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改正(かいせい) 障害者(しょうがいしゃ) 基本法(きほんほう)<わかりやすい(ばん)

内閣府(ないかくふ)

(しょう)がい(しゃ)制度(せいど)改革(かいかく)推進(すいしん)会議(かいぎ)

平成(へいせい)23(ねん)12(がつ)発行(はっこう)

表紙画像

1 障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)改正(かいせい)

障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)は、障害(しょうがい)のある(ひと)関係(かんけい)する一番(いちばん)大切(たいせつ)法律(ほうりつ)です。障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)は、障害(しょうがい)のある(ひと)法律(ほうりつ)制度(せいど)について基本的(きほんてき)(かんが)(かた)(しめ)しています。

その障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)(あたら)しくして、改正(かいせい)障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)をつくることを()めたのは、(しょうがい(しゃ)制度(せいど)改革(かいかく)推進(すいしん)本部(ほんぶ)(つぎからは「推進(すいしん)本部(ほんぶ)」といいます)です。推進(すいしん)本部(ほんぶ)は、内閣(ないかく)総理(そうり)大臣(だいじん) をトップにすべての大臣(だいじん)をメンバーとして内閣(ないかく)(くに)行政(ぎょうせい)(おこな)うところ)に平成(へいせい)21(ねん)(2009(ねん))12(がつ)につくられました。推進(すいしん)本部(ほんぶ)目的(もくてき)は、日本(にほん)法律(ほうりつ)制度(せいど)国連(こくれん)の「障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)条約(じょうやく)」の(かんが)(かた)()わせて()えていき、日本(にほん)障害(しょうがい)のある(ひと)()らしやすくすることです。

国連(こくれん)障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)条約(じょうやく)とは、障害(しょうがい)のある(ひと)権利(けんり)(まも)るという(くに)約束(やくそく)です。障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)条約(じょうやく)は、「(わたし)たちに関係(かんけい)することを()める(とき)は、(かなら)(わたし)たちの意見(いけん)()いて()めること」(英語(えいご)でいうと:Nothing about us without us(ナッシング アバウト アズ ウィズアウトアズ))という(かんが)(かた)(もと)づいて、日本人(にほんじん)(ふく)む、世界(せかい)(おお)くの障害(しょうがい)のある(ひと)参加(さんか)してつくられました。

国連障害者の権利条約特別委員会顧問

国連(こくれん)障害者(しょうがいしゃ)権利(けんり)条約(じょうやく)特別(とくべつ)委員会(いいんかい)政府(せいふ)代表団(だいひょうだん)顧問(こもん)として(くわ)わっていた(ひがし)俊裕(としひろ)(しょう)がい(しゃ)制度(せいど)改革(かいかく)推進(すいしん)会議(かいぎ)担当室(たんとうしつ)室長(しつちょう)右端(みぎはし)

この推進(すいしん)本部(ほんぶ)が、障害(しょうがい)のある(ひと)と、家族(かぞく)支援者(しえんしゃ)など障害(しょうがい)のある(ひと)(ささ)える(ひと)(おも)いをまとめて、改革(かいかく)実現(じつげん)するために(つく)ったのが、「(しょう)がい(しゃ)制度(せいど)改革(かいかく)推進(すいしん)会議(かいぎ)」(つぎからは「推進(すいしん)会議(かいぎ)」といいます)です。推進(すいしん)会議(かいぎ)には全部(ぜんぶ)で26(にん)参加(さんか)しています。半分(はんぶん)以上(いじょう)は、障害(しょうがい)のある(ひと)代表(だいひょう)です。(たと)えば、知的(ちてき)障害(しょうがい)のある(ひと)精神(せいしん)障害(しょうがい)のある(ひと)車椅子(くるまいす)使(つか)(ひと)()()えない(ひと)手話(しゅわ)使(つか)(ひと)(みみ)()こえづらい(ひと)などさまざまです。また、推進(すいしん)会議(かいぎ)担当(たんとう)室長(しつちょう)にも、障害(しょうがい)のある(ひと)がなっているのは大切(たいせつ)なことです。

推進(すいしん)会議(かいぎ)がまとめた意見(いけん)(もと)づいて、推進(すいしん)本部(ほんぶ)内閣(ないかく)改正(かいせい)障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)(あん)をつくりました。その(あん)国会(こっかい)(はな)()って(なお)して、(あたら)しくつくったのが、改正(かいせい)障害者(しょうがしゃ)基本法(きほんほう)です。今回(こんかい)改正(かいせい)(おお)きく()わったのは、すべての(ひと)人権(じんけん)()っているという(かんが)(かた)(もと)づいて、障害(しょうがい)があってもなくても()けられず、一人(ひとり)ひとりを大切(たいせつ)にする社会(しゃかい)共生(きょうせい)社会(しゃかい))をつくることをめざすようになったことです。改正(かいせい)障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)は、平成(へいせい)23(ねん)(2011(ねん))7(がつ)国会(こっかい)(みと)め、平成(へいせい)23(ねん)8(がつ)(はじ)まりました。

これから推進(すいしん)本部(ほんぶ)内閣(ないかく)平成(へいせい)24(ねん)(2012(ねん))に障害者(しょうがいしゃ)自立(じりつ)支援法(しえんほう)をやめて、障害者(しょうがいしゃ)福祉(ふくし)のしくみを(あたら)しくする障害者(しょうがいしゃ)総合(そうごう)福祉法(ふくしほう)を、平成(へいせい)25(ねん)(2013(ねん))に障害(しょうがい)のある(ひと)への差別(さべつ)禁止(きんし)する法律(ほうりつ)をつくる予定(よてい)です。

イラスト

2 情報(じょうほう)バリアフリー・情報(じょうほう)支援(しえん)大切(たいせつ)

改正(かいせい)障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)のもととなる(かんが)(かた)準備(じゅんび)した推進(すいしん)会議(かいぎ)には、さまざまな障害(しょうがい)のある(ひと)がいます。

