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鶴岡市の障害に関するアンケート調査

(平成7年6月調査)

平成8年3月

鶴岡市福祉事務所

項目 内容
立案時期 平成8年3月

目次

アンケート調査の概要

 身体障害者アンケート

精神障害者アンケート

市民アンケート


アンケート調査の概要

1.調査の目的

 障害を持つ人も、持たない人も、誰もが住んでいて良かった、これからも住み続けたいと思えるまち づくりを進めるために、その指針となる鶴岡市障害者保健福祉計画を平成7年度に作成する。
 計画を作成するにあたって、障害をお持ちの方自身やその家族、一般市民の方からの意見、要望を反 映するためにアンケート調査をおこなうものである。

2.身体障害者アンケート

 身体障害者手帳台帳より、障害別、年代別に集計後し、その分布に応じて500名抽出し分布が、60歳 以上の割合が高いため(351名、半数以上)60歳前よりさらに100名追加した。合計600サンプル中、506 件回収、84%の回収率である。

3.精神障害者アンケート

 精神障害者家族会に配布、回収とも依頼し、120サンプル中、93件回収し、78%の回収率である。

4.市民アンケート

 20才以上の一般市民男女500名を無作為抽出し、500サンプル中、457件回収、91%の回収率である。

5.回収方法

 身体障害、市民アンケートについては本人へ郵送し、民生委員の方に回収をお願いした。精神障害に ついては上記方法による。

6.アンケート実施時期

 平成7年6月

7.調査結果の集計処理について

 調査結果の集計処理は、一律に小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計が100%にならない 場合もある。

8.その他

 知的障害児、者に対しては、平成6年11月に庄内地域においてアンケートが行なわれており、今回の アンケート対象からは除いた。

 紙幅の関係で、アンケート結果の設問・選択肢が要約されている部分もある。

回収結果

種類 調査対象者数 回収数 回収率
身体障害 600 506 84%
精神障害 120 93 78%
市民 500 457 91%

【身体障害者アンケート】

問1.年齢

「60~69歳」106人(21.6%)、「70才以上」194人(39.6%)この両者で60%を占める。

問2.性別

男性149人(47.8%)、女性163人(52.2%)となっている。

問1.あなたの年齢はいくつですか

合計=490
年 齢 人数 割合
5~9歳 3 0.6%
15~19歳 1 0.2%
20~29歳 14 2.9%
30~39歳 26 5.3%
40~49歳 63 12.9%
50~59歳 83 16.9%
30~69歳 106 21.6%
70歳以上 194 39.6%

問2.あなたの性別は

合計=312
性別 人数 割合
149 47.8%
163 52.2%

問3.家族数

世帯員数「2人」が75人(24.2%)で一番多く、次いで「5人」が57人(18.4%)、「3人」52人 (16.8%)と続き「1人」25人(8.1%)がもっとも少ない。

問4.配偶者について

 「配偶者あり」184人(60.5%)、「未婚」37人(12.2%)、「死別」67人(22.0%)、「離婚」16人(5.3 %)となっている。

問3.あなたを含めて家族は何人ですか

合計=310
構成数 人数 割合
1人 25 8.1%
2人 75 24.2%
3人 52 16.8%
4人 38 12.3%
5人 57 18.4%
6人 36 11.6%
7人以上 27 8.7%

問4.あなたの配偶者の状況について

合計=304
状況 人数 割合
配偶者あり 184 60.5%
未婚 37 12.2%
死別 67 22.0%
離婚 16 5.3%

問5.世帯主かどうか

 世帯主140人(45.3%)、世帯員169人(54.7%)

問6.生計中心者について

 「本人」100人(32.2%)、「子」98人(31.5%)「配偶者」76人(24.4%)との回答が多く、これらで 約90%である。

問5.あなたは世帯主ですか、それとも世帯員ですか

合計=309 人数 割合
世帯主 140 45.3%
世帯員 169 54.7%

問6.お宅の生計の中心者はどなたですか、あなたとの続柄でお答えください

合計=311
続柄 人数 割合
本人 100 32.2%
配偶者 76 24.4%
12 3.9%
6 1.9%
98 31.5%
兄弟姉妹 10 3.2%
1 0.3%
その他 8 2.6%

問7.障害種別について

 「視覚障害」30人(9.6%)、「聴覚障害」37人(11.9%)、「音声・言語」2人(0.6%)、「肢体」70人 (22.4%)、「内部」57人(18.3%)、「重複」101人(32.4%)、その他15人(4.8%)

問8.障害の等級について

 「身障手帳1級」121人(28.5%)、「同2級」78人(18.4%)で重度障害者が約半数を占めている。

問7.あなたの障害はどのようなものですか(該当するものすべてに○をつけてください。)

合計=312
障害種 人数 割合
視覚 30 9.6%
聴覚 37 11.9%
音声・言語 2 0.6%
肢体 70 22.4%
内部 57 18.3%
重複 101 32.4%
その他 15 4.8%

問8.あなたの障害の等級は、次のうちどれにあたりますか

合計=424
等級 人数 割合
身障手帳1級 121 28.5%
2級 78 18.4%
3級 54 12.7%
4級 69 16.3%
5級 52 12.3%
6級 39 9.2%
療育手帳A 6 1.4%
5 1.2%

問9.障害の原因

 全体としては「脳血管疾患」「先天性」「不明」「その他」の原因が多い。視覚障害では、「先天性」 「その他」「不明」。聴覚障害では、「原因不明」。肢体障害では、「脳血管疾患」。内部障害では、「その他」「不明」。重複障害では、「脳血管疾患」「先天性」がそれぞれ多い。

