こんなとき、どうすればいいか?!②
- いつも食べていたものを食べること、いつも観ていたテレビ番組を観ること、いつも遊んでいたゲームをすることができなくなる。
→ 「いつもと違う」ということがとても苦手で不安になる彼らであることを理解しておきましょう。そのうえで、繰り返し、冷静に(これが大事)、「今はいつもどおりができないこと」を説明し、可能な限り、「その代りにできること」を具体的に伝えます。ただ、「できない」だけでは不安が高まるだけです。また、「できないこと」と「できること」を、紙に書いて見えるところに貼るようにしましょう。
- 深刻なニュースやショッキングな場面を流すテレビが一日中つけっぱなしになる。
→ 複数のテレビがあれば、一台は子どもが観れる番組にしてもらいましょう。また、映像はなしで、音だけを流してもらうように配慮します。子どもが不安になるような内容は「聞いていないだろう」「分からないだろう」ではなく、「気になることがあれば、お父さん(お母さん)に聞いていいよ」と伝えましょう。
- ものをもらうときやトイレにいくときなど、長い列で長い時間、並ぶことになる。
→ 何もすることがなく、ただ並んで待つというのは苦手です。彼らの性格がダメなのではなく、彼らの脳が対応できないのです。待っている間に、何かすること(一人でできるゲームや、本、手遊びなど)を考えておいたり、あるいは、誰かに代わりに並んでもらったりします。一人で留守番をさせなけれならない時もあるので、できれば、普段から子どもの特徴を簡潔に説明する方法を考えておきましょう。