会議(かいぎ)をきちんと理解(りかい)して、自分(じぶん)(かんが)えていることをしっかりと発言(はつげん)するために、いろいろな支援(しえん)があります。

たとえば、知的(ちてき)障害(しょうがい)のある(ひと)には、支援者(しえんしゃ)がついています。会議(かいぎ)資料(しりょう)には、ふり仮名(がな)がつけられています。また会議(かいぎ)(なか)で、(むずか)しい言葉(ことば)使(つか)われたり、(いま)(なに)()きているのか()からないときには、「イエローカード」((した)写真(しゃしん)()てください)を使(つか)って、議長(ぎちょう)(つた)えることができます。(みみ)()こえなくて、(はな)されていることが()からない(ひと)のためには、パソコンを使(つか)って、(なに)(はな)されているかを字幕(じまく)にする(ひと)筆記者(ひっきしゃ))がついています。

()()えなくて、(みみ)()こえない(もう)ろう(しゃ)には、(ゆび)点字(てんじ)()通訳者(つうやくしゃ)がついています。また、手話(しゅわ)通訳者(つうやくしゃ)がいます。手話(しゅわ)通訳者(つうやくしゃ)は、手話(しゅわ)ができる(ひと)と、手話(しゅわ)ができない(ひと)がお(たが)いに 理解(りか い)することを手助(てだす)けしてくれる(ひと)です。

こうした、いろいろな障害(しょうがい)(おう)じた対応(たいおう)合理的(ごうりてき)配慮(はいりょ))は、全員(ぜんいん)会議(かいぎ)にきちんと参加(さんか)するためには()かせません。

推進(すいしん)会議(かいぎ)様子(ようす)内閣府(ないかくふ)のホームページ((ちゅう))の動画(どうが)でも()られるようになっています。動画(どうが)にも字幕(じまく)手話(しゅわ)があります。ぜひ、ご(らん)ください。

※パソコンを()っていない、使(つか)うことが(むずか)しい(ひと)は、()んでいる(まち)役所(やくしょ)支援者(しえんしゃ)などに相談(そうだん)してみてください。

イエローカードを出している土本構成員

推進(すいしん)会議(かいぎ)土本(つちもと)秋夫(あきお)構成員(こうせいいん)がイエローカードを()している様子(ようす)

(ちゅう)) 内閣府(ないかくふ)障害者(しょうがいしゃ)施策(しさく)ホームページ

http://www8.cao.go.jp/shougai/index.html

3 改正(かいせい)障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)について

(だい)1(しょう) 総則(そうそく)全体(ぜんたい)にかかわる()まりごと)

(だい)1(じょう) 目的(もくてき)目指(めざ)すこと)

この法律(ほうりつ)は、すべての(ひと)人権(じんけん)()っているという(かんが)(かた)(もと)づいて、障害(しょうがい)があってもなくても()けられず、一人(ひとり)ひとりを大切(たいせつ)にする社会(しゃかい)(つぎからは「共生(きょうせい)社会(しゃかい)」といいます)をつくるために、自立(じりつ)社会(しゃかい)参加(さんか)支援(しえん)する法律(ほうりつ)制度(せいど)をよりよいものにしたり、つくったりすることを目指(めざ)します。

(だい)2(じょう) 定義(ていぎ)(この法律(ほうりつ)使(つか)われている言葉(ことば)意味(いみ)

障害(しょうがい)のある(ひと)とは、身体(しんたい)障害(しょうがい)知的(ちてき)障害(しょうがい)のある(ひと)や、発達(はったつ)障害(しょうがい)(ふく)めた精神(せいしん)障害(しょうがい)のある(ひと)、その()障害(しょうがい)のある(ひと)で、障害(しょうがい)社会的(しゃかいてき)障壁(しょうへき)社会(しゃかい)のかべ)によって、((らしにくく、()きにくい状態(じょうたい)(つづ)いている(ひと)をいいます。

社会的(しゃかいてき)障壁(しょうへき)社会(しゃかい)のかべ)とは、障害(しょうがい)のある(ひと)()らしにくく、()きにくくする社会(しゃかい)にあるもの全部(ぜんぶ)で、つぎのようなものです。

  • ことがら(たとえば、早口(はやくち)()かりにくく、あいまいな案内(あんない)説明(せつめい)
  • (もの)(たとえば、段差(だんさ)、むずかしい言葉(ことば)手話(しゅわ)通訳(つうやく)のない講演(こうえん)字幕(じまく)のないテレビ番組(ばんぐみ)(おと)のならない信号(しんごう)
  • 制度(せいど)(たとえば、納得(なっとく)していないのに入院(にゅういん)させられる・医療費(いりょうひ)(たか)くて必要(ひつよう)医療(いりょう)()けられない・近所(きんじょ)のともだちと一緒(いっしょ)学校(がっこう)()くことが(みと)められないことがあること)
  • 習慣(しゅうかん)(たとえば、障害(しょうがい)のある(ひと)結婚式(けっこんしき)葬式(そうしき)()ばれないこと、障害(しょうがい)のある(ひと)()ども(あつか)いされること)
  • (かんが)(かた)(たとえば、障害(しょうがい)のある(ひと)施設(しせつ)病院(びょういん)()らしたほうが(しあわ)せだ、障害(しょうがい)のある(ひと)施設(しせつ)病院(びょういん)()()めるべきだ、障害(しょうがい)のある(ひと)結婚(けっこん)子育(こそだ)てができない)

(だい)3(じょう) 地域(ちいき)社会(しゃかい)における共生等(きょうせいとう)(みんなと一緒(いっしょ)にまちで()らすこと)<基本(きほん)原則(げんそく)1>

共生(きょうせい)社会(しゃかい)をつくるために、つぎのことを目指(めざ)します。大事(だいじ)なことは、障害(しょうがい)のある(ひと)障害(しょうがい)のない(ひと)(おな)人権(じんけん)をもっていて、大切(たいせつ)(ひと)として(みと)められ、人間(にんげん)らしく()らし、()きる権利(けんり)があることです。