問10.障害発生時期

 全大的傾向としては「50~59才」「60~69才」「70才以上」「0才」での障害発生率が多くなっている。 視覚障害は「0才」「30~39才」「50~59才」代に多く、聴覚障害は「0才」「30~39才」「40~49才」 「70才以上」代に多い。肢体障害は「0才」に多く発生、のち「10才」代まで低下傾向でその後は年代 とともに上昇を続ける。内部障害は「21~29才」「50~59才」、重複障害は年齢とともに上昇を続け、 「50~59才」代で発症のピークを迎える。

問9.あなたの障害の主な原因は何ですか。主なもの1つに○をつけてください

問9棒グラフ

*障害原因「その他」内訳としては小児マヒ、リュウマチ、中耳炎、老衰、結核、心臓病、腎不全、など

問10.障害が発生したのは何歳の時ですか

問10棒グラフ

問10.障害が発生したのは何歳の時ですか

問10線グラフ

問11.介護の必要性について

 全面介護、一部介護とも「外出時」の必要性が高い。他に「入浴時」の全面介護の必要性も高くなっ ている。

問12.介護者は誰か

 「配偶者」が96人(48.5%)と圧倒的に多く、次いで「子供や孫」が36人(18.2%)で両者で67%を 占める。20代、30代にては「父母、祖父母」の割合が高く、年齢が高くなるにつれ低下する。それとと もに「配偶者」の割合が高くなっていく。40代、70代は「子供や孫」との回答も多い。

問11.あなたの日常生活の動作について、各項目ごとに該当する番号に1つ○をつけてください

問11棒グラフ

問12.日常生活動作について、介護の必要な方にお聞きします。主に介護しているのは、どなたですか

合計=198
主な介護者 人数 割合
配偶者 96 48.5%
父母や祖父母 18 9.1%
子供や孫 36 18.2%
兄弟姉妹 5 2.5%
親戚 3 1.5%
ホームヘルパー 9 4.5%
家政婦 3 1.5%
その他 28 14.1%

問13.介護者の年齢について

 「50~59才」が48人(29.3%)、「40~49才」35人(21.3%)で両者で半数を占める。他に「60~69才」 「70才以上」も20%近くの高い数字である。
 介護者が「配偶者」である場合が多いため、障害者が70代の場合、介護者も70才以上が多い。

問14.介護費用について

 介護をしている方に謝礼等費用を支払っているかどうかとの質問であるが「かからない」125人(82.2 %)が圧倒的に多く、家庭内、身内での介護が中心で費用はかからないとする場合が多い。

問13.主な介護者の年齢について、該当するものに1つ○をつけてください

合計=164
年齢 人数 割合
19才以下 5 3.0%
20~29才 4 2.4%
30~39才 9 5.5%
40~49才 35 21.3%
50~59才 48 29.3%
60~69才 32 19.5%
70才以上 31 18.9%

問14.介護している方に謝礼等費用を支払っていますか。支払っている場合、いくらですか

合計=152
介護費用 人数 割合
かからない 125 82.2%
1万円以下 11 7.2%
1万~3万円以下 9 5.9%
3万~5万円以下 4 2.6%
5~10万円以下 3 2.0%
10万円以上 0 0.0%

問15.介護期間について

 障害を通じては「4~6年」が35人(18.0%)、「21~25年」28人(15.7%)、「7~10年」26人(14.6 %)、「11~15年」20人(11.2%)の回答が多くなっている。
 障害別では視覚障害「11~15年」(28.6%)、肢体障害は「2~3年」(20%)、「4~6年」(21.4%) 重複障害が「2~3年」(21.4%)、「4~6年」(24.6%)とそれぞれ多くなっている。

問16.年金手当受給状況

 「障害以外の理由による年金を受けている」149人(36.2%)、「障害による年金」133人(34.4%)と 回答者のうち7割が年金を受給していると答えている。特別児童扶養手当等は、全体の5%未満にとど まっている。20代30代では「障害による年金」を受けている割合が高く、60代70代では「障害以外の理 由による年金」の受給者が多い。40代では「何も受けていない」人が40%を越える。

問15.介護を受けはじめてから現在までどのくらい経過しましたか

合計=178
経過年数 人数 割合
1年以下 10 5.6%
2~3年 32 18.0%
4~6年 35 19.7%
7~10年 26 14.6%
11~15年 20 11.2%
16~20年 16 9.0%
21~25年 28 15.7%
26~30年 3 1.7%
31年以上 8 4.5%

問16.あなたはどのような公的年金、手当を受けていますか

合計=387
年金・手当 人数 割合
障害による年金 133 34.4%
障害以外の理由による年金 140 36.2%
特別児童手当 1 0.3%
特別障害者手当 10 2.6%
障害児福祉手当 6 1.6%
何も受けていない 94 24.3%
わからない 3 0.8%

問17.障害以外の理由による年金について

 国民年金109人(44.5%)、厚生年金79人(32.2%)、共済年金25人(10.2%)これらで全体の86.9%を しめる。
 受給者は60代、70代に集中している。

問18.職業について

 「職業についている」94人(25.1%)のうち障害別では内部障害、肢体障害。年齢別では20代40代の 割合が高い。

問17.問16で障害以外の理由による年金を受けていると答えた方にお聞きします。 それはどのような年金ですか

合計=245
年金の種類 人数 割合
国民年金 109 44.5%
厚生年金 79 32.2%
共済年金 25 10.2%
船員保険 6 2.4%
恩給 16 6.5%
労働災害保障保険 2 0.8%
その他 8 3.3%

問18.あなたは、現在職業についていますか

合計=374 人数 割合
職業についている 94 25.1%
ついていない 280 74.9%

問18.あなたは、現在職業についていますか

問18棒グラフ

問19.就労状況(職業についている方)

 就労については、「21~25日」が40人(38.5%)、「0~5日」が26人(25%)、「16~20日」が22人 (21.2%)と多くなっている。
 収入(1ヵ月)は「0~5万」37人(40.2%)、「11~15万」が17人(18.5%)、「16~20万」が15人 (16.3%)と多い。
 職種は「製造業」「サービス業」で半数を占める。

