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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2012年12月号

トピックス

藤井克徳氏 国連ESCAPチャンピオン賞受賞

11月1日、韓国で開かれた国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)ハイレベル政府間会合で、アジア太平洋地域で貢献のあった10人がチャンピオン賞に選ばれ、日本からは藤井克徳氏が受賞された。本誌編集委員の藤井氏は、日本障害フォーラム(JDF)幹事会議長、日本障害者協議会(JD)常務理事、きょうされん常務理事、内閣府障害者政策委員会委員、など障害関係団体のみならず政府関係委員会の要職を務め、長年、障害者権利擁護運動の推進役を担ってきました。以下、授賞式での挨拶文を掲載します。

ぶれない、こびない、あきらめない、これが私の信条です。
今後とも変わることはないと思います。権利条約推進の新たな十年にあたり、次の2点にこだわっていく所存です。

一つは、自分の意思を表明できにくい人の声に耳を傾けることです。
なぜならば、そこにこそ事の本質が潜んでいるからです。
今一つは、CSO(市民社会の団体、NGOの類似用語)の一体感と存在感をアジア太平洋域内で最大限に高めていくことです。

10年後の今日、なるほどあの顔ぶれにチャンピオン賞を贈ってよかった、私自身もそう言ってもらえるよう努めていきます。
本当の「おめでとう」は何年後かに言ってもらえれば結構です。

ありがとうございました。

藤井克徳

〔めざす会News〕めざす会269号(通巻377)より転載しました。


チャンピオン賞受賞要件(JDF国際委員会ニュースレター2012/11/5より。上の写真も同様。)

  • インクルーシブな社会の構築のために貢献した人
  • 障害者の権利の促進と保護に関するネットワークとつながりを発展させてきた人
  • 障害者権利条約の批准・実施を支援してきた人
  • ESCAP域内の国に居住し、それぞれの国において尊敬を集めている人
  • 2012年以降、障害者の権利のために能力を発揮できる人

トロフィーと記念品が授与され挨拶する藤井克徳氏