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障害をもつ人のすみよいまちづくりをすすめる「アクセス環境改善評価指針」策定委員会 報告書

4 アクセス環境改善評価指針(案)

次ページ以降、アクセス環境改善を評価する指針となる基準を提案します。

 従来、アクセス環境改善のハード面に関する指針は、各地のまちづくり指針や要綱の中で示されていましたが、障害当事者からハード面だけでなくソフト面、特に視聴覚障害など情報伝達にハンディをもつ人たちにとっては例えば従業員がどのように対応してくれるかがアクセスに大きく影響すると言われています。そこで、ここでは、ソフト面……人の対応と情報機器等……も含めて取り上げることにしました。
 また、前項で述べたように、4段階での評価の指針を盛り込みました。
今回、ここでの評価の記述は主観的な表現で書かざるを得ませんでしたが、ハード面はこれまでに出されている指針や条例を参考に一定の数値化ができます。しかし、ソフト面などをどう客観的に表現するかは今後さらに検討が必要です。
 また、ハード面は細部にわたっての基準がすでに出されていますが、ここでは、細部は省略しました。

【表の見方】

1.P24~P41までは、一つの建物についてのハード面、情報手段、従業員の対応に関する質問票になっています。
 P42~P45は鉄道、バスなど交通機関に関する質問票です。
 P46~P55は、建物の種類ごとにある固有の要素に関する質問票です。
2.個々の質問に対して、4段階の評価(A~D)で回答します。
 それを右端の空欄にチェックを入れます。
3. 障害によって評価が異なります。
 障害別欄の略語は以下の意味です。
 車……車いす
 歩……歩行できるが困難な障害
 視……視覚障害者
 聴……聴覚障害者
4..挿入されている数字は、「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」、および各地の環境整備指針等を参照しました。

アクセス環境改善評価指針(案)

【歩道・屋外通路】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★歩道・屋外通路
歩道と車道は分離しているか
・歩車道完全区分
歩道・通路はアクセシブルであるか 車歩 ・無段差で平坦
スロープがある場合、その傾斜は ・勾配が緩やか(1/20以下)
段差がある場合、その高低差は ・高さ2㎝以下
・角をまるめてある
階段がある場合、視覚障害者向けの対策があるか ・階段の手前をコントラストのある色で表示している。
・上下に警告用点字ブロックを設置している
階段の踏み面と蹴上げの長さは
階段やスロープに手すりはついているか 歩視 ・連続していて、端部が水平になっていて、
つかみやすい手すりが両側に設置されている
手すりに点字テープの表示があるか ・点字テープで、階数や方向表示等がある。
車いすが2台すれ違える広さの幅員があるか ・広い道路、広い歩道(180㎝以上)
点字誘導ブロックはきちんと敷設されているか ・誘導先まで連続している
・警告と誘導の区別がある
・路面とのコントラストがはっきりしている。
★横断歩道
視覚障害者に歩車道の区別がつくか
・点字ブロックがあるスロープ
車いすで通りやすい横断歩道か ・無段差、スロープ
安全にわたれる信号機があるか 車歩 ・信号機があり、ゆっくり横断できる
視覚障害者用の音声信号機があるか ・自動式、音量が適切
★歩道・屋外通路上の設備
所々に休憩スペースがあるか
・屋根付きのベンチがある
夜間の照明は適切か ・照明が明るく安心して歩ける

【歩道・屋外通路】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・ガードレール ・白線のみ ・区分なし □□□□  □   □
・無段差、平坦で緩やかな傾斜がある ・無段差だが、凸凹している。
車道側に傾斜している
・階段、段差がある
・車道側に急傾斜している
・凸凹が多い
・滑りやすい
□□□□  □   □
・勾配が急(1/12以上)
・長いスロープ
□□□□  □   □
・スロープが併設されている ・1人の介助者で押してあがれる。 ・2人以上の介助が必要 □□□□  □   □
・上下に警告用点字ブロックを設置している ・配慮なし □□□□  □   □
・踏面が30㎝以上あり、蹴上げが16cm以下。
・滑りにくい床材
・滑りやすい □□□□  □   □
・連続していて、端部が水平になっていて
つかみやすい手すりが少なくとも片側にある。
・つかみにくい ・手すりなし
・連続していない
・終端の途中で切れている
□□□□  □   □
・配慮なし □□□□  □   □
・歩道が狭い(120cm以上) ・歩道が狭い(80cm以下) □□□□  □   □
・誘導先まで連続している
・警告と誘導の区別がある
・誘導ブロック
は連続してる
・警告ブロックがある
・敷設されていない
・連続していない
・色が不統一
□□□□  □   □
・スロープ
・点字ブロックのみで表示
・ガードレールの切れ目のみ ・段差
・表示なし
□□□□  □   □
・一部スロープ化 ・段差あり □□□□  □   □
・信号機がある ・信号機があるが、横断中に
赤に変わってしまう
・信号機がない □□□□  □   □
・押しボタン式、音量が適切 ・自動式、音量が小さい ・押しボタン式、音量が小さい □□□□  □   □
・ベンチがある □□□□  □   □
・足元が暗くなるところがある ・照明がない □□□□  □   □

【歩道・屋外通路】2

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★歩道・屋外通路上の妨害物
電柱
車視 ・なし(地下埋設)
車止め ・成人のウエストより高く、壁型
放置物 車歩
・妨害物が全くない
・妨害物が全くない
排水溝 車視 ・格子穴の幅が1cm以下
穴、溝

【歩道・屋外通路-2】

アクセシブル   非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・広い歩道に規則的に配置され、
材質が滑らか
・広い道に不規則に配置されている ・道を狭め(80cm以下)、
不規則に配置されている
・材質がざらざらしている
□□□□  □   □
・成人のウエストより高く、鎖型 ・成人のウエストより高く、アーチ型 ・鉄柱、ウエストより低いもの □□□□  □   □
 
 
・成人のウエストより高く
柔らかなもの
・自転車・バイク・商品などが
道を狭めて通りにくい
・成人のウエストより高く、堅いもの
・自転車・バイク・商品などで
通行できない
・ウエストより低いもの
・広告看板、壁の突起など
上から出ているもの
・誘導ブロック上にものが置かれている
□□□□  □   □
 
□□□□  □   □
・格子穴の幅が2cm以上 □□□□  □   □
・上蓋を置き、危険を知らせる
棚や標識を置く
・上蓋が不完全
・配慮なし
□□□□  □   □