問19.問18で「職業についている」に○をつけた方へ、あなたが今年(平成7年)5月中に働いた 日数と収入はどの位ですか。また、該当する職種はどれですか。

問19棒グラフ

問20.職業についていない理由

 「身体が悪い」147人(46.2%)、「高齢のため」120人(37.7%)の回答が多く両者で80%を超える。
 20代30代では「施設入所中」との回答が多いが、40代で約20%が「就職先がない」と答えている。

問21.住宅について

 「持ち家」346人(85%)が圧倒的に多い。

問20.問18で「職業についていない」に○をつけた方にお聞きします。職業についていない理由は どれですか。

合計=318
理由 人数 割合
身体が悪い 147 46.2%
就職先がない 14 4.4%
施設入所中 12 3.8%
通所施設に通所中 0 0.0%
就学前 0 0.0%
在学中 0 0.0%
高齢のため 120 37.7%
その他 25 7.9%

問21.あなたの住宅は次のどれですか

合計=407
住宅種 人数 割合
持ち家 346 85.0%
公営住宅 22 5.4%
社宅など 3 0.7%
民営借家 22 5.4%
親戚、知人の家 6 1.5%
その他 8 2.0%

問22.住宅改造について

 “住みやすいように改善されている”との回答では「トイレ」が約3割と高くなっており、“一部改 善されている”と合わせると42%が「トイレ」を改善している。“今後改善の必要あり”としては「風 呂」28%、「廊下・階段」27%との回答が多い。

問23.病気の受診状況について

 過去1年間、病気のため病院等で治療を受けたかどうかについてであるが「31日以上受けた」158人 で4割を占める。
 30代、70代のうちそれぞれ半数は「31日以上受診」している。「全くかからない」という人は「肢体 障害」で多く、約2割いる。

問22.あなたの住宅は住みやすいように改善されていますか。各項目ごとに該当する番号1つに ○をつけてください。

問22棒グラフ

問23.あなたは過去1年間、病気のため病院、医院で治療(入院、通院、往診)を受けましたか

合計=379
受診期間 人数 割合
全くかからない 42 11.1%
1~10日受けた 80 21.1%
11~30日受けた 99 26.1%
31日以上受けた 158 41.7%

問24.外出回数について

 「ほぼ毎日」127人(31.7%)、「週に2~3回」108人(26.9%)を合わせると回答者の約60%を占め る。一方で「年に数回」「全然なし」も合わせると約20%いる。
 障害別では“聴覚”“音声・言語”“内部”が外出している割合が高く“肢体”“重複”に「全然な し」「年に数回」の回答が多い。
 年代別では20代(50%)、40代(60%)の外出が多い。

問25.外出の目的について(3つまで回答)

 「通院」(機能回復訓練を含む)237人(34.5%)、「買物、知人訪問」213人(31%)の両者で65%を 占め、外出の多い20代、40代でそれぞれ20%以上が「通勤・通学」である。

問24.あなたが過去1年間に外出した回数はどのくらいですか

合計=401
外出回数 人数 割合
ほぼ毎日 127 31.7%
週に2~3回 108 26.9%
月に2~3回 93 23.2%
年に数回 52 13.0%
全然なし 21 5.2%

問25.あなたの外出の目的は何でしたか。主なもの3つまで○をつけてください

合計=687
外出目的 人数 割合
通勤、通学 52 7.6%
通園、通所 16 2.3%
通院 237 34.5%
買物、知人訪問 213 31.0%
文化活動参加 65 9.5%
旅行 28 4.1%
その他 75 11.1%

問26.外出時に困ること

 視覚、聴覚障害者については「車などに危険を感じる」との回答が多く、その他の障害者については 「通路や駅に段差や階段が多い」と感じている人が多い。

問27.福祉団体への加入について

 「加入している」115人(30.3%)、「加入していない」264人(69.7%)となっている。

問26.あなたが外出するうえで困ることは何ですか。おもなもの3つまで○をつけてください

合計=487
困ること 人数 割合
バス等の回数不便 66 13.6%
乗り物乗りにくい 61 12.5%
段差や階段多い 113 23.2%
建物の設備の不備 63 12.9%
車など危険感じる 97 19.9%
介護者がいない 24 4.9%
経費がかかる 63 12.9%

問27.あなたは障害を持つ方の福祉団体に加入していますか

合計=379 人数 割合
加入している 115 30.3%
加入していない 264 69.7%

問28.福祉団体に加入していない理由

 「手続きがわからない」25人(11.1%)、「メリットがない」62人(27.6%)、「団体を知らない」76人 (33.8%)、「その他」62人(27.6%)となっている。

問29.福祉についての情報源について(2つまで回答)

 福祉団体に加入していない方に聞くと、「広報つるおか」172人(49.3%)、「新聞」48人(13.8%)、 「テレビ」43人(12.3%)、これらで75%をしめる。特に「広報つるおか」は障害を通じて回答が多い。

問28.問27で「福祉団体に加入していない」に○をつけた方にお聞きします。加入していない理由は何ですか

合計=225
理由 人数 割合
手続きがわからない 25 11.1%
メリットがない 62 27.6%
団体を知らない 76 38.8%
その他 62 27.6%

問29.問27で「福祉団体に加入していない」に○をつけた方にお聞きします。福祉についての情報 はどこから得ていますか。主なもの2つまで○をつけてください

合計=349
情報源 人数 割合
広報つるおか 172 49.3%
新聞 48 13.8%
テレビ 43 12.3%
ラジオ 11 3.2%
福祉事務所 28 8.0%
介護支援センター 16 4.6%
市民便利帳 5 1.4%
保健婦 8 2.3%
その他 18 5.2%

問30.相談機関について(複数回答)

