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日時:2013年02月03日(10:30~16:00)
場所:戸山サンライズ 大研修室
 

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障がい者制度改革推進会議 第32回(H23.5.23) 資料2-2-8

災害救援活動の概要

資料提供団体名:(社)日本精神科病院協会

1.被災状況の確認

(1) 被災した障害者の安否確認を(①行った)

(2) 確認状況

  岩手県 宮城県 福島県
どのような人を対象に、調査したか 日本精神科病院協会会員病院入院患者 日本精神科病院協会会員病院入院患者 日本精神科病院協会会員病院入院患者
① 調査対象の総数      
② 調査をした人数 1666 1982 5221
③ ②のうち不明 0 0 0
④ ②のうち死亡 0 職員・患者合わせ23名死亡 0
⑤ ②のうち、支援を必要とする人の人数      

(3) 福祉施設等の事業所の被害状況の調査を(①行った)

(4) 確認状況

  岩手県 宮城県 福島県
どのような施設、事業所を対象にしたか 日本精神科病院協会会員病院 日本精神科病院協会会員病院 日本精神科病院協会会員病院
① 調査対象の総数 15 25 26
② 調査をした事業所数

全壊

15 25 26
一部損壊 6 9 10
その他      3
④ スタッフの被害状況

死亡

0 職員・患者合わせ23名死亡 0
不明 0   0
⑤ その他の確認状況     原発関連避難指示3病院

2.上記以外のその他の支援活動

【地震発生からの日精協の動き】

3月11日  東北地方太平洋沖地震発生、東日本各支部へ被害状況の報告を依頼

3月12日  東日本巨大地震日精協対策本部を設置

3月14日  東日本巨大地震日精協対策本部臨時会議を開催

3月14日~ 被災状況の報告(日精協EXPRESS、日精協ホームページ(随時更新))

3月15日  義援金の募集についての協力を依頼

厚労省の依頼を受け「精神疾患患者の受入可能数状況調査」を東北・関東の14支部へ依頼

      日精協対策本部の地区本部長に連絡し、必要な支援・物資の確認

3月16日  第87回定期代議員会・第100回臨時総会の延期を決定、会員へ周知

「精神疾患患者の受入可能数状況調査」結果を厚労省へ報告(毎日更新)

⇒各県にて受け入れ先の調整、移送

      被災地への物資調達・搬送手段の手配、輸送先拠点の確認

3月16日~ 東北地方太平洋沖地震関連事務連絡(厚労省)随時配信(日精協EXPRESS)

3月17日  「東日本巨大地震日精協対策本部」の動き(第一報)配信(日精協EXPRESS)

3月18日~ 被害の甚大な岩手・宮城・福島支部へ米、飲料水、カセットコンロ、ガスボンベ、シーツ、タオル等の物資を順次発送

3月19日  「被災病院または患者受け入れ病院における職員派遣要請緊急調査」ならびに「被災病院または患者受け入れ病院における職員不足に対する職員の派遣に関する緊急調査」実施

3月22日  医療チーム等人員の派遣については、日本医師会の災害医療チーム(JMAT)の一員として参画し、共同で現地において一般医療と精神科医療を提供することとし、各会員病院に参加協力方を依頼(日精協EXPRESS)

3月23日  「東日本巨大地震日精協対策本部」の動き(第二報)配信(日精協EXPRESS)

3月24日  東日本巨大地震日精協対策本部会議を開催
      経営相談窓口を設置

3月24日~ 菅野常務理事が宮城県石巻圏を視察

3月29日  「東日本巨大地震災害にかかる要望」を自民党へ提出

19日に実施した医師・職員の派遣要請調査に協力可能と回答された会員病院に、日本医師会災害医療チーム(JMAT)への登録協力を依頼

3月30日  福島県支部へ現状把握調査を実施

4月2日~ 山崎会長、長瀬副会長が宮城県、福島県を視察

4月 7日  東日本大震災日精協対策本部会議を開催
      東北地方に震度6強の余震があり、東北地区一帯が停電となる。
      ⇒厚労省に復旧見通しの確認、復旧が遅れた場合の対応を依頼

