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日時:2013年02月03日(10:30~16:00)
場所:戸山サンライズ 大研修室
 

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マルチメディアDAISYのCD-ROM付き絵本『赤いハイヒール』発売中

障がい者制度改革推進会議 第32回(H23.5.23) 資料2-1-3

災害救援活動の概要

資料提供団体名:人工呼吸器をつけた子の親の会<バクバクの会>

1.被災状況の確認

(1) 被災した障害者の安否確認を(①行った

(2) 確認状況

 
どのような人を対象に、調査したか 別添資料参照のこと    
① 調査対象の総数 120    
② 調査をした人数 120    
③ ②のうち不明    
④ ②のうち死亡    

2.被災者のニーズ把握と支援内容

(1) 被災した障害者のニーズ把握を(①行った

(2) 被災した障害者への支援を(①行った

(3) 震災直後から現在までの活動状況

  ニーズ把握の概要
人数、内容の概要を県、市町村を明らかにしながら、ご説明ください。
支援内容の概要
人数、内容の概要を県、市町村を明らかにしながら、ご説明ください。
① 震災直後~2週間まで 別添資料参照のこと  
② 2週間~1か月まで    
③ 1か月~現在まで    

3.上記以外のその他の支援活動

NPO法人ゆめ風基金から、福島のALS患者さんへの医療物品緊急支援要請があり、調達、輸送協力を行った。

経管栄養剤が不足し、会員で都合をつけあった。

ホームページ上に、緊急時の電源確保の方法、緊急時の消毒方法を掲載。広く必要な方に役立つ情報を発信した。

4.支援での課題等

事務局(大阪)から遠く、実質的な支援を単独で行うことは困難であったため、ゆめ風基金を通じ、地元の障害者支援組織につないでいただいた。

東北は会員も点在しているので、助け合うことが難しい。日頃どのような身近な支援を受けているのか事務局としても把握しておく必要があったが、できていなかった。

初期段階で電話は使用できなくなる。安否確認方法が徹底できていなかったので、確認までに地域格差がでた。個人で携帯アドレスを知っていたことで、確認できた例も多かった。