 「福祉事務所」「医療機関」の回答が多くともに回答者のうち約30%を占める。これは障害を通じて 同じ傾向である。

問31.今後の福祉施策の希望(3つまで回答)

 「手当・年金等の経済的援助の充実」132人(13.1%)、「高齢になったら利用できる特別養護老人ホー ム等の施設」136人(13.5%)の2つが10%を超え、次に「医療を充実する」「障害を持つ方に対する理 解を深めるための啓発事業を行なう」の回答が多くなっている。

問30.あなたは、公的機関に相談したことがありますか。該当するものすべてに○をつけてください

問30棒グラフ

問31.今後、鶴岡市に力をいれてもらいたい福祉施策は次のうちどれですか。 3つまで○をつけてください

問31棒グラフ

このアンケートにご記入していただいた方はどなたですか

アンケート記入者棒グラフ

【精神障害者アンケート】

問1.年齢

 30代が26人(28.3%)、50代が23人(25.0%)と多く70代、80代については少ない。

問2.性別

 男性66人(71.7%)、女性26人(28.3%)となっている。

問1.ご本人(障害をお持ちの方)の年齢はいくつですか

合計=92
年齢 人数 割合
20代 13 14.1%
30代 26 28.3%
40代 13 14.1%
50代 23 25.0%
60代 13 14.1%
70代 2 2.2%
80代 1 1.1%
不明 1 1.1%

問2.本人の性別は

合計=92
性別 人数 割合
66 71.7%
26 28.3%

問3.発病時期

 「20~29才」が40人(44.0%)と一番多く、次いで「15~19」が28人(30.8%)で「0~14才」の人 (7.7%)を加えると「0~29才」で全体の8割を超える。
 性別でみてもこの傾向は男性、女性とも8割を超えるもの。

問4.入院期間

 28人(30.8%)が「20年以上」の入院期間、25人(27.5%)が「1年未満」との回答が多い。
 「20年以上」の長期入院患者は50代、60代で8割を占める。

問3.本人がこの病気になったのは何歳頃ですか

合計=91
発病年齢 人数 割合
0~14歳頃 7 7.7%
15~19歳頃 28 30.8%
20~29歳頃 40 44.0%
30~39歳頃 10 11.0%
40~49歳頃 5 5.5%
50~59歳頃 0 0.0%
60~69歳頃 1 1.1%

問4.本人がこれまで精神科に入院していた期間を全部合わせるとどのくらいになりますか。

合計=91
入院期間 人数 割合
1年未満 25 27.5%
1~3年未満 9 9.9%
3~5年未満 5 5.5%
5~10年未満 7 7.7%
10~15年未満 7 7.7%
15~20年未満 7 7.7%
20年以上 28 30.8%
入院していない 3 3.3%

問5.これまでの入院回数

 「1回」が27人(32.1%)と圧倒的に多く、「2回」「3回」「4回」と合わせて、回答者の70%を占 める。「入院なし」は、3人のみであった。

問6.現在入院しているかどうか

 回答者91人中63人(74.7%)が「入院していない」、23人(25.3%)が「入院している」となっている。

問5.本人は、これまで精神科に何回入院しましたか

合計=84
入院回数 人数 割合
なし 3 3.6%
1回 27 32.1%
2回 12 14.3%
3回 10 11.9%
4回 12 14.3%
5回 6 7.1%
6~9回 9 10.7%
10回以上 5 6.0%

問6.本人は現在入院していますか

合計=91
現状 人数 割合
入院している 23 25.3%
入院していない 68 74.7%

付問1.(現在入院している方)今回の入院時期について

 回答者は18人と少なく、時期的にも分かれているが、昭和45年4人、46年3人で長期入院となっている。

付問2.最近の入院期間について

 「3年以上」との回答が28.1%と一番多いが「1ヵ月未満から半年までの間」と答えている人が6割を占める。

問6 付問1.(現在入院している方)今回の入院はいつからですか

問6付問1棒グラフ

問6 付問2.(現在在宅の方)最後の入院はいつからいつまででしたか  入院期問について

合計=64
入院期間 人数 割合
1ヵ月未満 14 21.9%
1~3ヵ月 12 18.8%
3~6ヵ月 13 20.3%
6~12ヵ月 6 9.4%
1~3年 1 1.6%
3年~ 18 28.1%

問7.現在の生活について

 現在日中どのように過ごしているかとの問いには「作業所」「ディケア」「職親」等に通っている人が 39人(35.1%)と多く、「仕事はできないが身の回りのことはできる」20人(18%)、「入院中」21人 (18.9%)の回答が多い。
 性別でみると、男性は「作業所」「ディケア」「職親」等の通所が多いが、女性については「パート」 「臨時」「アルバイト」として勤めている人も2割いる。

問7.本人は現在どのように過ごしていますか

合計=111
現況 人数 割合
正規社員、従業員 2 1.8%
パート、臨時 14 12.6%
家事、家業手伝 7 6.3%
家庭内職 2 1.8%
ディケア等通所 39 35.1%
身辺自立 20 18.0%
身辺要介助 6 5.4%
入院中 21 18.9%

問7棒グラフ

問8.就労意欲

 「ぜひ働きたい」25人(28.7%)、「できれぱ働きたい」28人(32.2%)を合わせると60%を占める。 また、20代30代では8割近くの人が就労を望んでおり一般就労の難しさの現実がある。

問9.現在働いていない理由

 「健康状態が良くないため」が31人(32.3%)と一番多く、次いで「職場の規律や人間関係に馴染め ないため」が21人(21.9%)と多い。継続就労には会社側の本人に対する理解が是非とも必要である。

問8.本人はこれから働きたい(勤めたい)と恩っていますか

合計=87
就労意欲 人数 割合
ぜひ働きたい 25 28.7%
できれば働きたい 28 32.2%
できれば働きたくない 1 1.1%
働きたくない 8 9.2%
わからない 25 28.7%

