こんなとき、どうすればいいか?!③
- 高齢者や赤ちゃん、具合が悪い人がいるので、静かにしなければならない。
→ 「ここでは静かにします」と伝え、紙に書いて見えるところにも貼っておくようにします。避難場所が広いところだと、子どもは「大声をだしていい」「大暴れをしても許される」と勘違いする場合があります。「今は、いつもと違います」と伝え、「声の大きさものさし」等を活用して適切な声の大きさを示したり、話していい時間といけない時間を明示したりしましょう。いつも以上におしゃべりになるのは不安であるからかもしれません。怒ったり、無理に黙らせたりするよりも、どうしたら少しでも安心できるか考えて行動しましょう。情報をわかりやすく伝え共有したり、お気に入りのものをそばにおいたり、緊張をほぐすために、人がたくさんいるところから一時的に離れる時間をつくってみるのもいいと思います。
- 一度にたくさんの話し声が聞こえたり、マイクを使った大きな声が聞こえる中で過ごすこともある。
→ 音に敏感な子どもが多いです。そのため、様々な大小の音や声がする場に長時間いることは他の人以上にストレスとなります。大きな音や響く声を嫌がるだけでなく、ささやき声や低い声が不快でしかたない人もいます。「我慢」などという意思の問題だけではすまないこともあるため、イヤーマフを使ったり、毛布やフード付きの服などで頭をくるんでみたりすることをすすめてみましょう。ヘッドホンで好きな音楽を聞かせることもひとつの方法です。また、時々人がいない場所に連れ出し、気分転換をさせるようにします。