音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

熊本市障害者プラン

3章 計画の基本的な考え方と推進体制第

1.計画の基本理念

熊本市は、21世紀のまちづくりの指針となる熊本市総合計画の中で、すべての市民が多彩な夢を実現し、ともにしあわせを実感できる活力あふれるまち「しあわせ実感、ゆめと活力の生活都市」の実現を目指しています。そして、基本施策の一つに「健やかでいきいきと暮らせる保健・福祉の充実」を掲げ、障害者や高齢者が自らの能力を活かし、生涯を通して心身ともに健康に暮らせるライフスタイルの実現に取り組んでいます。

本計画では、この総合計画の基本的な方針を踏まえつつ、障害者の「完全参加と平等」の実現を目指して、総合計画の重点施策の一つでもある「自立と共生の地域づくり」を基本理念に掲げ、誰もが自分の能力を生かして平等に社会に参加できる環境づくりを、総合的に推進していきます。

2.基本的な視点

社会のバリアフリー化の推進
障害者の社会参加を妨げる意識面での差別や偏見、物理的な障壁などを除去し、障害のある人もない人も共に生活し、活動する社会を目指して、ハード・ソフトの両面からノーマライゼーション理念の実現を図ります。
自立力の向上と利用者本位の支援
ライフステージや障害の態様に応じた個別的支援を行い、自立力の向上を図ります。また、地域での自立した生活を支援し、障害者が自らの選択により、適切にサービスを利用できる体制づくりを推進します。
障害の特性を踏まえた施策の展開
障害を機能障害、能力障害、社会的不利といったマイナス面のみで捉えずに、個の能力に応じて社会に参加し活動するといったICF (国際生活機能分類) の新な考え方に基づき、障害者のニーズにきめ細かく対応できるように、個々の障害の特性に応じた適切な施策を展開します。

3.推進体制

保健・医療・福祉・教育・労働・都市基盤など多くの分野において、関係機関との連携を図り、計画の推進を図ります。

4.進捗管理

必要に応じて点検・評価・見直しを行うとともに、本計画の達成状況を「熊本市社会福祉審議会」に毎年報告し、その意見を踏まえ、計画の効果的な推進を図ります。