問9.現在働いていない(勤めていない)理由は次のどれですか

合計=96
働いていない理由 人数 割合
健康状態良くない 31 32.3%
休みがとりにくい 8 8.3%
職場になじめない 21 21.9%
給料が安い 1 1.0%
技術が難しい 7 7.3%
食欲がなくなる等 8 8.3%
言葉浮かんでくる 7 7.3%
その他 9 9.4%
わからない 4 4.2%

問10.望ましい職場について(2つまで回答)

 「本人の状態に合わせて働ける職場」との回答が41人(30.8%)、次いで「雇い主や同僚が理解のあ る職場」が32人(24.1%)である。
 「調子の悪い時休める職場」16人(12%)、「作業所、職親、授産施設等の福祉的な職場」16人(12%) も望ましいと考えられている。

問11.介護している方が本人のためにこころがけていること(複数回答)

 「決められたとおりの通院、服薬」53人(21、2%)、「清潔や身だしなみ、規則的な生活」51人(20.4 %)、「日頃病状を観察し、状態の変化をみる」45人(18.0%)、「本人の話をよく聞き、困っている時は 相談にのる」38人(15.2%)これら4つで回答の約75%を占める。

問10.どのような職場であれぱ働きやすいと思いますか

合計=133
望ましい職場 人数 割合
本人の状態にあう 41 30.8%
調子悪い時休める 16 12.0%
騒音の少ない 7 5.3%
雇い主が理解ある 32 24.1%
同病の患者のいる 6 4.5%
福祉的な職場 16 12.0%
その他 4 3.0%
特別配慮いらない 2 1.5%
わからない 9 6.8%

問.11主にお世話している方が、本人のためにこころがけていることはどんなことですか 当てはまるものすべてに○をつけてください

合計=250
こころがけていること 人数 割合
規則的な生活 51 %
通院、服薬の徹底 53 %
日頃の病状観察 45 %
本人の話を聞く 38 %
仕事を探す 6 %
友人を作る 20 %
趣味をみつける 17 %
お金等を蓄える 14 %
その他 2 %
特にない 4 %

問12.(現在入院中の方)入院の形態について

 回答者21人中「医療保護で入院」9人(42.9%)、「措置入院」6人(28.6%)「任意入院」4人(19.0 %)となっている。

問13.(現在入院中の方)病棟について

 「閉鎖病棟」13人(56.5%)で半数以上を占める。

問12.現在、本人の入院の形態はどれですか

合計=21
入院形態 人数 割合
措置入院 6 28.6%
医療保護入院 9 42.9%
任意入院 4 19.0%
自由入院 0 0.0%
わからない 2 9.5%

問13.現在、本人が入院している病棟は次のどれですか

合計=23
入院病棟 人数 割合
開放病棟 4 17.4%
半開放病棟 3 13.0%
閉鎖病棟 13 56.5%
わからない 3 13.0%

問14.退院するための条件について

イ、「生活する場」

 回答者25人中「10数名の患者が生活する、専門職員のいる寮のような施設」7人(28%)、「福祉施 設のような比較的大きな施設」7人(28%)の回答が多くなっている。

ロ、「日中出かけていく場」

 「日中出かけていけるディケアや作業所、いこいの家があること」が9人(64.3%)と圧倒的に多い。

ハ、「医療、相談援助の条件」

 回答者22人中半数の11人が具合が悪くなった時いつでも診察してくれる「病院があること」と答え ている。

問14.本人の病状が良くなり退院する場合、どのような条件が必要になると思いますか

イ、「生活する場」

合計=25
生活の場 人数 割合
アパート、貸家 1 4.0%
グループホーム 5 20.0%
専門職員のいる寮 7 28.0%
福祉施設 7 28.0%
困っていない 3 12.0%
その他 2 8.0%

ロ、「日中でかけていく場」

合計=14
日中でかける場 人数 割合
働ける場がある 2 14.3%
ディケア等がある 9 64.3%
その他出かける場 0 0.0%
特に必要ない 3 21.4%

ハ、「医療、相談援助の条件」

合計=22
医療、相談援助条件 人数 割合
病院があること 11 50.0%
医療職員の訪問 5 22.7%
相談専門家がいる 6 27.3%
その他 0 0.0%

付問1.退院の可能性について

 条件が整ったとしての退院の可能性を聞いているが、回答者25人中の18人(72%)が「退院は現実 的に困難だと思う」と答えている。環境条件が整ったとしても、退院の難しさが表れている。

問14 付問1.条件が整った場合に、あなたはご本人の退院の可能性をどのようにお考えですか

合計=25
退院の可能性 人数 割合
すぐ退院できる 1 4.0%
困難あるも可能 4 16.0%
かなり困難だが可 1 4.0%
現実的に困難 18 72.0%
わからない 1 4.0%

問15、障害者を抱えている家族としての苦労について  「将来の見通しがたてられない不安」40人が“多いにある”(53%)、「病気が回復しても働く場がな い悩み」29人が“多いにある”(46%)、「世話していると心身とも疲れる」22人が“多いにある” (34 %)、「医療費など経済的負担」20人が“多いにある”(30%)と答えており、これらに苦労が多いと感 じている人の割合が高い。