  • 障害(しょうがい)のある(ひと)みんなが、社会(しゃかい)のすべての場面(ばめん)参加(さんか)できるようにすること
  • 障害(しょうがい)のある(ひと)みんなが、どこで(だれ)()らすのか自分(じぶん)(えら)ぶことができて、地域(ちいき)でみんなと一緒(いっしょ)()らせるようにすること
  • 障害(しょうがい)のある(ひと)みんなが、手話(しゅわ)などのことばや必要(ひつよう)なコミュニケーション(気持(きもち)ちを(つた)えること)の方法(ほうほう)点字(てんじ)(ゆび)点字(てんじ)(しょく)手話(しゅわ)要約(ようやく)筆記(ひっき)筆談(ひつだん)、わかりやすいことば)を(えら)ぶことができるようにすること。また、情報(じょうほう)()()れたり、使(つか)ったりする方法(ほうほう)(えら)べるようにすること

(だい)4(じょう) 差別(さべつ)禁止(きんし)差別(さべつ)をなくすこと)<基本(きほん)原則(げんそく)2>

障害(しょうがい)があるからという理由(りゆう)障害(しょうがい)のある(ひと)差別(さべつ)してはいけません。差別(さべつ)など、障害(しょうがい)のある(ひと)権利(けんり)(みと)めないようなことをしてはいけません。

社会的(しゃかいてき)障壁(しょうへき)社会(しゃかい)のかべ)のために(こま)っている障害(しょうがい)のある(ひと)がいて、その障壁(しょうへき)をなくすための負担(ふたん)(おお)きすぎないときは、差別(さべつ)をすることにならないように、その障壁(しょうへき)をなくすために必要(ひつよう)理由(りゆう)のある対応(たいおう)合理的(ごうりてき)配慮(はいりょ) )をしなければなりません。

(くに)は、差別(さべつ)とは(なに)かをみんなに(つた)え、差別(さべつ)をなくすために必要(ひつよう)情報(じょうほう)(あつ)め、整理(せいり)し、ほしい(ひと)()(はい)るようにしなければなりません。

音声の時計で時間を確認する男性と手話の女性

(だい)5(じょう) 国際的(こくさいてき)協調(きょうちょう)世界(せかい)(ひと)協力(きょうりょく)しあうこと)<基本(きほん)原則(げんそく)3>

共生(きょうせい)社会(しゃかい)をつくるために、世界(せかい)(ひと)協力(きょうりょく)しなければなりません。

(だい)6(じょう) (くに)(およ)地方(ちほう)公共(こうきょう)団体(だんたい)責務(せきむ)(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)責任(せきにん)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、共生(きょうせい)社会(しゃかい)をつくるために、地域(ちいき)社会(しゃかい)における共生(きょうせい)(みんなと一緒(いっしょ)にまちで()らすこと)、差別(さべつ)禁止(きんし)差別(さべつ)をなくすこと)、国際的(こくさいてき)協調(きょうちょう)世界(せいかい)(ひと)協力(きょうりょく)しあうこと)という基本(きほん)原則(げんそく)大事(だいじ)()まりごと)にしたがって、障害(しょうがい)のある(ひと)自立(じりつ)社会(しゃかい)参加(さんか)支援(しえん)のための法律(ほうりつ)制度(せいど)(おこな)責任(せきにん)があります。

(だい)7(じょう) 国民(こくみん)理解(りかい)(みんなが理解(りかい)すること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、地域(ちいき)社会(しゃかい)における共生(きょうせい)(みんなと一緒(いっしょ)にまちで()らすこと)、差別(さべつ)禁止(きんし)差別(さべつ)をなくすこと)、国際的(こくさいてき)協調(きょうちょう)世界(せかい)(ひと)協力(きょうりょく)しあうこと)という基本(きほん)原則(げんそく)大事(だいじ)()まりごと)について、みんなの理解(りかい)(ふか)めるために必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)(おこな)わなければなりません。

(だい)8(じょう) 国民(こくみん)責務(せきむ)(みんなの責任(せきにん)

みんなは、地域(ちいき)社会(しゃかい)における共生(きょうせい)(みんなと一緒(いっしょ)にまちで()らすこと)、差別(さべつ)禁止(きんし)差別(さべつ)をなくすこと)、国際的(こくさいてき)協調(きょうちょう)世界(せかい)(ひと)協力(きょうりょく)しあうこと)という基本(きほん)原則(げんそく)大事(だいじ)()まりごと)にしたがって、共生社会(きょうせいしゃかい)をつくるために、努力(どりょく)しなければなりません。

(だい)9(じょう) 障害者(しょうがいしゃ)週間(しゅうかん)

みんなに地域(ちいき)社会(しゃかい)における共生(きょうせい)(みんなと一緒(いっしょ)にまちで()らすこと)、差別(さべつ)禁止(きんし)差別(さべつ)をなくすこと)、国際的(こくさいてき)協調(きょうちょう)世界(せかい)(ひと)協力(きょうりょく)しあうこと)という基本(きほん)原則(げんそく)大事(だいじ)()まりごと)について(つた)え、障害(しょうがい)のある(ひと)がすべての活動(かつどう)参加(さんか)できるようにするために、障害者(しょうがいしゃ)週間(しゅうかん)(おこな)います。障害者(しょうがいしゃ)週間(しゅうかん)は、毎年(まいとし)12(がつ)3(にち)から12(がつ)9()までの1週間(しゅうかん)です。

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)のために活動(かつどう)する団体(だんたい)などと協力(きょうりょく)しながら、障害者(しょうがいしゃ)週間(しゅうかん)行事(ぎょうじ)をするよう、努力(どりょく)しなければなりません。

(だい)10(じょう) 施策(しさく)基本(きほん)方針(ほうしん)法律(ほうりつ)制度(せいど)基本的(きほんてき)(かんが)(かた)

障害(しょうがい)のある(ひと)自立(じりつ)社会(しゃかい)参加(さんか)支援(しえん)のための法律(ほうりつ)制度(せいど)は、障害(しょうがい)のある(ひと)性別(せいべつ)年齢(ねんれい)、どんな障害(しょうがい)があるか、どんな()らしをしているかによって、つくられ、(おこな)われなければなりません。

