【別添2】ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)の結果(詳細版)
生活実態調査においては、1,341人から回答を得た。
生活実態調査の集計表凡例
◇ 択一式の場合
表1-1 問1-1 具体的な寝場所
人数 | %(※2) | 有効%(※3) | |
公園 | 312 | 23.3 | 28.2 |
道路 | 176 | 13.1 | 15.9 |
河川 | 321 | 23.9 | 29.0 |
駅舎 | 104 | 7.8 | 9.4 |
その他 | 193 | 14.4 | 17.5 |
有効回答数 | 1,108 | 82.5 | 100.0 |
無回答 | 9 | 0.7 | |
非該当(※1) | 226 | 16.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
※1「非該当」… 生活実態調査回答者全員が答える必要のない問(枝問)における回答不要者の数及び割合
※2「%」 … 生活実態調査回答者全員(1,341人)に占める割合
※3「有効%」 … 有効回答数(1,106人)に占める割合
◇ 複数選択式の場合
表6-1 問6-1 現在している仕事の内容
(複数回答) | 件数 | 回答%(※1) | ケース%(※2) |
建設日雇 | 73 | 8.2 | 9.0 |
廃品回収 | 623 | 70.3 | 77.7 |
運輸日雇 | 22 | 2.5 | 2.7 |
その他の雑業 | 25 | 2.8 | 3.1 |
その他 | 145 | 16.2 | 17.9 |
有効回答数 | 893 | 100.0 | 110.5 |
有効回答者数 | 808 | 60.3 | |
無回答 | 2 | 0.2 | |
非該当 | 531 | 39.6 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
※1「回 答%」… 有効回答数(893人)に占める割合
※2「ケース%」… 有効回答者数(808人)に占める割合
第1章 調査対象者の基本的属性
本章では、生活実態調査対象ホームレスの基本的属性を「性別」、「年齢」で表した。
1 性別
性別は、有効回答数1,300人のうち、男性1,241人(95.5%)、女性59人(4.5%)であった。
人 | % | 有効% | |
男性 | 1,241 | 92.5 | 95.5 |
女性 | 59 | 4.4 | 4.5 |
有効回答数 | 1,300 | 96.9 | 100.0 |
無回答 | 41 | 3.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
2 年齢分布
年齢分布は下表のとおりである。最も多かったのが「60~64歳」341人(25.7%)、次いで「55~59歳」243人(18.3%)、「65~69歳」220人(16.6%)であり、これらの合計が全体の60.6%を占めている。
年齢分布 | 人 | % | 有効% |
19歳以下 | 0 | 0.0 | 0.0 |
20~24歳 | 3 | 0.2 | 0.2 |
25~29歳 | 7 | 0.5 | 0.5 |
30~34歳 | 7 | 0.5 | 0.5 |
35~39歳 | 33 | 2.5 | 2.5 |
40~44歳 | 69 | 5.1 | 5.2 |
45~49歳 | 88 | 6.6 | 6.6 |
50~54歳 | 145 | 10.8 | 10.9 |
55~59歳 | 243 | 18.1 | 18.3 |
60~64歳 | 341 | 25.4 | 25.7 |
65~69歳 | 220 | 16.4 | 16.6 |
70~74歳 | 114 | 8.5 | 8.6 |
75~79歳 | 43 | 3.2 | 3.2 |
80歳以上 | 15 | 1.1 | 1.1 |
有効回答数 | 1,328 | 99.0 | 100.0 |
無回答数 | 13 | 1.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
第2章 路上(野宿)生活について
1 路上(野宿)生活の形態
路上(野宿)場所については、「一定の場所で決まっている」が1,115人(83.2%)、「決まっていない」が225人(16.8%)となっている。(表1)
表1 問1 寝ている場所はだいたいいつも決まっていますか。
人 | % | 有効% | |
1.一定の場所で決まっている | 1,115 | 83.1 | 83.2 |
2.決まっていない | 225 | 16.8 | 16.8 |
有効回答数 | 1,340 | 99.9 | 100.0 |
無回答 | 1 | 0.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
なお、「一定の場所で決まっている」者の具体的な場所としては「河川」が最も多く321人(29.0%)、次いで「公園」が312人(28.2%)となっている。(表1-1)
表1-1 問1-1 問1で「1.一定の場所で決まっている」と答えた方について、具体的に はどこですか。
人 | % | 有効% | |
1.公園 | 312 | 23.3 | 28.2 |
2.道路 | 176 | 13.1 |
15.9 |
3.河川 | 321 |
23.9 |
29.0 |
4.駅舎 | 104 | 7.8 | 9.4 |
5.その他 | 193 | 14.4 | 17.5 |
有効回答数 | 1,106 | 82.5 | 100.0 |
無回答 | 9 | 0.7 | |
非該当 | 226 | 16.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
野宿の形態については、「テント又は小屋を常設」が最も多く525人(39.2%)、次いで「簡単に敷物を敷いて寝ている」が370人(27.7%)となっている。(表2)
表2 問2 どのようにして寝(野宿)場所をつくっていますか。
人 | % | 有効% | |
1.廃材やダンボール、ブルーシートによるテント又は小屋を常設 | 525 | 39.1 | 39.2 |
2.ダンボール等を利用して寝場所を毎晩つくっている | 281 | 21.0 | 21.0 |
3.簡単に敷物を(寝袋・毛布等)を敷いて寝ている | 370 | 27.6 | 27.7 |
4.寝場所は特につくらない | 109 | 8.1 | 8.1 |
5.その他 | 53 | 4.0 | 4.0 |
有効回答数 | 1,338 | 99.8 | 100.0 |
無回答 | 3 | 0.2 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
2 今回の路上(野宿)生活の期間・継続状況
今回の路上(野宿)生活の期間については、「10年以上」が最も多く341人(26.0%)、次いで「5年以上10年未満」が266人(20.2%)、「1年以上3年未満」が232人(17.7%)となっている。(表3)
表3 問3 今回の路上(野宿)生活をするようになって、どのくらいたちますか。(昔のことは除く)
人 | % | 有効% | |
1ヶ月未満 | 65 | 4.8 | 4.9 |
1ヶ月~3ヶ月未満 | 53 | 4.0 | 4.0 |
3ヶ月~6ヶ月未満 | 66 | 4.9 | 5.0 |
6ヶ月~1年未満 | 83 | 6.2 | 6.3 |
1年~3年未満 | 232 | 17.3 | 17.7 |
3年~5年未満 | 208 | 15.5 | 15.8 |
5年~10年未満 | 266 | 19.8 | 20.2 |
10年以上 | 341 | 25.4 | 26.0 |
有効回答数 | 1,314 | 98.0 | 100.0 |
無回答 | 27 | 2.1 | |
合計 | 1,314 | 100.0 |
今回の路上(野宿)生活の間の居住場所については、「ずっと路上(野宿)生活をしていた」が最も多く885人(66.9%)、次いで「時々、ドヤ、飯場、ホテル等にも泊まっていた」が172人(13.0%)となっている。(表4)
表4 問4 今回の路上(野宿)生活の間、ずっと継続して路上(野宿)生活が続いてますか。または、どこかと行き来していましたか。1つ選んでください。
人 | % | 有効% | |
1.ずっと路上(野宿)生活をしていた | 885 | 66.0 | 66.9 |
2.時々、ドヤ、飯場、ホテル等にも泊まっていた | 172 | 12.8 | 13.0 |
3.病院に一時的に入っていたことがある | 60 | 4.5 | 4.5 |
4.施設に一時的に入っていたことがある | 35 | 2.6 | 2.6 |
5.自立支援センターに一時的に入っていたことがある | 32 | 2.4 | 2.4 |
6.緊急一時宿泊施設(シェルター)に一時的に入っていたことがある | 53 | 4.0 | 4.0 |
7.その他 | 85 | 6.3 | 6.4 |
有効回答数 | 1,322 | 98.6 | 100.0 |
無回答 | 19 | 1.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
3 初めて路上生活をしてからの期間
「初めて路上(野宿)生活をしてからの期間」については、「10年以上15年未満」が最も多く313人(23.8%)、次いで「5年以上10年未満」が300人(22.8%)となっている。(表5)
表5 問5 初めて路上(野宿)生活をしたのは、どのくらい前ですか。
人 | % | 有効% | |
1ヶ月未満 | 28 | 2.1 | 2.1 |
1ヶ月~3ヶ月未満 | 31 | 2.3 | 2.4 |
3ヶ月~6ヶ月未満 | 33 | 2.5 | 2.5 |
6ヶ月~1年未満 | 44 | 3.3 | 3.3 |
1年~3年未満 | 160 | 11.9 | 12.2 |
3年~5年未満 | 180 | 13.4 | 13.7 |
5年~10年未満 | 300 | 22.4 | 22.8 |
10年~15年未満 | 313 | 23.3 | 23.8 |
15年~20年未満 | 114 | 8.5 | 8.7 |
20年以上 | 113 | 8.4 | 8.6 |
有効回答数 | 1,316 | 98.1 | 100.0 |
無回答 | 25 | 1.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
4 仕事と収入の状況
現在の仕事の状況については、「している」が810人(60.4%)、「していない」が531人(39.6%)となっており、約6割の者が何らかの仕事をしている。(表6)
表6 問6 現在収入のある仕事をしていますか。
人 | % | 有効% | |
1.している | 810 | 60.4 | 60.4 |
2.していない | 531 | 39.6 | 39.6 |
有効回答数 | 1,341 | 100.0 | 100.0 |
無回答 | 0 | 0.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、その内容については、「廃品回収」が628人(77.7%)と最も多く、次いで「建設日雇」73人(9.0%)となっている。(表6-1)
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
1.建設日雇 | 73 | 8.2 | 9.0 |
