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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2014年12月号

編集後記

ちょうど2年前の12月16日に衆院選と都知事選が行われ、衆院選は自民党が圧勝した。今回もほぼ同時期に行われる。時々楽しみに読んでいる知人のブログを遡って読んでいたら、知人はこの選挙を「原発・消費税・TPP」の政策選択選挙と書いていた。今回もあてはまるだろう。さらに、集団的自衛権、特定秘密保護法、もある。政治的なことにふれるところではないが素通りできない思いにかられた。候補者には仮設住宅や避難先で投票をする人たち、広島や長野などで災害に遭われた人たち、声の届きにくい弱い立場にいる人たちの声を拾い上げてほしい。そして、同郷者として大和田さんの言う震災関連死が直接死を上回っている事実を直視してほしいと強く願う。(S)


今年1月号から連載がスタートした「障害者権利条約「言葉」考」。12回目は、第27条(労働及び雇用)の「あらゆる形態の雇用に係る全ての事項に関し、障害に基づく差別を禁止する」を取り上げました。斎藤縣三さんにこの言葉の解説をしていただきましたが、最後に投げかけられた言葉は今月の特集にもつながり、考えさせられました。このコーナーは1回目「締約国」の解説から始まり、以降、条文に沿って取り上げてきましたが、今後はできるだけ特集テーマに連動した「言葉」を紹介していくことになりました。この企画で条文に目を通すようになり、私にとってよい機会になっています。(K)