音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2016年1月号

編集後記

新年おめでとうございます。本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。春兆先生が昨年12月、第16回ヤマト福祉財団小倉昌男賞特別賞受賞のお知らせを紹介できたことは、1月号に相応しい喜ばしいことだ。関係者の一人として授賞式に列席させていただいたが、授賞式の後の祝賀会も和やかで温かな雰囲気に包まれていた。過去の受章者も招待されているので、あちこちで談笑の輪ができていた。春兆先生を囲んで写真を撮る姿も多くみられた。卒寿ながらと言っては失礼になるが、春兆先生は今なお現役の作家だ。それを称えるだけでなく先生に注がれる尊敬の念が見て取れた。「文化史」の中原徳子さん然り。そうした先生と一緒に仕事ができる喜び、有り難いと思いつつ感謝である。(S)


ほわわ瀬田の子どもたち。遊びへの参加も子一人ひとりの子どもに合わせて工夫しています。初めておじゃました時は、新聞紙を破く遊び。シンプルですが、とても楽しそうでした。障害の重い子がその様子をじっと見ていました。それも刺激になると教えてもらいました。この子も遊びに参加し体全体で喜ぶ姿を見て、障害のあるなしや程度に関係なく、みんなの中で「育つ力」が生まれることを感じました。座談会で紹介していただいた千葉県や長崎県、沖縄県の条例施行後の差別相談への対応や明石市の条例づくりの取り組みは、参考になるのではないかと思います。自治体でさらに条例づくりが進むことを期待しています。(K)