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)自立(じりつ)社会(しゃかい)参加(さんか)支援(しえん)する法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくり、(おこな)うときは、障害(しょうがい)のある(ひと)や、家族(かぞく)支援(しえん)する(ひと)たちなどの意見(いけん)大切(たいせつ)にするように努力(どりょく)しなければなりません。

(だい)11(じょう) 障害者(しょうがいしゃ)基本(きほん)計画(けいかく)(とう)障害(しょうがい)のある(ひと)のための法律(ほうりつ)制度(せいど)基本的(きほんてき)計画(けいかく)

(くに)は、障害(しょうがい)のある(ひと)自立(じりつ)社会(しゃかい)参加(さんか)支援(しえん)する法律(ほうりつ)制度(せいど)(おこな)うために、障害(しょうがい)のある(ひと)のための法律(ほうりつ)制度(せいど)基本的(きほんてき)計画(けいかく)(つぎからは「障害者(しょうがいしゃ)基本(きほん)計画(けいかく)」といいます)をつくらなければなりません。

都道府県(とどうふけん)は、障害者(しょうがいしゃ)基本(きほん)計画(けいかく)(もと)づいて、それぞれの都道府県(とどうふけん)障害(しょうがい)のある(ひと)のことを(かんが)えて、基本的(きほんてき)計画(けいかく)(つぎからは「都道府県(とどうふけん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)」といいます)をつくらなければなりません。

市町村(しちょうそん)は、障害者(しょうがいしゃ)基本(きほん)計画(けいかく)都道府県(とどうふけん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)(もと)づいて、それぞれの市町村(しちょうそん)障害(しょうがい)のある(ひと)のことを(かんが)えて、基本的(きほんてき)計画(けいかく)(つぎからは「市町村(しちょうそん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)」といいます)をつくらなければなりません。

内閣(ないかく)総理(そうり)大臣(だいじん)は、関係(かんけい)する大臣(だいじん)(はなし)()いながら、障害者(しょうがいしゃ)政策(せいさく)委員会(いいんかい)((だい)32(じょう))の意見(いけん)()いて、障害者(しょうがいしゃ)基本(きほん)計画(けいかく)(あん)をつくり、すべての大臣(だいじん)(たし)かめて、決定(けってい)閣議(かくぎ)決定(けってい))をしてもらわなければなりません。障害者(しょうがいしゃ)基本(きほん)計画(けいかく)()える(とき)(おな)じです。

国の決定手順

都道府県(とどうふけん)は、都道府県(とどうふけん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)をつくるときと()えるときに、これまであった地方(ちほう)障害者(しょうがいしゃ)施策(しさく)推進(すいしん)協議会(きょうぎかい)()わる(あたら)しい審議会(しんぎかい)意見(いけん)()()い、(はな)()会議(かいぎ)(だい)36(じょう))の意見(いけん)()かなければなりません。

市町村(しちょうそん)は、市町村(しちょうそん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)をつくるときと()えるときに、これまであった地方(ちほう)障害者(しょうがいしゃ)施策(しさく)推進(すいしん)協議会(きょうぎかい)()わる(あたら)しい審議会(しんぎかい)意見(いけん)()()い、(はな)()会議(かいぎ)(だい)36(じょう))の意見(いけん)()かなければなりません。その審議会(しんぎかい)がない場合(ばあい)は、障害(しょうがい)のある(ひと)家族(かぞく)支援(しえん)する(ひと)などの意見(いけん)()かなければなりません。

都道府県の決定手順

市町村の決定手順

(だい)12(じょう)法制上(ほうりつじょう)措置(そち)(とう)法律(ほうりつ)について(おこな)うこと)

(くに)は、この法律(ほうりつ)目的(もくてき)達成(たっせい)するために、必要(ひつよう)法律(ほうりつ)(あたら)しくつくったり、(いま)ある法律(ほうりつ)()えたり、お(かね)用意(ようい)しなければなりません。

(だい)13(じょう)年次(ねんじ)報告(ほうこく)毎年(まいとし)報告(ほうこく)

(くに)は、障害(しょうがい)のある(ひと)のための法律(ほうりつ)制度(せいど)がどのように(おこな)われたかについての報告書(ほうこくしょ)を、毎年(まいとし)国会(こっかい)()さなければなりません。

(だい)2(しょう)障害者(しょうがいしゃ)自立(じりつ)(およ)社会(しゃかい)参加(さんか)支援(しえん)(とう)のための基本的(きほんてき)施策(しさく)障害(しょうがい)のある(ひと)自立(じりつ)社会(しゃかい)参加(さんか)をするための基本的(きほんてき)法律(ほうりつ)制度(せいど)

(だい)14(じょう)医療(いりょう)介護(かいご)(とう)病院(びょういん)支援(しえん)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)性別(せいべつ)年齢(ねんれい)、どんな障害(しょうがい)があるか、どんな()らしをしているかによって、障害(しょうがい)のある(ひと)病院(びょういん)()ったり、医者(いしゃ)にみてもらったり、日常(にちじょう)生活(せいかつ)での支援(しえん)(ガイドヘルパーやホームヘルパーなど)、健康(けんこう)(たも)つための支援(しえん)など、自立(じりつ)のために必要(ひつよう)支援(しえん)()けられるようにしなければなりません。

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)身近(みぢか)場所(ばしょ)病院(びょういん)()けたり、医者(いしゃ)にみてもらえたり、支援(しえん)()けられるようにする法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。 (くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)病院(びょういん)()ったり、医者(いしゃ)にみてもらったり、支援(しえん)()ける(とき)障害(しょうがい)のある(ひと)人権(じんけん)(まも)られるようにしなければなりません。

(だい)15(じょう)年金(ねんきん)(とう)障害者(しょうがいしゃ)年金(ねんきん)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)自立(じりつ)して、安心(あんしん)して()らせるようにするために、年金(ねんきん)手当(てあて)について必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。