【駐車場・乗降場】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★駐車場
車いす用(アクセシブルな)駐車スペースがあるか
 
車歩
 
・駐車場全体の台数に応じて
車いす用スペースが確保されている
(資料p  参照)
車いす用(アクセシブルな)駐車スペースの広さは ・幅が350cm以上ある
★道路など外部から駐車場へのアクセス
屋外に駐車場がある場合、道路から駐車場まで
アクセシブルであるか
 
車歩
 
歩道・屋外通路の項Aと同じ
屋内に駐車場がある場合、
道路から駐車場に近い建物入り口
駐車場に近い建物入り口
駐車場に近い建物入り口から駐車場
まで、それぞれアクセシブルであるか
車歩 歩道・屋外通路の項Aと同じ
入り口の項Aと同じ
屋内通路の項Aと同じ
★駐車場から建物入り口までのアクセス
屋外に駐車場がある場合、駐車場から駐車場に
近い建物入り口までアクセシブルであるか
 
車歩
 
歩道・屋外通路の項Aと同じ
屋外に駐車場がある場合、車いす用駐車スペースは
建物入り口の近くにあるか、また通路に屋根はあるか
車歩 ・入り口の直近にある
屋内に駐車場がある場合、駐車場から駐車場に近い
建物内入り口までアクセシブルであるか
車歩 屋内通路の項Aと同じ
★駐車場内の設備等
駐車場内に歩行者用通路を分離しているか
車歩 ・車いすで通行できる歩道を分離している
ゲートに係員がいるか、または機械式か 車歩
・係員がいる
・係員が手話や筆談に応じる
・機械式の場合電光文字で操作案内をする
アクセシビリティを示すシンボルマークは見やすい位置にあるか ・駐車場への誘導と車いす用駐車場の
位置を示すシンボルマークが見やすい位置にある
(乗降場)
★車いすが乗降しやすい自動車乗降場があるか
車歩 ・専用または優先の乗降場が出入口近くにある
★乗降場から建物入り口までのアクセス
屋外にある場合、近くの建物入り口までアクセシブルであるか
車歩 ・無段差で平坦
屋内にある場合、近くの内部入り口までアクセシブルであるか 車歩 ・同上

【駐車場・乗降場】

アクセシブル -  非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・最低1台分以上確保されている ・特に確保されていないが、
スペースの広い区画がある
・ない
・機械式立体駐車場
□□□□  □   □
□□□□  □   □
歩道・通路の項Bと同じ 歩道・通路の項Cと同じ 歩道・通路の項Dと同じ □□□□  □   □
歩道・通路の項Bと同じ
入り口の項Bと同じ
屋内通路の項Bと同じ
歩道・通路の項Cと同じ
入り口の項Cと同じ
屋内通路の項Cと同じ
・区画が広くとってある
歩道・通路の項Dと同じ
入り口の項Dと同じ
屋内通路の項Dと同じ
□□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □
歩道・通路の項Bと同じ 歩道・通路の項Cと同じ 歩道・通路の項Dと同じ □□□□  □   □
・建物から離れているが、
屋根付きの通路がある
・建物から離れている □□□□  □   □
屋内通路の項Bと同じ 屋内通路の項Cと同じ 屋内通路の項Dと同じ □□□□  □   □
・白線で歩道を区分している □□□□  □   □
・カードをとりやすい自動発券機や、
コインを投入しやすく、
釣銭を取りやすい
・係員がいる場合・料金を
電光文字表示する
・電光表示のある
自動発券機、清算機
・自動発券機、自動清算機 ・手が届かない、扱いにくい
機械のみ
 
・音声のみでガイドする
自動発券機、清算機
□□□□  □   □
 
 
□□□□  □   □
・誘導か位置の
シンボルマークしかない
・位置が見えにくい
・シンボルマークがない □□□□  □   □
・車いすで乗降しやすいスペースのある
一般の乗降場が出入口近くにある
・一般の乗降場が出入口近くにある □□□□  □   □
・無段差、平坦であるが緩やかな
傾斜がある
・無段差だが、凸凹している
傾斜がある
・段差、階段がある
・急傾斜している
・滑りやすい
□□□□  □   □
・同上 ・同上 ・同上 □□□□  □   □

【出入口】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★アクセシブルな出入口 ・全ての出入口がアクセシブルになっている
(以下、各出入口ごとに)
★出入口の前後はアクセシブルになっているか
車歩 ・平面・ゆるやかな斜路・2cm以下の段差
★視覚障害者のために出入口の位置表示はあるか ・音声(チャイム等)案内がある
★どのようなドアが設置されているか 車歩 ・自動ドア
ドアの幅 ・120cm以上
ドアのとっ手 車歩
ドアの錠
泥除けマット 歩視

【屋内通路】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★屋内の通路はアクセシブルになっているか ・全ての通路がアクセシブルである
(以下、各階ごとに)
★通路は通行できる幅員が確保されているか
・180cm以上あり、車いす同士がすれ違える。
★通路の床面は歩きやすいか 歩視
・滑りにくい床材
★通路上に通行の妨害になるものや危険なものは
おかれていないか

 
車歩
・全くない
・柔らかい材質のものが秩序だって存在している
★通路の壁面は安全か
・柱や曲がり角が曲面になって、あたっても怪我をしにくい
・キックプレートがある
★照明や採光は十分明るいか ・明るい
★休憩スペース ・所々にベンチやソファある

【出入口】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・主要な出入口はアクセシブルに
なっている
・最低1ヶ所はアクセシブルに
なっている
・全てアクセシブルでない □□□□  □   □
・段差があるがスロープ併設 ・階段があるがスロープ併設 ・段差、階段のみ □□□□  □   □
・ブロック表示、コントラストあり ・ブロック表示、コントラストなし ・配慮なし □□□□  □   □
・開閉が軽い引き戸 ・開閉の軽い開き戸 ・開閉の重い戸、回転ドア □□□□  □   □
・90cm以上 ・80cm以上 ・車いすで通れない □□□□  □   □
・片手で操作できる ・つかみにくい ・操作できない □□□□  □   □
・掴みやすく操作しやすい ・掴みにくく、操作しにくい ・掴めない、操作できない □□□□  □   □
・歩いて引っかからない ・杖や足で引っかけやすい □□□□  □   □

