ＪＡＮＮＥＴのさらなる発展をめざして

会長　松井　亮輔

このたび山口前会長の後任に選ばれたことは大変光栄なことであり、先生がここまで育ててくださった当会をさらに発展させるべく、私 なりに最善の努力をしたいと思います。この場を借りて、当会創設（１９９３年１２月）以来の先生の多大なご尽力に対し、会員を代表し て心からの謝意を申し上げます。

先生の優れたリーダーシップのもとに、研究会などの定期的開催、広報紙やダイレクトリーの発行、ホームページの開設および５周年記 念セミナーの実施などが行われてきましたが、それらが可能であったのは、事務局をになっている（財）日本障害者リハビリテーション協 会の全面的協力のお陰であることもまた事実です。当会を人的、財政的に自立した組織として確立していくには、その基盤となる会員の拡 大をより積極的にすすめる必要がありますが、そのためには会員にとってより意味のある事業や活動の展開が不可欠と思われます。

会員をはじめ、わが国関係団体が障害分野で途上国のニーズに沿った国際協力を効果的に推進しうるよう支援する上で、当会がどのよう な役割を果たしていくべきか、またそれに関連してどのようなことが求められているのかについて、今後議論を深めていけたらと思います 。そのことを通して、アジア太平洋障害者の十年以降も、途上国での障害分野での取り組みを国際的に支援していく上で、当会が積極的な 役割を果たし得ることを願う次第です。