4月12日  「被災病院または医療需要増大における職員派遣要請緊急調査」実施

4月15日  被災3県以外の会員病院に対し「支援状況および会員病院への人的支援等に関する緊急調査」を実施

4月18日  被災3県に対し23年度の年会費の取り扱い、および経営相談窓口設置をお知らせ

4月21日  東日本大震災日精協対策本部会議(常務理事会)を開催
      被災病院または医療需要増大における職員派遣要請に対応する派遣病院のマッチング
      義援金及び各病院の支援状況を報告

4月28日  四病協として「東日本大震災の被災に伴う医療機関の運営に関する要望書」を提出

4月29日  職員派遣についての依頼文書配信

5月 2日  今回支援依頼をしなかった病院へ、派遣支援回答へのお礼、ならびに心のケアチームへの登録依頼の文書配信

5月 9日~ 派遣要請のあった病院へ、職員派遣を開始(第1期として5月~7月を実施)

5月中旬~ 被災3県に、被災状況・今後の取り組み等についての聞き取り懇談会を予定

この他、被災後ただちに、患者受け入れに際しての諸要件緩和、診療報酬上の取り扱い・医師等人員基準についての申し入れを厚労省に行い、事務連絡等が発布された。

医療支援状況等調査集計

  病院数
JMAT 138
心のケアチーム 228
個人 11
看護協会等
その他派遣機関
91
  合計人数 合計日数 平均派遣日数 備考
医師 193 1003 5.2  
看護師 411 1750 4.3  
コメディカル 244 1173 4.8 薬剤師/5人 PSW・CP・OT/11人
87 371 4.3  

3.支援での課題等

1)今回の被災で、日常の地域精神保健活動の実施が何よりも重要であることを痛感した。保健活動がしっかりと根づいている地域と、希薄な地域とで、被災後の対応・対処に大きな差異がみられたことから、今後の施策的対応による充実が望まれる。

2)避難所等での巡回診療(こころのケアを含む)から、医療機関への通院・受診することが可能な状態へと移行できるようにする、支援策が遅れ、巡回診療体制に頼らざるを得ない状況が長期化したことから、これらの対応を見直し対策をとっておく必要がある。

