盲ろう者のしおり1998-盲ろう者福祉の理解のために-
参考資料 4
社会福祉法人 全国盲ろう者協会の歩み
- 1981(昭和56)年11月
- 東京に盲ろう者 福島智君の大学生活を支援する「福島智君とともに歩む会」が発足。
- 1984(昭和59)年
- 大阪に盲ろう者 門川紳一郎君の大学生活を支援する「門川紳一郎君と共に歩む会」が発足。
- 1988(昭和63)年12月
- 東京で、盲ろう者福祉に関心のある人々により「新しい盲ろう者の会設立準備会」が結成され、次の方針が採択された。
1.毎月交流会を開催し、この交流会で「会のあるべき姿」を模索する。
2.将来的には全国組織とし、法人化して会の基盤固めをする。
3.当面、通訳者の養成と派遣、機関誌の発行、点字電話器の開発、盲ろう児の教育方法の開発、盲ろう者用施設の建設等を目標に活動をする。 - 1989(平成1)年12月
- 大阪にも「新しい盲ろう者の会 関西準備会」が結成される。
- この間東京の「新しい盲ろう者の会 設立準備会」は、法人設立について、厚生省・東京都に打診すると共に企業に基金拠出を要請。多くの協力の下に、社会福祉法人の認可申請の準備をした。
- 1990(平成2)年10月
- コミュニカ創刊号を発行、以降毎年2回刊行。
- 1991(平成3)年3月
- 社会福祉法人として厚生省により認可される。
- 社会福祉・医療事業団等の助成を受けて次の事業を開始した。 1.在宅盲ろう者に対する通訳・介助者(訪問相談員)派遣事業
2.通訳省養成事業(全国大会・コミュニケーション講習会等)
3.機関誌の発行
4.地方都市体制整備(盲ろう者友の会開催の支援等)事業
5.ブリスタ(盲ろう者用点字タイプライター)の貸与事業
6.機器の開発
7.盲ろう児教育の研究
(ただし、一部については、法人認可以前に事業開始) - 1991(平成3)年4月
- 日本船舶振興会の補助を受けて次の事業を開始する。 1.盲ろう児教育方法の研究(平成6年度まで)
2.盲ろう者用点字電話機の開発(平成6年度まで)
3.東京盲ろう者友の会育成事業(平成5年度まで) - 1991(平成3)年8月
- 「協会だより」第1号の発行、以降毎年1回刊行。
- 第1回全国盲ろう者大会(於宇都宮市)を開催、以降毎年開催。
- 1993(平成5)年4月
- 厚生省より「盲ろう者向け通訳者養成研修会開催事業」の委託を受ける。
- 1994(平成6)年4月
- 厚生省より「盲ろう者更生相談等事業」の委託が追加される。
- 1995(平成7)年3月
- パンフレット「目と耳の両方が不自由な子どもたちのために」完成。
- 1995(平成7)年10月
- 全国盲ろう者実態調査の実施。
- 1996(平成8)年3月
- 「盲ろう者のしおり」作成、全市町村の福祉担当者に送付。
- 1996(平成8)年10月
- 盲ろう者向け通訳者養成研修会の受講対象者を全国に拡大して実施。
- 1997(平成9)年6月
- 盲ろう者友の会支援事業の開始(社会福祉・医療事業団助成事業)。
主題・副題:
盲ろう者のしおり 1998