「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2009年7月号
お知らせ
第32回 総合リハビリテーション研究大会 開催案内
─リハビリテーションのいま・そして・交流─
近年、国際リハビリテーション協会(RI)の組織名称の再考が提案されるなど、リハビリテーションという用語やその概念を再検討すべきであるという議論があります。一方で、昨年発効した国連障害者権利条約においては、リハビリテーションが条文のタイトルとして採用され、その意義を再確認しており、また、ILO、UNESCO、WHOは、共同政策方針を定め、多くの領域でCBR(Community Based Rehabilitation)をすすめていくことに取り組んでいます。
このような状況のなか、リハビリテーションの現状についていろいろなレベルおよび領域から報告をいただき、また、総合リハビリテーションの基本である「交流」の観点から、リハビリテーションの存在意義について検討するための問題提起を行います。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
- とき:
- 2009年8月29日(土)・30日(日)
- ところ:
- 埼玉県立大学(埼玉県越谷市三野宮820番地)
- http://www.spu.ac.jp/
- 主催:
- 第32回総合リハビリテーション研究大会実行委員会
- 財団法人日本障害者リハビリテーション協会
- 後援(順不同):
- 内閣府、厚生労働省、文部科学省、埼玉県、社会福祉法人全国社会福祉協議会、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構、日本障害フォーラム
- 生涯学習:
- 日本理学療法士協会 生涯学習システム単位取得可
- 日本作業療法士協会 SIG 認定取得研究大会
◎独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」助成事業
プログラム
8月29日(土)
受付 12:20~
- 13:00~13:15
- 開会のあいさつ
- 日本障害者リハビリテーション協会会長 金田一郎
- 第32回総合リハビリテーション研究大会長 佐藤進
- 13:15~14:25
- 基調講演1
- 「RIの現状とアジアのリハビリテーション」
- ヴィーナス・イラガン(国際リハビリテーション協会(RI)事務局長)<日英同時通訳付>
- 14:25~15:35
- 基調講演2
- 「リハビリテーションとインクルージョン」
- 佐藤進(埼玉県立大学学長)
- 15:45~16:55
- 講演「リハビリテーションの発展と革新 ヨーロッパの視点から」
- ドナル・マカナニー(欧州リハビリテーション協会(EPR)上級顧問/ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン障害学センター研究員)<日英同時通訳付>
懇親会 18:00~ 埼玉県立大学(予定)
8月30日(日)
9:30~12:00
分科会「リハビリテーションの現状と交流」
- グループ1「リハビリテーションと障害者の権利」
- コーディネーター:
- 佐藤久夫(日本社会事業大学教授)
- パネリスト:
- 奥野英子(筑波大学特任教授)
- 「障害者自立支援法とリハビリテーション」
- 高橋流里子(日本社会事業大学教授)
- 「リハビリテーションと障害者の権利」(仮)
- 上村数洋(NPO法人バーチャルメディア工房理事長)
- 「当事者の立場から」(仮)
- 関口明彦(全国「精神病」者集団運営委員)
- 「精神障害者とハビリテーション」
- グループ2「アクセシビリティの確保」
- コーディネーター:髙橋儀平(東洋大学教授)
- パネリスト:
- 秋山哲男(首都大学東京教授)
- 「交通分野での確保すべきアクセシビリティ」(仮)
- 関根千佳(株式会社ユーディット代表取締役社長)
- 「情報と高等教育で確保すべきアクセシビリティ」(仮)
- 髙橋儀平(東洋大学教授)
- 「アクセシビリティ確保のためのインフラ整備」(仮)
- グループ3「リハビリテーションと地域生活支援」
- コーディネーター:
- 野中猛(日本福祉大学教授)
- パネリスト:検討中
- グループ4「リハビリテーションと生活機能」
- コーディネーター:
- 金田安正(びわこ成蹊スポーツ大学教授)
- パネリスト:
- 大川弥生(国立長寿医療センター研究所生活機能賦活研究部部長)
- 「総合リハビリテーションにおけるICFの活用」
- 小林順一(高知県立障害者スポーツセンター所長)
- 「スポーツによるリハビリテーションの関係」(仮)
- 先﨑章(東京福祉大学社会福祉学部教授)
- 「医師によるリハビリテーションの関係から」(仮)
- 埼玉県立大学のOTの方を予定
- 「地域生活を支援する作業療法」(仮)
- 13:00~14:00
- コーディネーターからの分科会の総括
- 座長:寺島彰(浦和大学総合福祉学部教授)
- 14:00~14:10
- 閉会の言葉
- 松井亮輔
- (総合リハビリテーション研究大会常任委員長・日本障害者リハビリテーション協会副会長)
*演題・プログラムは、変更する場合があります。
- ◇定員:200名
- ◇大会参加費:一般3,000円、学生1,000円
- ◇懇親会費:未定
- ◇申し込み
- 所定の申込用紙に必要事項を記入のうえ、申し込み先までFAX等でご送付ください。
- または、下記のホームページをご参照のうえ、必要事項を記入して電子メールでご送付ください。
- 大会参加費、および懇親会費は、下記の口座にお振込みください(振込手数料は各自ご負担願います)。
- ご入金確認後、参加証をお送りいたします。
- 郵便振替番号 00180―4―611720
- 口座名 総合リハビリテーション研究大会
- ◇介助者・通訳者等の参加について
- 介助者等の大会参加費および懇親会費は無料です。介助者等の人数を申込用紙に記入してください。
- (資料も配布しますが、数に限りがありますのでご協力をお願いします)
- ◇昼食について
- 8月30日(日)のみ、お弁当(1,000円)の予約を承ります。ご希望の場合は、参加申込用紙にご記入ください。代金につきましては、参加費と一緒にお振込ください。
- なお、大学の食堂は、夏休み期間中のため営業しておりません。また、大学周辺には、飲食店等はありませんので、お弁当を予約いただくか、あらかじめご用意ください。
- ◇その他
- 1)宿泊の斡旋は行いませんので、各自ご手配ください。
- 2)手話通訳、要約筆記、点字プログラム、その他をご希望の方は、申込の際にご記入ください。
- ◇申し込み先・問い合わせ
- 第32回総合リハビリテーション研究大会事務局
- 〒162―0052 東京都新宿区戸山1―22―1 財団法人日本障害者リハビリテーション協会内
- TEL:03―5292―7628 FAX:03―5292―7630
- E-mail:rehab@dinf.ne.jp http://www.normanet.ne.jp/~rehab/