【屋内通路】

アクセシブル -  非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・公共的な通路は全て
アクセシブルである
・一部通行できないところがあるが、
代替策が講じられている
・通行できないところがある □□□□  □   □
・140cm以上あり、車いすが
回転できる
・120cm以上あり、途中に
車いす同士がすれ違える
180cm以上のコーナーがある
・80cm以下の、車いすで
通行できないところがある。
□□□□  □   □

・絨毯など抵抗の大きい素材
・濡れると滑りやすくなる □□□□  □   □
□□□□  □   □
・柔らかな材質のものが
点在している
・秩序だって少数存在している
・無秩序においてある
 
 
 
・ソファや荷物が通路を狭くしている
・無秩序に思いがけない
場所に点在
・点字ブロック上に灰皿、植木鉢
などがある
・ものが通路を塞いでいる
□□□□  □   □
 
 
 
□□□□  □   □
・危険な突起物がある □□□□  □   □
・足元が暗くなるところがある ・全体に暗い □□□□  □   □
・何の配慮もない □□□□  □   □

【垂直移動】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★アクセシブルな垂直移動設備が設置されているか ・垂直移動設備の基本はエレベーターで、
全てのエレベーターがアクセシブルになっている
(以下はそれぞれのエレベーターについて)
★エレベーターはアクセシブルか
★呼出ボタンの位置は適正か
 
 
車歩
 
 
・ボタン位置が床から100cm程度である。
・床近くに足での操作板がある
★呼出ボタンの視覚障害者への配慮はあるか ・ボタン前まで点字ブロックの誘導がある
・ボタンに点字表示があり、押した後で音で確認できる
・音声による階数や昇降方向の案内がある
★呼出ボタンの聴覚障害者への配慮はあるか ・ボタンを押したことを光で確認できる
・文字やランプでの階数、方向案内がある
★扉の広さは適正か ・入口幅が90cm以上ある
★扉の開いている時間は適正か ・開の時間を長く設定できる
・扉はゆっくり閉まる
★籠内のスペースは広いか ・電動車いすで回転できる。
★その他の設備 歩車 ・壁面に手すり付き、正面に鏡
★アクセシブルな操作盤が設置してあるか
 

 
・両サイドの中央に100cm程度の高さに
操作盤が設置されている
・ボタン式で点字表示があり、押した後で音で確認できる
・音声による階数や昇降方向の案内がある
・文字やランプでの階数や昇降方向を確認できる
★エスカレーター
設置されている階と運転方向は
エスカレーターの幅は適切か
視覚障害者にわかる位置案内があるか ・乗り口の上から位置と階数のわかる放送がある
・コントラストのある点字ブロックが敷設されている
★階段昇降リフト

【垂直移動】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・垂直移動設備の基本はエレベーターで、
最低1機以上アクセシブルになっている
・一般用エレベーターのみ
(2階程度の建物では)
・車いす用エスカレーターがある
・壁固定型の階段昇降リフトがある
・一般エスカレーターしかない
 
・キャタピラ式の階段昇降リフト
□□□□  □   □
 
・ボタン位置が130cm前後
 
・ボタン位置が130cm以上に高い
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・ボタン前に点字ブロックがある
・点字表示がある
・点字表示のみ ・タッチパネル式ボタン □□□□  □   □
□□□□  □   □
・幅が80cm以上ある ・幅が60cm以下である □□□□  □   □
・開延長ボタンがある
・扉がゆっくり閉まる
・開の時間が短い
・扉の閉まり方が早い
□□□□  □   □
・電動車いすが入るが回転できない
(11人乗り以上)
・電動車いすが入らない □□□□  □   □
・壁面に手すり付き ・配慮なし □□□□  □   □
・片側の中央に100cm程度の高さに
操作盤が設置されている
・ボタン式のみか、タッチ式で
点字表示があり、
・音声による階数や昇降方向の
案内がある
・扉の両脇に、ボタン類の位置が
130cm以下の低い操作盤がある
・ボタン式で点字表示のみ
・タッチ式で音声表示のみ
・扉の両脇に、ボタン類が
130cm以上の高い操作盤しかない
・タッチ式で点字表示のみ
・配慮なし
□□□□  □   □
 
□□□□  □   □
 
 
□□□□  □   □
・各階にあり、上下双方向にある。 ・各階にあるが一方向だけ ・一部の階にしかない □□□□  □   □
・120cm以上ある ・80cm以上 ・60cm以下である □□□□  □   □
・コントラストのある点字ブロックが
敷設されている
・点字ブロックのみ ・配慮なし □□□□  □   □
・壁取付・固定式で、自分で自由に
操作できる。
・壁取付・固定式で、
自分で操作できない。
・自走式(キャタピラ式) □□□□  □   □

【トイレ】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★アクセシブルな車いす向トイレは設置されているか ・各トイレごとにある
(以下は各便所ごとに)
★車いす向トイレ
入り口まではアクセシブルか
 
車歩
 
 
・平面・ゆるやかな斜路・2cm以下の段差
標示はわかりやすいか 車歩 ・車いすだけでなく、一般の人も利用できる
男女別に設置されているか 車歩 ・男女それぞれにある
ドアは開閉しやすいか 車歩 ・自動
スペースは広くとってあるか 車歩 ・車いすで回転可能
手すりは両側についているか 車歩 ・両側にあり、最低一方は可動式
施錠はしやすいか 車歩 ・自動ロック
洗面台は使いやすいか 車歩 ・車いすが前からアクセスでき、手すり付き
・センサー付き自動水栓
・低い(斜めの)鏡
車歩 ・低い位置に設置されている
その他 車歩 ・着替え用の台がある
★一般トイレ
男女の区別ができる標示があるか
・音声表示あり
大便器の形式は ・洋式トイレ、手すり付き
小便器の形式は ・手すり付き
水洗バルブは使いやすいか ・自動水洗
洗面台は使いやすいか ・手すり付き
蛇口 ・自動

