こんなとき、どうすればいいか?!①
- 知らない人と一緒に急いで逃げることになる。
→ 急に手を握られること、体を触れられることはとても苦手です。できれば、そばにいって、顔をみながら、「一緒に逃げます」「安全なところに行くから、ついてきてください」などと言葉で繰り返します。緊急以外は、体にはできるだけ触れずに「とるべき行動(「とってはいけない行動」よりも)」を端的に、具体的に伝え、まねをさせるようにします。
- 「避難所」という場所などで、たくさんの知らない人がいるところで過ごすことになる。
→ ざわざわした音や、いろいろな人の匂い、体温などが不快感や不安感を与えることがあります。できるだけコーナーの場所を居場所として選び、パーティションで仕切ったり、イヤーマフで音を調整したり、マスクで匂いを和らげたりします。また、好きなこと、熱中できるものを与えたり、気分転換にボランティアに外へ連れ出してもらったりしましょう。いつもと違う場所なので、トイレや水飲み場など必要な場所を絵カードなどでわかりやすく表示しておくと安心します。
- 電気や水が何日も使えなくなる。
→ 当たり前のことが当たり前でなくなることに、人一倍動揺してしまいます。聞き分けがないと決めつけず、「停電で電気がつきません」「地震で水が出ません」と伝え、使える時期が予測できれば、「いついつ電気がつきます」「○日になれば水が出ます」と知らせます。高学年の子どもには、電気や水がない代わりに、何かができるかを説明します。たとえば、ろうそくの火やウェットティッシュの使用について伝えます。