2.廃品回収(アルミ缶・段ボール・粗大ゴミ・本集め) | 628 | 70.3 | 77.7 |
3.運輸日雇(運搬作業、引越し等) | 22 | 2.5 | 2.7 |
4.その他雑業(看板持ち・チケットならび・雑誌の販売など) | 25 | 2.8 | 3.1 |
5.その他 | 145 | 16.2 | 17.9 |
有効回答数 | 893 | 100.0 | 110.5 |
有効回答者数 | 808 | 60.3 | |
無回答 | 2 | 0.2 | |
非該当 | 531 | 39.6 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、現在の仕事による収入月額(ここ3ヶ月の平均)については、「1000~5000円未満」が最も多く520人(66.2%)、次いで「5000~1万円未満」が120人(15.3%)、「1000円未満」が98人(12.5%)となっている。(表6-2)
なお、仕事をしている者の平均月収は約4000円である。
表6-2 問6-2 問6で「1.している」と答えた方について、仕事による収入は月額どれくらいありますか。(ここ3ヶ月くらいの平均)
人 | % | 有効% | |
1000円未満 | 98 | 7.3 | 12.5 |
1000~5000円未満 | 520 | 38.8 | 66.2 |
5000~1万円未満 | 120 | 8.9 | 15.3 |
1~3万円未満 | 46 | 3.4 | 5.9 |
3~5万円未満 | 2 | 0.1 | 0.3 |
5~10万円未満 | 0 | 0.0 | 0.0 |
10~15万円未満 | 0 | 0.0 | 0.0 |
15~20万円未満 | 0 | 0.0 | 0.0 |
20万円以上 | 0 | 0.0 | 0.0 |
有効回答数 | 768 | 58.6 | 100.0 |
無回答 | 24 | 1.8 | |
非該当 | 531 |
39.6 |
|
合計 | 1,341 | 100.0 |
一方、ここ3ヶ月での仕事以外の収入の有無については、「ある」が 238人(17.8%)、「ない」が1,099人(82.2%)となっている。(表7)
表7 問7 ここ3ヶ月間で、仕事以外の収入がありますか。
人 | % | 有効% | |
1.ある | 238 | 17.7 | 17.8 |
2.ない | 1,099 | 82.0 | 82.2 |
有効回答数 | 1,337 | 99.7 | 100.0 |
無回答 | 4 | 0.8 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、その収入源は、「年金」が最も多く85人(35.9%)、次いで「友人・知人からの支援」が57人(24.1%)となっている。(表7-1)
表7-1 問7-1 問7で「1.ある」と答えた方について、具体的には、どのような収入ですか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
1.年金 | 85 | 33.7 | 35.9 |
2.家族からの仕送り | 18 | 7.1 | 7.6 |
3.友人・知人から | 57 | 22.6 | 24.1 |
4.その他 | 92 | 36.5 | 38.8 |
有効回答数 | 252 | 100.0 | 106.3 |
有効回答者数 | 237 | 18.0 | |
無回答 | 1 | 0.1 | |
非該当 | 1,103 | 82.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
表7-2 問7-2 問7で「1.ある」と答えた方について、仕事以外の収入はここ3ヶ月平均してひと月いくらぐらいになりますか。
人 | % | 有効% | |
1000円未満 | 10 | 0.7 | 5.3 |
1000~5000円未満 | 41 | 3.1 | 21.8 |
5000~1万円未満 | 12 | 0.9 | 6.4 |
1~3万円未満 | 32 | 2.4 | 17.0 |
3~5万円未満 | 18 | 1.3 | 9.6 |
5~10万円未満 | 38 | 2.8 | 20.2 |
10~15万円未満 | 29 | 2.2 | 15.4 |
15~20万円未満 | 7 | 0.5 | 3.7 |
20万円以上 | 1 | 0.1 | 0.5 |
有効回答数 | 188 | 14 | 100.0 |
無回答 | 50 | 3.7 | |
非該当 | 1,103 | 87.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
4 路上(野宿)生活で困ること
路上(野宿)生活における困ることについては、「食べ物が十分にないので困っている」が最も多く500人(39.8%)、次いで「入浴、洗濯などができなくて、清潔に保つことができず困っている」が479人(38.2%)、「雨や寒さをしのげず困っている」が465人(37.1%)、となっている。(表8)
表8 問8 路上(野宿)生活の中で、困っていることはどのような事ですか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
1.食べ物が十分にないので困っている | 500 | 19.3 | 39.8 |
2.寝る場所を探すのにとても苦労している | 229 | 8.9 | 18.2 |
3.雨や寒さをしのげず困っている | 465 | 18.0 | 37.1 |
4.入浴、洗濯などができなくて、清潔に保つことができず困っている | 479 | 18.5 | 38.2 |
5.ホームレス同士のいざこざで困っている | 84 | 3.2 | 6.7 |
6.ホームレス以外の人にいやがらせを受けて困っている | 214 | 8.3 | 17.1 |
7.立ち退くよう言われて困っている | 185 | 7.2 | 14.7 |
8.その他 | 429 | 16.6 | 34.2 |
有効回答数 | 2,585 | 100.0 | 206.0 |
有効回答者数 | 1.255 | 93.6 | |
無回答 | 86 | 6.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、特に困っていることは、「食べ物が十分にないので困っている」が201人(27.5%)となっている。(表8-1)
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
1.食べ物が十分にないので困っている | 201 | 26.6 | 27.5 |
2.寝る場所を探すのにとても苦労している | 61 | 8.1 | 8.4 |
3.雨や寒さをしのげず困っている | 127 | 16.8 | 17.4 |
4.入浴、洗濯などができなくて、清潔に保つことができず困っている | 140 | 18.5 | 19.2 |
5.ホームレス同士のいざこざで困っている | 17 | 2.2 | 2.3 |
6.ホームレス以外の人にいやがらせを受けて困っている | 46 | 6.1 | 6.3 |
7.立ち退くよう言われて困っている | 37 | 4.9 | 5.1 |
8.その他 | 128 | 16.9 | 17.5 |
有効回答数 | 757 | 100.0 | 100.0 |
有効回答者数 | 730 | 54.4 | |
無回答 | 611 | 45.6 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
第3章 路上(野宿)生活までのいきさつ
1 路上(野宿)生活直前の仕事、従業上の地位、住居形態、地域
路上(野宿)生活直前の仕事については、「建設・採掘従事者」が613人(46.2%)で建設業関係が約5割となっており、次いで「生産工程従事者」が193人(14.5%)となっている。(表9)
表9 問9 初めて路上(野宿)生活をするすぐ前にやっていた仕事は何ですか。
人 | % | 有効% | |
01.管理的職業従事者 | 8 | 0.6 | 0.6 |
02.専門的・技術的職業従事者 | 28 | 2.1 | 2.1 |
03.事務従事者 | 19 | 1.4 | 1.4 |
04.販売従事者 | 70 | 5.2 | 5.3 |
05.サービス職業従事者 | 103 | 7.7 | 7.8 |
06.保安職業従事者 | 35 | 2.6 | 2.6 |
07.農林漁業従事者 | 9 | 0.7 | 0.7 |
08.生産工程従事者 | 193 | 14.4 | 14.5 |
09.輸送、機械運転従事者 | 72 | 5.4 | 5.4 |
10.建設・採掘従事者 | 613 | 45.7 | 46.2 |
11.運搬・清掃・包装等従事者 | 105 | 7.8 | 7.9 |
12.その他 | 40 | 3.0 | 3.0 |
13.職業なし | 32 | 2.4 | 2.4 |
有効回答数 | 1,327 | 99.0 | 100.0 |
無回答 | 14 | 1.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、路上(野宿)生活直前に就いていた仕事の従業上の地位については、「常勤職員・従業員(正社員)」が542人(42.0%)と最も多く、次いで「日雇」332人(25.8%)、「 臨時・パート・アルバイト」309人(24.0 %)となっている。(表9-1)
表9-1 問9-1 問9で「01」~「12」と答えた方について、その時の立場は何でしたか。
人 | % | 有効% | |
01.経営者・会社役員 | 16 | 1.2 | 1.2 |
02.自営・家族従業者 | 66 | 4.9 | 5.1 |
03.常勤職員・従業員(正社員) | 542 | 40.4 | 42.0 |
04.臨時・パート・アルバイト | 309 | 23.0 | 24.0 |
05.日雇 | 332 | 24.8 | 25.8 |
06.その他 | 332 | 24.8 | 25.8 |
有効回答数 | 24 | 1.8 | 1.9 |
無回答 | 6 | 0.4 | |
非該当 | 46 | 3.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
路上(野宿)生活をする直前の住居形態については、「民間賃貸住宅」が547人(41.1%)で最も多く、次いで「勤め先の社宅や寮」が231 人(17.4%)、「飯場、作業員宿舎」が176人(13.2%)となっている。(表10)
表10 問10 初めて路上(野宿)生活をする前に、住んでいたのはどこですか。1つ選んでください。(路上(野宿)生活中に一時的に泊まったところは除く。路上(野宿)生活が多くなる前の住居)
人 | % | 有効% | |
01.持家(一戸建て、マンションなど) | 121 | 9.0 | 9.1 |
02.民間賃貸住宅(アパート・マンション) | 547 | 40.8 | 41.1 |
03.公営住宅 | 24 | 1.8 | 1.8 |
04.公営住宅以外の公共賃貸住宅(都市機構賃貸住宅(旧公団賃貸住宅)等) | 8 | 0.6 | 0.6 |
05.勤め先の社宅や寮 | 231 | 17.2 | 17.4 |
06.親族・知人宅 | 70 | 5.2 | 5.3 |
07.住込み先 | 37 | 2.8 | 2.8 |
08.飯場・作業員宿舎(飯場など現場に仮設された宿舎) | 176 | 13.1 | 13.2 |
