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問41 医者にかかっているか

 通院等医者にかかっている人は52.8%おり、その内、通院している人は約85%を占めている。
問41 医者にかかっているか の回答グラフ

問42 通院回数

 通院回数は、月に1・2回が51.3%を占め、1週間に1・2回及び3回以上通院している方は17.9%となっている。
問42 通院回数 の回答グラフ

問43 医者にかかっていない理由

 医者にかかっていない理由として、健康だからが70.3%となっており、付添ってくれる人がいない及び行くことが大変がそれぞれ5.4%、病院・診療所がわからないが2.7%となっている。また、無回答も13.5%ある。
問43 医者にかかっていない理由 の回答グラフ

問44 保健等についての希望

 地域で安心して生活できるための保健・医療等の希望について、医療機関や各種訓練が受けられる所が家の近くにあること26.5医療機関が必要時にいつでも利用できること21.6%、相談がどこでも出来ること13.7%、医療や各種訓練の訪問サービスが利用できること10.8%となっている。また、特になし・無回答はあわせて25.4%となっている。
問44 保健等についての希望 の回答グラフ

問45 行政に対する希望(自由意見)

 行政に対する希望については、25名が記入されており、その主な内容は次のとおりとなっている。
 1施設の整備         20件
 2介助、援簑に関すること  13件
 3働く場に関すること      2件
 4その他             4件
問45 行政に対する希望(自由意見) の回答グラフ

補足1 団体への加入の有無

 団体への加入率は31.1%、未加入率は47.3%となっている。
補足1 団体への加入の有無 の回答グラフ

補足2 加入していない理由

 加入していない理由としては、団体の存在を知らない34.3%、加入してもメリットがない22.9%、団体の活動内容を知らない14.3%となっており、団体の活動内容等を広く知らしめることにより、加入率がアップすると考えられる。
補足2 加入していない理由 の回答グラフ

(自由回答)