*当会ウエブサイトからダウンロードできます。
http://www.nisseikyo.or.jp/home/saigai/110415_hisai.pdf

岩手県 会員病院被災状況

会員番号 病院名 連絡 固定電話 電気 ガス 水道 外来 転院 被災状況 対応
0301 岩手晴和病院  
  • 非常用発電機で重傷者の輸液ポンプ等は維持している。
  • 非常食が3日分しかない。
  • 薬品:節約
  • 建物:所々緩くなっている。
  • ガソリン不足のため職員が来れない。
3/28 重油・軽油:足りている。薬品:2週間分で対応。
3/14 外来・デイケア・訪問看護等の外来診療を通常実施。入院は医療機器等の安定使用に目処がたっている。他病院・他地域からの受入れ準備OK。デイケア・デイナイトケアでは風呂の提供中。
0302 釜石厚生病院 ×    
  • 食材が不足。
  • 建物は塀が壊れる程度。
  • 病棟の患者100人程を体育館に避難させた。
  • 津波で家を流された職員が多数病院に寝泊り。
3/25 暖房:ボイラーが1つ故障の為、使えない場所がある。重油・軽油:足りている。薬品:2週間分で対応。食材調達:米は足りている。
3/24 平和台病院から歯磨きセットが配送された。
0303 久慈享和病院  
  • ガスはボンベ使用(いつまでもつか不安)、水道は市から10ℓ/日ずつ支給
  • 食材は1週間後位まで
  • 軽油とガソリンが不足
  • 患者・職員の家族との連絡取れず
  • 病院建造物に被害無し
4/15 入院は今の所やや落ち着いており、外来も通常より若干増加傾向にあるが、対応できている。
3/25 重油・軽油:足りている。
薬品、食材調達:出来ている。
0304 三陸病院    
  • 特に被害なし
  • 薬品は1週間分確保
  • ガソリン不足のため、職員宿泊場所を検討
  • 食料は数日分しかない。
3/25 重油・軽油:足りている。薬品:2週間分で対応。食材調達:メニューを変えて対応。
0305 胆江病院    
  • 食材は、業者が被災地優先としているため、買い出しに追われ、品数を減らしている。
  • 灯油(自家発電)が不足。
  • 薬品:業者のガソリンなく配達できず。
  • 建物:塀のコンクリートが一部落下。
  • 米の支給を県に依頼したら断られた。
3/25 重油・軽油:足りている。薬品・食材の調達:供給できている。
0306 都南病院  
  • 食料は1週間程度
  • 重油・軽油も入手できず時間の問題
  • 薬品:長期投与をやめ2週間分ずつ
  • 燃料不足により訪問看護は休止中。
  • 釜石の系列病院に応援中。
4/10 外来・デイケア・訪問看護再開。
3/25 重油・軽油:足りている。薬品:足りている。食材調達:食材不足だがメニュー変更で対応。
0307 花北病院 × ×    
  • 作業療法棟が液状化で沈下
  • 建物が傾き、給排水管が破損。(トイレは簡易トイレで対応)
3/28 重油・軽油:足りている。薬品:2週間分で対応。
0308 本舘病院    
  • 食料は今週分のみ
  • 重油は2週間分・軽油が足りない
  • 壁が一部破損
  • ガソリン不足で職員が通勤困難
  • 薬:流通困難
3/28 重油・軽油:足りている。薬品・食材の調達:供給できている。
0309 平和台病院    
  • 食料は3日分、その後は未定
  • 重油:業者に最優先にしてもらっている
  • 薬品:流通困難だが現在は足りている
  • 病院機能保持。受診可能。
3/25 マスク・ゴム手袋・ペーパータオルが不足(ガソリン不足で配達できない)。薬品:2週間分で対応。
【支部の支援状況】3/24 日精協から救援物資到着。24日に光ヶ丘保養園、釜石厚生病院、希望ヶ丘病院に歯磨きセットを配送。25、26日に久慈享和病院、宮古山口病院、三陸病院に救援物資を配送予定。
0310 宮古山口病院 ×    
  • 特に被害なし
  • 物資、医薬品が不足
4/21~5/31まで大阪医科大学より医療支援を受ける。(医師・臨床心理士)
4/15 震災後の状態悪化による入院が20名を超えている。
3/28 重油・軽油:足りている。薬品:2週間分で対応
3/18 携帯のみ通じる。
0311 盛岡観山荘病院    
  • 暖房:日中はつけないようにしている
  • 食材:全て粥食に変えて対応
  • 給湯は節約のため中止
  • 職員の通勤をできるだけ自転車・徒歩・バスなどに。
  • 患者のオムツ・トイレットペーパー不足が心配。
  • 洗濯(業者)が今までどおりにいかず。
  • 風呂:週2→週1へ
  • 燃料不足(デイケア・訪問看護は休止中)
3/28 重油・軽油:節約して使用。薬品:日数を調整して処方。トイレットペーパー:節約して使用。
0312 六角牛病院 ×    
  • 食材:市の協力で確保
  • 重油:1週間分程度
  • 建物:壁の損傷
3/28 重油・軽油:足りている。薬品:2週間分で対応
0313 玉山岡本病院    
  • ガス:2週間程度
  • 食材:3日分程度
  • 重油:1週間分程度(県に要望→各自調達するようにとのこと)
  • 薬品:長期投与を2週間分づつに
  • 建物:換気口が2か所落ちた
  • ガソリンがなく、出勤できない職員あり
  • ガソリン・食事節約のため、デイケア・訪問看護は休み
3/25 重油・軽油:節約して使用。食材調達:品数を減らして対応。
0314 希望ヶ丘病院 ×    
  • 被災者避難場所になっている。
  • 入院患者中心に診療中。
3/28 重油・軽油:足りている。薬品:2週間で対応。食材調達:メニューを変えて対応。
3/24 平和台病院から歯磨きセットが配送された。
・震災当時300人の避難者がいたが、現在は60人。
0315 岩手保養院    
  • 食材:2週間分程度
  • 重油・軽油:1週間分程度
3/25 重油・軽油:足りている。薬品:2週間分で対応。食材調達:完全ではないがメニューを変えて調理。
3/16 病院機能保持。受診可能。