(だい)16(じょう)教育(きょういく)学校(がっこう)勉強(べんきょう)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)一人(ひとり)ひとりが、年齢(ねんれい)能力(のうりょく)見合(みあ)った(かたち)勉強(べんきょう)しやすいように、勉強(べんきょう)内容(ないよう)(すす)(かた)をより()いものにしなければなりません。そのとき、障害(しょうがい)のある()どもや生徒(せいと)と、障害(しょうがい)のない()どもや生徒(せいと)一緒(いっしょ)勉強(べんきょう)できるようにします。

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある()どもや生徒(せいと)保護者(ほごしゃ)(おや)など)に(たい)して、情報(じょうほう)をきちんと(つた)え、障害(しょうがい)のある()どもや生徒(せいと)保護者(ほごしゃ)意見(いけん)大切(たいせつ)にしなければなりません。

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)教育(きょういく)について調(しら)べたり、いい先生(せんせい)(やと)ったり、先生(せんせい)がもっと勉強(べんきょう)研修(けんしゅう)をするようにしたり、使(つか)いやすい教科書(きょうかしょ)参考書(さんこうしょ)用意(ようい)したり、学校(がっこう)建物(たてもの)使(つか)いやすくしなければなりません。

学校で学ぶイメージ

(だい)17(じょう)療育(りょういく)()どもへの支援(しえん)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある()どもが、身近(みぢか)場所(ばしょ)支援(しえん)()けられるようにしなければなりません。

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある()どもへの支援(しえん)について調(しら)べたり、方法(ほうほう)(かんが)えて、みんなに(つた)えたりしなければなりません。また、障害(しょうがい)のある()どもを支援(しえん)することに(くわ)しい職員(しょくいん)(そだ)てなければなりません。

(だい)18(じょう)職業(しょくぎょう)相談(そうだん)(とう)仕事(しごと)についての相談(そうだん)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)が、いろいろな仕事(しごと)ができるように努力(どりょく)しなければなりません。(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)一人(ひとり)ひとりに()うように、仕事(しごと)についての相談(そうだん)職業(しょくぎょう)訓練(くんれん)をしなければなりません。

(だい)19(じょう)雇用(こよう)促進(そくしん)(とう)就職(しゅうしょく)しやすくすること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)会社(かいしゃ)障害(しょうがい)のある(ひと)をもっと(かよ)うようにするために、障害(しょうがい)のある(ひと)優先的(ゆうせんてき)(かよ)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。

会社(かいしゃ)は、障害(しょうがい)のある(ひと)(はたら)けるように、障害(しょうがい)のある(ひと)一人(ひとり)ひとりにあった必要(ひつよう)支援(しえん)(おこな)い、障害(しょうがい)のある(ひと)仕事(しごと)(つづ)けられるようにしなければなりません。

(だい)20(じょう)住宅(じゅうたく)確保(かくほ)()むところがあるようにすること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)が、みんなと一緒(いっしょ)地域(ちいき)安心(あんしん)した()らしができるようにするために、障害(しょうがい)のある(ひと)のための住宅(じゅうたく)用意(ようい)し、障害(しょうがい)のある(ひと)()らしやすい()むところを()やさなければなりません。

(だい)21(じょう)公共的(こうきょうてき)施設(しせつ)のバリアフリー()(みんなが使(つか)建物(たてもの)場所(ばしょ)()(もの)などをバリアフリーにすること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、みんなが使(つか)建物(たてもの)場所(ばしょ)()(もの)(バス、電車(でんしゃ)地下鉄(ちかてつ)飛行機(ひこうき)など)をバリアフリーにしなければなりません。

(だい)22(じょう)情報(じょうほう)利用(りよう)におけるバリアフリー()(とう)情報(じょうほう)のバリアフリー)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)情報(じょうほう)(らく)()ったり、使(つか)ったり、自分(じぶん)気持(きも)ちを(あらわ)し、(ほか)(ひと)気持(きも)ちを(つた)えるために、使(つか)いやすいコンピューターや携帯(けいたい)電話(でんわ)がつくられるようにしなければなりません。また、(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)(ほか)(ひと)気持(きも)ちを()かり()うための支援者(しえんしゃ)()やし、(そだ)て、派遣(はけん)するために必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、地震(じしん)津波(つなみ)火事(かじ)台風(たいふう)洪水(こうずい)などの災害(さいがい)()きた(とき)に、安全(あんぜん)でいられるために必要(ひつよう)情報(じょうほう)障害(しょうがい)のある(ひと)にすぐ(つた)わるように、必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。

(だい)23(じょう)相談(そうだん)(とう)(こま)ったときに、相談(そうだん)できること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)自分(じぶん)気持(きも)ちに沿()って()められるように支援(しえん)すること(意思(いし)決定(けってい)支援(しえん))を大切(たいせつ)にして、障害(しょうがい)のある(ひと)家族(かぞく)相談(そうだん)できるようにしなければなりません。

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)家族(かぞく)支援(しえん)する(ひと)などが相談(そうだん)できるように、関係(かんけい)する役所(やくしょ)がお(たが)いに協力(きょうりょく)するようにしなければなりません。

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)家族(かぞく)がお(たが)いに(ささ)えあうための活動(かつどう)支援(しえん)しなければなりません。

(だい)24(じょう)経済的(けいざいてき)負担(ふたん)軽減(けいげん)(はら)わなければならないお(かね)(すく)なくすること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)と、障害(しょうがい)のある(ひと)生活(せいかつ)(ささ)えている(ひと)(はら)わなければならないお(かね)(すく)なくし、障害(しょうがい)のある(ひと)自立(じりつ)できるようにするために、税金(ぜいきん)(やす)くしたり、電車(でんしゃ)やバスの運賃(うんちん)入場(にゅうじょう)料金(りょうきん)などを(やす)くするなど、必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりませ

(だい)25(じょう)文化的(ぶんかてき)諸条件(しょじょうけん)整備(せいび)(とう)文化(ぶんか)活動(かつどう)をしやすくすること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)が、文化(ぶんか)芸術(げいじゅつ)活動(かつどう)(テレビ、映画(えいが)(ほん)美術(びじゅつ)、ダンスなど)やスポーツ、レクリエーションができるようにするために必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。

