教育支援体制の整備のためのガイドライン(試案)
資料4
特別支援教育コーディネーターを養成するための研修
- 研修種別:対象者全員
- 対象者:各校の特別支援教育コーディネーター
- 研修目的:特別支援教育コーディネーターとしての必要な知識の習得と実践的指導力の育成を図る。
回 |
研 修 内 容 例 |
時間 |
1 |
〇 |
特別支援教育とは(講義) |
〇 |
特別支援教育コーディネーターの役割(講義) |
〇 |
個人情報の管理(講義) |
|
半日 |
2 |
〇 |
校内委員会の機能(講義) |
〇 |
支援体制づくりの実際(演習) ※代表者による提案・協議 |
|
半日 |
3 |
〇 |
LD,ADHD,高機能自閉症の理解と支援(講義) |
〇 |
従来の特殊教育対象の児童生徒の理解(講義) |
|
1日 |
4 |
〇 |
LD,ADHD,高機能自閉症の児童生徒の実態のとらえ方,教育的診断の仕方,個別の指導計画作成上の留意点(講義) |
〇 |
個別の指導計画の立案(演習) ※全員が作成 |
|
1日 |
5 |
〇 |
ソーシャルスキルトレーニングの実際(演習)
※個別の指導計画とビデオによる提案・協議 |
|
半日 |
6 |
〇 |
授業における支援の実際(演習)
※個別の指導計画とビデオによる提案・協議 |
|
半日 |
7 |
〇 |
コーディネーションの評価と次年度の計画立案(演習)
※全員がレポート作成,代表者による発表 |
|
半日 |
通常学級の担任のLD,ADHD,高機能自閉症に対する理解を深めるための研修
- 研修種別:希望者
- 対象者:通常学級の担任,特殊学級担任,養護教諭,養護学校担任
- 研修目的:LD,ADHD,高機能自閉症に対する基礎的な知識を取得し理解を深める。
回 |
研 修 内 容 例 |
時間 |
1 |
〇 |
特別支援教育の概要(講義) |
〇 |
LD・ADHDの理解と支援の在り方(講義) |
|
1日 |
2 |
〇 |
高機能自閉症の理解と支援の在り方(講義) |
〇 |
事例協議・質疑応答(演習)
※ | 事例協議については,事前に事例提供者を求め,レポート作成を依頼しておくようにします。 |
|
|
1日 |
通常学級の担任のLD,ADHD,高機能自閉症に対する指導力をつけるための研修
- 研修種別:希望者
- 対象者:通常学級の担任,特殊学級担任,養護教諭,養護学校担任
- 研修回数:2回程度
- 研修目的: 通常の学級に在籍するLD,ADHD,高機能自閉症の問題点のとらえ方や指導目標・手立て等,個別の指導計画の立案を通して指導方法を学ぶ。
回 |
研 修 内 容 例 |
時間 |
1 |
〇 |
事例の対象児童生徒の問題点のとらえ方や指導目標・手立ての立案の仕方(講義) |
〇 |
個別の指導計画の立案(演習) |
|
1日 |
2 |
〇 |
個別の指導計画の立案(演習) |
〇 |
協議内容の発表・講師の指導助言(演習・講義) |
|
1日 |
管理職の特別支援教育全般についての理解を深めるための研修
- 研修種別:対象者全員
- 対象者:校長及び教頭
- 研修目的:管理職として,特別支援教育についての理解を深め,校内委員会等の支援体制づくりの一助とする。
回 |
研 修 内 容 例 |
時間 |
1 |
〇 |
特別支援教育の概要(講義) |
〇 |
コーディネーターの指名上の留意点(講義) |
〇 |
校内委員会と支援体制づくり(講義)
※ | 2年目以降は,支援体制の実際として提案・協議を取り入れた内容に発展させていくとよいでしょう。 |
|
|
1日 |
初任者の特別支援教育やLD,ADHD,高機能自閉症に対する理解を深めるための研修
- 研修種別:対象者全員
- 対象者:初任者
- 研修目的: 特別支援教育や軽度発達障害について学び,初任者としての必要な知識を習得する。
回 |
研 修 内 容 例 |
時間 |
1 |
〇 |
特別支援教育の概要(講義) |
〇 |
LD,ADHD,高機能自閉症について(講義) |
〇 |
LD,ADHD,高機能自閉症に対する支援の在り方(講義) |
|
1日 |
教職経験者の特別支援教育やLD,ADHD,高機能自閉症に対する理解を深めるための研修
- 研修種別: 対象者全員
- 対象者: 初任者
- 研修目的:10年の教職経験を生かし,LD,ADHD,高機能自閉症の指導の実際について事例協議を通してよりよい支援の在り方を学ぶ。
回 |
研 修 内 容 例 |
時間 |
1 |
〇 |
支援の実際(事例提案・協議) |
〇 |
講師による指導助言(講義) |
|
1日 |
巡回相談員としての専門性や資質の向上を図るための研修
- 研修種別:対象者全員
- 対象者 :巡回相談員
- 研修目的 :事例協議,研修講座での指導助言,授業研究等を通して,巡回相談員としての専門性や資質の向上を図る。
回 |
研 修 内 容 例 |
時間 |
1 |
〇 |
事例児童生徒の情報分析と個別の指導計画の立案(演習) |
|
半日 |
2 |
〇 |
1学期の指導経過報告(演習) |
〇 |
指導助言する講座の事例検討(演習) |
|
1日 |
3 |
|
1日 |
4 |
〇 |
2学期の指導計画の立案(演習) |
〇 |
授業検討(演習) ※指導案検討 |
|
1日 |
5 |
|
半日 |
6 |
〇 |
事例児童生徒の変容と課題(演習) |
〇 |
コーディネーションの評価(演習) |
|
半日 |
※巡回相談員は「専門的知識を有する者」という前提で研修内容例を示しています。