09.簡易宿泊所(ドヤ) | 78 | 5.8 | 5.9 |
10.ビジネスホテル・カプセルホテル・サウナ・24時間営業の飲食店(マンガ喫茶等を含む) | 27 | 2.0 | 2.0 |
11.病院 | 0 | 0.0 | 0.0 |
12.更生施設等の福祉施設 | 4 | 0.3 | 0.3 |
13.自立支援センターやシェルター | 2 | 0.1 | 0.2 |
14.その他 | 6 | 0.4 | 0.5 |
有効回答数 | 1,331 | 99.3 | 100.0 |
無回答 | 10 | 0.7 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
路上(野宿)生活直前に住んでいた地域については、「現在路上(野宿)生活をしている都道府県内の同じ市区町村」が573人(43.0%)、それ以外が759人(57.0%)となっている。(表11)
表11 問11 初めて路上(野宿)生活をするすぐ前に、住んでいた地域はどこですか。
人 | % | 有効% | |
1.現在路上(野宿)生活をしている都道府県内の同じ市区町村 | 573 | 42.7 | 43.0 |
2.現在路上(野宿)生活をしている都道府県内の別の市区町村 | 318 | 23.7 | 23.9 |
3.現在路上(野宿)生活をしている都道府県外の市区町村 | 441 | 32.9 | 33.1 |
有効回答数 | 1,332 | 99.3 | 100.0 |
無回答 | 9 | 0.7 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
2 最も長く従事した仕事、その時の従業上の地位、住居形態、地域
最も長く従事した仕事については、「建設・採掘従事者」が533人(40.2%)で建設業関係が約4 割となっており、次いで「生産工程従事者」が227人(17.1%)、「サービス職業従事者」が140人(10.6%)となっている。(表12)
表12 問12 これまで一番長くやっていた仕事は何ですか。(主な仕事)
人 | % | 有効% | |
01.管理的職業従事者 | 11 | 0.8 | 0.8 |
02.専門的・技術的職業従事者 | 34 | 2.5 | 2.6 |
03.事務従事者 | 28 | 2.1 | 2.1 |
04.販売従事者 | 72 | 5.4 | 5.4 |
05.サービス職業従事者 | 140 | 10.4 | 10.6 |
06.保安職業従事者 | 36 | 2.7 | 2.7 |
07.農林漁業従事者 | 11 | 0.8 | 0.8 |
08.生産工程従事者 | 227 | 16.9 | 17.1 |
09.輸送、機械運転従事者 | 85 | 6.3 | 6.4 |
10.建設・採掘従事者 | 533 | 39.7 | 40.2 |
11.運搬・清掃・包装等従事者 | 84 | 6.3 | 6.3 |
12.その他 | 54 | 4.0 | 4.1 |
13.職業なし | 11 | 0.8 | 0.8 |
有効回答数 | 1,326 | 98.9 | 100.0 |
無回答 | 15 | 1.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、その時の従業上の地位については、「常勤職員・従業員(正社員)」が最も多く755人(57.6%)、次いで「日雇」242人(18.5%)、「臨時・パート・アルバイト」189人(14.4%)となっている。(表12-1)
表12-1 問12-1 問12で「01」~「12」と答えた方について、その仕事をしているときは、どのような立場で働いていましたか。
人 | % | 有効% | |
01.経営者・会社役員 | 20 | 1.5 | 1.5 |
02.自営・家族従業者 | 87 | 6.5 | 6.6 |
03.常勤職員・従業員(正社員) | 755 | 56.3 | 57.6 |
04.臨時・パート・アルバイト | 189 | 14.1 | 14.4 |
05.日雇 | 242 | 18.0 | 18.5 |
06.その他 | 17 | 1.3 | 1.3 |
有効回答数 | 1,310 | 97.7 | 100.0 |
無回答 | 5 | 0.4 | |
非該当 | 26 | 1.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
最も長く従事した仕事に就いていた際の住居形態については、「民間賃貸住宅」が563人(42.5%)、「勤め先の社宅や寮」が249人(18.8%)、「持家」が154人(11.6%)となっている。(表13)
表13 問13 これまで一番長く仕事を行っていた際に、住んでいたのはどこですか。1つ選んでください。
人 | % | 有効% | |
01.持家(一戸建て、マンションなど) | 154 | 11.5 | 11.6 |
02.民間賃貸住宅(アパート・マンション) | 563 | 42.0 | 42.5 |
03.公営住宅 | 31 | 2.3 | 2.3 |
04.公営住宅以外の公共賃貸住宅(都市機構賃貸住宅(旧公団賃貸住宅)等) | 7 | 0.5 | 0.5 |
05.勤め先の社宅や寮 | 249 | 18.6 | 18.8 |
06.親族・知人宅 | 64 | 4.8 | 4.8 |
07.住込み先 | 36 | 2.7 | 2.7 |
08.飯場・作業員宿舎(飯場など現場に仮設された宿舎) | 133 | 9.9 | 10.0 |
09.簡易宿泊所(ドヤ) | 65 | 4.8 | 4.9 |
10.その他 | 22 | 1.6 | 1.7 |
有効回答数 | 1,324 | 98.7 | 100.0 |
無回答 | 17 | 1.3 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
最も長く従事した仕事に就いていた際に住んでいた地域については、「現在路上(野宿)生活をしている都道府県内の同じ市区町村」が511人(38.7%)、それ以外が808 人(61.2%)となっている。(表14)
表14 問14 これまで一番長く仕事を行っていた際に、住んでいた地域はどこですか。
人 | % | 有効% | |
1.現在路上(野宿)生活をしている都道府県内の同じ市区町村 | 511 | 38.1 | 38.7 |
2.現在路上(野宿)生活をしている都道府県内の別の市区町村 | 309 | 23.0 | 23.4 |
3.現在路上(野宿)生活をしている都道府県外の市区町村 | 499 | 37.2 | 37.8 |
有効回答数 | 1,319 | 98.4 | 100.0 |
無回答 | 22 | 1.6 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
3 路上(野宿)生活になった理由
路上(野宿)生活になった理由については、「仕事が減った」が454人(34.0%)と最も多く、次いで「倒産や失業」が362 人(27.1%)、「病気・けがや高齢で仕事ができなくなった」が264 人(19.8%)、「アパート等の家賃が払えなくなった」が225 人(16.9%)となっている。(表15)
表15 問15 今回の路上(野宿)生活をするようになった主な理由は何ですか。あてはまるものをすべて選んで下さい。
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
01.倒産や失業 | 362 | 15.8 | 27.1 |
02.仕事が減った | 454 | 19.8 | 34.0 |
03.病気・けがや高齢で仕事ができなくなった | 264 | 11.5 | 19.8 |
04.労働環境が劣悪なため、仕事を辞めた | 81 | 3.5 | 6.1 |
05.人間関係がうまくいかなくて、仕事を辞めた | 206 | 9.0 | 15.4 |
06.01,02,03,04,05以外の理由で収入が減った | 40 | 1.7 | 3.0 |
07.借金取立により家を出た | 57 | 2.5 | 4.3 |
08.アパート等の家賃が払えなくなった | 225 | 9.8 | 16.9 |
09.契約期間満了で宿舎を出た | 42 | 1.8 | 3.1 |
10.ホテル代、ドヤ代が払えなくなった | 64 | 2.8 | 4.8 |
11.差し押さえによって立ち退きさせられた | 2 | 0.1 | 0.1 |
12.病院や施設などから出た後行き先がなかった | 36 | 1.6 | 2.7 |
13.家庭内のいざこざ | 96 | 4.2 | 7.2 |
14.飲酒、ギャンブル | 102 | 4.5 | 7.6 |
15.その他 | 261 | 11.4 | 19.6 |
有効回答数 | 2,292 | 100.0 | 171.8 |
無回答 | 1,334 | 99.5 | |
非該当 | 7 | 0.5 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
4 路上(野宿)生活をしてからの移動
現在、路上(野宿)生活をしている場所にくる前に、別の場所での路上(野宿)生活経験の有無については、「ある」が673人(50.2%)、「ない」が667人(49.8%)となっている。(表16)
表16 問16 現在の路上(野宿)生活場所にくる前に、別の場所で路上(野宿)生活をしていたことがありますか。
人 | % | 有効% | |
1.ある | 673 | 50.2 | 50.2 |
2.ない | 667 | 49.7 | 49.8 |
有効回答数 | 1,340 | 99.9 | 100.0 |
無回答 | 1 | 0.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、その場所については、「現在路上(野宿)生活をしている都道府県内の同じ市区町村」が383人(57.9%)、それ以外が278人(42.0%)となっている。(表16-1)
表16-1 問16-1 問16で「1.ある」と答えた方について、その場所はどこですか。
人 | % | 有効% | |
1.現在路上(野宿)生活をしている都道府県内の同じ市区町村 | 383 | 28.6 | 57.9 |
2.現在路上(野宿)生活をしている都道府県内の別の市区町村 | 147 | 11.0 | 22.2 |
3.現在路上(野宿)生活をしている都道府県外の市区町村 | 131 | 9.8 | 19.8 |
有効回答数 | 661 | 49.3 | 100.0 |
無回答 | 12 | 0.9 | |
非該当 | 668 | 49.8 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
5 路上(野宿)生活をしている場所に来た理由
現在、路上(野宿)生活をしている場所に来た理由については、「以前住んでいたり、仕事先があったりで、なじみがある」が556人(42.1%)で最も多く、次いで「収入を得られるような仕事(アルミ缶、段ボール集め、建設現場での日雇い労働など)がある」が279人(21.1%)、「前いた場所に居づらくなった」が122人(9.2%)となっている。(表17)
表17 問17 現在路上生活をしているこの市区町村に来た主な理由は何ですか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人 | 回答 | ケース% |
1.以前住んでいたり、仕事先があったりで、なじみがある | 556 | 30.8 | 42.1 |