宮城県 会員病院被災状況

会員番号 病院名 連絡 固定電話 電気 ガス 水道 外来 転院 被災状況 対応
0401 青葉病院 有(支部)    
  • 患者280名は無事。インフルエンザ集団感染は下火になっている。
  • ガソリン、燃料不足。
3/31 恵愛病院の患者10人受け入れ(現在受入れ患者は35人)
3/25
3/17 恵愛(伊原津)病院の患者15人受入れ
3/14 南浜中央病院の患者10人受入れ
・外来実施(院外薬局と提携し薬は7日分)
0402 旭山病院 有(支部) × ×    
  • 入院患者100名無事。建物一部不良有り。
  • 電話回線不通だが、ファックス開通。
  • 医薬品、各種燃料不足。インターネット開通。
  • 発電機×
  • 外来は再来の患者のみの診療(3/25)
 
0403 石越病院 有(支部)    
  • 病院被害は軽微。14日より通常業務開始中。
  • 病棟は恵愛病院の患者13名を受入れの為、新規入院の受入れは困難。
  • 給食は近隣の支援により常食も出せるようになった。
  • 外来の処方は当分の間は7日前後。(調剤薬局の流通の改善次第により変化)
  • 食材、ガソリンが不足。
4/12 水道は11日午前に回復し、ライフラインは全て復旧。
4/9 電力復旧したが、断水は持続している。
4/8 7日の地震により現在停電中。建物被害はないものの、備品の損傷や建物周囲のアスファルトの亀裂・陥没が拡大。
4/6 外来処方は長期投与可能、ガソリン供給も改善。通院困難の方の受診も減少しているため外来は通常体制に戻している。
4/1 恵愛病院の患者8人を受け入れた。
3/28 病棟の給湯設備の修理が完了し入浴可能となった。薬剤(アローゼン、センノサイド)が不足。
3/24 22日以降、外来処方が14日可能。院内薬剤も注射薬など一定量を確保。食材の調達が困難。
3/22 登米・栗原市の障害福祉課の担当者と今後の対応について協議し、避難所や在宅の交通弱者に対し送迎による通院援助を行う予定だが、現時点では十分な外来対応が出来ていない。
3/21 今のところ反応型の診察依頼が多く、中には中国人等の外国人も含まれているので、言語面で対応できる医療機関が必要。
3/20 県から軽油1000リットル到着。足の確保が難しく通院困難な方達の送迎に利用する予定。
0404 恵愛病院(伊原津) 有(支部)         完了
  • 津波の被害甚大。孤立状態
  • 患者・職員に死亡者あり。
  • 83名の患者の緊急輸送が必要
  • 1階が津波被害。
  • 孤立からは脱している。
  • 患者・職員合わせて23名死亡
  • 医薬品搬送など救護が開始された
  • 石越病院へ13名転院
  • 患者全員の避難を検討中
0405 春日療養園      
  • 県からの情報として、園にいないらしい
  • 病棟屋根の被災状況が著しく全員ホールに避難。
  • 3/18 さらに古い病棟へ再避難の必要がありそう。
  • 食糧事情が厳しく、19日までの分しか確保できず。
  • オムツ等の確保がなく、重症患者さんの排便等の処理ができず、衛生状態はかなり悪い。
  • 新患は受入不可能。
0406 木村病院 有(支部)  
  • 職員、患者ともに被害無し
  • 外来診療:当面かかりつけ患者のみ短期間の投薬対応
  • 一部渡り廊下に段差、病室内部の壁にひび割れ、建物外回りに地割れ、亀裂、液状化現象
  • ガソリン不足の為、遠方の職員が通勤不可。
 