2010年12月に防災ハンドブックを作成し、正会員全員に配布していたが、実質的に有効であったのか検証が必要。

別添資料

支部名 安否情報 確認日 住所 名前 在宅・入院 コメント
北海道支部(10名) 3月13日 北海道 T.Tさん 在宅 現会員さんの住所だと大丈夫と思う。(Sさん談)
  3月13日 北海道 M.Sさん 在宅 同上
  3月13日 北海道 H.Mさん 入院 同上
  3月13日 北海道 O.Sさん 入院 (電話)問題なし
  3月13日 北海道 U.Tさん 在宅 現会員さんの住所だと大丈夫と思う。(Sさん談)
  3月13日 北海道 M.Yさん 在宅 (電話)問題なし
  3月13日 北海道 K.Sさん 在宅 現会員さんの住所だと大丈夫と思う。(Sさん談)
  3月13日 北海道 S.Hさん 在宅 同上
  3月13日 北海道 I.Cさん 在宅 同上
  3月13日 北海道 O.Yさん 在宅 同上
東北支部(10名) 3月11日 秋田 S.Mさん 在宅→逝去
(09.10.)
(11日)ライフラインストップ。信号機も。電気水道、電話、携帯も通じない。(12日)充電は車でしていますが、ガソリンも心細くスタンドも閉まっていて、電力が復旧してくれないと身動きが取れなくなってきました。(13日)夕べ、ようやくライフライン全て復活。
(4/8)秋田も停電が続いています。水は給水車が回っています。長い揺れでした。今後もみなさんもお気をつけてお過ごしください。
  3月12日 秋田 S.Mさん 在宅 (中部・Tさん経由)
秋田のSさんとmixiですが、連絡とれました。今、入院してみえるそうです。ご家族も呼吸器も無事とのことです。
  3月13日 青森 K.Kさん 在宅 (福岡・Iさん経由)Kさんから電話がありました。今Y君と病院にいるそうです。無事だそうです。(本人より3/24メール)メールが大変遅れ申し訳ありませんでした。昨日夕方、避難していた病院からUと退院してきました。
地震直後停電になり、電話もつながらず・・・不安になりましたが、すぐ訪問看護師さんが駆けつけてくれました。間もなく保健師さんも様子を見に来てくれました。その後も余震が続き、そのたびに窓を開けるから段々寒くなってきました。Uと2人だけで心細く、余震が来るたび半泣きに・・・2時間程した頃でしょうか、訪問看護師さん達が「電力復旧のめどが立たないらしいから、発電機がある施設の方へ避難しよう」と迎えに来てくれました。その後、呼吸器の業者から病院に入院できるからと連絡があり、無事避難入院する事が出来ました。
担当医も、「電話がつながらず自宅に迎えに行こうかと思っていた」と言われ、とても有難かったです。ただ、物品不足もあり自宅に帰っては色々持ち込んでました。被災地はもとより、各地で大変な状態が続いています。ニュースを見るたび胸が苦しくなります。どうか皆さん御無事で、くれぐれも体調に気を付けてください。
  3月12日 福島 S.Hさん 入院 地震時病院外に居て病院が心配でしたが、学校の先生が授業中で看護師さんも直ぐについてくれて居たので無事。家もこれといった被害もなく全員無事。ガソリン不足で毎日面会に行けなくなった。
子どもは、交通事故外傷による遷延性意識障害で人工呼吸器使用。病院から、放射能漏れが出た場合、病院スタッフも全員退避する、その場合、トリアージを行う。治療の優先順位としては最後になる、治療は最低限しかしないと説明を受ける。高齢者ですでに人工呼吸器を外されて酸素吸入だけに切り替えられた人もいる。
震災から一週間が経過、福島県は地震津波の天災に加え、原発事故の影響による風評被害により、ガソリン、救援物資もトラックが被曝を恐れて引き返してしまい孤島かしている。物流が回復するまでと備蓄品で病院も頑張ってきたが、現在どの病院も医薬品、ディスポ関係のチューブ、カテテールなどの要請をしている。
県外へ移動をさせての対応もしているが、重症者は移動も出来ず福島県は国から見捨てられた状況下。ガソリン(医師」や看護師さんなどの通勤確保)と人災で命を落とすことの無いよう支援の程、個人レベルから行政、国と、何卒、出来るご協力を宜しく、お願いしたい。
→精神的に大きな不安を家族も抱えているので、あいえる郡山に支援要請。24日母と面会。今後も含め支援していただけるとのこと。物資は在宅の方へ届けて頂くことになったとのこと。
  3月15日 宮城 H.Tさん 在宅→逝去
(06/04/02)
(携帯メール)なんとか家族みんな無事です。毎日車に寝泊まりしていますが、どこに行ってもなかなか食糧もガソリンも手に入らなくて不安でいっぱいです。生きているだけで感謝ですが…
  3月13日 宮城 K.Yさん 入院 (3/13)すごい地震でした。とりあえずみんな無事でした。バクバクっ子がいる家庭はさぞかし大変だと思います。情報もラジオだけでライフラインも支援も何もない状態です。とにかく命がありよかったです。大丈夫ですが、家が半壊でした。(お母さんメール17日1)我が家は家が半壊したので親戚の所に身を寄せています。バクバクっこや吸引、注入がある子はとにかく水、オムツ、消毒用品、暖をとる物、あとはその子から手が離せず家族の食料等の調達にも行けない状態だと思います。よろしくお願いします。我が家は大丈夫です。とにかく心配です。(お母さんメール2)バクバクっこや吸引、注入がある子はとにかく水、オムツ、消毒用品、暖をとる物、あとはその子から手が離せず家族の食料等の調達にも行けない状態だと思います。よろしくお願いします。我が家は大丈夫です。とにかく重症児が心配です。(同3)仙台市の社協から障害児に災害ボランティアを派遣すると連絡がありました。
  3月21日 宮城 O.Sさん   (3/21電話通じる)ご家族全員無事。やっと固定電話が通じた。地震後の停電で病院に避難していた。昨日、電気が復旧し、本人も体調がよさそうなので、これから自宅に帰る。
  3月12日 宮城 S.Mさん 在宅 (3/12)会長の電話に着信あり。無事と思われる。(3/15メール)なんとか無事です。ライフラインの復帰もまだまだのようで、町外れに住んでいるので物資の配給もなく車で息子と一緒に給水に行っていましたがガソリンもそろそろ底をついてきました。まだ強い余震が続いていて、近所でも亡くなられた方もいらっしゃいますが頑張ってTを守ります。皆さんの無事を祈っています。(同日)ガソリンが少ないので自宅で何とか過ごす予定です。うちは家族も多く、障害を持った弟やお年寄りもいるので、ガソリンが手に入ったら親戚や友人の家か病院へ非難しようと思っています。お気遣いありがとうございます。(3/17)ご心配ありがとうございます。不足しているのは水とガソリンと灯油ですが、まだ大丈夫です。昨夜やっと電気もついて吸引器やモニターの電源の心配は無くなりました。水はまだ来ていなくて、家まで届いた配給は生肉一切れのみですが、避難所まで水をとりにいってなんとか生活出来ています。ガソリンも残り少ないし、車に木材が倒れてきていて調子悪くなっているのであまり移動はできませんが、食料は農家なので米や野菜はいっぱいあるので避難所にも持っていって炊き出しで使って頂いています。Tの注入や物品も1ヶ月くらいはもちそうなのでしばらくは大丈夫です。かかりつけの病院も電気と水がやっと復旧したところらしく、いつ再開できるか検討中とのことだったので、もうしばらくは家で頑張ろうと思っています。お気遣い本当にありがとうございます。Tもとても元気ですので、皆さんにも宜しくお伝えください!(3/20)色々と動いてくださってありがとうございます。拓桃までも高速道路を使えないとなると3時間以上も車で走らないといけないのでなかなか行くこともできないのですが何かあれば助けていただこうと思っています。ありがとうございました。(3/21)ご心配お掛けしております。先程拓桃園の先生から連絡があり、地域ごとに区切ってメガケア(酸素屋さん)さんの協力の元で必要な物品を届けて下さることになりました。うちだけでなく沢山の人達が助かると思います。本当にありがとうございます。先生も休日なのに本当に忙しそうな様子で心配ですが、拓桃園やメガケアの皆さんとバクバクの会の皆さんの優しさに感謝でいっぱいです。ありがとうございます。
(4/8)震度6強ということで、先日の地震同様にかなり揺れて立っていられない程でしたが、Tも家族も無事でした。水道とガスは使えます。電気は止まっていますが充電と車の電源でしばらくはもつので自宅で過ごす予定です。
物品も先生に処方して頂いたばかりなので大丈夫です。やっと落ち着いてきてこれから頑張ろうという時にまた
片付けからやり直しですが、Tが笑ってくれているので頑張ります!東北支部の皆さんも大丈夫でしょうか?
支部の安否確認まで手が回らずにすみません。会長さんもお気をつけてお過ごし下さい。
(4/18)ライフラインも復旧してガソリンも手に入るようになってきたので、少しずつ落ち着いてきました。
色々と心配していただいて有難うございます。
  3月17日 山形 S.Yさん 逝去 (3/17)電話にお父さん出られた。子どもは、ずっと前に他界した(現在は、お父さん・お母さんのふたり暮らし)ので、停電で人工呼吸器が動かないなどの問題はなかった。距離があるので、家も大丈夫。停電も翌日には復旧し、ライフラインは元に戻っている。
  3月13日 山形 W.Sさん 在宅 (3/13)無事です。停電3時間、お母さん病院に行っていたが、自宅の方が被害が少ない。(4/8)ご無沙汰しております。昨夜の余震の影響で停電しましたが、今朝の6時に回復しました。バッテリーで対応しましたが、人事ではないニュースでした。
茨城県支部(16名) 3月13日 茨城 T.Sさん 在宅 (茨城支部Sさんメール)協同病院にいます。(3/13お母さんメール)33時間振りに電気普及しましたた。まだ断水だし携帯はつながらないし。Wが居たらと考えたら救急車も呼べずどうなっていたか、もう少し落ち着いたら災害対策しっかり考えようと思います。Wはベッド揺れるのが大好きなので喜んでいましたし安心してくださいと病院より連絡ありました(唯一つながった電話)(3月15日お母さんML投稿)土浦・かすみがうら市;外観的には石塀や瓦屋根の崩れている家が多く見られる。比較的新しい家は大丈夫なようだが、近所の昔からの家は殆ど瓦が落ちている。ただ数日実際に見た限りは崩壊した家屋はなし。ライフライン;同じ市町村でも差があり、断水が続いている所が多く給水所に長い列が出来ている。物資は水・パン・納豆・カップラーメン・乾電池・カイロ・オムツ・お尻拭きがどのお店も品薄。今日はお尻拭きを探し8店舗目でようやく2個購入出来た。ガソリンスタンドは長蛇の列。1000円分とか10・とか限定してる箇所もあり凄い列。幸い満タン入れられる所で1時間10分並んで入れられた。我が子は地震当日も入院中。病院崩壊の恐れがあると入院患者さん全員隣の駐車場に避難したとのこと。平日で人手がありMEさんなどが呼吸器をつけた子供達をみてくれていた。当日は寒かったのでPICUの子供達は優先して近くの薬局に入れてもらえた。その後院内に戻り内部バッテリー・病院の自家発電を使い、電気の復旧までもたせたようだ。病院には10数人の呼吸器在宅患者がいるが、停電のなかった地域の二名以外は全員一時入院。ライフラインが回復次第退院。救急隊搬送も「2歳の子を搬送します」「名前は?」「分かりませんが、とにかく運びます」とのやり取りがあったそうだ。主治医達も慌しい業務の中色々今後の事を考えてくれている。毎日ヘリコプターや救急車の音が響き、余震もあります。化学薬品の雨が降るというチェーンメールも来た。放射能の心配もある。輪番停電の情報もあやふやで、本当に正しい情報が欲しい。そしてもう少し落ち着いたらきっちりした災害対策をたて自ら子供を守れるように勉強し直したい。