2.以前の知り合いが誰もいなそうである | 106 | 5.9 | 8.0 |
3.収入を得られるような仕事(アルミ缶、段ボール集め、建設現場での日雇い労働など)がある | 279 | 15.4 | 21.1 |
4.ホームレスが多いと聞いた | 111 | 6.1 | 8.4 |
5.ホームレスのための施策が充実していると聞いた(施設、住宅、パン券・ドヤ券、就労対策、その他) | 62 | 3.4 | 4.7 |
6.ボランティア団体等による炊き出しがある | 98 | 5.4 | 7.4 |
7.前いた場所に居づらくなった | 122 | 6.7 | 9.2 |
8.その他 | 474 | 26.2 | 35.9 |
有効回答数 | 1.808 | 100.0 | 136.8 |
有効回答者数 | 1,321 | 98.5 | |
無回答 | 20 | 1.5 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、その中で特にあてはまるものも、「以前住んでいたり、仕事先が あったりで、なじみがある」が192人(37.9%)が多くなっている。(表17-1)
表17-1 また、特にあてはまるものに◎をつけてください。
(複数回答) | 人 | 回答 | ケース% |
1.以前住んでいたり、仕事先があったりで、なじみがある | 192 | 37.7 | 37.9 |
2.以前の知り合いが誰もいなそうである | 25 | 4.9 | 4.9 |
3.収入を得られるような仕事(アルミ缶、段ボール集め、建設現場で の日雇い労働など)がある |
80 | 15.7 | 15.8 |
4.ホームレスが多いと聞いた | 24 | 4.7 | 4.7 |
5.ホームレスのための施策が充実していると聞いた(施設、住宅 、 パン券・ドヤ券、就労対策、その他) |
12 | 2.4 | 2.4 |
6.ボランティア団体等による炊き出しがある | 28 | 5.5 | 5.5 |
7.前いた場所に居づらくなった | 34 | 6.7 | 6.7 |
8.その他 | 114 | 22.4 | 22.5 |
有効回答数 | 509 | 100.0 | 100.6 |
有効回答者数 | 506 | 38.0 | |
無回答 | 835 | 62.3 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
6 特定地域・場所での就労・求職状況
下記の特定地域・場所での就労・求職状況については、408人(30.4%)が就労又は求職を行っている。(表18)
表18 問18 これまでに東京・山谷、横浜・寿町、大阪・釜ヶ崎、名古屋・笹島などで、 仕事をしたり仕事を探したことがありますか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
1.山谷(東京) | 153 | 25.3 | 37.5 |
2.寿町 | 102 | 16.9 | 25.0 |
3.釜ヶ崎 | 198 | 32.7 | 48.5 |
4.笹島 | 77 | 12.7 | 18.9 |
5.それ以外の山谷、寿町、釜ヶ崎、笹島のような場所(寄せ場)で仕事に就いたり、探したことがある。 | 75 | 12.4 | 18.4 |
有効回答数 | 605 | 100.0 | 148.3 |
有効回答者数 | 408 | 30.4 | |
なし | 929 | 69.3 | |
無回答 | 4 | 0.3 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
第4章 健康状態
1 健康状態
現在の健康状態について、健康状態が「良い」と回答した者が385人(28.8%)、「悪い」と回答した者が358人(26.7%)となっており、回答者の約3 割がどこか身体の具合が悪いと感じている。(表19)
表19 問19 現在、健康状態はどうですか。
人 | % | 有効% | |
1.良い | 385 | 28.7 | 28.8 |
2.悪い | 358 | 26.7 | 26.7 |
3.普通 | 557 | 41.5 | 41.6 |
4.わからない | 39 | 2.9 | 2.9 |
有効回答数 | 1,339 | 99.9 | 100.0 |
無回答 | 2 | 0.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、「悪い」と回答した者のうち、「通院」、「市販薬」などで対処している者が130人(37.3%)と4割弱であり、何もしていない者が226人(62.8%)で6割強となっている。(表19-1)
表19-1 問19-1 問19で「2.悪い」と答えた方について、どのような対処をしていますか。
人 | % | 有効% | |
1.通院 | 67 | 5.0 | 19.2 |
2.市販薬 | 63 | 4.7 | 18.1 |
3.何もしていない | 226 | 16.3 | 62.8 |
有効回答数 | 356 | 26.0 | 100.0 |
無回答 | 2 | 0.0 | |
非該当 | 983 | 74.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
次に具体的な自覚症状については、「歯が悪い」が455人(34.2%)で最も多く、次いで「腰痛」が342人(25.7%)となっている。一方、「なし」と回答した者は、335人(25.2%)となっている。(表20)
表20 問20 路上(野宿)生活している間(路上(野宿)生活の長い方はここ1年以内)で、次のような症状がありましたか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
01.めまい | 190 | 5.0 | 14.3 |
02.しびれ・麻痺 | 194 | 5.1 | 14.6 |
03.咳が続く | 166 | 4.4 | 12.5 |
04.微熱が続く | 68 | 1.8 | 5.1 |
05.ひどい下痢が続いた・激しい腹痛 | 113 | 3.0 | 8.5 |
06.皮膚のかゆみや発疹 | 178 | 4.7 | 13.4 |
07.目やにが出る・目がかすむ | 180 | 4.8 | 13.5 |
08.食欲不振 | 67 | 1.8 | 5.0 |
09.急激にやせた | 96 | 2.5 | 7.2 |
10.ひどくだるい | 129 | 3.4 | 9.7 |
11.耳鳴りがひどい | 105 | 2.8 | 7.9 |
12.吐き気・嘔吐・胃の痛み | 129 | 3.4 | 9.7 |
13.むくみ | 91 | 2.4 | 6.8 |
14.頭痛 | 124 | 3.3 | 9.3 |
15.腰痛 | 342 | 9.1 | 25.7 |
16.歯が悪い | 455 | 12.0 | 34.2 |
17.体の節々が痛む | 197 | 5.2 | 14.8 |
18.よく眠れない日が続いた | 241 | 6.4 | 18.1 |
19.2週間以上毎日のように落ち込んでいた時期があった | 95 | 2.5 | 7.1 |
20.その他 | 284 | 7.5 | 21.3 |
21.なし | 335 | 8.9 | 25.2 |
有効回答数 | 3,779 | 100.0 | 283.7 |
有効回答者数 | 1,332 | 99.3 | |
無回答 | 9 | 0.7 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
路上生活をしてから具体的に診断された病気については、「高血圧」が最も多く151人(11.3%)となっている。一方、「病気はない」と回答した者は389人(29.2%)、「受診していないので病気かどうかわからない」は506人(38.0%)となっている。(表21)
表21 問21 路上(野宿)生活をしてから、次のような病気であると診断されたことがありますか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
01.高血圧 | 151 | 9.9 | 11.3 |
02.胃・十二指腸潰瘍 | 41 | 2.7 | 3.1 |
03.糖尿病 | 33 | 2.2 | 2.5 |
04.肝炎 | 17 | 1.1 | 1.3 |
05.ヘルニア(腰痛等) | 44 | 2.9 | 3.3 |
06.皮膚の病気 | 26 | 1.7 | 2.0 |
07.アルコール依存症 | 21 | 1.4 | 1.6 |
08.結核 | 9 | 0.6 | 0.7 |
09.歯の病気(虫歯、歯槽膿漏等) | 97 | 6.3 | 7.3 |
10.うつ病 | 8 | 0.5 | 0.6 |
11.その他 | 190 | 12.4 | 14.3 |
12.病気はない | 389 | 25.4 | 29.2 |
13.受診していないので病気かどうかわからない | 506 | 33.0 | 38.0 |
有効回答数 | 1,532 | 100.0 | 115.2 |
有効回答者数 | 1,331 | 98.0 | |
無回答 | 10 | 2.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
路上生活をする前に具体的に診断された病気については、「高血圧」が最も多く113人(8.5%)となっている。一方、「病気はない」と回答した者は591人(44.4%)、「受診していないので病気かどうかわからない」は180人(13.5%)となっている。(表22)
表22 問22 路上(野宿)生活をする前から、次のような病気であると診断されたことがありますか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
01.高血圧 | 113 | 7.5 | 8.5 |
02.胃・十二指腸潰瘍 | 77 | 5.1 | 5.8 |
03.糖尿病 | 45 | 3.0 | 3.4 |
04.肝炎 | 23 | 1.5 | 1.7 |
05.ヘルニア(腰痛等) | 91 | 6.0 | 6.8 |
06.皮膚の病気 | 18 | 1.2 | 1.4 |
07.アルコール依存症 | 15 | 1.0 | 1.1 |
08.結核 | 23 | 1.5 | 1.7 |
09.歯の病気(虫歯、歯槽膿漏等) | 108 | 7.2 | 8.1 |
10.うつ病 | 12 | 0.8 | 0.9 |
11.その他 | 213 | 14.1 | 16.0 |
12.病気はない | 591 | 39.2 | 44.4 |
13.受診していないので病気かどうかわからない | 180 | 11.9 | 13.5 |
有効回答数 | 1,509 | 100.0 | 113.5 |
有効回答者数 | 1,330 | 98.0 | |
無回答 | 11 | 2.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
路上(野宿)生活をしてからの入院経験については、「ある」が232人(17.3%)、「ない」が1,106人(82.7%)となっている。(表23)
表23 問23 路上(野宿)生活をしてから、入院したことはありますか。
人 | % | 有効% | |
1.ある | 232 | 17.3 | 17.3 |
2.ない | 1,106 | 82.5 | 82.7 |
有効回答数 | 1,338 | 99.8 | 100.0 |