(だい)26(じょう)防災(ぼうさい)(およ)防犯(ぼうはん)災害(さいがい)犯罪(はんざい)から(まも)ること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)がみんなと一緒(いっしょ)にまちで()らせるように、障害(しょうがい)のある(ひと)性別(せいべつ)年齢(ねんれい)、どんな障害(しょうがい)があるか、どんな障害(しょうがい)があるか、どんな()らしをしているかによって、障害(しょうがい)のある(ひと)災害(さいがい)地震(じしん)津波(つなみ)火事(かじ)台風(たいふう)洪水(こうずい)など)や犯罪(はんざい)から(まも)るために、必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。

災害のイメージ

(だい)27(じょう)消費者(しょうひしゃ)としての障害者(しょうがいしゃ)保護(ほご)()(もの)契約(けいやく)をする(とき)に、障害(しょうがい)のある(ひと)(まも)ること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)消費者(しょうひしゃ)()(もの)契約(けいやく)をする(ひと))として、お(かね)使(つか)うときに、(そん)をしたり、だまされないようにしなければなりません。そのために、わかりやすい方法(ほうほう)情報(じょうほう)(つた)え、障害(しょうがい)のある(ひと)がよいものを(えら)べるように、必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。

事業主(じぎょうぬし)会社(かいしゃ)など)は、障害(しょうがい)のある(ひと)消費者(しょうひしゃ)としてお(かね)使(つか)うときに、(そん)をしたり、だまされないように、わかりやすい方法(ほうほう)情報(じょうほう)(つた)えるように努力(どりょく)しなければなりません。

(だい)28(じょう) 選挙(せんきょ)(とう)における配慮(はいりょ)選挙(せんきょ)投票(とうひょう)しやすくすること)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のある(ひと)選挙(せんきょ)(らく)投票(とうひょう)できるようにするために、投票(とうひょう)(じょ)をつかいやすくするなど、必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。

(だい)29(じょう) 司法(しほう)手続(てつづ)きにおける配慮(はいりょ)(とう)裁判(さいばん)捜査(そうさ)必要(ひつよう)支援(しえん)

(くに)都道府県(とどうふけん)警察(けいさつ)は、裁判(さいばん)捜査(そうさ)のとき、障害(しょうがい)のある(ひと)自分(じぶん)権利(けんり)をしっかりと使(つか)える(弁護士(べんごし)()んだり、家族(かぞく)友人(ゆうじん)支援(しえん)(しゃ)連絡(れんらく)するなど)ようにするために、障害(しょうがい)のある(ひと)一人(ひとり)ひとりが自分(じぶん)のことを(つた)えたり、必要(ひつよう)なことを(つた)えてもらったりする方法(ほうほう)手話(しゅわ)やわかりやすいことば、支援(しえん)(しゃ)付添(つきそい)など)を(えら)べるようにしなければなりません。そして、(くに)都道府県(とどうふけん)警察(けいさつ)は、裁判官(さいばんかん)警察官(けいさつかん)検察官(けんさつかん)刑務官(けいむかん)などが研修(けんしゅう)()けるなど、必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくらなければなりません。

(だい)30(じょう) 国際(こくさい)協力(きょうりょく)世界(せかい)(ひと)協力(きょうりょく)しあうこと)

(くに)は、障害(しょうがい)のある(ひと)自立(じりつ)社会(しゃかい)参加(さんか)のために、外国(がいこく)政府(せいふ)国際(こくさい)連合(れんごう)国連(こくれん))、障害(しょうがい)のある(ひと)団体(だんたい)などと情報(じょうほう)交換(こうかん)し、必要(ひつよう)法律(ほうりつ)制度(せいど)をつくるように努力(どりょく)しなければなりません。

国際協力のイメージ

(だい)3(しょう) 障害(しょうがい)原因(げんいん)となる傷病(しょうびょう)予防(よぼう)(かん)する基本的(きほんてき)施策(しさく)障害(しょうがい)のもとになることをなくすための法律(ほうりつ)制度(せいど)

(だい)31(じょう) 障害(しょうがい)原因(げんいん)となる傷病(しょうびょう)予防(よぼう)(かん)する基本的(きほんてき)施策(しさく)障害(しょうがい)のもとになることをなくすための法律(ほうりつ)制度(せいど)

(くに)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)は、障害(しょうがい)のもとになるけがや病気(びょうき)調(しら)べたり、研究(けんきゅう)をしなければなりません。また、けがや病気(びょうき)をふせぐために調(しら)べたり、研究(けんきゅう)をしなければなりません。難病(なんびょう)(なお)すのが(むずか)しい特定(とくてい)病気(びょうき))に関係(かんけい)する、障害(しょうがい)のある(ひと)についての法律(ほうりつ)制度(せいど)をしっかりと(すす)めるように努力(どりょく)をしなければなりません。

(だい)4(しょう) 障害者(しょうがいしゃ)政策(せいさく)委員会(いいんかい)(とう)

(だい)32(じょう) 障害者(しょうがいしゃ)政策(せいさく)委員会(いいんかい)設置(せっち)障害者(しょうがいしゃ)政策(せいさく)委員会(いいんかい)をつくること)

内閣府(ないかくふ)(いろいろな役所(</rpb>やくしょ)関係(かんけい)することを調整(ちょうせい)する役所(やくしょ))は、(だい)11(じょう)()まっていることをするために、障害者(しょうがいしゃ)政策(せいさく)委員会(いいんかい)(つぎからは「政策(せいさく)委員会(いいんかい)」といいます)を内閣府(ないかくふ)につくらなければなりません。

政策(せいさく)委員会(いいんかい)仕事(しごと)はつぎのとおりです。

  • 障害者(しょうがいしゃ)基本(きほん)計画(けいかく)をつくったり、()えたりすることについて意見(いけん)()います
  • 障害者(しょうがいしゃ)基本(きほん)計画(けいかく)について、調(しら)べて(はな)()って、必要(ひつよう)場合(ばあい)は、内閣(ないかく)総理(そうり)大臣(だいじん)関係(かんけい)する大臣(だいじん)意見(いけん)をいったり、政策(せいさく)委員会(いいんかい)がよいと(おも)うことを(つよ)(すす)めます(勧告(かんこく)
  • 内閣(ないかく)総理(そうり)大臣(だいじん)関係(かんけい)する大臣(だいじん)は、勧告(かんこく)をうけたら、そのために(おこな)ったことについて政策(せいさく)委員会(いいんかい)報告(ほうこく)しなければなりません

