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障がい者制度改革推進会議
第20 回(H22.9.27) 資料4-1

ヒアリング項目に対する意見書

【府省名:文部科学省】

ヒ ア リ ン グ 項 目

【ヒアリング項目】1.スポーツに関する施策の基本理念等

(1)貴省において、スポーツ振興に係る一般スポーツ施策を所管しているが、 施策推進に当たっての基本理念及び主要な課題について、御教示いただきたい。

回 答

【結論】

 ○ 文部科学省は、スポーツの振興に関することを所掌事務としており、スポーツ 振興法(昭和36年法律第141号)の規定により文部科学大臣が策定した「スポーツ 振興基本計画」(平成12年9月文部科学大臣告示)に基づいてスポーツ振興施策を 推進している。

 ○ また、文部科学省では、この8月に、今後の我が国のスポーツ政策の基本的な方 向性を示す「スポーツ立国戦略」(平成22年8月26日文部科学大臣決定)を策定 したところである。 同戦略は、スポーツを通じて幸福で豊かな生活を実現することがすべての人々 に保障されるべき権利の一つであり、各々の興味・関心、適性等に応じて安全か つ公正な環境のもとで日常的にスポーツ活動に参画する機会が確保されなければ ならないこと等を基本的な考え方とし、こうした考え方のもと、

① ライフステージに応じたスポーツ機会の創造
② 世界で競い合うトップアスリートの育成・強化
③ スポーツ界の連携・協働による「好循環」の創出
④ スポーツ界における透明性や公平・公正性の向上
⑤ 社会全体でスポーツを支える基盤の整備
を主要な課題として重点戦略に位置づけ、 その実現に向けた施策を推進することとしている。

【根拠】

 ○ 文部科学省設置法(平成11年法律第96号)(抄)

(所掌事務)

第4条 文部科学省は、前条の任務を達成するため、 次に掲げる事務をつかさどる。

43 体力の保持及び増進の推進に関すること。

76 スポーツの振興に関する企画及び立案並びに援助及び助言に関すること。

 

ヒ ア リ ン グ 項 目

【ヒアリング項目】1.スポーツに関する施策の基本理念等

(2)スポーツ振興に係る一般スポーツ施策の中で、障害者の参加に関して、 支援策を含め、どのような議論・検討がなされているか、御教示いただきたい。 (参考:障害者権利条約第30条5項など)

回 答

【結論】

 ○ スポーツ振興基本計画では、障害者スポーツに関して①総合型地域スポーツクラブ における障害者等がスポーツに参加しやすい環境づくり、②障害者スポーツ団体が行 う障害者スポーツ指導者の養成及び活用の促進、③スポーツ施設のバリアフリー化、 ④障害者スポーツ大会の円滑な開催等を掲げている。

 ○ また、(独)日本スポーツ振興センターが行うスポーツ振興くじ助成、スポーツ振 興基金助成では、障害者スポーツ団体の申請に応じ次のような助成を行っている。

(スポーツ振興くじ助成事例(21 年度実績))
○ 障害者セーリング競技力向上大会(特定非営利活動法人ヨットエイドジャパン)
○ 第27 回JBMA マラソン東京大会 ( 特定非営利活動法人日本盲人マラソン協会)
○ 障害者スキー広報事業(特定非営利活動法人日本障害者スキー連盟)

(スポーツ振興基金助成事例(21 年度実績))
○ 第39 回全国障害者スキー大会(特定非営利活動法人 日本障害者スキー連盟)
○ 第31 回日本チェアスキー大会(特定非営利活動法人 日本障害者スキー連盟)
○ 第2 回全国視覚障害者学生柔道大会 (特定非営利活動法人 日本視覚障害者柔道連盟

 ○ さらに、本年8月に策定した「スポーツ立国戦略」(平成22年8月26日文部科 学大臣決定)では、障害者スポーツに関しては、①ナショナルトレーニングセンター のパラリンピアンの利用の在り方、②パラリンピックなどの競技性の高い障害者スポ ーツについて、将来的なオリンピックなどのトップスポーツとの一体的支援を見据え た連携強化の在り方等について掲げている。
 なお、同戦略の策定に当たっては、財団法人日本障害者スポーツ協会やパラリンピ ックメダリスト等からヒアリングを実施したところである。

