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ポスト2015持続可能な開発目標(SDGs)案

(2014年7月19日版)

※掲載者注
 2013年1月に、持続可能な開発目標(SDG)案の策定を進める公開作業部会が設立し、第13回会合が2014年6月14日から18日にかけて開催されました。
 7月19日に採択された、ポスト2015持続可能な開発目標(案)の17の目標の中で特に障害について言及されている部分を翻訳した仮訳です。全文は以下にあります。
http://sustainabledevelopment.un.org/focussdgs.html

目標1.すべてのところで、あらゆる形態の貧困を終息させる。

目標2.飢餓を終息させ、食糧の安全と栄養の向上を達成し、持続可能な農業を促進する。

目標3.あらゆる年齢のすべての人に、健康な生活を確保し、福祉(well-being)を促進する。

目標4.すべての人にインクルーシブで、公正かつ良質な教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。

4.5 2030年までに、教育上のジェンダー間の格差を解消し、障害者、原住民および脆弱状況にある子どもを含む、脆弱者に対してあらゆるレベルの教育および職業訓練への平等なアクセスを確保する。

4.a 子ども、障害、ジェンダーに配慮した(sensitive)教育施設をつくり、改良するとともに、すべての人にとって安全、非暴力かつインクルーシブで効果的な学習環境を提供する。

目標5.ジェンダー間の平等を達成し、すべての女性および少女をエンパワーする。

目標6.すべての人に、水と衛生の入手および持続可能な管理を確保する。

目標7.すべての人に、手頃で、信頼がおけ、持続可能で、近代的なエネルギーへのアクセスを確保する。

目標8.持続したインクルーシブで、持続可能な経済成長、すべての人にとって生産的な完全雇用およびディーセントワークを促進する。

8.5 2030年までに、若年者および障害者を含む、すべての男女に生産的な完全雇用およびディーセントワーク、ならびに同じ価値の労働についての同一報酬を達成する。

目標9.レジリエントな(回復力のある)インフラを構築し、インクルーシブで、持続可能な産業化を促進し、(技術)革新を助長する。

目標10.国内および国家間の不平等を減らす。

10.2 2030年までに年齢、性、障害、人種、民族、生まれ、信仰あるいは経済的その他の地位にかかわらず、すべての人をエンパワーし、社会的、経済的、政治的インクルージョンを促進する。

目標11.都市および居住地をインクルーシブ、安全かつレジリエントで、持続可能にする。

11.2 脆弱な状況にある人、女性、子ども、障害者および高齢者のニーズに、とりわけ留意して、とくに公共交通機関を拡充することにより、道路の安全を改善することで、すべての人に安全、手頃、アクセシブルで、持続可能な公共交通システムを提供する。

11.7 2030年までに、とくに女性、子ども、高齢者および障害者に安全かつインクルーシブで、アクセシブルな、緑に覆われた公共スペースへのユニバーサルなアクセスを提供する。

目標12.持続可能な消費および生産形態を確保する。

目標13.気候変動とそのインパクトと闘うために緊急の行動をとる。

目標14.持続可能な開発のため、大洋、海浜および海洋の資源を保全し、持続的に活用する。

目標15.地球のエコシステムを保護、回復させ、持続可能な活用を促進させるとともに、森林を持続的に管理し、砂漠化と闘い、陸地の浸食を食い止め、増加に転じさせる一方、生物多様性の喪失を食い止める。

目標16.持続可能な開発のために、平和でインクルーシブな社会を促進し、すべての人に正義へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルで効果的で、弁明できる、インクルーシブな制度を構築する。

目標17.実施の手段を強化し、持続可能な開発のためのグローバルなパートナーシップを再活性化する。

財源

テクノロジー

能力構築(Capacity Building)

貿易

制度問題

政策および制度上の一貫性

マルチステークホルダー・パートナーシップ

データ、モニタリングおよび説明義務(説明可能性)

17.18 2020年までに、収入、ジェンダー、年齢、人種、民族、移住上の地位(migrantory status)、障害、地理的位置および国の状況に関連した、その他の特徴別の良質で、タイムリーかつ信頼のおけるデータの入手可能性を著しく増やすために、後発途上国や小島嶼開発途上国(SIDS)を含む、開発途上国の能力構築支援を強化する。