0407 国見台病院 有(支部)      
  • 2病院から計15名を受け入れ
  • 処方は7日分。新患には対応できない状態
  • 食材とガソリンが不足。
4/1 既に通常診療に戻っているが、ガソリン不足のため遠隔地からの受診はまだ少ない
0408 小島病院 有(支部)      
  • 外来は1~2週処方。
  • ガソリン不足は職員間で工夫しながら対応中。
5/8 日精協からの医師派遣を受け、マンパワー不足を何とか凌いでいる。
↑近隣の精神科病院が震災と原発事故の影響で機能不全となっている為、患者さんが殺到。長期的な医師の派遣を要する。
4/3 福島県北部(沿岸部)~岩沼市周辺エリアから受診相談が多数寄せられている。通常診療中。
3/28 福島県北部(沿岸部)~岩沼市周辺エリアの患者から受診依頼が多くなっている。通常診療。
0409 仙南中央病院 有(支部)          
  • 患者170人分の食べ物(離乳食)・飲料水が不足
3/16 患者100名は体育館に避難。残り50名はかろうじて使用可能な病棟に入院中。
0410 台原高柳病院 有(支部)      
  • 処方日数を短めにして外来実施(3/17)
  • 援助物資が到着した。
  • 暖房設備とスプリンクラーが損傷。
 
0411 東北会病院 有(支部) ×        
  • 重油が届かず、暖房が使えない状態
  • 南浜中央病院の患者10名が到着(3/14)
4/11 通常診療を実施。
0412 光ヶ丘保養園 有(千葉)   ×     完了 1~2階津波被害、3階に340名避難
避難所に避難。今後患者の移送
4/15 千葉県支部にて、5/22まで交替で支援。主に入院医療(当直)を担当(飲料水なし:要持参)
3/29 青南病院から救援物資到着(車で配送)。
ボイラーが復旧し暖房が使用可になる。厨房は30日から稼動。電気は復旧できておらず現在も発電機対応。
水は断水中だが、高架水槽に補給してもらえる為、水の使用は心配なし。食材、薬剤は供給できている。今後は日用品(割り箸・紙コップ・プラスチック丼等)や掃除用品、人手が必要になる。
3/24 平和台病院から歯磨きセットが配送された。
3/20 職員が減っているので、人的な救援が必要。
0413 こだまホスピタル 有(支部)          
  • 支部より連絡:孤立状態
  • 家族等の避難場所としても提供
  • 食料物資等が限界⇒支部事務局・厚労省に救援依頼3/14
  • 人的支援要求(佐久間先生情報)
3/27 石巻市の精神科患者の受入れの中核となっているが、外来患者、入院患者の増加で疲弊が強い。
・孤立は脱し、機能は改善された。
・外来診療再開
0414 古川緑ヶ丘病院 有(支部)  
  • 医師・職員とも震災から働き続け。交代医要員を要請(日精看にも協力要請を)
  • 食料16日あたりでなくなる。
  • 廊下に20センチの段差多数あり(津波被害はないが地震被害が多数あり)
  • 紙おむつが枯渇。
  • 3/17 ライフライン全て復旧。通常診療実施。
  • 薬が届くようになり外来一週間処方が可能(かかりつけの患者のみ)
  • 新患の受入れは停止。
  • 燃料不足で暖房なし。
0415 三峰病院 有(支部)          
  • 酸素不足
  • 県に酸素の供給を要請
4/16 外来開始。光ヶ丘保養園が外来診療を停止している為、外来に患者が殺到している。職員が泊り込みで診療を続けている。
0416 緑ヶ丘病院 有(支部)     ×      
0417 安田病院 有(支部)          
  • 自家発電と水・食料の備蓄あり
  • 近隣の薬局も医薬品の備蓄が少ない
3/30 通常通りの診療。投薬の日数制限あり(河北新報より)
0418 岡本病院                
0419 赤坂病院 無×                
0420 南浜中央病院 有(支部)           完了
  • 津波にて孤立。患者に被害なし。(厚労省より連絡)
  • 被害大。安田病院が支援中。
  • 1階が水没し、出入りの給食業者2名が流されたが、現在、水は引いている。
  • 自衛隊が応援に入り、患者(180名)・職員全員が名取市体育館に避難。患者70名が宮城県内の病院へ、他の患者の一部は山形さくら町病院に搬送が決まり、他の患者の・搬送先は今のところ未定。
4/15 病院の入院・外来の診療機能は停止中。別の場所に事務所を開設している。近々、クリニックを開設し、外来患者の診療及び訪問看護を始める予定。外来開始(病院外)。
3/15 患者の転院ほぼ完了
0421 名取熊野堂病院 有(支部)           浸水被害あり 3/29 薬品:再来のみ2週間分まで処方。(河北新報の情報)
0422 仙南サナトリウム 有(支部)             院内避難(体育館)  
0423 佐藤病院 有(支部) ×  
  • 駐車場のアスファルトに多少の亀裂等は見られるものの、現在の所、建物への大きな損傷は無し。
  • 15日から3食を2食に切り替え。
  • ガソリンの入手は不可能。
  • A重油使用。給湯、暖房用。残量はあるが供給の目途は無し。入浴は中止
 