問15.精神障害のある方をかかえる家族としてご苦労があると思いますが、最近一年間で 次のあてはまるものに○をつけてください

問15棒グラフ

項目 1.多いにある 2.少しある 3.ない
イ.服薬を続けさせる苦労 11人(17%) 13人(19%) 42人(63%)
ロ.他人への迷惑や暴力の心配 13人(21%) 17人(27%) 32人(51%)
ハ.病状の急変や再発、自殺などの心配 12人(17%) 20人(29%) 36人(52%)
二.病院(主治医)と家族の考え方のズレ 3人(4%) 14人(23%) 44人(72%)
ホ.病気が回復しても働く場がない悩み 29人(46%) 17人(27%) 17人(27%)
ヘ.ご本人の部屋がないなど住宅の悩み 9人(14%) 4人(6%) 48人(78%)
ト.医療費など経済的負担 20人(30%) 18人(27%) 28人(42%)
チ.ご本人の世話で仕事や家事ができない 8人(13%〕 17人(27%) 36人(59%)
リ.家族が自由に外出できない 17人(27%) 11人(17%) 35人(55%)
ヌ.世話していると自分の時間がない 9人(15%) 12人(20%) 39人(65%)
ル.世話していると心身とも疲れる 22人(34%) 14人(22%) 27人(42%)
オ.近所付き合いがうまくいかない 13人(20%) 15人(23%) 36人(56%)
ワ.親戚付き合いがうまくいかない 12人(20%) 12人(20%) 36人(60%)
カ.他の家族員の結婚問題などで気苦労が多い 18人(27%) 14人(21%) 33人(50%)
ヨ.将来の見通しがたてられない不安 40人(53%) 27人(36%) 8人(10%)

問16.

(1)交通手段について
 「自転車」27人(35.5%)、「バス」23人(30.3%)の利用者が多いが、「自家用車」を利用してい る人も17人(22.4%)いる。

(2)外出の際の付き添いについて

 回答者66人のうち56人(84.8%)が自分一人で施設や病院等に通っている。

問16(1)施設や病院、医院に通う交通手段は何ですか

合計=76
交通手段 人数 割合
バス 23 30.3%
自動車 27 35.5%
マイカー 17 22.4%
電車 0 0.0%
タクシー 6 7.9%
その他 3 3.9%

問16(2)施設や病院、医院には、どなたと通いますか

合計=66
同行者 人数 割合
自分一人で 56 84.8%
家族と一緒に 8 12.1%
その他 2 3.0%

問17.生計中心者について(本人からみた続柄)

 「父」25人(31.3%)、「兄弟」21人(26.3%)、「母」13人(16.3%)で約74%をしめる。

問18.本人の収入について(複数回答)

 「障害年金・手当」が57人(50.9%)と半数を占め、次いで「作業所の賃金」27人(24.1%)が多い。 「勤め先の給料」をもらっている人は14人(12.5%)であるが、男性、女性ともそれぞれ約10%で、30 代の人が多い。

問17.お宅の生計の中心者は、どなたですか。 ご本人からみた続柄であてはまるものに付けてください

合計=80
生計の中心者 人数 割合
25 31.3%
13 16.3%
兄弟 21 26.3%
兄弟の妻、夫 3 3.8%
本人の妻、夫 5 6.3%
本人 6 7.5%
1 1.3%
子の妻、夫 0 0.0%
祖父母 1 1.3%
その他 5 6.3%

問18.本人には定期的な収入がありますか。あてはまるものすべてに○を付けてください

合計=112
収入 人数 割合
勤め先の給料 14 12.5%
障害年金・手当 57 50.9%
作業所の賃金 27 24.1%
自営業手伝 2 1.8%
本人名義資産収入 0 0.0%
その他 5 4.5%
定期収入なし 7 6.3%

付問1.収入金額について

 前問による定期的な収入がある人について1ヵ月あたりの金額を聞いてみたところ、性別、年代を 通じ「5万~10万円」が圧倒的に多いが、20代30代の男性の一部に「5万円未満」との回答がみられる。

問19.年金の種類について

 「障害基礎年金」44人(51.2%)、「障害厚生年金」16人(18.6%)他はそれぞれ5%未満であるが、 年金を受けていない人も約2割(17人)いた。

問18 付問1.その金額はおよそいくらですか(一カ月あたり)

合計=71
金額 人数 割合
0~5千円 5 7.0%
5千~1万円 2 2.8%
1万~3万円 1 1.4%
3万~5万円 3 4.2%
5万~10万円 51 71.8%
10万~ 9 12.7%

問19.ご本人は現在次の年金を受給していますか。あてはまるものに○を付けてください。

合計=86
年金 人数 割合
障害基礎年金 44 51.2%
障害厚生年金 16 18.6%
障害共済年金 4 4.7%
その他 2 2.3%
年金名不明 3 3.5%
受けているか不明 0 0.0%
年金受けていない 17 19.8%

付問1.(障害年金を受給している方)年金の使い方について(複数回答可)

 「本人の日常生活費」47人(28.8%)「本人の小遣い」46人(28.2%)、「本人の医療費」33人(20.2 %)で約80%を占める。「家族生活費の一部」「その他」に使われている割合は40代70代でそれぞれ約 20%を数える程度である。障害年金等の収入が本人自身のためにのみ使っている人が大部分である。

付問2.(障害年金を受給していない方)年金の申請手続について

 「役所や病院などに相談はしたことはない」5人(31.3%)、「申請手続の相談はしたことがあるが、 相談で終わった」1人(6.3%)、「申請手続きをしたが却下された」4人(25%)、「その他」6人 (37.5%)となっている。

問19 付問1(障害年金を受給している方)障害年金は主に何に使っていますか。 あてはまるものすべてに○を付けてください

合計=163
主な使いみち 人数 割合
本人の医療費 33 20.2%
本人の日常生活費 47 28.8%
本人のこずかい 46 28.2%
本人の貯金 22 13.5%
家族生活費の一部 12 7.4%
その他 3 1.8%

問19 付問2(障害年金を受給していない方)これまでに、申請のために相談をしたり手続きをとっ たりしたことがあリますか

合計=16
申請について 人数 割合
相談したことない 5 31.3%
相談で終わった 1 6.3%
申請却下された 4 25.0%
その他 6 37.5%

付問3.年金を受給していない理由

 回答者6人中「受給資格が不十分」6人(37.5%)、「年金に頼らない」4人(25%)、「その他」4 人(25%)で約9割を占める。
 20代にては「本人が嫌がっている」「年金に頼らない」で60%を占め30代にも「年金に頼らない」 が30%いる。