  3月14日 茨城 I.Sさん 在宅 (高知Tさん経由)地震発生の晩は停電・断水と復旧のめどがたたなかったので病院に1泊避難。電気が復旧し家に戻る事に。やっと今、水がちょろちょろ出てます。計画停電→酸素会社もボンベ不足とか言ってる。確保できなければ病院行き。LTVのバッテリーは4個あるのでなんとか持ちそうだが使い切ったのを充電するのに時間がかかりすぎるのが欠点。筑波大からもしもの時は入院OKと言ってもらっている。
  3月13日 茨城 S.Kさん 在宅 先ほどから水道が使えるようになった。家は食器棚の食器が割れて、各部屋のものが落ちて、本棚の本も倒れたが、昨日、復旧した。父も母も昨日の朝帰って来た。(16日お母さんメール)北村さん、無事。ライフラインはまだ復旧していないとのこと。牛久市で、市の連絡メール「かっぱメール」で人工呼吸器や在宅酸素の人向けの連絡メールが初めて社会福祉課から来た。今まで、災害対策の中でも医療的ケアの人への対策は、まったくとりあげられていなかったので、バクバクの会のみなさんが働きかけてマスコミでも取り上げられたからだと思う。
  3月13日 茨城 Y.Eさん 在宅 (茨城支部Tさんメール)停電してないから家で無事過ごしているとメールありました。
  3月15日 茨城 I.Yさん 在宅 (栃木Kさん経由)自治医大に避難入院中。17日に胃ろうのオペ予定なので、そのまま入院している。
  3月13日 茨城 T.Yさん 在宅 (3/13高知Tさん経由)停電、エレベーターは動かず、14階から救急隊員六名に運んでもらい、何とかマンション脱出。救急車で日赤病院まで運んでもらい入院。(呼ネット投稿)部屋はめちゃくちゃ、停電、マンションの14階でエレベーター停止。救急隊に救助され、近くの病院に救急車で搬送され入院しました。怪我はない。が、呼吸器、吸引器の電源確保のために避難。(3/31本人よりメール)わたしは、震災当日、停電と自宅マンションのエレベーター停止し、救急隊員のみなさんの救助(14階から降りるため)があり、救急車でかかりつけの病院へ搬送してもらいました。病院には連絡がつかなかったのですが、入院することができ、赤コンセントにプラグを入れることができ、呼吸器の電源や吸引できる環境をつくることができました。一週間ほど入院したあとは、自宅近くに緊急的に滞在(かりぐらし)し、今日、自宅に戻ってきました。ようやくパソコンを開けて、今、みなさんのMLメール、目を通し中です。
  3月13日 茨城 S.Tさん 在宅 (学校から)帰宅後、自分のバッテリーと東京電力から発電機を借りて一晩越す。(電話が通じないからこども病院に行こうとしている途中、東電の車に会ったのがラッキーだった。)翌日、近くの銀行の自家発電にお願いしてバッテリーの充電をしてもらいました。今は電力が復旧。水もチョロチョロだけど復旧。家の中はめちゃくちゃだし、壁が崩れたりひび割れたが、過ごせない訳ではないし、みんな無事。
  3月15日 茨城 I.Yさん 入院→逝去
(02/01/14)
無事。津波が家のそばまで来たが被害を免れた。やっと電話がつながったところ。避難していた。
  3月15日 茨城 N.Sさん 在宅 その日のうちに病院に避難。家のほうはなんとか大丈夫。(おばあちゃん談)
  3月15日 茨城 H.Mさん 在宅→逝去
(07/10/25)
家屋が一部崩れただけで家族全員無事。ライフラインもすぐ復旧。
  3月13日 茨城 I.Kさん 在宅 (3/13茨城Sさんメール)協同病院にいます。(17日ML投稿)本日、避難していた病院より自宅に戻ってきた。病院は、暖房や温水もなく、また、医療器具も不足している状況であるため、幸いに我が家(石岡市)は被害も少なく、電気、水道も復旧したので自宅での生活に戻った。地震が起きた時、私は職場におり、すぐに自宅に戻ったが(それでも通常の倍くらいの時間がかかった)、家に着いた時はすでに停電となっており、呼吸器はバッテリーで動かしている状況だった。すぐに、2000年問題のときに購入した発電機を動かそうとしたがガソリンがなく動かせなかった。ガソリンスタンドも停電のために販売はしてくれず、近所の方より分けてもらいなんとか動かすことができたが、長時間分のガソリンがなく不安な気持ちでいるときに病院より連絡があり引き受けが可能となったため、事なきを得た。自分の車からガソリンを抜こうと試みたが今の車は抜けない構造であわてていたところ、たまたま、古い車を持っていた近所の方がガソリンを抜いて分けていただいた時は、本当にありがたく思った。娘も家に戻ってきせいか落ち着いているが、まだまだ、余震や停電、発電所のことを思うと不安。まだまだ、いろいろとあるが、ひとまずはご近所の方やみなさまの温かい支援に感謝している。
  3月15日 茨城 K.Mさん 在宅 (15日ML投稿)K家は全員無事。Fくんは入院中。ママと連絡とれた。屋根瓦が落ちたり、石塀が倒れたり、道路に亀裂。我が家は新しいアパートだったので、棚が傾いたり物が落ちたりしていたが、めちゃくちゃではなかった。近所の古い家はつぶれていた。新しい家でも、壁に亀裂が入ったり、柱にひびが入ったりしているところもある。電気と水道が止まったので、かなり困った。電気は翌日の夜に復旧、水道は4日目の今日復旧。同じ市内でもまだ断水しているところもある。外部バッテリーもなくなり、車の中で娘に呼吸器をつけさせて、病院に行こうか、県外の親類宅に避難しようかと考えているときに電気がつき、助かった~!と思った。Mは睡眠時、感染時のバイパップだが、発熱もあり、ゼロついていて、電気止まって寒く、喘息もあるのに吸入もできず(バッテリーがなかった)カフアシストも使えず、悪化したらどうしようかと心配した。電気がきたので呼吸器つけていられて、今日はだいぶ落ち着いた。病院に行くにも電話が通じないので、病院がどんな状況かわからず、ガソリンも少ないので、迷った。気切の方に比べたら自発呼吸あって軽いので、病院に行くのもためらった。発電機を買っておけばよかったと後悔した。農村部なので、井戸のある家もあり、生活用水はゆずってもらえた。ガソリンは1時間並んで20L給油してもらえた。スーパーやコンビニはTさんの投稿と同じだが、今日は飲み物やカップめんやシリアルや菓子など、少しずつ入ってきていた。農村部なので今日から農協では野菜と卵、米など売っている。まだ余震が続いていて不安だが。
  3月13日 茨城 S.Hさん 入院 (茨城Sさんメールより)総合病院にいます。(3/26茨城Sさんより)Fくんは、一足早く元気に先週末帰宅されています。
  3月14日 茨城 A.Yさん 在宅 (高知Tさん経由)私は地震があった夜停電が長い為、万が一を考え往診の主治医と訪問看護が連携し病院に救急搬送され今もICUに避難しています。
(3/18本人よりメール)つくばは震度6強で今も余震が続いている状態です。私は地震のあった日に停電により呼吸器と在宅酸素と吸引器の電気の確保の為守谷市の病院に救急搬送されICUに避難していましたが今日だいぶライフラインが落ち着いたので退院しました。ただ肝心な第4のライフラインの訪問看護がガソリン不足の為1人が緊急時のみ回っていて不安です。
    茨城 S.Yさん 在宅 (茨城Sさんメールより)総合病院にいます。(3/26茨城Sさんより)3/22に帰宅しています。
  3月13日 茨城 S.Tさん 在宅 先程電気が復旧し、やっと携帯がつながる状態に。バクバクっ子は息子含み日立のSさんとS.Fくんの3人無事。日立総合病院にいる。Sさんと私は必要な物品も持ち込みましたので子供たちは大丈夫です。母たちは、助け合いながらいます。(3/26)ご心配おかけしております。先日は、mailありがとうございました。ライフラインが復旧したので3/23に自宅に戻りました。皆、在宅で頑張っています。ご安心ください、ご心配頂いている皆様によろしくお伝えくださいね。
栃木県支部(11名) 3月11日 栃木 K.Kさん 在宅 (3/11第1報)家の中の物が散乱した程度。栃木一部の地域で停電が続いているので、バクバクっ子が困っているとの連絡が何件かあった。子どもはU(重度障害児レスパイとケア施設)を利用中。施設では、物が散乱し、余震の危険もあったので駐車場にアンビューで避難、待機。
(3/11第2報)栃木の皆さん、災害を甘くみていました…バッテリーは準備していたんですが、復旧の目処がたっていない為、不安になっている方が多いです。あとは体温調整が苦手な子が多く、体温低下に困っているようです。幸いわが家は停電もなく、家も無事なので、受け入れ準備中です。
  3月13日 栃木 O.Aさん 在宅 (3/13幹事Hさんより)無事
  3月13日 栃木 T.Tさん 在宅 (3/13幹事Hさんより)無事
  3月13日 栃木 H.Nさん 在宅 (3/13ML投稿)栃木は停電直後から一部地域で停電、断水が続き会員何名かは病院で過ごしていました。我が家も停電で、昨日病院から戻りました。電話、携帯、インターネットともに通じなくて病院へも直接行って対応して頂きました。もう1名の幹事、Wさんの家もまだ断水のため、病院へ回避しているとのことです。
栃木支部は崩壊、津波とかの被害はなく停電、断水等で病院へ一時避難していたバクバクっ子がいた程度です。余震は続いておりますが、それ程大きくなく大丈夫そうです。
  3月13日 栃木 S.Tさん 入院 (3/13幹事Hさんより)無事
  3月13日 栃木 W.Tさん 在宅 (3/13幹事Hさん投稿)Wさんの家もまだ断水のため、病院へ回避している。
  3月13日 栃木 I.Mさん 在宅 (3/13幹事Hさんより)無事
  3月13日 栃木 N.Tさん 在宅 (3/13幹事Hさんより)無事
  3月13日 栃木 K.Kさん 在宅 (3/13幹事Hさんより)無事
  3月11日 栃木 S.Hさん 在宅 (栃木支部Kさんより)停電のためKさん宅に避難、復旧後帰宅
  3月12日 栃木 T.Nさん 在宅 震度6・不安定に積んであったものがバタバタ落ちましたが…。
ライフライン問題なく大丈夫です。地域により停電しているようです。ちょうど下校時間でパニクってしまいましたが余震が続いてます。災害対策見直さねば。
東京都支部(43名) 3月11日 東京 A.Yさん 入院/逝去(07/09/28) (Hさんより)東京区部の安否確認は電話番号が変わっている方以外は連絡取れている。無事。
  3月11日 東京 N.Yさん 在宅 同上
  3月11日 東京 K.Tさん 在宅 同上
  3月11日 東京 F.Kさん 入院 同上
  3月11日 東京 N.Aさん 在宅 同上
  3月11日 東京 Y.Mさん 在宅 同上
  3月11日 東京 S.Tさん 在宅 同上
  3月11日 東京 O.Yさん 在宅 同上
  3月11日 東京 Y.Yさん 在宅 同上
  3月11日 東京 F.Mさん 在宅/入院 同上。バクバクっ子2名。1名在宅。1名病院。
  3月11日 東京 H.Kさん 在宅 同上
  3月11日 東京 K.Mさん 入院 同上
  3月11日 東京 N.Yさん 在宅 同上
  3月11日 東京 M.Mさん 在宅 同上
  3月11日 東京 T.Kさん 在宅 同上
  3月11日 東京 T.Yさん 在宅→逝去(05/02/24) 同上
  3月11日 東京 K.Mさん 在宅 同上
  3月11日 東京 S.Tさん 在宅 同上
  3月11日 東京 T.Yさん 在宅 同上
  3月11日 東京 F.Kさん 在宅 同上
  3月11日 東京 I.Mさん 入所 同上
  3月11日 東京 K.Yさん 在宅 同上
  3月11日 東京 T.Kさん 在宅 同上
  3月11日 東京 S.Cさん 在宅→逝去
(01/02/03)
同上。今のところ医療ケアある方々無事ですが、電気他バックアップ体制はまだ最中ですね
  3月11日 東京 K.Aさん 入院  
  3月11日 東京 A.Tさん 在宅  
  3月11日 東京 M.Tさん 在宅  
  3月11日 東京 S.Mさん 在宅  
  3月11日 東京 O.Aさん 在宅  
  3月11日 東京 C.Hさん 在宅→逝去
(09.03.19)
 