0425 西仙台病院 有(支部)               通常診療を実施。
0426 東北福祉大学せんだんホスピタル 有(支部)   × × ×  
  • 医薬品、ガソリン、食料等の生活物資が不足。
 

福島県 会員病院被災状況

会員番号 病院名 連絡 固定電話 電気 ガス 水道 外来 転院 被災状況 対応
0701 あさかホスピタル    
  • 患者、スタッフは無事
  • 水道(貯水タンクに亀裂)
  • 物資が心配な状況(給油できないためトラックが入ってこない)
  • 食料も薬も1週間が限度
3/23 ライフライン復旧。古い病棟の使用不可。他病院の受入れは今のところなし。職員つきならば50床の古い病棟を貸し出し可。
3/16 老健で漏水し、病棟もライフラインと安全性から計250名が安全な病棟や施設に移動。
・井戸水でトイレ、給水車の水で飲み水と給食を補っている。
0703 新田目病院    
  • 甚大な被害はなし。
  • 給水車でしのいでいる(渡辺康先生情報)
4/11 震度6弱の余震により再度断水状態となったが、4月13日に復旧。
3/26 ライフラインが全て復旧 外来診療は3月23日より午前中のみ、精神科デイケア(ショートケア)は4月1日より再開。
0704 飯塚病院      
  • ライフライン復旧。
  • 暖房は問題無し。薬剤は十分に供給されている。
  • 食事の供給が困難。
  • 入院患者に問題は無し。
3/30 浜通りの精神科病院の入院患者を数名受入れた。病床はほぼ満床。物資の調達はある程度整った。職員の通勤は、職員送迎のバス等で対応。燃料供給も進み、問題はほぼ改善。
3/29 市内の避難所へDr・PSW・CP・Nsのチームで訪問しメンタルケアのボランティア活動を開始した。
0705 泉保養院        
  • 病院に沿う市道の一部が通行止め
  • 断水
  • 施設に大きな被害はない。
  • 職員、入院患者に犠牲者・負傷者はいない。
3/12 通常通りの外来診療を再開。
0706 板倉病院           水道:断水だが井戸水使用
建物被害なし
ガソリン調達できず職員出勤困難
 
0707 一陽会病院            
  • 外来、入院とも通常体制になりつつあるが、26名の臨時入院患者を受け入れたものの、点滴の抗生剤、輸液の需要が増えたため数日分しか在庫を確保できず、身体合併症患者の入院は不可。今後の入院は、通院中の患者と保健所などの公的機関の要請で入院依頼された身体合併症のない患者以外は原則不可。
  • ガソリン不足により出勤できる職員が限られ、デイケア、訪問看護、作業療法は当面中止。
  • 他院通院患者の処方は最大1週間分まで対応可(ただし、チラージンSは在庫がなく処方できない)。
 
