)午後6時 信託統治理事会室にて。広報局はHBO制作、ドキュメンタリー受賞作品”Autism: The Musical ”を上映します。上映後は、”Miracle Project”の設立者で映画の主役であるイレーヌ・ホールさん、映画製作者、プロデューサーらが対話式パネルディスカッションに参加し、聴衆からの質問を受けます。また、子どもたちと俳優らが映画の中のいつくかの歌を披露します。

すでに開催されたイベントとしては、3月30日(月)、ペンシルベニア州に根拠地があるNGO、Global Education Motivators (GEM)が広報局とのコラボレーションで開催した国際ビデオ会議があります。このビデオ会議は教育と自閉症というテーマに取り組み、教師、教育者、自閉症の専門家をスピーカーとして指名し、共通の経験と問題について意見交換を行いました。以下、参加者の所属団体です。ペンシルベニア州のチェスナット・ヒル・カレッジ、ブリティッシュ・コロンビア州(カナダ)のバーナビー・スクール、ドバイ(アラブ首長国連邦)の国立自閉症センター、ワシントンDCの国連情報センター、Rosh Pinna市(イスラエル)のMifne Center、国連本部。