無回答 | 3 | 0.2 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
障害者手帳等の各種福祉手帳の所持状況については、「持っていない」が1,285人(96.2%)で最も多くなっている。(表24)
表24 問24 身体障害者手帳や療育手帳(愛の手帳)、精神障害者保健福祉手帳など障害者の手帳を持っていますか。または持っていましたか。
人 | % | 有効% | |
1.今持っている | 17 | 1.3 | 1.3 |
2.以前持っていたがなくした | 13 | 1.0 | 1.0 |
3.持っていない | 1,285 | 95.8 | 96.2 |
4.わからない | 21 | 1.6 | 1.6 |
有効回答数 | 1,336 | 99.6 | 100.0 |
無回答 | 5 | 0.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
第5章 福祉制度
1 相談事業の利用
巡回相談員への相談状況については、巡回相談員に「会ったことがあり、相談した」が516人(38.5%)、「会ったことはあるが、相談したことはない」が532人(39.7%)、「会ったことはない」が291人(21.7%)となっており、「巡回相談員に会ったことがある」と回答した者は、1,048人(78.2%)で全体の約8 割となっている。(表25)
表25 問25 巡回相談員に会ったことはありますか。
人 | % | 有効% | |
1.会ったことがあり、相談した | 516 | 38.5 | 38.5 |
2.会ったことはあるが、相談したことはない | 532 | 39.7 | 39.7 |
3.会ったことはない | 291 | 21.7 | 21.7 |
有効回答数 | 1,339 | 99.9 | 100.0 |
無回答 | 2 | 0.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問25で「会ったことがあり、相談した」、「会ったことはあるが、相談したことはない」と回答した者が、どのくらいの頻度で巡回相談員に会っているかについては、「月に1回程度」が336人(32.7%)と最も多く、次いで「月に2~3回程度」が248人(24.1%)、「半年に2~3回程度」が135人(13.1%)となっている。(表25-1)
表25-1 問25-1 問25で「1.会ったことがあり、相談した」または「2.会ったことはある が、相談したことはない」と答えた方について、どのくらいの頻度で巡回してきますか。
人 | % | 有効% | |
1.週に1回程度 | 121 | 9.0 | 11.8 |
2.月に2~3回程度 | 248 | 18.5 | 24.1 |
3.月に1回程度 | 336 | 25.1 | 32.7 |
4.半年に2~3回程度 | 135 | 10.1 | 13.1 |
5.半年に1回程度 | 85 | 6.3 | 8.3 |
6.1年に1回程度 | 102 | 7.6 | 9.9 |
有効回答数 | 1,027 | 76.6 | 100.0 |
無回答 | 21 | 1.6 | |
非該当 | 293 | 21.8 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
2 シェルターの利用
緊急的な一時宿泊場所であるシェルターの利用状況については、「知っており、利用したことがある」が247人(18.5%)、「知っているが、利用したことはない」が634人(47.4%)、「知らない」が457人(34.2%)となっており、「シェルターを知っている」と回答した者は、881人(65.9%)で全体の約7割となっている。(表26)
表26 問26 緊急的な一時宿泊場所としてシェルターがありますが、この施設の内容を知っていますか。
人 | % | 有効% | |
1.知っており、利用したことがある | 247 | 18.4 | 18.5 |
2.知っているが、利用したことはない | 634 | 47.3 | 47.4 |
3.知らない | 457 | 34.1 | 34.2 |
有効回答数 | 1,338 | 99.8 | 100.0 |
無回答 | 3 | 0.2 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問26で「知っているが、利用したことはない」と回答した者が今後シェルターを利用したいと思うかについては、「思う」が105人(16.7%)、「思わない」が523人(83.3%)となっている。(表26-1)
表26-1 問26-1 問26で「2.知っているが、利用したことはない」と答えた方について、今後シェルターを利用したいと思いますか。
人 | % | 有効% | |
1.思う | 105 | 7.8 | 16.7 |
2.思わない | 523 | 39.0 | 83.3 |
有効回答数 | 628 | 46.8 | 100.0 |
無回答 | 6 | 0.4 | |
非該当 | 707 | 52.7 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
3 自立支援センターの利用
自立支援センターの利用状況については、「知っており、利用したことがある」が138人(10.3%)、「知っているが、利用したことはない」が726人(54.4%)、「知らない」が471人(35.3%)となっており、「センターを知っている」と回答した者は、864人(64.7%)と、全体の約6割に達している。(表27)
表27 問27 一定期間入所して、食事、健康管理、生活相談や職業相談を受け、就労による自立をするための施設(自立支援センター)がありますが、この施設の内容を知っていますか。
人 | % | 有効% | |
1.知っており、利用したことがある | 138 | 10.3 | 10.3 |
2.知っているが、利用したことはない | 726 | 54.1 | 54.4 |
3.知らない | 471 | 35.1 | 35.3 |
有効回答数 | 1,335 | 99.6 | 100.0 |
無回答 | 6 | 0.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問27で「知っており、利用したことがある」と回答した者が自立支援センターを退所してから路上生活に戻るまでの期間については、「1年以上」が31人(26.3%)と最も多く、次いで「1ヶ月~3ヶ月未満」が24人(20.3%)となっている。(表27-1)
表27-1 問27-1 問27で「1.知っており、利用したことがある」と答えた方について、退所から路上生活に戻るまでの期間はどのくらいでしたか。
人 | % | 有効% | |
1週間以内 | 6 | 0.4 | 5.1 |
1週間~1ヶ月未満 | 15 | 1.1 | 12.7 |
1ヶ月~3ヶ月未満 | 24 | 1.8 | 20.3 |
3ヶ月~6ヶ月未満 | 22 | 1.6 | 18.6 |
6ヶ月~1年未満 | 20 | 1.5 | 16.9 |
1年以上 | 31 | 2.3 | 26.3 |
有効回答数 | 118 | 8.8 | 100.0 |
無回答 | 20 | 1.5 | |
非該当 | 1,203 | 89.7 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、問27で「知っており、利用したことがある」と回答した者が自立支援センターを退所した理由は、「期限到来により退所」が41人(30.1%)と最も多く、次いで「期限到来前に規則違反、自主退所、無断退所により退所」が35人(25.7%)となっている。(表27-2)
表27-2 問27-2 問27で「1.知っており、利用したことがある」と答えた方について、退所理由は何ですか。
人 | % | 有効% | |
1.会社の寮、住み込み等による就労退所 | 11 | 0.8 | 8.1 |
2.アパートを確保しての就労退所 | 25 | 1.9 | 18.4 |
3.生活保護の適用による入院、施設入所及びアパート等居宅の確保により退所 | 8 | 0.6 | 5.9 |
4.期限到来により退所 | 41 | 3.1 | 30.1 |
5.期限到来前に規則違反、自主退所、無断退所により退所 | 35 | 2.6 | 25.7 |
6.その他 | 16 | 1.2 | 11.8 |
有効回答数 | 136 | 10.1 | 100.0 |
無回答 | 2 | 0.1 | |
非該当 | 1,203 | 89.7 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問27-2で就労により退所(「会社の寮、住み込み等による就労退所」または「アパートを確保しての就労退所」)した者が路上生活に戻った理由については、「仕事の契約期間が満了したが、次の仕事が見つからなかった」が8人(22.2%)と最も多くなっている。(表27-3)
表27-3 問27-3 問27-2 で「1. 会社の寮、住み込み等による就労退所」または「2.アパートを確保しての就労退所」と答えた方について、路上生活に戻った主な理由は何ですか。
人 | % | 有効% | |
1.病気、けが、高齢等の理由で仕事を解雇された | 7 | 0.5 | 19.4 |
2.仕事の契約期間が満了したが、次の仕事が見つからなかった | 8 | 0.6 | 22.2 |
3.仕事の内容が聞いていたもの(雇用契約)と違い、自ら仕事を辞めた | 4 | 0.3 | 11.1 |
4.周囲とのトラブルや仕事になじめない等により、仕事を辞めた | 7 | 0.5 | 19.4 |
5.生活の面で失敗があった | 0 | 0.0 | 0.0 |
6.その他 | 10 | 0.7 | 27.8 |
有効回答数 | 36 | 2.7 | 100.0 |
無回答 | 0 | 0.0 | |
非該当 | 1,305 | 97.3 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問27で「知っているが、利用したことはない」と回答した者が今後自立支援センターを利用したいと思うかについては、「思う」が113人(15.6%)、「思わない」が610人(84.4%)となっている。(表27-4)
表27-4 問27-4 問27で「2.知っているが、利用したことはない」と答えた方について、今後自立支援センターを利用したいと思いますか。
人 | % | 有効% | |
1.思う | 113 | 8.4 | 15.6 |
2.思わない | 610 | 45.5 | 84.4 |
有効回答数 | 723 | 53.9 | 100.0 |
無回答 | 3 | 0.2 | |
非該当 | 615 | 45.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
4 公的機関への相談状況
公的機関への相談状況については、「ある」が551人(41.2%)、「ない」が788人(58.8%)となっている。(表28)
表28 問28 これまで福祉事務所等の公的機関に相談に行ったことがありますか。
人 | % | 有効% | |
1.ある | 551 | 41.1 | 41.2 |
2.ない | 788 | 58.8 | 58.8 |
有効回答数 | 1,339 | 99.9 | 100.0 |