0708 針生ヶ丘病院       2病棟の内1病棟に水が溜まり使用不可。
福島内に患者を一部分散。別の建物に避難
  • 給湯・暖房が使用できない
  • 6棟使用不能
  • 食料2日分
  • 重油残1週間程度。調達の目処たたず。
  • ガソリン不足で、職員通勤困難
5/1 通常診療実施。
3/23 ライフライン復旧。雲雀ヶ丘病院の患者を受入れ予定。
3/22 2病棟の修繕がほぼ終わり、通所介護施設に避難していた患者80名を元の病棟に戻した。
0709 桜ヶ丘病院            
  • 特に被害なし
 
0710 太田西ノ内病院      
  • ライフラインはほぼ維持。
  • 精神科のみ断水。精神科患者17名は新病棟に移動。
4/18 通常診療実施。
0711 清水病院       水道:断水だが井戸水使用
  • 病棟給水管から漏水(1ヶ所)
  • 病院建物に小さいひび割れが何箇所か認められるが診療に影響はない。
4/15 現在の所、派遣の必要はない。
ライフラインは復旧している。また医薬品も確保されている。
0712 寿泉堂松南病院   ×    
  • 人的被害無し。破損著しく1・2・5病棟が使用不可。3病棟修繕可。福祉ホーム不可。
  • 暖房が使用できない
  • 非常食は底をついた
  • 定員215名のところ、病棟が壊れそうで90人が戻れない。26人は至急転院をお願いしているが、受入れ先は決まっていない。
    ※避難中だが、倒壊する恐れがあり病院に戻れない患者の受入れ先については、現在調整中。
3/23 医師2名で清陵高校に避難した患者をケア。147名の内20名を退院させ30名を外泊させた。矢吹病院に4名、高田病院に2名を転院。残り99名が体育館に避難。現在修繕中の3病棟にいずれ60名が戻る予定。残り39名+外泊中の約30名の受入先を探していたが、現在、矢吹病院と交渉中。
0713 星ヶ丘病院    
  • 建物被害なし
  • 星総合病院より入院患者100名受入(内科医がパートで対応)
  • 15日現在、断水が続き、重油・食料、医薬品が不足
  • ガソリン調達できず職員の交通手段に不安
4/1 通常診療実施。
3/23 ライフライン復旧。
0715 竹田綜合病院          
  • 建物被害は軽微。診療に影響なし。
  • 通信障害があり、ガソリン、食料品が不足。
  • 3/14に双葉地域の精神科病院からの転院を10数名受入れ予定
4/15 今後、避難された方のメンタル面での診療増加に対応する為、常勤の精神科医師の派遣を要請。⇒厚労省:心のケアチームにて対応
3/15 双葉病院、関連施設からの転院を15名受け入れた。個別情報、病歴の情報も乏しい(カルテ、処方資料などなし)。患者の身体状態の悪化(脱水、低栄養での衰弱)が懸念される。医療物資が不足傾向にあり、薬剤、濃厚流動食、機材、重油などが不足。
0717 東北病院 有(支部)   ×    
  • 4階建の病棟、倒壊の恐れあり。患者を同一敷地内老健施設に移動
  • 3階建の管理棟 倒壊の恐れあり
  • 全員無事に避難済。
3/24 入浴を再開。
3/23に仮設病棟が建つ予定。
3/20 倒壊を免れた既存の建物を活用して入居スペースを確保したり仮設の居住建築の増設を開始。
0718 長橋病院  
  • 建物に亀裂があるが入院生活・診療に支障なし。
  • 敷地内陥没・亀裂あり
  • デイケア中止(ガソリン不足・断水のため)
3/23 ライフライン復旧。外気を取り入れない暖房を使用。食料、薬剤ともに十分に供給されつつある。入院患者140名は無事。
0720 西白河病院       ×    
  • 水道管破裂
  • ボイラー故障 浄化槽破損
  • 電話回線一部破損
  • 建物にひび、窓ガラス破損
  • 駐車場の地盤沈下
5/1 通常診療実施。
0721 会津西病院      
  • 人的、建物ともに殆ど被害無し。
  • 燃料、食料品、医薬品が不足。
  • 職員はガソリンが無くなった順に自転車・徒歩通勤。
3/23 ライフラインは完全維持。双葉病院の患者25名を受入れ済み。
0722 雲雀ヶ丘病院       ×   完了
  • 建物、患者は無事。
  • 原発の関係で「屋内退避」
  • 県に188名の転院先確保の要請
  • 原発避難地域の職員が多く、避難命令により出勤できているか不明
3/23 ・患者5名を原病院(群馬)に転院。
・院長が避難直後に倒れ太田西ノ内病院に入院中。
・下郷ふれあいセンターに転院した患者160~170名を獨協医大の関連病院を中心に転院予定。
3/17 全入院患者を栃木県立岡本台病院、下郷ふれあいセンターへ移送。下郷ふれあいセンター(TEL:0241-69-1112)には患者160~170名移送したが、医療施設ではないため病状悪化の対応ができず、18日に栃精協傘下の病院に患者50名程を移送、サンピエール病院に患者15名移送。
・17日で一度閉院し、代理機能を針生ヶ丘病院に移している。
0723 福島松ヶ丘病院                 支援物資は、順次到着。
0724 富士病院       ×    
  • 人的被害なし
  • 建物に若干の亀裂、ドアガラス1枚破損
  • 駐車場の一部に地面亀裂
 
