音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2011年1月号

編集後記

第29回推進会議でとりまとめられた第二次意見が公式に内閣府のHPにアップされたのは、12月22日である。それが特集の柱でもあった本号は多忙を極め、例年になく慌ただしい年末となったが、何とか年内校了を迎えることができた。まとめ上げた安堵感よりも今後は政治の舞台へと移り、国会で論議される行方に不安をもたれる関係者は多いかと思う。緊張感の中、年越しをすることになるだろうか。昨年は個人的に「人と人のつながり」「縁」というちょっと今では古めかしい言葉を実感できたことが多かった。他人(ひと)からみたら些細な事かもしれぬ出来事をうれしく感じそれが励みになっている。今年もどうぞよろしくお願いいたします。(S)


特集の座談会は、第二次意見がとりまとめられた翌日に行われた。発言者の皆さんから、この1年の議論は学ぶことが多かった、という意見が出された。前日の会議の熱気が残っていたせいか、実感が込もった言葉だった。推進会議はいろいろなことに挑戦している。たとえば、情報保障として、手話通訳や字幕が入るので、分かりやすい言葉を使うとか、一文を長く話すのは控えるなど、考えながら発言することによって分かりやすい会議となる。また、地域の人たちの関心も高く、地域フォーラムは全国20か所近くで開催される。推進会議の効果がどのように広がっていくのか、注目していきたい。(K)