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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2006年5月号

編集後記

今月号はスポーツの特集だ。私自身も持病の腰痛の改善にと2年前からスポーツジムに通っている。なかなか重い腰が上がらないでいたが、一向によくならない痛みに後押しされた。初めは腰痛水泳や腰痛体操をしていたが、今では中級クラスのエアロビに挑戦するまでに通うのが楽しくなっている。体操と言えば、「からだの会」という小さなサークルがある。ヨガや太極拳などに限らずからだに気持ちのいい体操をしようと、私が行き始めてからでも20年以上は経った。気負わず自然に任せていたら今も細々と(失礼)続いているといったほうが適当な集まりだ。しばらく休眠中の私もなるべく今年は参加しよう。だって、当時のメンバーが何とそのままいるではないか!(S)


森敦史君の自宅に取材でうかがった時、ちょうど友達から来た携帯メールに慣れた手つきで返事を送っていた。森君は昨年の夏から専用ソフト内蔵のブレイルメモを携帯に接続して使っている。以前は、介助者にお願いしていたが、今は、思っていることを自由に伝えることができてとても便利になったという。ただ、今はひらがなしか使えないので漢字のメールを読めるようになるといいな、着信を知らせるバイブレーション機能が働くといいのに、と話してくれた。本誌2月号の情報バリアフリーの特集でも紹介したが、IT技術の進歩は障害のある人たちの暮らしを大きく変えつつある。森君の希望も近いうちに叶えられると思う。(K)