0725 双葉病院           完了
  • いわき開成病院へ207名転院⇒他院へ転院
  • 転院先の決まっていた約80名は原発の放射能漏れの影響で避難所からの搬送が滞っている
  • 残り147名は未定
3/23 80名が県内5病院(大学21名を含む)に転院。(この過程で低体温症等で亡くなった患者が多い)
3/16 いわき開成病院へ207名転院⇒県外8病院に70名が転院。
  • 内科合併等の移動困難な患者は15日に支援可能な病院に転院。
  • 残り137名の避難先を探している。
0726 舞子浜病院 有(支部)     × ×  
  • 1階事務所・平屋施設は水没⇒患者は敷地内の老健施設に移動。外来休止。
  • 2~4階は使用可能
  • 人的被害無し。
  • デイケア休止(ガソリン調達できず)
  • 非常食が底をつき、本院より食事提供を受けていたが、放射能汚染の問題が発生し今後どうするか苦慮している
  • 地震により水道管が破裂。
  • ガソリン、スタッフ、衣料品、食料が不足。
  • 放射性物質の流出防ぐため暖房不使用。→低体温症の患者が発生。
3/23 朝の地震で下水が噴出。渡部先生より日精協に救出支援要請あり、直ぐに厚労省へ連絡。25日に移動する予定だった竹林病院への緊急移送の方法を県対策本部で検討→移送。
薬剤不足→竹田総合病院・薬剤ネットで供給。
重症患者は3/22に帝京病院に搬送。
0727 四倉病院       完了
  • 建物にひびが入った
  • スタッフ、患者さんにケガはなし
  • 食料は足りない
  • 水はこれから自衛隊による配水がある予定
3/31 外来診療を再開。
3/19 恩方病院へ入院患者38名の転院完了。
0728 いわき開成病院       ×     以下の支援依頼
  • 患者の受け入れ(できるだけたくさん)
  • 看護職員の応援(20名以上)
  • 双葉病院の患者受け入れ・転院協力
  • 双葉病院の患者受け入れで、一時患者数が369名になったが、福島・茨城・東京・山梨ほかに移送し、移送完了。
  • 断水状態が続くが、水、食料、物資は補給あり。
0729 村上病院       ×    
  • 患者、スタッフは無事
  • 水道:職員宅の井戸水でしのぐ
  • ガソリンが不足して、通勤困難(送迎を考えるが放射線の影響で検討中)
  • 新病棟にひび 地割れ 他
  • 暖房燃料の確保困難
 
0730 高野病院         完了
  • 原発の影響で避難が必要となった
  • 泉保養院へ転院依頼(人数不明)
  • 泉保養院では、スタッフ・寝具・食事等は提供できない。高野病院でスタッフ、寝具を提供できないか検討。
4/15 外来診療を再開(病院外)。
  • 入院患者100名が自衛隊のヘリ等で輸送・転院完了。