(だい)33(じょう) 政策(せいさく)委員会(いいんかい)組織(そしき)(およ)運営(うんえい)政策(せいさく)委員会(いいんかい)はどのようにつくられ、(なに)をするか)

政策(せいさく)委員会(いいんかい)は、委員(いいん)30(にん)以内(いない)でつくります。政策(せいさく)委員会(いいんかい)障害(しょうがい)のある(ひと)障害(しょうがい)のある(ひと)自立(じりつ)社会(しゃかい)参加(さんか)のために(はたら)いている(ひと)知識(ちしき)経験(けいけん)がある(ひと)(なか)から内閣(ないかく)総理(そうり)大臣(だいじん)()めます。政策(せいさく)委員会(いいんかい)は、さまざまな障害(しょうがい)のある(ひと)意見(いけん)()いて、障害(しょうがい)のある(ひと)のことをよく理解(りかい)したうえで調(しら)べたり、(はな)()いができるように、委員(いいん)(えら)ばなければなりません。

(だい)34(じょう) 政策(せいさく)委員会(いいんかい)組織(そしき)(およ)運営(うんえい)政策(せいさく)委員会(いいんかい)はどのようにつくられ、(なに)をするか)

政策(せいさく)委員会(いいんかい)は、()められた仕事(しごと)をするために、必要(ひつよう)なときは関係(かんけい)する役所(やくしょ)(ちょう)責任者(せきにんしゃ))に(たい)して、必要(ひつよう)書類(しょるい)()させたり、意見(いけん)()ってもらったり、説明(せつめい)してもらうことなど、協力(きょうりょく)(たの)むことができます。

政策(せいさく)委員会(いいんかい)は、()められた仕事(しごと)をするために、(とく)必要(ひつよう)なときは、役所(やくしょ)(ちょう)責任者(せきにんしゃ)以外(いがい)(ひと)にも協力(きょうりょく)(たの)むことができます。

(だい)35(じょう) 政策(せいさく)委員会(いいんかい)組織(そしき)(およ)運営(うんえい)政策(せいさく)委員会(いいんかい)はどのようにつくられ、(なに)をするか)

(だい)33(じょう)(だい)34(じょう)()いてあること以外(いがい)政策(せいさく)委員会(いいんかい)について必要(ひつよう)なことは政令(せいれい)内閣(ないかく)命令(めいれい))で()めます。

(だい)36(じょう) 都道府県(とどうふけん)(とう)における合議制(ごうぎせい)機関(きかん)都道府県(とどうふけん)市町村(しちょうそん)審議会(しんぎかい)

都道府県(とどうふけん)は、地方(ちほう)審議会(しんぎかい)をつくらなければなりません。地方(ちほう)審議会(しんぎかい)は、都道府県(とどうふけん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)について意見(いけん)()します。地方(ちほう)審議会(しんぎかい)は、都道府県(とどうふけん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)計画(けいかく)(どお)りに(おこな)われているかどうかを調(しら)べ、(おこ)なわれていないときは注意(ちゅうい)します。

政令(せいれい)指定(してい)都市(とし)は、地方(ちほう)審議会(しんぎかい)をつくらなければなりません。地方(ちほう)審議会(しんぎかい)は、政令(せいれい)指定(してい)都市(とし)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)について意見(いけん)()します。地方(ちほう)審議会(しんぎかい)は、政令(せいれい)指定(してい)都市(とし)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)計画(けいかく)(どお)りに(おこ)なわれているかどうかを調(しら)べ、(おこ)なわれていないときは注意(ちゅうい)します。

市町村(しちょうそん)は、地方(ちほう)審議会(しんぎかい)をつくることができます。地方(ちほう)審議会(しんぎかい)は、市町村(しちょうそん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)について意見(いけん)()します。地方(ちほう)審議会(しんぎかい)は、市町村(しちょうそん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)(すす)めるために必要(ひつよう)なことを調(しら)べます。また、 地方(ちほう)審議会(しんぎかい)は、市町村(しちょうそん)障害者(しょうがいしゃ)計画(けいかく)計画(けいかく)(どお)りに(おこ)なわれているかどうかを調(しら)べ、(おこ)なわれていないときは注意(ちゅうい)します。また、地方(ちほう)審議会(しんぎかい)は、いろいろな役所(やくしょ)関係(かんけい)することを調(しら)べて(はな)()います。

附則(ふそく)(そのほか)の(おも)なもの

(だい)1(じょう) 

政策(せいさく)委員会(いいんかい)はこの法律(ほうりつ)(はじ)まってから1(ねん)以内(いない)につくらなければなりません。

(だい)2(じょう) 

(くに)は、3(ねん)()に、改正(かいてい)された障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)がしっかりと(おこな)われているかどうかを調(しら)べて、その結果(けっか)(もと)づいて必要(ひつよう)なことをしなければなりません。

(くに)は、障害(しょうがい)のある(ひと)必要(ひつよう)支援(しえん)()けて自立(じりつ)した生活(せいかつ)ができるようにするために、保健(ほけん)健康(けんこう)でいられること)や医療(いりょう)病院(びょういん)()ったり医者(いしゃ)にみてもらうこと)、福祉(ふくし)必要(ひつよう)なときに(たす)けてもらうこと)がお(たが)いに協力(きょうりょく)することなど、障害(しょうがい)のある(ひと)への支援(しえん)について(かんが)え、その結果(けっか)(もと)づいて必要(ひつよう)なことをします。

このパンフレットは「改正(かいせい)障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)」を一人(ひとり)でも(おお)くの皆様(みなさま)にわかりやすく(つた)えたいという(わたし)たち推進(すいしん)会議(かいぎ)(おも)いをこめてつくりました。しかし、十分(じゅうぶん)でないところもあるかと(おも)います。