  3月11日 東京 O.Mさん 在宅  
  3月11日 東京 T.Cさん 入院(5月退院)  
  3月11日 東京 M.Tさん 在宅  
  3月13日 東京 H.Fさん 在宅→逝去(02/06/18) 東京区部の安否確認は電話番号が変わっている方以外は連絡取れています。無事です。
東京電力からは、保健所を通じて在宅医療機器使用の登録をしているバクバク会員に電話連絡がありました。(会見前)
3家族が聞いたことをまとめると、
①輪番停電は決定
②毎日3~5時間かも
③前日の夕方までには連絡を入れます。
14日は当日になるかも
発電機を貸し出すとかは無し。
みんな明日の外出(登校・登園)は控えると言っています。
(3/13夜メール)輪番停電の地域情報が、東電にアクセスできなくて・・・
23区は荒川区以外は、停電無し。
多摩地区は、やっとわかっても、地域がいくつものグループに含まれていて自分の地域の確認がとてもできるものではありません。
でも保健所を通じて在宅医療機器使用の登録をしているバクバク会員には電話連絡がありました。
変電所別に区切るので、同市内でもグループが細かくなるそうです。
しかし1日、3時間40分の停電2回はすさまじいです。
呼吸器の内部バッテリーが短時間しかもたない機種は、複数のバッテリーを充電しなければならないし、外出が出来る状況ではないです。
学校、通所、社会参加している地域が停電中であれば、休まざるを得ません。
  3月13日 東京 T.Tさん 入院→逝去
(08/08/)
 