無回答 | 2 | 0.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問28で「ある」と回答した者がどのような相談をしたかについては、「生活保護」が273人(36.6%)と最も多く、次いで「病気」が198人(26.6%)となっている。(表28-1)
表28-1 問28-1 問28で「1.ある」と答えた方について、どういう相談をしましたか。
人 | % | 有効% | |
1.病気 | 198 | 14.8 | 26.6 |
2.生活保護 | 273 | 20.4 | 36.6 |
3.住む場所 | 122 | 9.1 | 16.4 |
4.就職 | 64 | 4.8 | 8.6 |
5.借金 | 5 | 0.4 | 0.7 |
6.その他 | 83 | 6.2 | 11.1 |
有効回答数 | 745 | 55.6 | 100.0 |
有効回答者数 | 548 | 40.9 | |
無回答 | 3 | 0.2 | |
非該当 | 790 | 58.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
生活保護の利用状況については、「ある」が339人(25.3%)、「相談には行ったが利用したことはない」が49人(3.7%)、「相談には行ったが断られた」が34人(2.5%)、「ない」が917人(68.5%)となっている。(表29)
表29 問29 これまで生活保護制度を利用したことがありますか。
人 | % | 有効% | |
1.ある | 339 | 25.3 | 25.3 |
2.相談には行ったが利用したことはない | 49 | 3.7 | 3.7 |
3.相談には行ったが断られた | 34 | 2.5 | 2.5 |
4.ない | 917 | 68.4 | 68.5 |
有効回答数 | 1,339 | 99.9 | 100.0 |
無回答 | 2 | 0.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
次に、問29で「ある」と回答した者の利用方法については、「病院に入院して生活保護を受けた」が123人(36.4%)と最も多く、次いで「宿泊所やドヤ等で生活保護を受けた」が85人(25.1%)、「アパート等で単身で生活保護を受けた」が82 人(24.3%)となっている。(表29-1)
表29-1 問29-1 問29で「1.ある」と答えた方の利用の方法は次のどれでしたか。あてはまるものをすべて選んで下さい。
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
1.病院に入院して生活保護を受けた | 123 | 30.1 | 36.4 |
2.保護施設等の福祉施設に入所して生活保護を受けた | 61 | 15.0 | 18.0 |
3.宿泊所やドヤ等で生活保護を受けた | 85 | 20.8 | 25.1 |
4.アパート等で単身で生活保護を受けた | 82 | 20.1 | 24.3 |
5.アパート等で家族と一緒に生活保護を受けた | 9 | 2.2 | 2.7 |
6.その他 | 48 | 11.8 | 14.2 |
有効回答数 | 408 | 100.0 | 120.7 |
有効回答者数 | 338 | 25.2 | |
無回答 | 1 | 0.1 | |
非該当 | 1,002 | 74.7 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、問29で「ない」と回答した者の利用したことがない理由については、「制度を利用したくない」が421人(46.4%)、「制度は知っているが、自分は利用できないと思っている」が166人(18.3%)となっている。(表29-2)
表29-2 問29-2 問29で「4.ない」と答えた方について、それはなぜですか。
人 | 回答% | ケース% | |
1.生活保護制度を知らない | 60 | 4.5 | 6.6 |
2.生活保護制度は知っているが、自分は利用できないと思っている | 166 | 12.4 | 18.3 |
3.生活保護制度を利用したくない | 421 | 31.4 | 46.4 |
4.その他 | 260 | 19.4 | 28.7 |
有効回答数 | 907 | 67.6 | 100.0 |
無回答 | 10 | 0.7 | |
非該当 | 424 | 31.6 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
その他の公的機関への相談状況については、「ある」が476人(35.7%)、「ない」が857人(64.3%)となっている。(表28)
表30 問30 その他のホームレスに対する公的支援(住宅の斡旋や宿泊事業、健康診断、食糧支給、衣類の支給等)を利用したことがありますか。
人 | % | 有効% | |
1.ある | 476 | 35.5 | 35.7 |
2.ない | 857 | 63.9 | 64.3 |
有効回答数 | 1,333 | 99.4 | 100.0 |
無回答 | 8 | 0.6 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
5 民間団体の支援の利用
民間団体の支援の利用状況については、「炊きだし」が699人(30.0%)と最も多く、次いで「衣類・日用品・寝袋等提供」が457人(19.6%)、「巡回・見回り」が422人(18.1%)となっている。(表31)
表31 問31 これまでにどのような民間団体の支援を利用したことがありますか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人 | 回答% | ケース% |
1.炊きだし | 699 | 52.1 | 30.0 |
2.配食会・食事会 | 177 | 13.2 | 7.6 |
3.生活相談・支援 | 123 | 9.2 | 5.3 |
4.就労相談・支援 | 44 | 3.3 | 1.9 |
5.宿所提供・シェルター | 118 | 8.8 | 5.1 |
6.衣類・日用品・寝袋等提供 | 457 | 34.1 | 19.6 |
7.集いの場・サロン | 56 | 4.2 | 2.4 |
8.巡回・見回り | 422 | 31.5 | 18.1 |
9.その他 | 232 | 17.3 | 10.0 |
有効回答数 | 2,328 | 173.6 | 100.0 |
有効回答者数 | 1,163 | 86.7 | |
無回答 | 178 | 13.3 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
利用したことのある支援団体を知った手段については、「口コミ」が537人(45.8%)と最も多く、次いで「炊きだしや夜回りで配られたチラシ等」が180人(15.4%)、「ポスター」が21人(1.8%)となっている。(表32)
表32 問32 あなたが利用したことのある支援団体について、どこで知りましたか。
人 | 回答% | ケース% | |
1.口コミ | 537 | 40.0 | 45.8 |
2.炊きだしや夜回りで配られたチラシ等 | 180 | 13.4 | 15.4 |
3.ポスター | 21 | 1.6 | 1.8 |
4.インターネット | 8 | 0.6 | 0.7 |
5.その他 | 336 | 25.1 | 28.7 |
6.わからない | 90 | 6.7 | 7.7 |
有効回答数 | 1,172 | 87.4 | 100.0 |
有効回答者数 | 1,074 | 80.1 | |
無回答 | 267 | 19.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
第6章 今後の生活について
1 今後の希望
今後どのような生活を望んでいるかについては、「今のままでいい(路上(野宿)生活)」が405人(30.4%)で最も多く、次いで「アパートに住み、就職して自活したい」350人(26.3%)、以下「アパートで福祉の支援を受けながら、軽い仕事をみつけたい」159人(11.9%)、「就職することはできないので何らかの福祉(生活保護や施設入所等)を利用して生活したい」153人(11.5%)となっている。(表33)
表33 問33 今後、どのような生活を望んでいますか。1つ選んでください。
人数 | % | 有効% | |
1.アパートに住み、就職して自活したい | 350 | 26.1 | 26.3 |
2.寮付の仕事で自活したい | 30 | 2.2 | 2.3 |
3.就職することはできないので何らかの福祉(生活保護や施設入所等)を 利 用して生活したい | 153 | 11.4 | 11.5 |
4.アパートで福祉の支援を受けながら、軽い仕事をみつけたい | 159 | 11.9 | 11.9 |
5.入院したい | 9 | 0.7 | 0.7 |
6.家族の元に戻りたい | 16 | 1.2 | 1.2 |
7.今のままでいい(路上(野宿)生活) | 405 | 30.2 | 30.4 |
8.わからない | 109 | 8.1 | 8.2 |
9.その他 | 100 | 7.5 | 7.5 |
有効回答数 | 1,331 | 99.3 | 100.0 |
無回答 | 10 | 0.7 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問33で「今のままでいい」と回答した者の理由については、「アルミ缶、雑誌集めなどの都市雑業的な仕事があるので暮らしていける」が156人(32.4%)と最も多く、次いで「今の場所になじんでいる」が121人(25.1%)となっている。(表33-1)
表33-1 問33-1 問33で「7.今のままでいい」と答えた方について、それはどうしてですか。
人数 | % | 有効% | |
1.アルミ缶、雑誌集めなどの都市雑業的な仕事があるので暮らしていける | 156 | 11.6 | 32.4 |
2.今の場所になじんでいる | 121 | 9.0 | 25.1 |
3.福祉の支援は受けたくない | 68 | 5.1 | 14.1 |
4.支援を受けられると思っていない | 22 | 1.6 | 4.6 |
5.その他 | 115 | 8.6 | 23.9 |
有効回答数 | 482 | 35.9 | 100.0 |
有効回答人数 | 403 | 30.1 | |
無回答 | 2 | 0.1 | |
非該当 | 936 | 69.8 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
2 求職活動
求職活動については、「求職活動をしている」が184人(13.7%)となっている。
一方「今も求職活動をしていないし、今後も求職活動をする予定はない」が855人(63.9%)となっている。また、「今は求職活動をしていないが、今後、求職活動をする予定である」が300人(22.4%)となっている。
人数 | % | 有効% | |
1.求職活動をしている | 184 | 13.7 | 13.7 |
2.今は求職活動をしていないが、今後、求職活動をする予定である | 300 | 22.4 | 22.4 |
3.今も求職活動をしていないし、今後も求職活動をする予定はない | 855 | 63.8 | 63.9 |
有効回答数 | 1,339 | 99.9 | 100.0 |
無回答 | 2 | 0.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
