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開会挨拶

公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会
常務理事 福母 淳治

本日は幅広い分野の方々にご参加いただき、主催者として大変ありがたく存じております。

公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会は、近年の東日本大震災をはじめとする災害に対しまして、障害当事者団体を中心とする「日本障害フォーラム(JDF)」の構成団体及び事務局として、関わってまいりました。

また、障害者と災害の課題に取り組むため、協会独自事業として、昨年度から2か年事業として、本日ご登壇いただきます熊本学園大学教授である弁護士の東俊裕さま、国立障害者リハビリテーションセンター研究所の北村弥生さまはじめ、自治体の担当部門、障害者団体および関係事業所から参加いただき検討会を設け検討してまいりました。昨年度は全国の自治体に対するアンケート調査を実施し、この内容については、報告書をまとめ、各自治体や関係団体に送付するとともに、私どものホームページでも掲載しております。今年度は、その調査結果を踏まえ、各地の事例調査を行いました。今年度の成果については、本日のシンポジウムの内容も含め、報告書としてまとめ、公表してまいります。

本日のシンポジウムは、これまでの2年間の取り組みを踏まえ、「障害インクルーシブな防災について考える~誰も取り残されない防災への実践~」というテーマで開催するものでございます。

まず、熊本地震の際に、被災された障害者の救援、支援に東奔西走された東俊裕さまに「障害インクルーシブな防災とは」と題して講演いただきます。次に別府市共創戦略室の村野淳子さまに、障害インクルーシブ防災の実践に向けた別府市の取り組みについて、講演いただきます。そのあと、4つの地域の事例報告をパネルディスカッションの形式で北村弥生さまに進めていただくこととしております。本日のシンポジュウムがご参加の皆様の今後の活動に役立つものとなれば大変幸いに思います。

最後になりますが、本シンポジウムの開催にご協力いただきました皆さまにお礼を申し上げます。また、本事業は全国労働者共済生活協同組合連合会、全国生活協同組合連合会、教職員共済生活協同組合連合会さまからの助成をいただいて開催いたしております。ここに感謝を申し上げまして、開会の挨拶とさせていただきます。