  3月13日 東京 M.Nさん 在宅  
  3月13日 東京 K.Mさん 入所  
  3月11日 東京 Y.Kさん 在宅 家族みんな無事。職場から保育園まで自転車で15分くらい、地震がおさまってから直行。保育園到着した頃にはもう落ち着いた雰囲気で、昼寝後だった明奈も、バギーに移っていました。職場が近くて良かったです。立川市全体では特に大きな被害はなかったと思いますが、JRが運転を取りやめているため、電車通勤だったら保育園へ何時に迎えに行けただろう?と思います。
  3月11日 東京 S.Mさん 在宅  
  3月11日 東京 M.Cさん 入院  
  3月11日 東京 H.Hさん 在宅 (3/15事務局に電話)計画停電で困る。どこにもバッテリーが売っていない。ガソリンがなく買いにもいけない。純正バッテリーの緊急輸入を国にも働きかけてほしい。国の相談窓口は、病院に避難してくださいとしか言わない。病院は、受け入れ多数で困難だと言う。テレビ取材を受けた。→呼吸器メーカーにTEL。バッテリーの貸与を要請。
  3月11日 東京 O.Tさん 入所→逝去
(05/06/30)
 
  3月11日 東京 Y.Sさん 在宅 計画停電。東電から事前連絡はあったが、発電機などの貸出の話はない。(厚労省の都道府県への事務連絡では、病院が呼吸器会社と連携してバックアップ機器を貸し出すようにと言ってる件で)主治医に聞いたら、呼吸器の会社の人に聞いてみてといわれ、呼吸器の会社の人に聞いてみたら、(ガソリン手に入らない。渋滞などで)とても対応できる状態ではないと話していた。
神奈川・山梨県支部(15名)   神奈川 H.Nさん    
  3月15日 神奈川 G.Rさん 在宅  
  3月13日 神奈川 O.Mさん 在宅 (3/13電話)お母さんとはお話することができました。
Oさんのところは、神奈川区でライフラインも変わりないとのことでしたが、隣の鶴見区では6時間の停電があったと主治医の先生がおっしゃっていたとのこと。また、主治医の先生から、輪番停電がはじまるかもしれないので病院で受け入れる準備があるがどうするかと連絡があったそうです。停電は3時間とのことで、Hくんは、それくらいなら自発呼吸があり、また自家発電機を持っているので、辞退されたとのことです。
  3月15日 神奈川 S.Yさん 在宅→逝去
(09/11/20)
 
