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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2006年10月号

編集後記

清水弁護士が紹介していた「法テラス」が10月2日から業務を開始。朝のTVでたまたま目にした。東京コールセンター(電話0570-078374)で相談を受付して、必要に応じて弁護士会や専門機関を紹介してくれる。離島を含む全国78の地方・地域に事務所を置くことで弁護士過疎の解消もめざすそうだ。自ら発言したり表現したりすることの難しい人たちの法律相談や支援活動は困難を極めることが多いと思う。でも「相談事例と解決」を読むと、諦めずに原因究明をすることで事件解決につながっている。認知症や障害のある人をだます犯罪が後を絶たない中、「全国弁護士ネット」にはぜひとも強力な後ろ盾になってもらいたいと願う。(S)


グラビアで紹介した里山耕房くらさわでは、野菜や藍の栽培の他に、綿の栽培も行っている。昨年12月にお話をうかがうためにはじめて訪れたのは、交流サロンべらもんと。その時に、収穫した綿や紡いだ糸を見せていただいた。手間隙をかけて育て、糸を紡ぐまでにも、綿の種をとったり、ゴミを除いたりと細かい作業がたくさんある。出来上がった糸は全部使いきって無駄にしたくないという安田さんの気持ちがわかる。この糸からどんな製品が生まれるのだろうか。綿の収穫は秋。今年は雨が多く雑草に悩まされたと聞く。今年のできはどうだろ、気になるところだ。(K)