年齢 性別 要望
30~39
(A1)
  • 親の死後、障害者を終身入れてくれる施設を充実して欲しい。
  • 医療擦閑にかかった場合、障害の程度によって待ち時間を少なくして欲しい。
  • 介助手当の支給、及び施設の増設。
 7~19
(A1)
  • 障害児の為のホームヘルパーが欲しい。
  • 親が病気になった場合等、みてくれる施設が欲しい。
  • ふたば神島ホームのような施設では、医療面の資格のある人を配置して欲しい。
20~29
(A2)
  • 養護学校卒業後、障害をもつ子供がいつまでも利用できる施設を作って欲しい。(田辺市内、または近辺に作って欲しい。)
  • 親が老齢になった場合を考えると、親にかわって世話をしてくれるところが欲しい。
30~39
(A1)
  • タクシー券を増やして欲しい。
40~49
(A1)
  • 永久に面倒をみてくれる施設を作って欲しい。
20~29
(A1)
  • 健康相談等の体制を充実して欲しい。
  • 重度障害者の家庭にのみ、市からの出張サービスに来て欲しい。(現況届等で市役所へ行くことが多いが、障害の子供を置いて外出できない。)
  • 理学療法士の数を増やして欲しい。
 7~19
(B2)
  • 作業所や施設について、もっと力を入れて欲しい。
  • アンケートや家族への意見を聞いてくれるのは初めてですが、こういう事をできれば時々お願いしたい。
20~29
(A2)
  • 親亡き後、子供が安心して暮らせる世の中を作って下さい。
30~39
(A2)
  • 施設を増やして欲しい。(本人が、一人で生活できるような。)
20~29
(A1)
  • 施設の増設。
  • ショートステイを増やして欲しい。特に、介護者の緊急時には、すぐ入れるように。
7~19
(A1)
  • 現在、更正施設を建設するため”進路を考える会”をつくって努力しています。
    福祉の現状は、まだ絶対的な量が不足しており、行政当局のご協力をお願いします。
    さらに「施設に子供をあわせるのではなく、障害をもつ子にあった様々な施設が必要。」と思います。田辺周辺には、みどり園、のぞみ園、ふたば作業所等の施設ができました。それらの施設の相互の関連をつくりあげなければならないと思います。
    障害をもつ子を産んだ私達親は、一義的に責任があり、努力しお金も準備します。カの及ばぬところは、行政当局にご協力お願いします。
40~49
(A1)
  • 親なき後、また、親族なきあとの世話をしてくれる施設を作って欲しい。
20~29
 (B1) 
  • 老齢になった時の支援体制を充実して欲しい。
  • 障害者団体についても、広報等で知らせて欲しい。
20~29
(B1)
  • 授産施設をもっと増やし、また、理解されるようにして欲しい。
7~19
(A2)
  • 早期発見、早期治療と言われていますが、知的障害者として生まれた場合、早期に発見することが難しく、またそれに近い状態で発見されても、その訓練、療育に結びつくことが現地域では難しい状況にあります。出来る限り小さい頃より親子共々その訓練、療育に取りくめば、その障害が本人及びかかわる人達のその後の生活に大きく左右されることが少なくありません。
    早期に専門知識を持った、また経験のある指導者の元で、親子共々訓練、療育の出来る施設、機関が欲しい。痛切に感じます。
    今、小さい子供を抱えた親御さんが右往左往している現状を見て胸が痛みます。
0~6
(A2)
  • 医療機関で、優先して診てもらえるようにして欲しい。
  • 障害児の水泳教室など、週に何回か行って欲しい。
  • 障害児夏期保育に今年参加させてもらってとても良かったです。
    期間をもっと長くして欲しいのと、夏休みだけでなく他の休みにも行って欲しい。
 7~19
(B1)
  • 気軽に参加できる地域活動を増やして欲しい。
30~39
(B1)
  • 働く場がないので増やして欲しい。
20~29
(B1)
  • 安心して働けるような職場が必要。
  • 障害者の働ける施設を増やして欲しい。
30~39
(B1)
  • 福祉タクシー券を使用する時に、介護者のみがタクシーに乗る時にも使えるようにして欲しい。(障害者の薬をもらいに病院へ行く時が多いので。)
0~6
(A2)
  • 障害を持つ子供達(将来にむけて)が働ける場を作って欲しい。
  • 一般の学校でも障害者を受け入れてくれる体制を作って欲しい。
  • 障害を持つ子供が自立できるよう、また、社会参加ができるようにして欲しい。
7~19
(A1)
  • のぞみ園のような施設を増やして欲しい。
  • 気軽に遊びに行けるような施設を増やして欲しい。
7~19
(B1)
  • 福祉タクシー等を増やして欲しい。
7~19
(B1)
  • 学校卒業後、作業所等の働く場所を充実させて欲しい。
7~19
(A2)
  • 障害者基本法の公布にともない、各都道府県並びに市町村の基本計画の早期策定の指導と、それに伴う更体法の整備。附帯決議の精神尊重。同時に官公庁のハード面での施設の充実をはかりながら、民間ボランティアの援助体制を強化し、ソフト面での充実を一層強化することに より、知的障害者、精神障害者等への理解と協力を国民全体に啓蒙をする。
    また、不足している更生援産施設の設置をはかり、現在入所している多くの障害児を、自立する方向へ円滑に推進してほしい。
    また、ショートステイ(一時保護)等においても、緊急の時に対応する体制になっておらず、ソフト面においてまた、人的対応能力に欠けている点の改善。特に都道府県、国レベルでの遅れがみられる。
    21世紀に向かっては、地方の時代だといわれるが、国民県民が主人公としての対応には、国民、県民、市民が積極的にポランティアに参加 し、また、障害児者を抱えた家族、保護者が、その先頭に立っていけるように、行政から側面的な援助体制の整備をはかって欲しい。
    物や金はかりを「与える福祉」から人的活動を導入した「参加する福祉」への転換を、早期に実現、改善の方向へ協力をはかって欲しい。

主題(副題):田辺市障害者福祉に関するアンケート調査 報告書

発行者:田辺市

発行年月:1996(平成8)年3月

文献に関する問い合わせ先:
〒646-8545 和歌山県田辺市新屋敷町1
電話 (0739)22-5300