次に問34で「求職活動をしている」と回答した者がどのように求職活動しているかについては、「一般の公共職業安定所」が76人(41.3%)と最も多く、次いで「求人雑誌・新聞」が69 人(37.5%)となっている。(表34-1)
表34-1 問34-1 問34で「1.求職活動をしている」と答えた方について、どのように求 職活動していますか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 件数 | 回答% | ケース% |
1.一般の公共職業安定所(ハローワーク) | 76 | 26.7 | 41.3 |
2.労働安定所(日雇労働者を主に取り扱う公共職業安定所) | 23 | 8.1 | 12.5 |
3.求人雑誌・新聞 | 69 | 24.2 | 37.5 |
4.知人・友人などからの情報 | 61 | 21.4 | 33.2 |
5.直接雇用主に応募 | 13 | 4.6 | 7.1 |
6.ホームレス就業支援事業推進協議会 | 0 | 0.0 | 0.0 |
7.NPO団体 | 9 | 3.2 | 4.9 |
8.手配師 | 19 | 6.7 | 10.3 |
9.その他 | 15 | 5.3 | 8.2 |
有効回答数 | 285 | 100.0 | 154.9 |
有効回答人数 | 184 | 13.7 | |
無回答 | 0 | 0.0 | |
非該当 | 1,157 | 86.3 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、問34で「今も求職活動をしていないし、今後も求職活動をする予定はない」、「今は求職活動をしていないが、今後、求職活動をする予定である」と回答した者の求職活動をしていない理由については、「疾病、障害、病弱、高齢で働けないから」が451人(39.9%)と最も多く、次いで「住居がないと採用されないと思うから」が260人(23.0%)となっている。(表34-2)
表34-2 問34-2 問34で「2.今は求職活動をしていないが、今後、求職活動をする予 定である」または「3.今も求職活動をしていないし、今後も求職活動をする予定はない」と答えた方について、なぜ求職活動をしていないのですか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 件数 | 回答% | ケース% |
1.今の仕事で満足しているから | 181 | 12.5 | 16.0 |
2.疾病、障害、病弱、高齢で働けないから | 451 | 31.1 | 39.9 |
3.自分の希望する職業を探してもないと思うから | 187 | 12.9 | 16.5 |
4.就職の際の身元保証人がいないと難しいと思うから | 125 | 8.6 | 11.1 |
5.住居がないと採用されないと思うから | 260 | 17.9 | 23.0 |
6.その他 | 247 | 17.0 | 21.8 |
有効回答数 | 1,451 | 100.0 | 128.3 |
有効回答人数 | 1,131 | 84.3 | |
無回答 | 24 | 1.8 | |
非該当 | 186 | 13.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、問34-2で「疾病、障害、病弱、高齢で働けないから」、「自分の希望する職業を探してもないと思うから」、「就職の際の身元保証人がいないと難しいと思うから」、「住居がないと採用されないと思うから」と回答した者のうち、生活リズムをつくるための軽作業を勧められたら参加するかについて、「はい」が461人(64.3%)、「いいえ」が256人(35.7%)となっている。(表34-3)
表34-3 問34-3 問34-2で「2.疾病、障害、病弱、高齢で働けないから」または「3.自分の希望する職業を探してもないと思うから」または「4.就職の際の身元保証人がいないと難しいと思うから」または「5.住居がないと採用されないと思うから」と答えた方について、生活のリズムをつくるための軽作業を勧められたら参加しますか。
件数 | % | 有効% | |
1.はい | 461 | 34.4 | 64.3 |
2.いいえ | 256 | 19.1 | 35.7 |
有効回答数 | 717 | 53.5 | 100.0 |
無回答 | 69 | 5.1 | |
非該当 | 555 | 41.1 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問34で「求職活動をしている」、「今は求職活動をしていないが、今後、求職活動をする予定である」と回答した者が希望する職業については、「運搬・清掃・包装等従事者」が140人(30.2%)と最も多く、次いで「建設・採掘従事者」が123人(26.6%)となっている。(表34-4)
表34-4 問34-4 問34で「1.求職活動をしている」または「2..今は求職活動をしていないが、今後、求職活動をする予定である」と答えた方について、どのような職業を希望していますか。
(複数回答) | 人数 | 回答% | 有効% |
01.管理的職業従事者 | 1 | 0.2 | 0.2 |
02.専門的・技術的職業従事者 | 7 | 1.4 | 1.5 |
03.事務従事者 | 6 | 1.2 | 1.3 |
04.販売従事者 | 14 | 2.7 | 3.0 |
05.サービス職業従事者 | 41 | 8.0 | 8.9 |
06.保安職業従事者 | 31 | 6.0 | 6.7 |
07.農林漁業従事者 | 4 | 0.8 | 0.9 |
08.生産工程従事者 | 39 | 7.6 | 8.4 |
09.輸送、機械運転従事者 | 22 | 4.3 | 4.8 |
10.建設・採掘従事者 | 123 | 24.0 | 26.6 |
11.運搬・清掃・包装等従事者 | 140 | 27.3 | 30.2 |
12.その他 | 85 | 16.6 | 18.4 |
有効回答数 | 513 | 100.0 | 110.8 |
有効回答者数 | 463 | 34.5 | |
無回答 | 21 | 1.6 | |
非該当 | 857 | 63.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、就職するために望む支援については、「住所を設定する必要があるのでアパートがほしい」が225 人(48.9%)と最も多く、次いで「就職の際の身元保証の援助をしてほしい」が147人(32.0%)、「自分たちにあった仕事先を開拓してほしい」が137人(29.8%)となっている。(表34-5)
表34-5 問34-5 就職するためにあなたが望む支援は何ですか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人数 | 回答% | ケース% |
1.もっと身近に就職の相談や求人情報をみられるようにしてほしい | 104 | 11.9 | 22.6 |
2.職業訓練、職業講習を受けられるようにしてほしい | 82 | 9.4 | 17.8 |
3.自分たちにあった仕事先を開拓してほしい | 137 | 15.7 | 29.8 |
4.事業主のホームレスに対する理解を進めてほしい | 93 | 10.6 | 20.2 |
5.就職の際の身元保証の援助をしてほしい | 147 | 16.8 | 32.0 |
6.住所を設定する必要があるのでアパートがほしい | 225 | 25.7 | 48.9 |
7.その他 | 86 | 9.8 | 18.7 |
有効回答数 | 874 | 100.0 | 190.0 |
有効回答者数 | 460 | 34.3 | |
無回答 | 24 | 1.8 | |
非該当 | 857 | 63.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
3 技能、免許・資格
現在取得している技能、免許・資格については、「特にない」が816人(67.9%) が最も多く、次いで「自動車運転免許(1種、2種、大型)」が174人(14.5%)、「建設関係免許」が149人(12.4%)となっている。(表35)
表35 問35 現在取得している有効な免許・資格をすべて選んでください。
(複数回答) | 人数 | 回答% | ケース% |
1.自動車運転免許(1種、2種、大型) | 174 | 13.2 | 14.5 |
2.建設関係免許 | 149 | 11.3 | 12.4 |
3.工場関係免許 | 37 | 2.8 | 3.1 |
4.調理免許 | 33 | 2.5 | 2.7 |
5.パソコン関連資格 | 12 | 0.9 | 1.0 |
6.ビルメンテナンス関連資格 | 10 | 0.8 | 0.8 |
7.福祉関連資格(ホームヘルパー等) | 10 | 0.8 | 0.8 |
8.その他 | 80 | 6.1 | 6.7 |
9.特にない | 816 | 61.8 | 67.9 |
有効回答数 | 1,321 | 100.0 | 100.0 |
有効回答者数 | 1,201 | 89.6 | |
無回答 | 140 | 10.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、今後取得したいものについては、「特にない」が117人(47.8%)と最も多く、次いで「自動車運転免許(1種、2種、大型)」が64人(26.1%)となっている。(表35-1)
表35-1 問35-1 また、今後、取得してみたいと思うものに◎をつけてください。
(複数回答) | 人数 | 回答% | ケース% |
1.自動車運転免許(1種、2種、大型) | 64 | 23.4 | 26.1 |
2.建設関係免許 | 23 | 8.4 | 9.4 |
3.工場関係免許 | 7 | 2.6 | 2.9 |
4.調理免許 | 11 | 4.0 | 4.5 |
5.パソコン関連資格 | 14 | 5.1 | 5.7 |
6.ビルメンテナンス関連資格 | 8 | 2.9 | 3.3 |
7.福祉関連資格(ホームヘルパー等) | 19 | 7.0 | 7.8 |
8.その他 | 10 | 3.7 | 4.1 |
9.特にない | 117 | 42.9 | 47.8 |
有効回答数 | 273 | 100.0 | 111.4 |
有効回答者数 | 245 | 18.3 | |
無回答 | 1,096 | 81.7 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
4 民間賃貸住宅等に関する情報提供の状況
路上生活を始めてから民間賃貸住宅を探した経験の有無については、「ある」が188人(14.1%)、「ない」が1,149人(85.9%)となっている。(表36)
表36 問36 路上生活を始めてから、民間賃貸住宅を探した経験はありますか。
人数 | % | 有効% | |
1.ある | 188 | 14.0 | 14.1 |
2.ない | 1,149 | 85.7 | 85.9 |
有効回答数 | 1,337 | 99.7 | 100.0 |
無回答 | 4 | 0.3 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問36で「ある」と回答した者が具体的にどこで民間賃貸住宅を探したかについては、「不動産店」が116人(61.7%)と約6割を占めている。(表36-1)
