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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2013年11月号

編集後記

「文化史」の吉永先生の原稿に登場する作品は今、アール・ブリュットとして海外でも展示会が開かれ賞賛されていること、ヴェネチア・ビエンナーレ展への出展、日本でのネットワークの動きは、本誌の最近の号で紹介している。芸術の秋にちなんでか、私が知るだけでも、文科省の情報ひろばで「アール・ブリュット作品展~心がカタチをもつとき」、京都教育大学図書館で「一麦寮 色とかたち展~素材がうたう」が開催されている。観る側の感性が問われるような、どちらも魅力的な副題が付いている。世界で認められたことが追い風となっているのかアール・ブリュット展を目にする機会が多い。大勢の方に観ていただくことが一番だ。感動でもってアートはあらゆるものを越える。(S)


グラビアで紹介した廣川麻子さん。個人事務所を立ち上げて舞台制作や企画の受託、ワークショップなどを行なっている。この夏、廣川さんが制作でかかわった手話朗読劇を観た。会場は満員。ろうの女優さんと聞こえる女優さんがそれぞれ手話と音声で語る演出で、手話が分からない人も観ることができるようになっていた。このように誰もが楽しめる舞台や演劇情報は…と思っていたら、廣川さんが代表を務めているNPO法人シアター・アクセシビリティ・ネットワークのHPに掲載されていた。アクセシビリティな舞台などの公演情報が載っているので、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。(K)