【トイレ】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・各階にある ・建物に1ヶ所以上ある ・ない □□□□  □   □
・段差があるがスロープ併設 ・階段があるがスロープ併設 ・段差、階段のみ □□□□  □   □
・標示が見やすい ・標示が見にくい □□□□  □   □
・男女の間に共用である ・男女いずれか一方にしかない □□□□  □   □
・引き戸 ・開き戸 □□□□  □   □
・車いすで回転困難 ・車いすで回転不可能 □□□□  □   □
・両側にあり、固定 ・片側のみ □□□□  □   □
・錠が大きく、軽くかけられる ・錠がない □□□□  □   □
・車いすが前からアクセスでき、
手すり付き
・片手で軽く操作できる長い蛇口栓
・車いすが前からアクセス
できない
・蛇口をつまむ形態のもの
□□□□  □   □
・低い(斜めの)鏡 ・鏡で見えない □□□□  □   □
・手荷物を置く台がある □□□□  □   □
・点字ブロック表示あり ・点字表示のみ
・触察可能な浮き彫り表示のみ
・配慮なし □□□□  □   □
 
・戸が外開き
・洋式トイレ ・和式トイレ
・戸が内開き
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・片手で操作しやすい ・手が届きにくい位置にある □□□□  □   □
□□□□  □   □
・片手で軽く操作しやすい ・蛇口をつまむ形態のもの □□□□  □   □

【その他の設備】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★受付の位置はわかりやすいか ・音声表示あり
・声かけの徹底がある
★窓口カウンターは低くなっているか 車歩 ・文字を記入しやすい低い位置
★用紙記入台は低く設置されているか 車歩 ・文字を記入しやすい低い位置
・車いすが正対して接近できる
・記入見本例が見やすい
点字器は用意されているか ・カウンターか記入台に置いてある
★案内、誘導、呼出をどのようにおこなうか
・電光文字板など文字での案内、誘導がある
・音声、放送での案内がある
案内板は見やすい位置にあるか ・見やすい位置にある
視覚障害者に案内板は見やすいか ・文字が大きく、明瞭
視覚障害者に点字案内板のある位置はわかりやすいか ・音声表示あり
視覚障害者への屋内誘導システムがあるか ・屋内を誘導する電波シズテムがある
・イヤホーンで案内、説明の放送を聞ける
屋内の放送は聞きやすく、スピーカの位置がわかりやすいか ・聞こえやすく、位置が正確
★周囲の(騒)音は聞き分けやすいか ・個々の音と方向性がはっきりしている
★どのようなパンフレット類があるか
(メニュー、料金表、時刻表、案内図、掲示物等)

・点字版、音声版、拡大文字版がある
・車いす向け案内 などがある
★貸出用の車いすが常備されているか 車歩 ・よく管理されている
★水飲み器やウォータークーラーは使いやすいか ・車いすで使いやすい
(飲み口が低い、足が下に入る、
押しボタンが押しやすい位置にある)
★自動販売機 車歩
 
 
・車いす用自動販売機
(ボタン類、コイン投入口、
缶の取出口が70~100cmくらい)
・点字・拡大文字付きボタン式
★ATM機やCD機は使いやすいか ・ピンディスプレイ付きボタン式ATMあり
★テレビ、ビデオ、タイマーなどの
家電品(ホテルなど)は使いやすいか
・音声、拡大文字の解説表示がある
★聴覚障害者がわかるテレビか ・手話画面がある
・文字画面がある

【その他の設備】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・点字ブロック表示、コントラストあり
・声かけを心がけている
・点字ブロック表示、コントラストなし ・配慮なし □□□□  □   □
□□□□  □   □
・低く文字記入しやすい
・車いすが正対できる
・低く文字記入しやすい ・高くて書けない
 
・見本例が見えない
□□□□  □   □
・置いていない □□□□  □   □
 
・番号表示での呼出
・掲示のみ ・放送、音声のみ
 
・文字による案内のみ
□□□□  □   □
 
□□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・点字ブロック表示、コントラストあり ・ブロック表示、コントラストなし ・配慮なし □□□□  □   □
□□□□  □   □
・位置は正確だが、聞こえづらい ・聞こえやすいが、位置が不正確 ・聞こえにくく位置が不正確 □□□□  □   □
・不明瞭だが、方向性はクリアー ・明瞭だが、方向性がわかりづらい
 
・圧迫感のある静けさ
・識別不能な音が
入り交じっている
・声や物音が
聞き取りにくい騒音
□□□□  □   □
・点字表示のみ ・拡大表示のみ ・配慮なし □□□□  □   □
 
□□□□  □   □
・パンク、ほこり □□□□  □   □
・飲み口に届かない □□□□  □   □
・コイン投入口が低い
・点字表示があるボタン式
・点字表示があるタッチ式
 
・コントラストのある拡大表示のみ
 
・点字表示が不正確
・何もない
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・ピンディスプレイ付きボタン式
CD機のみ
・ボタン式のみ ・タッチパネル式 □□□□  □   □
・点字・拡大文字の解説表示あり
・音声の解説表示のみ
・拡大文字の解説表示のみ ・液晶表示のみ □□□□  □   □
・配慮なし □□□□  □   □

【その他の設備-2】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★公衆電話は車いすで利用しやすいか ・2台以上あるところでは必ず1台以上低く設置してある
・車いす用電話ボックス
聴覚障害者が利用しやすい配慮はあるか ・公衆FAXがある
・デジタル通信ができる
・音声拡大装置がある
視覚障害者が利用しやすい配慮はあるか ・音声で残り度数を知らせる
★障害者が利用しやすいその他の設備があるか
・点字ワープロ、パソコンを設置
・ループアンテナを配備
★標示やシンボルマークはわかりやすいか   ・統一されている
・わかりやすい
★視覚障害者に各種ナンバー表示はわかりやすいか
(部屋、ロッカーキーなど)
・点字、拡大文字表示
★障害者の避難誘導対策は

・車いすで逃げられる避難路がある
・文字、光による避難誘導がある
・音声による避難誘導がある

【その他の設備-2】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・1台以上低く設置してある ・低く設置した電話がない □□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・拡大表示のみ ・配慮なし □□□□  □   □
・触察できる浮き彫り表示 □□□□  □   □
・避難用バルコニーがある □□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □

【ソフト、人的対応】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★視覚障害者に従業員の存在を知らせる工夫はあるか ・声かけを徹底している
★従業員は案内や説明をきちんと行っているか ・正式に取り決めて徹底している
★視覚障害者のために触れてわかるものは触れることができるか ・触れることで判断できるものには触れられる
★従業員は必要な人へ介助をおこなうか ・荷物を運んでくれる
★従業員の中に点字のわかる人はいるか ・点字のわかる人がいる
★従業員の中に手話のわかる人はいるか ・手話のできる人がいる
・手話通訳者の派遣を用意できる
★要約筆記のできる人はいるか ・要約筆記者の派遣を用意できる
★従業員は代筆に応じるか ・正式に取り決めて徹底している
★従業員に障害をもつ人へのサービスを周知徹底しているか ・職員全員が周知、対応可能
★障害者がいることを申し送りされているか(ホテルなどで) ・正式に取り決めて徹底している
★接客サービスの研修の中で障害をもつ人を
想定した研修を行っているか
・職員が手話や点字の研修を
行っている
・接客、対応の研修をしている
・障害者を想定した避難訓練をしている
★盲導犬の入館、入室を認めているか ・正式に徹底して許可している
★緊急時の連絡体制や、避難誘導体制はあるか ・異状が起きたとき、伝達に来てくれる
・避難の時、案内誘導を徹底している

【ソフト、人的対応】

アクセシブル   非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・従業員が声かけを心がけている ・何もしない □□□□  □   □
・正式でないが行っている ・要請があれば行う
・従業員の善意で行っている
・何もしない □□□□  □   □
□□□□  □   □
・階段をあげてくれる □□□□  □   □
・点字のわかる人に連絡できる □□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・徹底している ・要請があれば行う ・行っていない □□□□  □   □
・半数以上が周知、対応可能 ・少数の担当者のみが知っている ・徹底されていない □□□□  □   □
・正式ではないが、行っている ・従業員の判断にまかされている ・行っていない □□□□  □   □
□□□□  □   □
・非公式だが許可している ・ケースバイケース ・許可しない □□□□  □   □
・何もしない
・取り決めがない
□□□□  □   □

【交通・鉄道】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★道路からホームまで、
車いすで通行できるアクセシブルな通路があるか
 ある場合   から   まで
・道路から改札を通りホームまで、
一般のルートを無段差か緩やかなスロープで、
またはエレベーターを利用して
通行できる通路がある
★切符の購入や清算はしやすいか
 
 
・有人窓口がある
・車いす対応型販売機
(斜め型コイン投入口、釣り銭口、ボタン等が低位置)
・音声表示がある
・点字料金表が一定の場所にあり、
ブロックの誘導がある
★改札口は通行しやすいか ・有人改札で、幅が広い
★階段や改札の位置はわかりやすいか ・音声案内
★事故や異状の情報を確実に伝えているか
・電光表示と掲示板などで文字表示がある
・正確、完全ではっきりした放送がある
★ホームの形状は安全であるか 車歩
 
・階段部でも幅が広く、平坦で、路面が滑らない
・ホームは直線状になっている
・自動ホームドアが設置されている
・コントラストのある点字ブロックが敷設されている
★ホームと車両とに隙間や段差はないか 車視 ・車両との間に段差や隙間がない
★視覚障害者に乗降口がわかりやすいか ・乗降口を示すコントラストのある
点字ブロックが敷設されている
★ホーム下に落下したときの安全対策はあるか 歩視 ・ホーム下に逃げ込める場所があり、
落下通報装置がある
★ホームに屋根はあるか ・屋根が完全にある
★ホーム上に休める場所はあるか ・待合い室がある
★電車の入線や行き先などを知らせる案内はあるか
・正確・完全ではっきりしている放送がある
・電光掲示(文字表示)と光表示などで知らせる
★ホーム番号や行き先、改札名、通路名などを知らせる表示はあるか ・音声(放送)案内
・点字表示と拡大文字表示

【交通・鉄道】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・道路から改札を通りホームまで、
一般のルートを通り、
Aより条件は劣るが介助なしで
通行できる
・特別ルート(道路からホームヘ
直接のスロープなど)、
荷物用エレベーター、
車いす用エスカレータ、
壁固定式の階段昇降機など、
単独で使用できないルート
・階段のみ
・自走式(キャタピラ式)の
階段昇降機
□□□□  □   □
・垂直型販売機で、
コイン投入口等が低位置
・点字ブロックがあり、
ボタン類に点字表示がある
・点字料金表がある
・垂直型販売機
 
・一部に点字表示あり
 
 
・配慮なし
□□□□  □   □
 
□□□□  □   □
・幅の広い改札がある ・幅が狭く通れない
・自動改札
□□□□  □   □
・コントラストのあるブロック敷設 ・コントラストのないブロック敷設 ・配慮なし □□□□  □   □
・電光表示か掲示板の表示がある
・正確・完全だが聞き取りづらい
・放送のみで配慮なし
・情報が不完全
・不正確・何もない
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・平坦である
・滑りにくい
 
 
・点字ブロックが敷設されている
・ホームの幅が狭い
・ホームがカーブしている
 
 
・点字ブロックの突起が
すり減っている
・ホームが線路側に傾斜している
 
・路面が滑りやすい
 
・点字ブロックや危険表示がない
□□□□  □   □
 
 
□□□□  □   □
・隙間や段差がある ・車両との間に、人が落ちる隙間や
大きな段差がある
□□□□  □   □
・乗降口を示す点字ブロックが
敷設されている
・乗降口が色分けされている ・点字ブロックや危険表示がない □□□□  □   □
・ホーム下に逃げ込める ・対策がない □□□□  □   □
・屋根が一部ある ・屋根がない □□□□  □   □
・ベンチが置いてある ・何もない □□□□  □   □
・正確・完全だが
聞き取りづらい放送がある
・文字か光表示かで知らせる
・情報が不完全、不正確
・放送がない
・配慮なし
□□□□  □   □
 
□□□□  □   □
・手すりに点字表示のみ ・拡大文字表示のみ
・表示内容が不十分
・表示場所が見つけにくい
・配慮なし
□□□□  □   □

【交通・鉄道-2】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★車両内に車いすでいられるスペースがあるか ・各車両に車いす用のスペースがある。
★歩行障害者向けの座席があるか ・優先座席がある
★車内で行き先や次停車駅、ドアの開閉方向などの表示があるか ・停車駅のランプ表示、ドアの開閉方向の表示
・電光掲示
★車内で行き先や次停車駅、乗換、開閉方向などの放送があるか ・正確・完全ではっきりしている

