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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2014年4月号

編集後記

グラビアの天畠さんを見ていると、つられて笑みがこぼれませんか?事前打ち合わせでも一日同行取材でも、みんなで笑う(笑ってしまう)場面が多くあった。天畠さんには人を引き込んで離さぬ天性があるようだ。しかも“陽”のオーラを発して。介助者同士の会話や飛び交う冗談に、発話障がいがあるのが感じられないほど自然にその中に溶け込んで体ごと反応する感じだ。天畠さん、立つと180センチを超える長身だからうなずける。通訳者を介して一字一字まさにつむぐ時間と労力は根気のいる厖大なものだ。飽くなき学究心で仲間(支援者)と共に突っ走れ!っと応援したくなる。天畠さんの「声に出せない あ・か・さ・た・な」(生活書院)ぜひ、読んでください。(S)


東京メトロ「三越前」駅の地下コンコースに「熈代勝覧」のレプリカが展示されているというので、さっそく「いざり車」に乗っている人を探し(?)に行きました。想像以上に長い絵巻物でたくさんの人が描かれています。その数1671人。ゆっくり端から見ていくと…、いました!解説には「江戸患の台車」と書かれています。他にも視覚に障害のある人なのか、棒で引っ張ってもらっているような人もいました。当時(1205年)の日本橋界隈のにぎわいがいきいきと描かれています。障害のある人の姿も日常的に見られた光景だったのかなと思いめぐらせました。インターネットでも見ることができますが、実際に見た方がおすすめです。(K)