  3月15日 神奈川 U.Kさん 在宅→逝去
(02/01/13)
 
  3月15日 神奈川 A.Kさん 在宅  
  3月15日 神奈川 H.Yさん 在宅  
  3月15日 神奈川 M.Tさん 入院  
  3月15日 神奈川 K.Eさん 在宅  
  3月15日 神奈川 N.Eさん 入院  
  3月15日 神奈川 K.Kさん 在宅 気管切開・在宅酸素で呼吸器は使っていないが、吸引、吸入のためのバッテリーの手当てがつかない。東電からは予備電源の個人への貸し出しはしないといわれた。→(事務局から電源の確保方法を助言→バッテリーなどは売り切れ→会長のうちにあった充電器とインバータを貸し出し。
    神奈川 I.Yさん 在宅→逝去
(011/03)
 
  3月15日 神奈川 O.Kさん 入院  
  3月15日 神奈川 Y.Tさん 入院 (お子さんは、兵庫県で入院中)
  3月15日 山梨 Sさん 在宅/入所 お子さん、2人。1人は在宅、1人は施設入所。在宅の子は、停電の可能性があるので、病院に入院させてもらっている。停電の状況をみて、自宅に戻るか検討中。
埼玉・千葉県支部(13名) 3月13日 千葉 M.Sさん 在宅→逝去
(04/07/24)
(幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
  3月13日 千葉 S.Hさん 在宅 (幹事Kさんより)停電が続いている千葉の貞森さんは、入院の受け入れが決まったとのことです
  3月13日 埼玉 N.Sさん 入院 Sは入院中の為、大丈夫です。計画停電も現時点では免れていますので…
携帯に(ML)メール配信してほしい。
  3月13日 埼玉 I.Mさん 在宅→逝去
(09/09/23)
(幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
  3月13日 埼玉 M.Tさん 在宅 (幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
  3月13日 埼玉 S.Hさん 在宅 (幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
  3月13日 埼玉 F.Hさん 在宅 (幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
  3月13日 埼玉 N.Rさん 在宅 (幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。(3/13)先ほど、東京電力から連絡があり、今日か明日から輪番停電が始まるそうです。1日3時間、時間帯はまだ未定。(3/14メール)厚労省の会見でも、早くから計画停電の話があったにもかかわらず、在宅人工呼吸器、酸素使用者になぜもっと早く、その可能性を知らせないかと、記者会見でもめたとか。人工呼吸器使用者の、計画停電に対する備えの様子、正確で早い情報の周知を望む。取材があり記者から電源がどうとか聞かれるので、それが確保できなければ家にいないわけで、時間に合わせてケアを変更したり、本当に何かあった時の搬送方法など、本当に困っていることを話さなきゃと思いました。うちはまだ1回も停電になっていません。いまかいまかとドキドキ待っているのもストレスなので、引き受けました。お気遣いありがとうございました。
  3月13日 埼玉 K.Yさん 入院 (幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
  3月13日 埼玉 K.Tさん 在宅 (幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
  3月13日 埼玉 T.Hさん 在宅 (幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
  3月13日 埼玉 K.Aさん 在宅 (幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
  3月13日 埼玉 M.Yさん 在宅 (幹事Kさんより)支部会員さん全員と連絡がとれ、こちらは幸いにも被害が小さく、皆様ご無事です。
中部支部(長野)1名 3月15日 長野 T.Kさん 在宅 震度4だったが、被害なし。ライフラインも止まっていない。天野さんからも電話もらった。停電時の対策できていない(年で新しいことに着手できないでいた)。車から電源は取れる(ガソリンさえあれば)。近隣の気管切開のお子さん8名おり、電源の確保をどうするか、話し合われていたとのこと。
中四国支部(1名) 3月13日 高知 T.Mさん 在宅 (3/13本人メール)地震や火災などの被害は全くない高知です。11日の地震や津波にま全く気づかず、16時30分頃に市の保健師さんから『避難指示が出たから避難して!』との電話と、往診の先生からの安否確認の電話ではじめて状況を把握しました。しばらく思考回路が停止し、ポカーンとしてました。テレビでは、すでに『津波警報』になってました。家は、徒歩5分で太平洋海岸、海抜0.5メートルです。アンビュー、吸引器、酸素ボンベ、カニューレや消耗品を荷物にしているバッグ、薬をドサッと、とりあえず最低限の荷物を持って避難しました。高台の山へと思いましたが、すぐに帰れないことも考えて保健師さんの職場でもある避難所に避難しました。往診の先生も駆けつけてくれ、『今夜家に帰ることは不可能だろう』とのことで、大学病院へ避難入院の相談をしてくれました.相談をしている間に第一波がすでに来ていましたが、家の近くでは観測するレベルではなかったそうです。ですが、高知県でも西の方は水位が上がっていたため、第二は、第三波はもっと高いだろうと言うことでした。病棟も受け入れ可能と言うことで、避難所から大学病院へ向かいました。着の身着のままで避難したので、足らないものも沢山ありました。呼吸器の加湿器はMEから借り、胃ろうチューブはマーゲンチューブを代用し、ポディショニングに使うクッションは布団や毛布を代用しました。母はおばあちゃんや四女が家にいたので、とりあえず家に帰りました。日付が変わる頃に『大津波警報』へとレベルが上がり、母とおばあちゃんや四女も避難して朝まで車で寝たそうです。予定では1泊で退院でしたが、レベルが下がらないのでもう1泊してさきほど帰宅しました。病院という比較的安全な場所に避難できましたが、ベッドのマットや枕が違うことでポディショニングがうまくできず、頭痛と吐き気がしんどかったです。今回は病棟が空いていたので受け入れしてもらえましたが、病院周辺も被害があればきっと受け入れてもらえなかったと思います。病棟側からは、『みんなが良い経験になったのでは…』と言われてました。3日間のうちに大きな余震が70%の確率で起こるかも?と言うことで、今後の対策を市と消防署で話してくれています。余震を考えると怖くて溜まりませんが、避難所には発電機もあると言うことでとりあえずは一安心です。高知の会員については、Yさんは自宅に居る、Kさんは入院中(外泊のみで在宅はしないそう)だそうです。

