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「知的障害福祉連盟」への名称変更について

(社)日本知的障害福祉連盟会長 有馬 正高

 かねてから、社団法人日本精神薄弱者福祉連盟は、団体名を含む定款の改正を申し入れていたが、去る4月1日付で主管の厚生省障害保健福祉部長名で変更を承認する旨の通知があった。新しい名称は、「社団法人日本知的障害福祉連盟(Japan Leagueon Intellectual Disabilities)」であり、同時に、定款の中にあった「精神薄弱」という用語は「知的障害」と変更することになった。「精神薄弱」は “mental deficiency” または “feeble mindedness”の和訳である。国際学会では既に国際知的障害研究協会(IASSID)と変更し、「精神薄弱」は不快語として死語になっている。日本は、法律用語として残している数少ない国である。福祉連盟はその改正を訴えてきたが、今回の連盟の名称変更を機会に、法律用語も早く改正されるよう期待するものである。なお、本年5月、参院の国民福祉委員会で、この名称変更は可決されたのであるが、その後は進展していないとの事である。


出典 ”JANNET NEWS LETTER” Vol.5 No.2 (通巻18号)

発行者 障害分野NGO連絡会(JANNET)

発行年月 1998年7月

文献に関する問合せ先
(財)日本障害者リハビリテーション協会
162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
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