■シンポジウム 障害インクルーシブな防災について考える 参加者アンケート結果 (2018年12月20日) ●今回のシンポジュウムをどのようにお知りになりましたか。 メールでの案内 15 郵便 0 リハ協ホームページ 5 その他ホームページ 1 チラシを見た 2 知人・友人から 15 その他 12 *回答者数50、複数回答 ●現在、ご自身のお仕事や活動で、要配慮者を含めた「誰もとりのこさない」ための防災に携わっていらっしゃいますか? はい 24 携っていない 8 今後取り組む予定・取り組みたい 17 無回答 1 *回答者数50、複数回答 <主な自由記述> (1)「はい」と回答された方 地域の関わり方法に役立ったこと 就労継続支援事業所なので、通所利用時の防災支援はできるが、利用者が在宅、外出時に身を守れるような支援を取り組み始めている。 特別支援学校との取り組み ジェンダー多様性の視点からの復興 自主防災組織や、行政、各地域の福祉機関と連携とれた共助、公助について具体的に検討していきたい。 重度障害者です、事務所で防災に対し取り組みをしているが、災害対策課との話ををしている。 重度障害者の避難訓練など、当事者、地域の保健師、障害者担当者とカンファレンスを開いて検討している(都内) 要援護者支援の懇談会を続けている(年数回)高校生対象の「災害時御用聞き支援」プランの広報活動(在宅避難者仲介)「QRコード版お薬手帳カード」の開発 災害時の栄養問題を研究しており、配られる食事が食べられない方への支援を重点課題としています。 聴覚障害者と災害対策部を立ち上げ毎回テーマを決めて防災ワークショップと1年に1-2回開催している。 区の災害ボランティア登録者、防災フェスタの運営委員として、要支援者WGに参加。やるべきこと、やれることやり方を共に考え、発災時にはボランティアとして参加予定 障害者の防災を考える会で活動している。行政が作成するよう支援者避難計画作成に協力 区の社会福祉協議会で「みんなで助かる防災について考える講座」を開催し、災害時要配慮者の方を交えたトークショー、グループワークなどおこなっています。2月には、区内ケアマネージャーを対象に個別計画づくりをテーマにした講座を開催予定です。 研究調査、シンポジュウムのなどの開催、学校との防災事業、地元での障害団体とのワークショップ 自立支援協議会で防災プロジェクト(部会)の事務局を担当している。昨年度は、モデル地区の自治会の協力があり、地域避難訓練を実施することができた。 (2)「今後取り組む予定・取り組みたい」と回答された方 会社の従業員、社員(その家族を含む)に対する支援 障害者団体と地域で本日の話を参考に活動していきたい 聴覚障害は、普段の付き合いなどで難聴であること、補聴器の限界など知ってもらう必要がある。伝え難い障害なので、聴覚障害は本人の申し出がないと支援も難しい。 東京オリンピック、パラリンピック競技大会組織委員会では、災害に関する防災対策を考えるべきです。競技会場を含めて非競技会場(選手村など)の適切な避難を考えなければなりません。 所属の自治会では、まったく取り組みの対象となっていないが、防災訓練のたびに近くのグループホーム(知的)の方が参加してくださる。自治会員の意識に(障害の有無でなく)民でという考え浸透するのが第一歩だと考えている。世間から見れば遅れているのでしょうが。 妊婦さんや小さな子供のいる家庭も含めた災害訓練。外国人へも情報提供。 地域の肢体不自由児父母の会の会長をしております。区の個別支援計画作成のため、聞き取りをしている状態から、作成されるまで時間のかかる事を想定して、会員同士で地域の防災訓練などへどのように参加しやすくなるかを考えています。 ●今回のプログラムの中で、印象に残った点や、今後のご自身の取り組みに役立ちそうな点がありましたら、ご記入ください。 講演1 災害と障害 32 講演2 障害インクルーシブな防災の実践に向けて 34 講演3 事例報告(パネルディスカッション) 26 *回答者数50、複数回答 <主な自由記述> 講演1: 東先生の話をもっと聞きたい 説明いただいた問題意識は、日常的に役立つ、共有できます。 助けられた被災者と助けられなかった被災者の差は、包括的ケアだけで片付くのか 講演2:障害者は、福祉だけでなく、地域とのつながりが大切だと思った。 実際に声を出す障害の親子と地域の人のディスカッションが印象的だった。 地域と障害者が具体的な課題を通じてコミュニケーションをとり、実践しているのはすばらしい。 福祉避難所について聞きたかった。 地域を巻き込む方法を教えてもらった。 講演3:大洲の事例発表は具体的だった。 トイレの運用について、計画を練っておく必要があると思った。 宣伝カーで呼びかけをしても聞こえない人が取り残されてしまう。行政とどのように取り組むか。 学校教育がインクルーシブであれば、障害への配慮の視点が育てられる。 ●シンポジウム全体の感想や、今後防災等の取り組みについて、当協会に期待することなどあればご記入ください。 <主な自由記述> 聴覚障害者ですので、上記の講演の内容をまとめた資料が欲しい。その資料を参考にしたい。 障害者が参加できる防災イベント、まずは気軽に参加できるものがあればよい。障害者自身がまず知ることが大切。周りに助けを求めることができないので。 社会、地域、行政を敵とせず、協働できるような伝え方もあるので、そこについて教えて欲しい。 もう少し具体的にどんなことがえきるのか、提案などをいただければ役立つ(お勧めの政策、対応など)。 対策は、平時から。地域、周囲の人との関わり印象深かった。 素敵な講座を企画していただき、ありがとうございました。「みんなで助かる防災について考える講座」をよくしていくヒントをたくさんいただきました。今後とも降参かされたみなさまと連携して、インクルーシブな防災を広げていくことができればいいと思っています。私も微力ながら携っていきたいと思います。 各地での実践をうかがう貴重な機会でした。ありがとうございました。地域での横のつながりの大切さが強調され、どこでどんな災害が起こっても最後の命綱は顔の見える関係なのだと感じた。 もっとゆったりとした時間に再度やってください。 企業防災に携ってきましたが、会社という中でも障害インクルーシブな防災の取り組みが必要かつ重要であると痛感しました。 障害者に配慮することが、地域防災力upですよというようなPRはできませんか。そもそも地域の意識の高い人々の再組織化が私の住む場所では問題です。 都市部では、外来者も多く住んでいる人以外の人が一緒に避難することもある。それこそ、どいう困り方をしているのかまったく分からない。どうやってそこを分かってお互い安全安心に避難できるか。そのような「ごちゃまぜ」の避難訓練、避難所は必要。 以上