問20.福祉制度の利用度について(複数回答)

 「通院医療費公費負担助成制度」24人(17.4%)、「税金の障害者控除」27人(19.6%)、「小規模作業 所」26人(18.8%)の回答が多く半数以上を占める。次いで「グループホーム」16人(11.6%)、「入院医 療費助成」14人(10.1%)が多い。

問19 付問3.年金を受給していない理由は次のどれですか。当てはまるもの すべてに○をつけてください

合計=16
理由 人数 割合
知らなかった 1 6.3%
手続きが難しい 0 0.0%
受給資格が不十分 6 37.5%
医師が書かない 0 0.0%
本人が嫌がってる 1 6.3%
年金に頼らない 4 25.0%
その他 4 25.0%

問20.次の制度で現在利用しているものすべてに○をつけてください

問20棒グラフ

【市民アンケート】

■性別(N=390)

 回答のあった市民の方は、男性162人(41.5%)女性228人(58.5%)である。

■職業(N=374)

 回答者374人のうち、会社員が111人(29.0%)ともっとも多く次いで主婦、無職、となっている。

本人の性別は

合計=390
性別 人数 割合
162 41.5%
228 58.5%

職業(N=374)

職業種類棒グラフ

■結婚(N=375)

 既婚者289人(77.1%)、未婚者65人(17.3%)

■家族数(N=344)

 世帯員数としては、3人(24.4%)、4人(24.7%)が多く、単身世帯が4.4%となっている。

結婚(N=375)

合計=375
  人数 割合
未婚 65 17.3%
既婚 289 77.1%
その他 21 5.6%

家族数(N=344)

合計=344
家族数 人数 割合
家族1人 15 4.4%
家族2人 51 14.8%
家族3人 84 24.4%
家族4人 85 24.7%
家族5人 59 17.2%
家族6人 50 14.5%

■年齢(N=390)

 20歳代 13.0%、30歳代 16.4%、40歳代 21.2%
 50歳代 18.7%、60歳代 18.7%、70歳代 11.3%となっている

■住まい(N=374)

 住まいは、一戸建が329人(88.0%)ともっとも多く、他は、少数となっている。

問1.身近に障害を持っている人がいるかどうか

 回答者384人のうち、身近にはいない153人(39.8%)、家族親戚にいる131人(34.1%)が多く、全体の6割の人が身近に障害を持っている人がいる。

住まい(N=374)

合計=374
住まい 人数 割合
一戸建 329 88.0%
持家共同住宅 1 0.3%
貸家一戸建 14 3.7%
貸家共同 10 2.7%
社宅、公務員住宅 6 1.6%
公営住宅 13 3.5%
その他 1 0.3%

年齢(N=390)

合計=390
年令 人数 割合
20歳代 51 13.1%
30歳代 64 16.4%
40歳代 85 21.8%
50歳代 73 18.7%
60歳代 73 18.7%
70歳代 44 11.3%

問1.あなたの身近に、障害をお持ちの方がいますか

合計=384
  人数 割合
家族、親戚にいる 131 34.1%
近所にいる 45 11.7%
知人、知人の家族 40 10.4%
職場にいる 15 3.9%
身近にはいない 153 39.8%

問2.心身障害について身近に考えたことがあるか

 7割近くの人が「ある」と答えており、性別、年代を通じて高い割合になっている。

問3.障害者児の抱える問題について

 話をすることが「ある」が208人(56.6%)、「ない」が160人(43.5%)で、40代、50代の女性で話をすることがあるとの割合が比較的高くなっている。

問2.あなたは心身障害について身近に考えたことがありますか

合計=349
  人数 割合
ある 239 68.5%
ない 72 20.6%
わからない 38 10.9%

問3.障害者・児のかかえる問題について、お宅でお話することがありますか

合計=368
  人数 割合
ある 208 56.5%
ない 160 43.5%

問4.話題となるのはどんなことか

 お年寄りになったり、事故などで誰でも障害を負うことがあり、自分たちの問題として「障害者、児や家族の苦しみ、苦労について」との回答が、回答者307人中212人(69.0%)と多数を占める。

問5.介護が必要になったとき、どこで過ごしたいか

 約57%が、「自分の家」と答える一方で「施設」と答えた人も4割を占める。内訳として、男性6割以上が「自分の家」と答えているが、女性は「施設、その他」を選んだ人が半数を 占める。

問4.問3で「ある」と答えた方、それはどんなことですか

合計=307
  人数 割合
社会の偏見 36 11.7%
自分たちの問題 106 34.5%
家族の苦しみ 106 34.5%
ボランティア活動 9 2.9%
安心できる社会 48 15.6%
その他 2 0.7%

問5.介護が必要になった時、あなたはどこで過ごしたいですか

合計=369
  人数 割合
自分の家 210 56.9%
施設 148 40.1%
その他 11 3.0%

問6.誰に身のまわりの世話をしてもらいたいか

 回答者のうち男性はほとんどが「配偶者」と答えているのに対し、女性は「配偶者」「嫁」「公的ヘルパー」「息子の妻」らに回答が分かれた。

問7.自宅以外で世話をしてもらいたいと考える理由

 「家族に負担をかけたくないから」との理由が半数近くを占める。次いで「よりよい看護を受けたい」(18.1%)「自宅よりたのしい」(14.3%)等の回答が多い。

問6.問5で「自宅」に○をつけた方へ、主として誰に身のまわりの世話をしてもらいたいですか

問6棒グラフ

問7.問5で「自宅」以外に○をつけた方へ、自宅以外で世話をしてもらいたいと 考える主な理由は何ですか

合計=210
  人数 割合
よりよい看護 38 18.1%
家族への負担 101 48.1%
頼める者がいない 16 7.6%
自宅より楽しい 30 14.3%
自宅環境が悪い 22 10.5%
その他 3 1.4%