(参考)「スポーツ立国戦略」(平成22年8月26文部科学大臣決定)(抄)

2.世界で競い合うトップアスリートの育成・強化

(2)トップアスリートのための強化・研究活動等の拠点構築

3)ナショナルトレーニングセンターの在り方の検討 今後のナショナルトレーニングセンターの在り方(競技別強化拠点の集約化 及び活用促進、海外拠点の設置、新たなセンターの設置、冬季競技等に関する 国民体育大会施設の拠点化、パラリンピアンの利用等)について、それぞれの メリット、デメリット、実現可能性等について、日体協、財団法人日本オリン ピック委員会(JOC:Japanese Olympic Committee)、NF等の意向も踏まえなが ら検討する。

(3)トップアスリートが安心して競技に専念できる環境の整備

4)障害者スポーツとの連携強化
パラリンピックなどの競技性の高い障害者スポーツについて、将来的なオリン ピックなどのトップスポーツとの一体的支援を見据え、厚生労働省と連携しつつ 、障害者スポーツに関するスポーツ医・科学研究を推進するとともに、強化拠点 の在り方についても検討を行う。

 

ヒ ア リ ン グ 項 目

【ヒアリング項目】

2.一般スポーツ施策と障害者スポーツ施策との関係

(1)スポーツ振興に関しては、一般施策は文部科学省が所管、障害者スポーツは厚生 労働省が所管している。こうした中、一般スポーツ施策と障害者スポーツ施策と の間には、社会的な認知や理解、競技環境の整備状況等において格差があるため 、こうした格差を解消すべきとの意見があるが、そのための方法についてお考え があれば御教示いただきたい。

回 答

【結論】

 ○ スポーツ振興は文部科学省が担当しており、 あらゆるスポーツに障害者を含め誰もが参加できる環境の整備に努めている。 また、障害者福祉を担当する厚生労働省と連携し、 障害者スポーツをより発展的に振興していくため、平成13年度から毎年、 「障害者スポーツ施策連携協議会」を開催し、障害者スポーツについての情報・ 意見交換を行うとともに、支援方策を検討している。

 ○ 第13回連絡協議会(平成22年3月30日)を受け本年5月20日にパラリンピック競技団体関係者の ナショナルトレーニングセンター見学を実施。現在、厚生労働省が各障害者スポーツ団体 に対してナショナルトレーニングセンターの利用に関する意向調査の実施を予定しているところ。

 ○ また、本年8月に策定した「スポーツ立国戦略」 (平成22年8月26日文部科学大臣決定)では、障害者スポーツに関して、

① ナショナルトレーニングセンターのパラリンピアンの利用の在り方

② パラリンピックなどの競技性の高い障害者スポーツについて、 将来的なオリンピックなどのトップスポーツとの一体的支援を見据えた 連携強化の在り方等について掲げており、これらの実現のため、 引き続き厚生労働省と連携しつつ施策を推進してまいりたい。

【関連する方針・決定等】

「スポーツ立国戦略」(平成22年8月26日文部科学大臣決定)(抄)

2.世界で競い合うトップアスリートの育成・強化

(2)トップアスリートのための強化・研究活動等の拠点構築

3)ナショナルトレーニングセンターの在り方の検討

今後のナショナルトレーニングセンターの在り方(競技別強化拠点の集約化及 び活用促進、海外拠点の設置、新たなセンターの設置、冬季競技等に関する国民 体育大会施設の拠点化、パラリンピアンの利用等)について、それぞれのメリッ ト、デメリット、実現可能性等について、日体協、財団法人日本オリンピック委 員会(JOC:Japanese Olympic Committee)、NF 等の意向も踏まえながら検討す る。

(3)トップアスリートが安心して競技に専念できる環境の整備

4)障害者スポーツとの連携強化

パラリンピックなどの競技性の高い障害者スポーツについて、将来的なオリン ピックなどのトップスポーツとの一体的支援を見据え、厚生労働省と連携しつつ 、障害者スポーツに関するスポーツ医・科学研究を推進するとともに、強化拠点 の在り方についても検討を行う。