【交通・バス、タクシー】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
(バス)
★アクセシブルな路線バスは運行されているか
・リフト付き路線バス
★視覚障害者にバス停留所の乗り口の位置がわかるか ・音声案内
停留所に当駅名、前駅、次駅名の表示があるか ・大きく読みやすい字で書かれている
停留所には屋根があるか 車歩 ・雨と風を防ぐ
停留所にベンチは置かれているか
★バスが停車したとき、外部へ行き先、次駅、乗換などの
放送があるか
・正確・完全ではっきりしている
★バス内に、次の停車駅を知らせる表示があるか ・電光表示
★バス内に次駅、行き先、乗換などを知らせる放送はあるか ・正確・完全ではっきりしている
★バス内の降車ボタンは押しやすい位置にあるか

・押しやすい位置にある
・ボタンを押したことを音声や表示で確認できる
・ボタンを押したことを光や文字で確認できる
(タクシー)
★アクセシブルな車両はあるか
車歩 ・リフト付きタクシー
★視覚障害者に料金メーターはわかるか ・料金が音声で表示される
★視覚障害者にタクシー乗り場の位置はわかるか
タクシー乗り場の段差は解消されているか

車歩
・音声案内
・乗り口の段差をスロープ化
・段差がない

【交通・鉄道-2】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・1車両以上車いす用のスペースがある ・配慮なし □□□□  □   □
・手すりや吊革が多い □□□□  □   □
・停車駅のランプ表示 ・路線掲示のみ ・配慮なし □□□□  □   □
・正確・完全だが聞き取りづらい ・情報が不完全、不正確
・何もない
□□□□  □   □

【交通・バス、タクシー】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・スロープ付き路線バス ・低床で扉の広いバス ・配慮なし □□□□  □   □
・コントラストのあるブロック敷設 ・コントラストのないブロック敷設 ・配慮なし □□□□  □   □
・当駅名のみ ・駅名表示がない □□□□  □   □
・雨を防ぐ ・なし □□□□  □   □
・あり ・なし □□□□  □   □
・正確・完全だが聞き取りづらい ・情報が不完全、不正確
・何もない
□□□□  □   □
・停留所のランプ表示 ・配慮なし □□□□  □   □
・正確・完全だが聞き取りづらい ・情報が不完全、不正確
・何もない
□□□□  □   □
・高い位置にあって届かない □□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・後部座席が広い ・ワゴンタクシー □□□□  □   □
・文字表示のみ □□□□  □   □
・段差があるが小さい ・段差がある □□□□  □   □
□□□□  □   □

【各種公共施設の固有の建物要素や設備】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
(役所、出張所)
★全ての窓口がアクセシブルか
・全ての窓口がアクセシブル
★窓口以外の部屋も利用できるか ・市長室や資料室、会議室、
食堂等もすべて利用できる
(議会)
★本会議場およびその傍聴席はアクセシブルか
 
・どちらもアクセシブルである
・傍聴席内に車いす用のスペースがある
委員会室およびその傍聴席はアクセシブルか ・同上
議員控え室および面会室はアクセシブルか ・どちらもアクセシブル
(警察署)
★警察署はアクセシブルであるか
・取調室、留置所等も含めてすべてアクセシブル
(裁判所)
★裁判所の法廷はアクセシブルであるか
・法廷、傍聴席ともにアクセシブル
・単独傍聴を可とする
(会合、研修施設)
★会議室や研修室は車いすで座席に着きやすいか
 
 
・車いすで入れる座席スペースを設けていて、
テーブルに車いすや膝が当たらない
★会議室や研修室のステージ(演台)は車いすで行かれるか ・段があるがスロープを設置してある
黒板は低い位置からでも書きやすいか ・スライド式で低い位置からでも書きやすい
聴覚障害者のための設備はあるか(OHP、ループアンテナ等) ・設備がある
★料理教室や湯沸室など台所設備は車いすで利用できるか ・流しの前が車いすで回転できるスペースがある
流し台に車いすがつけられるか ・下側が車いすや膝が当たらない
水道の蛇口や湯沸かし器のレバー、
ガス台のレバーは手に障害のあるものにも使いやすいか
ガス台 ・低い位置にある(鍋をのせたとき中が見える)
(電話局)
★点字電話帳を用意してあるか
・常時定位置に置いてある

【各種公共施設の固有の建物要素や設備】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・外来者の利用する窓口は
全てアクセシブル
・市民に関係の深い窓口は
アクセシブルだが、一部利用できない
窓口があるが、代替策がある
(職員の方からきてくれるなど)
・利用できない窓口がある □□□□  □   □
・市民が利用できる部屋は
アクセシブル
・市長室など一部入れない
部屋がある
□□□□  □   □
・傍聴席へはアクセシブル ・どちらもアクセシブルでない □□□□  □   □
・同上 ・同上 □□□□  □   □
・議員控え室はアクセシブル ・面会室はアクセシブル ・同上 □□□□  □   □
・市民関係の窓口は全て
アクセシブル
・一部利用できないが、
代替策がある
(職員の方からきてくれるなど)
・利用できない部署がある □□□□  □   □
・法廷、傍聴席の一部に
車いすで入れる
・どちらもアクセシブルでない □□□□  □   □
・椅子やテーブルは移動でき、
テーブルは車いすや
膝が当たらない
・テーブルや椅子を移動できる ・固定座席で車いすで入れる
スペースがない
□□□□  □   □
・仮設スロープを用意してある ・段差・階段がある □□□□  □   □
・固定黒板で上の方は書けない □□□□  □   □
・配慮がない □□□□  □   □
・流しの前に車いすがつくことができる ・狭くてはいれない □□□□  □   □
□□□□  □   □
・長いレバー式のもの ・つまむタイプのもの □□□□  □   □
・鍋の中が見えない程高い □□□□  □   □
・言えば出してくれる ・置いていない □□□□  □   □

【各種公共施設の固有の建物要素や設備-2】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
(図書館)
★視覚障害者へのサービスがあるか
 
 
・点字図書や点字ニュース
・対面朗読室がある
・拡大読書器やピンディスプレイがある
★聴覚障害者へのサービスがあるか ・文字放送つきテレビやビデオライブラリー
★書架は利用しやすいか ・通路が広く、本棚が低く設置されている
検索カードは見やすいか ・低く設置されている
コンピュータ検索システムは
視覚障害者が利用できるか
・点字入力や音声出力がある
(博物館・美術館)
★照明の仕方は適切か
 