問8.障害をもっても自宅で生活するために必要なこと

 複数回答可能(3つまで)であったが、各分野とも10%以上の平均的な回答がある。

問9.ボランティア活動への参加について

 「経験なし」が9割近くを占めるが、経験があるのは20歳代が20%以上で一番高い。

問8.障害をもって自宅で生活するために必要なことはどんなこととお考えですか (次の中から3つまで○をつけてください)

合計=914
  人数 割合
ディサービス整備 146 16.0%
ヘルパーの充実 121 13.2%
介護手当の充実 143 15.6%
ショートスティ整備 117 12.8%
住宅の改造 107 11.7%
補装具の充実 157 17.2%
訪問看護制度 118 12.9%
その他 5 0.5%

問9.障害者・児に関するボランティア活動に参加したことがありますか

合計=347
  人数 割合
現在も活動 12 3.5%
過去にある 28 8.1%
経験ない 307 88.5%

問10.ボランティア活動へ過去に経験はあるが現在参加していない理由

 「時間がない」「機会がない」「健康上の理由」「特に理由はない」との4つの回答で、 多数を占める。

問11.ボランティアの経験がない理由(3つまで回答)

 「参加の機会がない」(31.6%)「時間がない」(26.9%)「方法を知らない」(18.5%)で回答の8割近くを占める。

問10.問9で2とお答えの方へ、現在ボランティアに参加していない理由は何ですか (あてはまるものすべてに○をつけてください)

問10棒グラフ

問11.問9で3とお答えの方へ、ボランティアに参加したことがない理由は何ですか (該当するもの3つまで○をつけてください)

合計=610
  人数 割合
参加の機会がない 193 31.6%
時間がない 164 26.9%
方法を知らない 113 18.5%
仲間がいない 54 8.9%
人と接するが嫌い 16 2.6%
関心がない 27 4.4%
活動を知らない 31 5.1%
その他 12 2.0%

問12.どのようなボランティア活動をしてみたいか(3つまで回答)

 「外出時の送迎」「友愛訪問」「配食サービス」の割合が高く、次いで「施設入所者の世話」「在宅障害者の世話」となっている。
 男性では、「外出時の送迎」「スポーツ指導」。女性では「配食サービス」「友愛訪問」等の回答が多い。

問13.鶴岡市の障害者、児の福祉の現状について(複数回答)

 「わからない」という回答が半数を占め、「進んでいる」との回答は3.8%しかない。

問12.ボランティア活動をする場合、どのような活動を希望しますか

合計=362
  人数 割合
在宅障害者の世話 44 12.2%
施設入所者の世話 48 13.3%
手話 25 6.9%
点訳奉仕 6 1.7%
スポーツ指導 36 9.9%
友愛訪問 64 17.7%
配食サービス 61 16.9%
外出時の送迎 66 18.2%
その他 12 3.3%

問13.鶴岡市の障害者・児の福祉についてどのようにお考えですか

合計=365
  人数 割合
進んでいる 14 3.8%
普通 108 29.6%
遅れている 57 15.6%
わからない 186 51.0%

問14.鶴岡市の障害者、児福祉制度について(複数回答)

 回答者のうち「身体障害者手帳の交付」との回答が男女通じて高く、次いで「ホームヘルパーの派遣」「特別障害者手当の支給」等の回答が多い。

問15.障害者、児に関し相談にのってくれる制度や機関について

 「教育委員会」「保健婦」「福祉事務所」「児童相談所」「民生委員」を知っているとの回答割合が高く逆に「精神保健相談員」「精神薄弱者相談員」「身体障害者相談員」を知らないとの回答が多い。

問14.鶴岡市の障害者・児福祉制度についてご存じですか(知っているものに○をつける)

合計=1,288
  人数 割合
身体障害者手帳 299 23.2%
療育手帳 81 6.3%
医療費等の支給 165 12.8%
補装具交付 74 5.7%
日常生活用具 49 3.8%
ホームヘルパー 194 15.1%
福祉タクシー券 167 13.0%
特別障害者手当 202 15.7%
障害者扶養共済 57 4.4%

問15.障害者・児の相談にのってくれる次の制度や機関を知っていますか (各項目ごとに該当する番号に○をつけてください)

問15棒グラフ

問16.福祉に関する情報収集について(複数回答)

 「広報つるおか」が、42.2%と圧倒的に多く、次いで「テレビ・新聞」の23%、これは性別、年代を通じて同じ傾向である。

問17.今後の福祉施策への希望(3つまで回答)

 「経済的援助の充実」(12.4%)、「医療の充実」(11.9%)、「特養ホーム」(9.9%)、「機能回復訓練施設」(9.0%)の回答が多くなっている。
 一方、生活の場となる「入所施設」、簡単な作業を行なう「通所小規模作業所」、「グループホーム(生活寮)」の充実を希望する人は、全体の1%台と少なくなっている。

問16.福祉に関する事業や行事を何を通じてお知りになりますか (あてはまるものすべてに○をつけてください)

合計=740
  人数 割合
広報つるおか 312 42.2%
市役所職員 40 5.4%
社会福祉協議会 52 7.0%
民生児童委員 38 5.1%
知人や友人 68 9.2%
家族や親戚 51 6.9%
テレビ、新聞など 170 23.0%
その他 9 1.2%

問17.今後、鶴岡市にカを入れてほしい福祉施策はどのようなものですか (次のうちから3つまで○をつけてください)

問17棒グラフ


主題
鶴岡市の障害に関するアンケート調査

発行者
鶴岡市福祉事務所

発行年月日
1996年3月

文献に関する問い合わせ先
〒997 山形県鶴岡市馬場町9-25
鶴岡市役所
TEL (0235)25-2111