表36-1 問36-1 問36で「1.ある」と答えた方について、具体的にどこで探しましたか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 人数 | 回答% | ケース% |
1.不動産店 | 116 | 52.7 | 61.7 |
2.自立支援センター | 16 | 7.3 | 8.5 |
3.福祉事務所や地方公共団体 | 14 | 6.4 | 7.4 |
4.支援団体 | 13 | 5.9 | 6.9 |
5.友人・知人 | 34 | 15.5 | 18.1 |
6.雑誌・広告 | 19 | 18.6 | 10.1 |
7.その他 | 8 | 3.6 | 4.3 |
有効回答数 | 220 | 100.0 | 117.0 |
有効回答者数 | 188 | 14.0 | |
無回答 | 0 | 0.0 | |
非該当 | 1,153 | 86.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、問36-1で「不動産店」、「自立支援センター」、「福祉事務所や地方公共団体」と回答した者が安い家賃の民間賃貸住宅に関する情報が得られたかについては、「得られた」が70人(51.1%)、「得られなかった」が67人(48.9%)となっている。(表36-2)
表36-2 問36-2 問36-1で「1.不動産店」または「2.自立支援センター」もしくは「3.福祉 事務所や地方公共団体」と答えた方について、安い家賃の民間賃貸 住宅に関する情報が得られましたか。
人数 | % | 有効% | |
1.得られた | 70 | 5.2 | 51.1 |
2.得られなかった | 67 | 5.0 | 48.9 |
有効回答数 | 137 | 10.2 | 100.0 |
無回答 | 0 | 0.5 | |
非該当 | 1,204 | 89.8 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、問36-1で「不動産店」、「自立支援センター」、「福祉事務所や地方公共団体」と回答した者が家賃を滞納した場合に家主に立替え払いをする民間の保証会社に関する情報が得られたかについては、「得られた」が39人(30.0%)、「得られなかった」が91人(70.0%)となっている。(表36-3)
表36-3 問36-3 問36-1で「1.不動産店」または「2.自立支援センター」もしくは「3.福祉 事務所や地方公共団体」と答えた方について、家賃を滞納した場合に 家主に立替え払いをする民間の保証会社に関する情報が得られましたか。
人数 | % | 有効% | |
1.得られた | 39 | 2.9 | 30.0 |
2.得られなかった | 91 | 6.8 | 70.0 |
有効回答数 | 130 | 9.7 | 100.0 |
無回答 | 7 | 0.5 | |
非該当 | 1,204 | 989.8 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
第7章 生活歴
1 出身地
出身地については、「現在路上( 野宿) 生活をしている都道府県内」と回答した者が390人(29.3%)、「路上(野宿)生活をしている都道府県外」と回答した者が939人(70.7%)となっている。(表37)
表37 問37 出身地(中学を卒業した時点(卒業していない人は15歳時点)で生活していた場所をいう。)はどこですか。
人数 | % | 有効% | |
1.現在路上(野宿)生活をしている都道府県内 | 390 | 29.1 | 29.3 |
2.路上(野宿)生活をしている都道府県外 | 939 | 70.0 | 70.7 |
有効回答数 | 1,329 | 99.1 | 100.0 |
無回答 | 12 | 0.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
2 家族の状況
結婚歴については、「結婚している」が86人(6.4%)、「離婚・死別」が447 人(33.5%)、「未婚」が801 人(60.0%)となっている。(表38)
表38 問38 結婚(内縁を含む)はしましたか。
人数 | % | 有効% | |
1.結婚している | 86 | 6.4 | 6.4 |
2.離婚・死別 | 447 | 33.3 | 33.5 |
3.未婚 | 801 | 59.7 | 60.0 |
有効回答数 | 1,334 | 99.5 | 100.0 |
無回答 | 7 | 0.5 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、家族・親族の有無については、「いる」が1,001人(74.8%)、「いない」が169人(12.6%)、「わからない」が168人(12.6%)となっている。(表39)
表39 問39 親や兄弟などの家族・親族はいますか。
人数 | % | 有効% | |
1.いる | 1,001 | 74.6 | 74.8 |
2.いない | 169 | 12.6 | 12.6 |
3.わからない | 168 | 12.5 | 12.6 |
有効回答数 | 1,338 | 99.8 | 100.0 |
無回答 | 2 | 0.2 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
問39で「いる」と回答した者のこの一年間での家族・親族との連絡状況については、「ある」が221人(22.1%)、「ない」が778人(77.9%)となっている。(表39-1)
表39-1 問39-1 問39で「1.いる」と答えた方について、この一年間で家族・親族と連絡がありますか。
人数 | % | 有効% | |
1.ある | 221 | 16.5 | 22.1 |
2.ない | 778 | 58.0 | 77.9 |
有効回答数 | 999 | 74.5 | 100.0 |
無回答 | 2 | 0.1 | |
非該当 | 340 | 25.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
3 年金、借金の状況
公的年金保険料の納付の有無については、「ある」が934人(70.0%)、「ない」が290人(21.7%)となっている。(表40)
表40 問40 公的年金の保険料を納付していたことがありますか。
人数 | % | 有効% | |
1.ある | 934 | 69.6 | 70.0 |
2.ない | 290 | 21.6 | 21.7 |
3.わからない | 111 | 8.3 | 8.3 |
有効回答数 | 1,335 | 99.6 | 100.0 |
無回答 | 6 | 0.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
金融機関や消費者金融などへの借金の有無については、「ある」が214人(16.0%)、「ない」が1,120人(84.0%)となっている。(表41)
表41 問41 金融機関や消費者金融などに借金はありますか。
人数 | % | 有効% | |
1.ある | 214 | 16.0 | 16.0 |
2.ない | 1,120 | 83.5 | 84.0 |
有効回答数 | 1,334 | 99.5 | 100.0 |
無回答 | 7 | 0.5 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
また、「ある」と回答した者の額については、「100万円~300万円未満」が68人(36.4%)と最も多く、次いで「50万円未満」が48人(25.7%)となっている。(表41-1)
表41-1 問41-1 問41で「1.ある」と答えた方について、それはいくらぐらいですか。
人数 | % | 有効% | |
50万円未満 | 48 | 3.6 | 25.7 |
50万円~100万円未満 | 28 | 2.1 | 15.0 |
100万円~300万円未満 | 68 | 5.1 | 36.4 |
300万円~500万円未満 | 17 | 1.3 | 9.1 |
500万円以上 | 26 | 1.9 | 13,9 |
有効回答数 | 187 | 13.9 | 100.0 |
無回答 | 27 | 2.0 | |
非該当 | 1,127 | 84.0 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
4 学歴
最後に出た学校については「中学校」が667人(50.0%)と最も多く、次いで「高校」が510人(38.2%)となっている。(表42)
表42 問42 最後に出た学校は次のどれですか。
人数 | % | 有効% | |
1.小学校 | 20 | 1.5 | 1.5 |
2.中学校 | 667 | 49.7 | 50.0 |
3.高校 | 510 | 38.0 | 38.2 |
4.短期大学・専門学校 | 56 | 4.2 | 4.2 |
5.大学 | 69 | 5.1 | 5.2 |
6.その他 | 13 | 1.0 | 1.0 |
有効回答数 | 1,335 | 99.6 | 100.0 |
無回答 | 6 | 0.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
第8章 相談・要望
1 法務省の人権擁護機関に対して相談したい事項
法務省の人権擁護機関に対し、人権問題について相談したい事項については、「近隣住民等からのいやがらせ」87件(6.6%) 、「通行人からの暴力」76件(5.8%)等全体の約2割に当たる人から、人権問題について相談したいとの回答があった。(表43)
表43 問43 法務省の人権擁護機関(法務局・人権擁護委員)においては、人権問題についての相談に応じていますが、どのような事項について相談したいですか。あてはまるものをすべて選んでください。
(複数回答) | 件数 | % | 有効% |
1.近隣住民等からのいやがらせ | 87 | 6.4 | 6.6 |
2.通行人からの暴力 | 76 | 5.6 | 5.8 |
3.債権者等からのいやがらせ | 5 | 0.4 | |
4.家族の問題 | 33 | 2.4 | |
5.その他 | 81 | 6.0 | |
6.特にない | 1,068 | 79.1 | |
有効回答数 | 1,350 | 100.0 | |
有効回答者数 | 1,316 | 98.1 | |
無回答 | 25 | 1.9 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |
行政や民間団体への要望・意見については、「仕事関連」が256件(36.3%)と最も多く、次いで「住居関連」が249件(35.3%)となっている。(表44)
表44 問44 行政や民間団体への要望・意見を教えてください。
(複数回答) | 件数 | 回答% | ケース% |
1.仕事関連 | 256 | 22.0 | 36.3 |
2.住居関連 | 249 | 21.4 | 35.3 |
3.健康関連 | 131 | 11.3 | 18.6 |
4.食事関連 | 135 | 11.6 | 19.1 |
5.その他の生活関連 | 136 | 11.7 | 19.3 |
6.その他 | 257 | 22.1 | 36.4 |
有効回答数 | 1,164 | 100.0 | 172.2 |
有効回答者数 | 706 | 52.6 | |
なし・無回答 | 635 | 47.4 | |
合計 | 1,341 | 100.0 |