2011年4月16日

厚生労働省
医政局 指導課長          新村 和哉 様
健康局 疾病対策課長        難波 吉雄 様
医薬食品局 安全対策課長      俵木 登美子 様
雇用均等・児童家庭局 母子保健課長 泉 陽子 様
障害保健福祉部 障害福祉課長    土生 栄二 様
老健局・高齢者支援課長       水津 重三 様
保険局・医療課長          鈴木 康裕 様

人工呼吸器をつけた子の親の会<バクバクの会>
会長 大塚 孝司
事務局 〒562-0013 大阪府箕面市坊島4-5-20
みのお市民活動センター内
TEL&FAX 072-724-2007
E-Mail bakuinfo@bakubaku.org
URL http://www.bakubaku.org/

【東北関東大震災にかかわって】
医療機器を使いながら暮らしている人たちの安全確保について
(要望)

このたびの震災に関連する停電にかかわりまして、重度障害や難病をもつ人たち、とりわけ人工呼吸器等の医療機器が欠かせない人たちの安全確保のために、日夜、ご尽力いただき感謝申し上げます。

さて、東日本大震災の余震に伴う停電で、酸素濃縮器の停止により、山形県の女性が亡くなられたという報道がありました。また、電動吸引器が使えず、たんの吸引ができずに2名の方が亡くなられたという報道もあります。

これらの事故をふまえ、厚生労働省から各自治体にあてて注意喚起の事務連絡を出しておられますが、医療機器を使いながら暮らしている人たちのより確実な安全確保のために、次の点について、早急に対応していただきますよう、お願いいたします。

1.停電時の電源確保に必要な機器の緊急貸与、または支給を早急に実施してください。

停電時の各種電動医療機器(人工呼吸器、酸素濃縮器、加温加湿器、パルスオキシメーター、ネブライザー、電動吸引器、持続吸引器、注入ポンプ、輸液ポンプなど)や福祉用具(エアマット、電動ベッド)、体温調節用具(電気毛布、エアコン等冷却装置)稼働のための、バッテリー、インバーター、充電器、小型自家発電機等を緊急貸与または支給してください。

2.人工呼吸器使用者の安全確保のために、手動式人工呼吸器(蘇生バッグ)、生体情報モニター(パルスオキシメーター等)、電源を必要としない吸引器(足踏み式)が、当事者への負担なしで、確実に貸与または支給されるようにしてください。また、緊急時の対応方法について適切な研修がされるようにしてください。

「生命維持装置である人工呼吸器に関する医療事故防止対策について」(医薬発第248号、平成13年3月27日)で、人工呼吸器を使用する場合には、生体情報モニター(パルスオキシメーター等)の併用と、手動式人工呼吸器(蘇生バッグ)の常備が指導されていますが、足踏み式吸引器は含まれていません。

また、在宅療養指導管理料が算定されている場合、緊急時の措置に関する指導等も十分行い、療養に必要だと主治医が認める医療機器や医療材料は、医療機関が貸与または支給することになっていますが、在宅療養指導管理料の趣旨が徹底されずに、家族に十分な退院指導も行わず、人工呼吸器使用者であっても、パルスオキシメーター(センサーも含む)や手動式人工呼吸器、人工呼吸器用外部バッテリーは、ほとんどの場合、病院からの貸与がなく、自費購入させられている実態があります。しかし、これらが非常に高額であるために、準備しないまま、在宅療養に移行している事例も見られます。

平常時であっても、これらの機器は当事者の安全な生活のために欠かせないものですが、確実に「備える」のはもちろん、「活用できる」ように研修しておかなければ、災害時にも停電時にも当事者の安全確保はできません。

3.在宅で医療機器を使いながら暮らしている人に関わる通知や事務連絡は、各自治体難病担当部署だけでなく、母子保健、障害福祉、高齢者支援の担当部署や各医療機関が連携し、当事者に確実に届くようにしてください。

当事者が人工呼吸器、酸素濃縮器、加温加湿器、ネブライザー、電動吸引器、注入ポンプなどの医療機器を必要とするようになった障害の原因は、さまざまで、それぞれの原因によって自治体での担当部署が異なります。

  • 公費負担特定疾患(疾病対策の部署が担当)
  • 小児慢性特定疾患(母子保健の部署が担当)
  • 上記の指定を受けていない疾患や、先天的な障害、事故の後遺症(障害福祉の部署が担当)
  • 高齢に伴う障害(高齢者支援の部署が担当)

したがって、難病担当部署や保健所だけは、公費負担特定疾患の当事者しか把握できていない可能性があり、自治体の災害時要援護者の登録からも漏れている可能性があります。

また、病名が確定していない場合や乳幼児の場合、障害が確定していないからと障害者手帳の申請を断られ、特定疾患の制度も障害福祉の制度も利用できず、これらの担当窓口とのつながりがないことがあります。

さらに、必要な医療機器・器具を自費購入させられている場合や、難病や障害福祉の日常生活用具として給付されている場合、在宅人工呼吸療法や在宅酸素療法の対象者と違って、医療機器メーカーも利用者を特定していない場合があります。

一方、医療機関との関わりが全くない事例はないとしても、訪問看護については、利用していない当事者もあります。エアマットや電動ベッド(※注)を離せない当事者もいますが、これらは、福祉用具として支給または貸与されているため、医療機関が使用状況を把握していない場合があります。