たとえば、このわかりやすい(ばん)のもとになった改正(かいせい)障害者(しょうがいしゃ)基本法(きほんほう)には「可能(かのう)(かぎ)り」(できるだけ)ということばが6(かい)(だい)3(じょう)で2(かい)(だい)14(じょう)で1(かい)(だい)16(じょう)で2(かい)(だい)17(じょう)で1(かい))でてきますが、その説明(せつめい)省略(しょうりゃく)しています(ただ、「可能(かのう)(かぎ)り」(できるだけ)は、(よわ)くする()(かた)ではなく、できるようにするために最大(さいだい)努力(どりょく)をするという意味(いみ)だという説明(せつめい)国会(こっかい)でありました。)。

ぜひ皆様(みなさま)工夫(くふう)していただければ(さいわ)いです。

(しょう)がい(しゃ)制度(せいど)改革(かいかく)推進(すいしん)会議(かいぎ)構成員(こうせいいん)名簿(めいぼ)

議長(ぎちょう) ★議長(ぎちょう)代理(だいり)

大久保(おおくぼ) 常明(つねあき) ((ふく)全日本(ぜんにほん)()をつなぐ育成会(いくせいかい)顧問(こもん)

大谷(おおたに) 恭子((きょうこ) 弁護士(べんごし)

大濱(おおはま) (まこと) ((しゃ)全国(ぜんこく)脊髄(せきずい)損傷者(そんしょうしゃ)連合会(れんごうかい)副理事長(ふくりじちょう)

小川(おがわ) 榮一(えいいち) 日本(にほん)障害(しょうがい)フォーラム代表(だいひょう)

尾上(おのうえ) 浩二(こうじ) (NPO)障害者(しょうがいしゃ)インターナショナル日本(にほん)会議(かいぎ)事務局長(じむきょくちょう)

勝又(かつまた) 幸子(ゆきこ) 国立(こくりつ)社会(しゃかい)保障(ほしょう)人口(じんこう)問題(もんだい)研究所(けんきゅうじょ)情報(じょうほう)調査(ちょうさ)分析(ぶんせき)部長(ぶちょう)

門川(かどかわ) 紳一郎(しんいちろう) ((ふく)全国(ぜんこく)(もう)ろう(しゃ)協会(きょうかい)評議員(ひょうぎいん)

川﨑(かわさき) 洋子(ようこ) (NPO)全国(ぜんこく)精神(せいしん)保健(ほけん)福祉会(ふくしかい)連合会(れんごうかい)理事長(りじちょう)

北野(きたの) 誠一(せいいち) (NPO)おおさか地域(ちいき)生活(せいかつ)支援(しえん)ネットワーク理事長(りじちょう)

清原(きよはら) 慶子(けいこ) 三鷹(みたか)市長(しちょう)

佐藤(さとう) 久夫(ひさお) 日本(にほん)社会(しゃかい)事業(じぎょう)大学(だいがく)教授(きょうじゅ)

新谷(しんたに) 友良(ともよし) ((しゃ)全日本(ぜんにっぽん)難聴者(なんちょうしゃ)中途(ちゅうと)失聴者(しっちょうしゃ)団体(だんたい)連合会(れんごうかい)常務(じょうむ)理事(りじ)

関口(せきぐち) 明彦(あきひこ) 全国(ぜんこく)精神病(せいしんびょう)(しゃ)集団(しゅうだん)運営(うんえい)委員(いいん)

竹下(たけした) 義樹(よしき) ((ふく)日本(にほん)盲人会(もうじんかい)連合(れんごう)副会長(ふくかいちょう)

土本(つちもと) 秋夫(あきお) ピープルファースト北海道(ほっかいどう)会長(かいちょう)

堂本(どうもと) 暁子(あきこ) (ぜん)千葉県(ちばけん)知事(ちじ)

中西(なかにし) 由起子(ゆきこ) アジア・ディスアビリティ・インスティテート代表(だいひょう)

長瀬(ながせ) (おさむ) 東京(とうきょう)大学(だいがく)大学院(だいがくいん)特任(とくにん)(じゅん)教授(きょうじゅ)

花井(はない) 圭子(けいこ) 日本(にほん)労働(ろうどう)組合(くみあい)総連合会(そうれんごうかい)総合(そうごう)政策(せいさく)局長(きょくちょう)

久松(ひさまつ) 三二(みつじ) ((ざい)全日本(ぜんにほん)ろうあ連盟(れんめい)常任(じょうにん)理事(りじ)事務局長(じむきょくちょう)

藤井(ふじい) 克徳(かつのり) 日本(にほん)障害(しょうがい)フォーラム幹事会(かんじかい)議長(ぎちょう) 日本(にほん)障害者(しょうがいしゃ)協議会(きょうぎかい)常務(じょうむ)理事(りじ)

松井(まつい) 亮輔(りょうすけ) 法政(ほうせい)大学(だいがく)名誉(めいよ)教授(きょうじゅ)

(もり) 祐司(ゆうじ) ((ふく)日本(にほん)身体(しんたい)障害者(しょうがいしゃ)団体(だんたい)連合会(れんごうかい)常務(じょうむ)理事(りじ)事務局長(じむきょくちょう)

山崎(やまざき) 公士(こうし) 神奈川(かながわ)大学(だいがく)教授(きょうじゅ)

オブザーバー

遠藤(えんどう) 和夫(かずお) 日本(にほん)経済(けいざい)団体(だんたい)連合会(れんごうかい)労働(ろうどう)政策(せいさく)本部(ほんぶ)主幹(しゅかん)

福島(ふくしま) (さとし) 東京(とうきょう)大学(だいがく)先端(せんたん)科学(かがく)技術(ぎじゅつ)研究(けんきゅう)センター教授(きょうじゅ)

敬称(けいしょう)(りゃく)五十音(ごじゅうおん)(じゅん)

 

ストップしてほしいときに使う赤いカード

(うら)表紙(びょうし)は、会議(かいぎ)(はな)されていることがわからなくてストップしてほしいときに使(つか)(あか)いカードです。