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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2012年9月号

編集後記

特集や定番の各コーナーが不思議?と関連しあった内容の今号となった。世界100か国以上を旅してきた木島さんの1000字提言、ロンドンオリンピックが閉幕し、もう一つのオリンピックパラリンピックが8/29から開幕するのと重なり、興味深く読んだ。オリンピック観戦で海外旅行を実行された方も多いと思うが、「みんなが出かける」ことがバリアフリーへの一番の近道、一歩なのだ。10月は韓国仁川でDPIやESCAP会議等が開催されるので障害者も大勢韓国入りするだろう。及川さんが書いていた「障がい者よ、まちへ出よう」。30年経っても変わらないフレーズを今また被災地で呼びかける。「そよ風のように街に出よう」1979年発行以来33年の歴史を持つこの名の雑誌も健在です。(S)


「はじめてクライミングに挑戦した時、人生みたいだって感じたんです」という谷田部さん。登れなくてやめようと思っていると、少し違う方法があるとか、思い切って一歩を踏み出そうといったアドバイスをもらい、再チャレンジすると登れてしまったりするそうだ。谷田部さんたちがチャレンジしている様子を見ていて、体が硬い私はあんなに足が上がらないと思うんですけど…と思ったことを話したら、足の運び方はいろいろあるので問題ありませんよ、とインストラクターの方が答えてくれた。それは私にもできるってこと?と、うれしくなりました。クライミングに出合って考え方が変わったという谷田部さんの言葉に納得しました。(K)