★触れることのできる展示品はあるか ・触察図画(触れて見る絵)や、
彫刻など立体のもののコピーがあり、触れることができる
★聴覚障害者へのサービスがあるか ・文字放送つきテレビやビデオライブラリー
★展示品の説明を聞くことができるか ・案内説明をする係員がいる
★休憩所 ・一定間隔でベンチやソファがある
(学校)
★建物はアクセシブルか
 
 
・校舎だけでなく、体育館、学生会館、寮など
全ての建物がアクセシブル
★教室はアクセシブルか ・固定座席の場合、車いす用の座席がある
・動かせる座席の場合、車いす用の座席をどこでも作れる
・通路が車いすで通れる
・黒板へ車いすで近づける
★カリキュラムや試験上の配慮があるか ・障害によって受けにくい科目や、
ハンディを軽減するさまざまな対策がある
★視聴覚障害に対する設備の配慮があるか 視聴 図書館の項を参照
(病院)
★患者の呼出はどのように行われているか
(受付、会計、薬局、外来窓口など)
 

 
 
・正確で明瞭な放送で呼び出す
 
・大きくて見やすい電光文字や整理券番号の掲示で呼び出す

【各種公共施設の固有の建物要素や設備-2】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・通路が広く、歩いている人と
すれ違える
・車いすが通れる ・車いすが通れない □□□□  □   □
・上部が見にくい ・全体に見にくい □□□□  □   □
□□□□  □   □
・近くで見ると照明が反射して
展示品が見えなくなる
・暗くて弱視の人に見えない
□□□□  □   □
 
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・イヤホーンで聞く無線放送ガイドが
ある
・展示品の前でガイドの放送が
流れている
・ボタンを押すとガイドの放送が
流れる
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・構内の建物はアクセシブル ・一部の建物はアクセシブルでないが、
代替策がある(教室の変更など)
・建物がアクセシブルでなく、
配慮がない
□□□□  □   □
・固定座席の場合、車いす用の
座席がある
・動かせる座席の場合、
車いす用の座席をどこでも作れる
・通路が車いすで通れる
・動かせる座席の一部を車いす用に
作れる
・車いすの座席を設けられない □□□□  □   □
・障害によって受けにくい科目や、
ハンディを軽減する対策が一部ある
・配慮がない □□□□  □   □
□□□□  □   □
・放送で呼び出す
 
・電光文字や整理鍵番号の掲示で
呼び出す
・声で呼び出す ・電光文字や整理券番号の
掲示で呼び出す
・放送や声で呼び出す
□□□□  □   □
 
□□□□  □   □

【各種公共施設の固有の建物要素や設備-3】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
(スーパー)
★商品の陳列は適当か
車視 ・通路をふさがず、陳列棚が低くなっている
★レジは通りやすいか ・車いすで十分通過できる広さ(90cm以上)
サッカー台(品物を袋につめる台)は利用しやすいか ・高さが適当(70cm程度)で、
車いすのフットレストが入るよう台の下が開いている
・ロールの袋やセロテープに手が届きやすい
★店員は、障害者ができないことを手伝ってくれるか
・案内、商品の説明などをする
・高いところの商品をとる、袋詰めをしてくれる
(飲食店)
★通路はアクセシブルであるか
・車いすと人が十分すれ違える
★座席まで案内してくれるか ・座席まで案内してくれる
★テーブルに車いすでつきやすいか ・テーブルの下に車いすが正対して入れる
★椅子は自由に動かせるか ・椅子を簡単に移動できる
★点字メニューは用意してあるか ・店員から必要かどうか聞いてくる
★手に障害がある人に対し、箸の代わりに
スプーンやフォークを用意してくれるか。
また、料理のカッティングをしてくれるか
・店員から必要かどうか聞いてくる
(銀行、信用金庫、郵便局)
★お客の呼出はどのように行われているか
視聴 病院の項を参照
★ATM機、CD機、自動振込機などは利用しやすいか
 
 

・ボタン式で点字表示付き
・音声で操作ガイドがある
・ピンディスプレイで金額等を確認できる
・文字と光で操作ガイドがある
・機械に正対してつけられる
・画面が見やすい位置にあり、ボタンやパネルを
押しやすい
(劇場、映画館)
★車いすで鑑賞できるスペースがあるか
 

・車いす用スペースを全体の座席数に
応じて設けている
(遊技場、パチンコ店、ゲームセンター)
★通路は車いすで通行できるか
・車いすが楽に通行できる
★座席は移動できるところがあるか ・全体の台数に応じ車いすでゲーム台に
アクセスできるスペースが設けられている

【各種公共施設の固有の建物要素や設備-3】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・通路へはみ出す商品がない ・商品が通路を塞いでいる
・高く積み上げて、ぶつかると崩れる
□□□□  □   □
・車いすで通過できる ・車いすで通過できない □□□□  □   □
・高さが適当(70cm程度)で、
車いすのフットレストが
入るよう台の下が開いている
・高さが適当 ・高さが高すぎる □□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・車いすで通行可能 ・車いすで通行不可 □□□□  □   □
・案内しない □□□□  □   □
・テーブルに車いすや足がひっかかる □□□□  □   □
・椅子を移動できる ・固定椅子で移動できない □□□□  □   □
・点字メニューがあることの掲示がある ・点字メニューがある ・ない □□□□  □   □
・対応の用意がある ・頼めばしてくれる ・対応できない □□□□  □   □
□□□□  □   □
・ボタン式で点字表示付き
・音声で操作ガイドがある
 
・画面が見やすく、
ボタンやパネルを押しやすい
・ボタン式で点字表示付き
 
・操作順にランプがつく
・点字表示なし
・タッチパネル式
・音声のみのガイド
・画面が読みにくい
□□□□  □   □
 
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・1ヶ所以上車いす用のスペースを
設けている
・車いすでいられる
空きスペースがある
・車いすで入る場所がない □□□□  □   □
・車いすが何とか通れる ・通行できない □□□□  □   □
・1ヶ所以上車いすでゲーム台に
アクセスできる
・座席を移動できる ・固定椅子で車いすでは利用できない □□□□  □   □

【各種公共施設の固有の建物要素や設備-4】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
(結婚式場)
★式場、披露宴会場、着付け室、控え室、
写真室などへはアクセスできるか
 