※注 電動ベッドの背上げ・足上げ機能には非常時に解除する仕組みが備わっておらず、停電になると非常に危険です。

また、当会では、震災前より、災害時への備えを呼びかけてきましたが、それでも、今回、電力会社への登録制度を知らない会員がいました。計画停電の報道で、電力会社から登録者に直接連絡が届いていることを知り、保健所に登録制度について情報を求めたところ、保健所も登録制度を知らなかったようです。さらに、登録しても連絡がなく、問い合わせたら登録されておらず、これまで3回も登録をやり直した会員もいました。

以上


2011年4月22日

厚生労働大臣 細川 律夫 様

人工呼吸器をつけた子の親の会<バクバクの会>
会長 大塚 孝司

事務局 〒562-0013 大阪府箕面市坊島4-5-20
みのお市民活動センター内
TEL&FAX 072-724-2007
E-Mail bakuinfo@bakubaku.org
URL http://www.bakubaku.org/

【東北関東大震災にかかわって】
いわゆる「医療的ケア」を必要とする人たちへの対応について
(要望)

このたびの震災にかかわりまして、被災地における重度障害者や難病当事者の医療や介護の確保のために、日夜、ご尽力いただき感謝申し上げます。

さて、4月初旬、被災地の高齢者施設において、胃ろうへの対応が医療職以外に認められていないことから、水分や栄養の摂取を胃ろうに頼っておられる方々が、脱水などの体調不良に陥っておられるとの報道がありました(添付資料参照)。被災地においては、高齢者施設だけではなく、障害者施設、病院、そして、在宅や避難所におられる、いわゆる「医療的ケア」が欠かせない当事者の方々も、同様の状況に陥っておられるのではないかと、懸念しております。

現在、国において、介護職員等がたんの吸引や胃ろうなどへの対応ができるようにするための法制化の検討がされておりますが、被災地で、現に、ケアに対応できないことによって、命が脅かされている現状を放置されてよいはずがありません。

刑法第37条には、「緊急避難」について、「自己又は他人の生命、身体、自由又は財産に対する現在の危難を避けるため、やむを得ずにした行為は、これによって生じた害が避けようとした害の程度を超えなかった場合に限り、罰しない。ただし、その程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。」とあります。

被災地において、医療的ケアを必要とされる方々の命を守るために、次の点について、早急に対応していただきますよう、お願いいたします。

また、今後、同様の事態はもとより、平常時であっても、現在検討されている介護職員等がケアに当たるための条件とされるカリキュラムを満たす研修を受けられない事例は容易に想定されます。法制化にあたっては、現場の実態に即した、柔軟で幅広い研修制度の在り方を盛り込むとともに、緊急対応を考慮した制度となるようにしてください。

1.被災地において、たんの吸引や経管栄養への対応などの、いわゆる「医療的ケア」への対応について、医療職や本人・家族による必要最低限の研修をもって、非医療職以外が対応することを弾力的に認めること。

以上


【添付資料】

(中国新聞 2011年4月13日朝刊24面掲載=共同通信配信)

命救う介護 法の壁直面
高齢者へ「胃ろう」処置 医療職以外できず
被災地「弾力的な運用を」

東日本大震災は介護と医療の「壁」を浮き彫りにした。介護福祉士に認められていない医療行為について、政府は原則論を崩さず、国会にも規制緩和を急ぐ動きはない。「命をつなぐ処置なのに」。体調不良を訴える高齢者を前に、被災地では弾力的な運用を求める声が上がっている。

「このままでは間接的な震災死を招きかねない」。宮城県女川町の特別養護老人ホーム「おながわ」の木村利彦・お客さま相談室長(63)は危機感を募らせている。被災後に直面したのは、口から食事を取れなくなった高齢者への「胃ろう」をめぐる問題だ。

2人で入所者ケア

胃ろうとは、胃に穴を開けて管で栄養剤を直接送り込む処置。自力でたんや唾液を排出できない人の鼻や口に管を入れ外に吸い出す「たん吸引」とともに、医師や看護師ら医療職にしかできないと法律で定められている。厚生労働省は「家族や研修を受けた介護福祉士には例外的に認める」としている。

震災発生時、ホームにいた高齢者は長期入所の38人と短期利用者の約30人。町内の要介護者や家族の避難も受け入れ、一時は約150人に増えた。

看護師は4人いたが、被災により、うち2人だけで入所者のケアをすることに。「停電や断水の中で手が回りきらなかった」と木村室長。やむなく胃ろうの回数を1日3回から2回に減らした。

だが、経口摂取できない入所者は、水分補給も胃ろうに頼ることになる。ケアマネジャーの杉元司郎さん(36)は「胃ろうを減らし、脱水症状や血圧上昇などを起こす人が出た」と話す。

「高齢者にとっては命をつなぐ処置。被災地に医療と介護の壁はない」。東京都内の病院から女川町に派遣された医師は、法に縛られない柔軟な対応を求める。

「こういう場合に医療職以外が手掛けてもよいのか、国や県に意見を聞ければ…」とホームの木村室長。だが、津波で大きな被害を受けた女川町では通信の断絶が続き「不安の中で介護を続けなければならなかった」。

厚労省は「原則論」

厚労省内にも「体調不良を起こしている人を前に、法律がどうとかは言えない。緊急避難的に介護福祉士が手掛けてもいいのでは」との意見はある。だが、表向きは「胃ろうは命に関わる行為。災害対策ならなんでもOKとするのは危険性の方が高い」と原則を貫く姿勢。災害救助法の適用地域での特例は「検討していない」と消極的だ。

女川町内のほかの特養施設は、津波被害で運営できない状態。杉元さんは「町の人はここを頼りにしている。前例のない非常事態で法律も未整備なのだから、弾力的にできないものでしょうか」と疑問を投げかけた。

厚労省は昨秋、胃ろうやたん吸引を行う要件を緩和し、介護福祉士にも拡大する方針を決めた。

関連法案はくしくも3月11日午前に閣議決定。直後に発生した震災で手続きが遅れたが、4月5日に国会提出された。

厚労省幹部は「被災地でこんな事態が起きている以上、成立を急ぐ以外に手がない」と気をもむ。しかし、国会で法案審議を急ぐ声は、与野党ともに聞こえてこない。