音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2012年11月号

編集後記

加納先生には編集同人としてご協力をいただきつつ今回もご執筆いただいた。部会委員に障害女性が入っていない事や複合差別問題に言及し鋭くご指摘いただいた。失うものなど何もない、何だって挑戦できるとずばり力強い宣言もされた。大野さんは難病患者の制度の谷間をなくす会を立ち上げ、長い目で見守ってほしいと伝えてきた。「みちのくTRY」の150キロ行進、9月の連休に私は車でだが宮古市から気仙沼まで走った。奇跡の一本松は切り倒されていたが、周辺にはまだ生々しく津波の跡が残っているホテルや学校があった。集団移転にあたって、階上中学校の仮設住宅で原発に頼らない自然エネルギー太陽光発電の勉強会が開かれた。一日も早い再生復興を願わずにはいられない。(S)


本誌3月号のグラビアで紹介した書道家の石井誠さんの個展が都内で開かれた。展示されていた作品は大きなものが多く、中でも縦2メートル、横4メートル(?)ほどの作品は、さすがに半紙ではなくキャンバス布に書かれていて、すごい迫力。印象に残ったのは、「花」という作品。同じ文字でも墨の濃さや書き方によってこんなにも印象が違うのかと思った。力強さやのびやかさが感じられたのは、やはり実際に作品を見るから伝わってくるものと改めて思う。会場にいた石井さんにもお会いすることができた。訪れた日はあいにくのお天気でしたが、石井さんとすてきな作品を見ることができて、温かい気持ちで帰れました。(K)