(葬儀場)
★焼香台、献花台などへアクセスできるか
(宿泊施設)
★アクセシブルな客室があるか
 
 
・客室数に応じてアクセシブルな部屋を用意してある
(資料P  参照)
★洋式の客室
★ドアは車いすが通行できる幅(内のり)であるか
ドアの開閉は楽にできるか

・自動ドア
ルームナンバーは視覚障害者に確認できるか ・点字、拡大文字表示がある
★鍵は掛けやすいか
錠の高さは鍵を掛けやすい位置か
・錠の高さが適切(100cm程度)
手に障害のある人に掛けやすい鍵か ・番号ボタン式など
視覚障害者に掛けやすい鍵か
★聴覚障害者のために音を
光や振動に変える設備を用意しているか
(チャイムをフラッシュライト、
目覚ましをバイブレーターなど)
・客室数に応じて設備のキットを用意している
★客室内は車いすが回転できるスペースがあるか ・全体に回転できるスペースがある
★ベッドサイドテーブルの設備は使用できるか ・ベッド間が90cm以上離れていて、
車いすがテーブルに近づける
★視覚障害者向けの利用ガイドは用意されているか ・利用ガイドの点字版、拡大文字版が用意されている
・テレビにガイドチャンネルがある

【各種公共施設の固有の建物要素や設備-4】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・婚礼に関するすべての部屋へ
アクセスできる
・アクセスできない部屋がある □□□□  □   □
・葬儀に関係するすべての部屋と
設備にアクセスできる
・アクセスできないところがある □□□□  □   □
・最低1ヶ所以上アクセシブルな
部屋がある
・館内に車いす用のトイレと浴室がある ・配慮がない □□□□  □   □
・80cm以上ある
・開閉が軽く、
つかみやすい取っ手がある
・開閉しやすい ・車いすが通行できない
・開閉が困難
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・触察できる浮き彫り文字 ・配慮なし □□□□  □   □
・錠の高さが130cm以下 ・錠の位置が高い □□□□  □   □
・普通の鍵、カード式 ・鍵を回しながら扉を開閉する □□□□  □   □
・ルームナンバーのわかる普通の鍵
・カード式で方向がわかる
・番号ボタン式で数字位置がわかる
・普通の鍵 □□□□  □   □
・1部屋分以上の設備のキットがある ・配慮がない □□□□  □   □
・回転できるコーナーがある ・部屋には入れるが回転は困難 ・部屋の中にはいれない □□□□  □   □
・ベッドを動かせば車いすが
テーブルに近づける
・狭くてテーブルに近づけない □□□□  □   □
・テレビにガイドチャンネルがある ・口頭説明のみ ・配慮なし □□□□  □   □

【各種公共施設の固有の建物要素や設備-5】

調査項目と設問 障害種別 アクセシブル
◎(優 A)
★クローゼットは利用しやすいか ・扉の前にスペースが十分あり、扉の開閉に支障がない
・ハンガーを吊るすバーの高さを上下に移動できるか、低い位置にある
★化粧台は使いやすいか ・化粧台の前は回転できるスペースがある
・台の下が空いていて車いすや膝が当たらない
・鏡が低い位置にある
★カーテンの開閉はやりやすいか ・自動式
★スイッチ、コンセントの位置は適切か ・高さが手の届く範囲にあり、その前まで車いすで近づける
・夜間でもわかるスモールライトがついている
★トイレ・バスルームは使いやすいか
入り口はアクセシブルか
 
 
・ドアの前で車いすが回転できるスペースがある
・ドア幅が80cm以上ある
・段差がない
トイレ・バスユニットの場合、
内部のスペースは広いか
・車いすが楽に回転でき、トイレ、バス、洗面台に自由に近づける
トイレ 車いす用トイレの項参照
洗面台   同上
バスは使いやすいか ・浴槽の高さが車いすの座面とほぼ同じ
・浴槽の縁に腰を掛けるスペースがある
・浴槽の底が滑りにくい
・浴槽の周りに手すりを設置
・シャワーがフックからはずしたり、掛けたりしやすい位置にある
★大浴場がある場合、そこへのアクセスは ・入り口、更衣室、大浴場すべてアクセシブルで、
車いすで浴槽の縁まで行ける
★アクセシブルな家族風呂があるか ・ある

【各種公共施設の固有の建物要素や設備-5】

アクセシブル  - 非アクセシブル ◎○△×該当ナシ不明
○(良 B) △(可 C) ×(不可 D)
・扉の開閉に支障がなく、
ハンガーのバーが低い
・扉の開閉ができるが、バーが高い ・扉の開閉が困難 □□□□  □   □
・台の下が空いていて車いすや
膝が当たらない
・鏡が低い位置にある
・鏡が低い位置にある ・正面に向けず、鏡の位置が高い □□□□  □   □
・カーテンまで車いすで近づけ、
開閉が軽い
・カーテンまで車いすで近づける ・カーテンまで近づけない □□□□  □   □
・高さが手の届く範囲にあり、
その前まで車いすで近づける
・高さが手の届く範囲にある ・位置が高(低)すぎる
・車いすで近づけない
□□□□  □   □
・ドアの開閉に支障がない
・ドア幅が80cm以上ある
・段差がない
・ドアが開閉できる
・車いすが通れる
・段差が2cm以下
・ドアの開閉が困難
・車いすが通れない
・段差が大きい
□□□□  □   □
・車いすが回転でき、トイレ、バス、
洗面台に近づける
・車いすが入れるが回転は困難で、
トイレ、バス、洗面台へは
近づけても向きを変えられない
・車いすで入れない □□□□  □   □
□□□□  □   □
□□□□  □   □
・浴槽の縁が狭いが、
台を用意してある(以下、Aに同じ)
・手すりが一方にしかない
(以下、Aに同じ)
・浴槽が高(低)すぎる
・浴槽の縁の幅が狭い
・手すりがない
・シャワーに届かない
□□□□  □   □
・入り口、更衣室、大浴場まで
車いすで行ける
・階段がある □□□□  □   □
・アクセシブルでない
・家族風呂がない
□□□□  □   □

主題:
●障害をもつ人の住みよいまちづくりをすすめる 「アクセス環境改善評価指針」策定委員会 報告書 NO.2
23頁~55頁

発行者:
社会福祉法人 全国社会福祉協議会

発行年月:
1995年03月

文献に関する問い合わせ先:
社会福祉法人 全国社会福祉協議会
〒100 東京都千代田区霞が関3-3-2新霞が関ビル
TEL.03(3581)4655 FAX.03(3581)7858(地域福祉部)
TEL.03(3581)6502 FAX.03(3581)2428(障害福祉部)